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令和5年度第2回 長崎市政治倫理審査会

更新日:2023年12月8日 ページID:041318

長崎市の附属機関(会議録のページ)

担当所属名

総務部人事課

会議名

令和5年度第2回 長崎市政治倫理審査会

日時

令和5年8月31日(木曜日)14時~

議題

(1) 長崎市長の資産等報告書の審査について
(2) 正副議長の資産等報告書の審査について

審議結果

議題1 長崎市長の資産等報告書の審査について 

委員 内容と条例に合わせて調査している事になるのだが、前回も意見として出たが、所持していないという確認が聞き取りだけという事で、その聞き取りというのはご本人だけへの確認だったのか。 

事務局等 市長への聞き取りを行った。 

委員という事になると、私達が審査をしていくに当たり、報告を隠されてしまった、本人が持っていないと言った場合に、どうやって審査をするのか。
例えば他の市町村等、もし状況を知って入れば教えていただきたいのだが。

事務局等 持っていないという確認については、本人からの聞き取りになっているのだが、今後の流れとして、今回報告された資産等報告書の内容については公開される事で、市民の皆様にも広く公開されるものになっている。仮に報告された内容と事実が異なるという事があれば、例えば市民が本審査会に対して調査を依頼出来る等、市民が監視出来るように資産を公開しているという事で、対応を図っていく。
実際に仮に誤りがあった場合は、審査会で審査をし、もし虚偽の報告があるという事であれば、その事について改めて公表される。
それに対して罰則等があるという事ではないが、政治的な責任等について追及されていく事になる為、そのような形で対応していくという事が1つと、中核都市等の他都市の状況を見ても、ほぼ国会議員と同じような資産の報告内容という事になっており、確認方法というのもやはり聞き取り以上の事は中々出来ていない。その為、こういった形で審査を通して委員の皆様に確認をしていただき、公表するという形で長崎市としては実施している。 

委員 そうなると、HP等で公表された時に何か問題があればそこに連絡すれば良い、という事は分かるようになっているという事か。 

事務局等 市長や議員の倫理条例の中で、資産等報告に疑義がある為調査をして欲しいという事であれば、出来るように規定されている。 

委員 条例で決まっているので仕方ないという事はあるのだろうが、家屋は良いが土地について、なぜ評価額ではなく課税標準額なのか。
課税評価額の方が特例措置等で下がる可能性が結構ある。なぜ評価額でないのかが疑問である。
又、評価額が決まっていたら大よその時価が想像できるので。
あとは普通預金を除くという事はなぜか。条例で決 まっている為という事で仕方ないのだろうが、借入金は住宅ローンに入れる。当然これが住宅ローンということなので。
要は、借入金と定期預金のバランスが取れていない。定期預金だけ出して、借入金は全部出している。資産はそんなに持っていませんよと。田園調布の土地を持っていても、課税標準額380万、定期預金260万、借金4,400万、これだとバランスが取れない。
市長は結局市の経営者なので、この状態で本当にこれだったら大丈夫なのかなと思う。
条例で致し方ない部分は良いが、どうなのかと疑問がある。 

事務局等 先程の説明と重複する部分があるが、この資産など報告で報告していただく内容が、平成5年に施行された「国会議員を対象とした政治倫理確立の為の国会議員の資産等の公開に関する法律」いわゆる資産公開法に習った形で都道府県や市町村の議員や市長の資産についても公開するというような流れがある。これらの資産の種類や報告させる内容というのがどのように決まっていったのかという経緯までは我々も詳細については把握をしていないが、全国的に同じような報告内容になっており、我々もそれに倣っているという所が一つ大きな理由である。
あとは普通預金については、以前からご指摘があっていた所ではあるが、こういった普通預金以外でも今は種々の仮想通貨等色々な資産の種類がある中で、今こういった形で限定されているという事になり、全てを網羅するような報告にするというのは中々困難な所があるのではないかと思っている。
しかし、国会議員の動きや他都市の動きも見ながら、それに倣って我々も見直しをやっていきたいと思っている。
普通預金が外されているのは、それらの引き出しの容易性からしても現金との区別が中々難しい為、資産という概念の中に入れていないのではないかという所がある。
仰る通り、普通預金の額が増えていれば資産が増えていると見て取れるのかと思うが、本市だけ普通預金の公開をしていくというのは現状ではまだ判断に至っていないという所である。 

委員 住宅ローンについて、借入金額確認を残高のみの掲載ではなく、できれば月額いくらだとか残債何年なのかとか載せた方が良いのではないかと思うが、いかがか。 

事務局等 確かにそこは判断する上でということになりますので、検討させていただき次回の報告の中で、そういった形で報告できるかを改めて報告させていただきたいと思う。 

委員 住宅ローン4400万の借り入れはどこの住宅のローンなのか。 

秘書課課長 東京の住宅ローンである。 

会長 先程質問にもあったが、普通預金をなぜ出さないのか、参考価格を載せないのか、等は毎年同じ質問が繰り返されていて、条例で規定をされているというのはそうなのだが、そうだとすると、この場での議論を何か市議会に反映させる等の手続きについては知っているか。
ここでの意見というのは最終的にどこまで挙がっていくのか。 

事務局等 今回審査していただいた分については審査の報告書として取りまとめをして、まず市長に報告をさせていただき、その審査の結果についても公表させていただく流れになる。 

会長 そうすると公表されたものを、市議会の方で確認をして、問題があるとなった場合はそこで議論がなされ、俎上に載る事があるかもしれないという事であり、直接的に議会に報告書がいくという訳ではないのか。 

事務局等 今回議題2として審査する分についても審査をするので、その調査結果である報告書についても議会の方と共有をさせていただいている為、議長を始めとして内容については共有されているところかと思う。そこで問題意識としてあれば、議会の中で取り上げられるという事は可能性としては考えられる。

会長 先程もあったように、これだけぱっと見ると債務超過だが、債務超過を持つ方に市政を任せて大丈夫なのかという事になり、数字だけ見るとそちらの方が逆に疑問である。
本来であれば実際の市場価格として土地建物を評価して、預貯金や資産等もちゃんと評価すると市長は恐らく債務超過ではなくて、経済的な安定性という意味では多分信頼できる方だろうなとは思うが、それがこの報告書に反映されていない為、大丈夫なのだろうかと思う。
例えば自己破産の申し立て等をする時に、普通預金は全部出すし、PayPay等も分かる範囲で全部出す。それと負債を比べ、マイナスでこの方の収入からは払えない為破産したいというような申告をする。そのような感覚が普段から染み付いている為、今回の報告について赤字じゃないかと言い難いものがある。その辺りが毎年同じ話をしている所もある為、その辺の改善が出来れば良いなというのが率直な気持ちである。

議題1について審査会としての結論を出したいと思う。
今回提出の議題1市長の資産等報告書について、特に指摘すべき事項はないということでよいか。 

各委員 異議なし。 

会長 特に指摘すべき事項はないものとする。

議題2 長崎市議会議長及び副議長の資産等報告書の審査について

委員 両者についてだが、長崎市に土地建物を所有している為、ない事の証明については、長崎市に関しては出来るという認識で良いか。その辺に関しては名寄帳だけでも完全に出来ると思ってよいのか。 

事務局等 本人が長崎市内に所有する土地建物については、名寄帳において確認が取れているという事になる。 

委員 これは、基本的にあまり資産は出さないようにしている流れというものはあるのか。例えば先程の市長の話でもそうだったが、資産を少なめに負債は多めに、そんなにお金を持っていないという状況を作り出すという事はないと思って見て良いか。 

事務局等 当然こちらは保有している資産については全て、項目の部分については報告をいただくようにお願いをしている為、過少・過大に申告をしたり等という事はないものと考えている。 

委員 意地悪な見方をしてしまうと、定期預金がありました、8月17日の時点の報告なので、例えば7月中に解約すれば普通預金か現金になってしまう。そしたら定期預金ではない為ここに載せなくて良いという考えをされる方もいらっしゃらないのかなというのが、先程伺った資産は少なめに負債は多くしていないか、という裏側になるのだが、その点はどうしようもないとは思うのだが、それを証明に近い水準まで持っていく事は出来ないのかという質問だが、いかがか。 

事務局等 資産を少なく見せる為に先程仰っていたような定期預金を解約して普通預金にするという事が仮にあったとすれば、そこを事務局の方で調査をして把握をするというのは難しい部分になってくるのかなと思っている。その点をどう評価するかという事になってくるが、今回、まず資産等報告書の報告をいただき、今後は補充報告書をいただく事で、資産の増減については毎年確認を行っているという所で市民の監視の下で資産等把握していくという所になってくる。就任後の資産等報告については少なくとも確認を行っていけるようにしていくという所になる。先程言ったように色んな資産がある中でこれに載っていない資産の増減という所は中々確認が難しいところだが、一般的に資産として考えられる部分については確認を行っていくという所になる。 

委員そこで提案だが、やはり普通預金を入れた方が良くないか。例えば現金引き出しは仕方ないが、8月17日で残高証明を取るように言い、そこで普通預金まで載せてしまえば、両方載っている為、定期預金から普通預金を追わなくて良くなる。そのようにした方が、資産の状況を皆さんでチェックします、だったら普通預金資産だよね、と思うのが普通だと思うのだが。そっちの方に持って行った方が良いのではないかと思うのですが、いかがか。 

事務局等 仮に普通預金にした場合、悪意があれば別の資産として、例えば現金として保有したり、ここに載っていない資産で保有する等色んな方法が考えられると思うが、仰る通り普通預金を加える事でさらにもう一歩踏み込んで確認が取れていくのかもしれない。
しかし、やはりその全てを網羅する事は現状難しいのではないかという所があり、現在報告されている資産等については引き続き公表及び審査の手続きを行っていく事で不正な資産の増加に対する一定の抑止力は発揮すると考えている。今の時点ですぐ普通預金を入れると答えるのは難しい所があるが、委員の皆様からの意見としてはそういった所があるという事で、対応を検討したいと思っている。 

委員 今の話に関連すると思うが、根本的な所は変わらないと思うが、政治倫理条例の定期的な見直しはしていないのか。
先程のこれは入れた方が良いのではないかという項目が合ったり、逆にこれはいらないのではないかというような取捨選択も出来たりする。あとは取得価格が100万円を超えるという100万円というのがどうなのかとか、色々あるのかなと思うのだが。政治倫理関連条例ではどのようになっているか。こういう時には見直さなきゃとなり見直すのか、誰か何も言いださなかったらそのままで良いとなるのか。 

事務所等 政治倫理条例の報告内容について、制定以降大きな見直しはない。報告内容については先程説明した通り、国会議員の内容を参考にしながら行っている為、我々も大きな見直しはしていない為、そういった大きな国の動きがあれば今後も当然検討していく事になると思う。 

会長 資産の裏付け書類の取り方ですが、条例上規定はなさそうですが、ないという事でよいか。 

事務局等 はい、特にそこはない。 

会  そうだとすると、例えばだが現状定期預金だけしか資産の報告義務はないという事は、それはそうだとして、残高証明書ではなく履歴を出してもらう(貯金の入出金の有無)といった所を出してもらえば分かるというような事もあり得るので、裏付け書類に何を出してもらうかはある程度運用によっても対応が可能な部分もあるのかなと聞いていて思った為、宜しければそういう事を検討していただけたらと思った。
もう一点は、議長の自動車について、普通自動車1台というのを確認方法「聞き取り」とあるが、これは車検証等で確認しないのか。 

事務局等 今回は聞き取りで確認をしているが、議長が乗っている車はそれしか見た事がないという所ではあるが、確かに車検証で確認する必要がある為、確認しておく。 

会長 市民皆が現認できる訳ではない為、もし宜しければそういう形でお願いします。 

委員 副議長の資産の中に車両が見当たらないのだが、琴海からバスか何かで通われているという事か。 

事務局等 確認をした所、取得価格が100万円を超えるものだけとなっていた為、該当なしとしている。そこを下回る車には乗っている。 

会長 副議長が不動産を多数持っているが、相続により取得した場合に摘要欄に記入すると注意書きがあるのだが、これは特に相続財産ではないと理解して良いか。

事務局等 名寄帳で確認した為、名寄帳で調べられる範囲内でそういう記載がなかった為、今回は記載をしていなかった。ご指摘のように元々琴海の方で農家をされている方の為、相続している部分は多いのかなと思う。その辺りは追って確認をしたいと思う。 

会長 議題2の正副議長の資産等報告書について、特に指摘すべき事項はないということでよいか。 

各委員 異議なし。 

会長 特に指摘すべき事項はないものとする。

事務局等 先程ご指摘いただいた副議長の土地の摘要欄については追って確認をし、修正したものを委員の皆様にもメール等で改めて確認をしていただくようお願いをしたいと思う。 

会長 特に意見がなければ、以上をもって今回の審査会を終了する。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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