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令和4年度第4回 長崎市文化振興審議会

更新日:2023年5月15日 ページID:040423

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部 文化振興課

会議名

令和4年度第4回 長崎市文化振興審議会

日時

令和5年1月30日(月曜日)13時30分~15時30分

場所

長崎ブリックホール3階 国際会議場

議題

1 「国民文化祭」及び「全国障害者芸術・文化祭」の長崎県開催について
2 市有施設へのネーミングライツ(命名権)の導入について
3 長崎市民会館文化ホールの今後の方向性について

審議結果

〇次第1 「国民文化祭」及び「全国障害者芸術・文化祭」の長崎県開催について【意見交換】 

事務局(市):事務局(長崎市市民生活部文化振興課)

【事務局(市)】
配布資料説明。

【会長】
文化振興審議会と新しくできる実行委員会との関係性、県と連絡を取り合う所管課について教えていただきたい。 

【事務局(市)】
別途実行委員会を立ち上げることになる。重ねて依頼する委員の方もいるかもしれない。文化振興審議会にも進捗を報告するので引き続きご意見をいただきたい。所管課は文化振興課が中心だが、全国障害者芸術・文化祭と事務局が一本化されるため、市の障害福祉課と連携していく予定。

【会長】
長崎のテーマで、国際交流や平和推進の部署との連携も重要と考える。

【委員】
実行委員会の立ち上げはいつ頃を予定しているか。 

【事務局(市)】
来年度を予定している。

【会長】
国民文化祭は2025年開催なので、新たな文化施設で実施できないのが惜しかった。沖縄のなはーとみたいにタイミングが合えばとても良かった。長崎市が持っているコンテンツ、素材は多い。出島は他都市にはない素材。国際交流の歴史も平和の素材もある。世界遺産が2つあるのも珍しい。磨き上げながら示し、これを機に市民団体が力をつけてその先につなげていくことが大切である。

【委員】
新たな文化施設の完成とも近いので、審議会で話されたミッションや長崎の文化をどうしていくかなどを国民文化祭にどのように照らし合わせていくか。両方がバランスよくパラレルで進んでいかないと、新たな文化施設を作るコンセプトと国民文化祭で長崎市が受け持つ部分のコンセプトが違うと全国に恥をさらすことになると思うので、頑張っていただきたい。

〇次第2 市有施設へのネーミングライツ(命名権)の導入について【意見交換】

事務局(市):事務局(長崎市市民生活部文化振興課)
事務局(業):事務局(長崎市新たな文化施設基本計画策定業務受託者)

配布資料説明。

【会長】
今後、新たな文化施設にも適用されると考える。

【委員】
以前は、銀行もネーミングライツを検討していたが、諫早市にあるVファーレン長崎のグランドの話があったが、最終的に実現しなかった。応募する企業やグループは長崎市内に拠点を有する企業でないといけないのか、県内や全国で制限はないのか。広く募集をかけた方が長崎に知られていない企業がネーミングライツによって知られる効果はあると考える。

【事務局(市)】
前回の募集要項によると、税の滞納があったり、契約の登録上不適格があったり、政治活動、宗教活動を行う団体、風俗営業など法律に関わったりするものは除外としているが、それ以外の条件はない。県外、海外でも所在地の条件はない。

【会長】
銀行のネーミングライツが実現しなかった理由は何か。

【委員】
費用対効果が一番大きい。見合った宣伝広告効果があるのか。契約期間1、2年は大丈夫でも3~5年だと財務的に疑問との判断があった。

【会長】
先に募集した施設について応募が無かったのも損になるとの理由もあるのだろう。全国の文化施設の例はあるか。

【事務局(業)】
文化施設では、ネーミングライツに否定的な意見が多い。大学がネーミングライツを取ったが、その町には他の大学もあり、大学名がついてしまうとその大学が建てたように見えてしまうのはどうかとの話もあった。また、近年は契約金額が安くなっている傾向があるが、看板や印刷物の変更に係る費用負担が大きく、効果と見比べると手を上げにくい状況にある。

【委員】
地域の企業や学校がネーミングライツを取って愛称として名前が出てくるということは社会市民としての責任を文化で果たそうという部分で肯定する。どこの企業でも良いとした場合、あくまで愛称とはしているが、大分総合文化センターはiichikoホールとばかり呼ばれており、いいちこが5,500万円の負担金を出しているが20倍以上税金を使っていて、「大分」という言葉が出てこないのを税金を使われている大分県民がどう思うか気になる。5,500万円の金額は大きく、いいちこは地元企業なので一社会市民として文化に貢献するのは良いと思うが、iichikoホールも鹿児島の宝山ホールも宣伝にはほとんど愛称で出る。そこの取り決めをどう決めるかは重要で、どういう風に明確にするか聞きたい。

【事務局(市)】
長崎ブリックホールの命名の条件は整理できていないが、既に公募している施設では、北公民館は「北」と「公民館」という言葉を残すようにと条件を付けているケースもあれば、市民会館は条件を付けていない。長崎ブリックホールやチトセピアホールは名称が浸透していて元々公募で付けている名前のため、経過や理由に配慮しながら募集したい。名前が長くなる懸念はあるが、残すべき部分など本日ご意見をいただきたい。イメージを新たにするために残さないという都市もある。

【委員】
地元企業が一番良いが、他県や外資も可能となる場合、北公民館の「北」と「公民館」が残れば「北海道銀行公民館」も可能になる。だめとするなら、どういう審査で弾くのかお聞きしたい。事例があるか。

【委員】
宮城県民会館の「東京エレクトロンホール宮城」のように地名が2つ入る事例もある。

【事務局(市)】
選定基準は施設ごとに決めていくことになる。長崎ブリックホールは市民が使うだけでなく全国的に名前が出るという文化施設ならではの部分からネーミングライツの意味があるところもある。長崎にあることをアピールするという条件の決め方による。前回募集時の配点表では、親しみやすさ、呼びやすさ、施設のイメージと合っているかなどの表現があり、その審査基準があるかは不明だが、長崎にあることをアピールできる名称にすべきかもご意見をいただきたい。長崎市全体のルールとの調整は必要だが、文化施設ならではの受け取り方もあると思う。

【委員】
審査会はどのようなメンバーなのか。市の方で構成するのか、外部の方が入るのか。

【事務局(市)】
市の内部になると考える。

【委員】
施設特定型での応募が無かったとのこと。募集期間1カ月は短いように感じる。いつからどのように告知したのかスケジュールを教えていただきたい。

【事務局(市)】
11月25日にホームページに掲載して周知を開始しており、事前告知を長くしてはいない。第1回の公募だったため、十分に周知が図られていないのであればもっと早くから周知をしたり募集期間を長くしたりといった手法の見直しはある程度できると思う。第2回の日程は現時点では決まっていない。

【委員】
企業が1か月で動くことは無いと考える。何年度の何月に募集があると前年度には公開しなければ、永遠に手は挙がらない気がする。提案型募集は期限を決めていないということか。

【事務局(市)】
提案型募集は、提案を受けてから検討することになる。

【会長】
営業努力やターゲットを絞った作戦も必要。長崎らしさをどう出していくかも検討事項。カステラホールはどうか。以上

〇次第3 長崎市民会館文化ホールの今後の方向性について【意見交換】

事務局(市):事務局(長崎市市民生活部文化振興課)
事務局(業):事務局(長崎市新たな文化施設基本計画策定業務受託者)

【生涯学習課】
配布資料説明。

【会長】
文化振興審議会に何を聞きたいか趣旨を明確にご説明いただきたい。 

【生涯学習課】
文化活動で利用されている方が多いと思うので、将来的なことではあるが、文化ホールを廃止する方針について早めに提示させていただいた。市の方向性についてご意見賜りたい。

【会長】
文化ホールは無くなるけど新しいホールもできるからなんとかしてということではなく、まずは方向性への意見を聞きたいということで理解した。説明で気になった点があり、新しいホールと市民会館文化ホールは、座席数は同規模だが、機能面は異なる。市民会館文化ホールは中央公民館の社会教育的な要素もある。劇場としては厳しいとの話もあった。機能も同一に考えているのか。

【生涯学習課】
新たな文化施設は将来的に素晴らしいホールが出来ると期待している。文化ホールは生涯学習課が所管し、公民館等と一体的に管理運営している。機能が同じという理解ではない。ただし、利用の内容は音楽や文化団体の利用が3割程度ある状況のため、今回提示した。

【会長】
新しいホールを考えるとき、それぞれのホールの稼働日数、利用状況が示され、市民会館文化ホールの利用目的、利用状況、存在価値から、カバーできない分を新しいホールを作り施設を改修すると議論したので、同じように提示するとイメージしやすいのではないか。コロナ禍で利用が減っていたり市民会館が楽屋や舞台の問題で使えなかったりということもあるかもしれない。

【委員】
市民会館としての機能は公民館程度だが、会場として必要。メルカつきまちやチトセピアホールを引き合いに出されても、キャパが4分の1、半分と全く違う。平和会館も7、8年すると結構な年数になる。市民会館が使えなくなる頃には、平和会館も寿命が来る。他の施設も寿命が追いかけてくる。駆け足で新施設を増やしていかないと追いついていかない。アリーナを引き合いに出されても規模や用途が違う。その辺は役所としても考えて、公民館的な部分も含めて作っていかれた方が良いと考える。

【委員】
新しいホールは1,000席規模で、1日でも早く使えることを待っている。毎年これほど改修にコストがかかるということを目の当たりにして、耐用65年で幕を閉じたいという思いもあったが、よく理解した。それまでは使えるので十分満足しているが、公民館や市民体育館がどうなるのか心配である。

【委員】
ホールは一番コストがかかるため廃止するが、他のリハーサル室、展示室、音楽室、会議室などの諸室は今後も変わらず利用できる。理解しがたいのは、建物があるのに使えないのはもったいないと市民、文化団体関係者として思う。その間、ホールは遊んでしまうのかという疑念を抱いてしまうが、どう考えているのか。

【生涯学習課】
市民会館全体としては、耐用年数の令和20年くらいまでは、建物として耐震補強もしているので、練習利用できるよう整えておきたい。ホールに関しては舞台設備等に手を入れなければ危険な状態になるところが大きく、確かにホールの部分だけを閉じる必要があるのかという考えもあるが、設備投資を重く受け止めている。新たな文化施設ができるタイミングでホールを維持していくことが困難になるという市の考えと理解いただきたい。市民会館の諸室について、令和20年には寿命となってくるので、どう配置するのか別途急いで検討していく課題と考える。市民会館の利用状況については、50名程度や100名程度での利用もかなり多いため、メルカつきまち、チトセピア等で開催していただけると考える。

【委員】
市民会館のホールとメルカつきまちとの決定的な違いの一つとして、例えばピアノは、スタインウェイが置いてある。2台のフルコンサートピアノがどこに行ってしまうのか。あらゆる可能性で、ただ閉めるありきではなく、今後メルカつきまちをこういう風に使いやすくする等の提案があると納得しやすい。

【生涯学習課】
ピアノなどの備品でまだ使えるものもあると考える。他の施設で使える様検討していきたい。

【委員】
新ホールは、元々公会堂が廃止となり、それでは不足している、皆場所が取れないということで、公会堂に代わるものを用意してほしいという希望があった。市民会館は同じ規模のため不要とのことだが、2つ消えて1つ新設されるという形に結果としてなる。どのような順序で廃止するのか。廃止するとしたら、新たな文化施設が動き出して、市民会館がなくても大丈夫という頃にするべきではないかと思うがどうか。

【生涯学習課】
現在の考えとしては、新たな文化施設が完成した後、ブリックホールの改修が終わり、整った段階でホールを閉じるという方向で考えている。新たな文化施設ができるまでは、市民会館のホールを維持していきたいと考えている。

【委員】
昨年の12月にイタリアで尺八を吹く機会をいただいた。200年、300年続く古いオペラハウスがイタリアにはいくつもある。そういう市民の拠り所になるような建物が必要だと考える。古くなったから壊す、新しいものに変えるというだけでは、ちょっとどうかなというのが正直な気持ち。

【会長】
日本はすぐ壊してしまうが、建築の作り方そのものが違うという点がある。

【委員】
市民会館を使っているため残念に思う。市民会館の期限がホールからあと5年くらい長いとの話だったが、たった5年。市民会館のホールもだが、色々な部屋がたくさんあり、市民団体が話し合う場所、練習場所なども含めての文化活動の拠点として活用している。新ホールでそのような方向性も出ているが数の制限もありそれほど含められない印象。市民会館が持っている日々の文化活動の拠点としての機能が5年でどうなるのか一緒に考えていただきたい。ホールだけでなく、市民会館が兼ね備えている文化活動を支えている性格を含めて、そこにホールも本来なら、今の形でないにしても、無くなるだけではないように是非考えていただきたい。

【生涯学習課】
市民会館全体、建物自体は耐用年数65年、令和20年までであり、ホールの廃止時期は新たな文化施設開館後、ブリックホールの改修後で、決定していない。市民会館には体育館、中央公民館等とホールが併設されており、多くの方にご利用いただいている施設である。今後の方針はまだ出ていない。市民会館のホールとしては役目を終えるという形で理解いただきたい。
公会堂は新たな施設に生まれ変わるという話がなされたものと考えている。近年、他の大きな施設が建設されている。市民会館の利用とは直接結びつかないかもしれないが、ブリックホールの会議利用は出島メッセ等に移動し、利用が分かれていき、ブリックホールの許容できる部分が変わり、市民会館がなくなったとしても、文化利用が充実してくると考える。

【会長】
市民会館のホール以外の諸室などが今後どうなるのかというご指摘だった。

【生涯学習課】
中央公民館の機能が65年で終わったとしても、文化的な利用もできるような中央公民館を中央エリアに確保していくことは必要と考えている。今後検討を進める。

【事務局(市)】
市民会館は練習や発表等、市民や文化団体に利用いただいている場所。新たな文化施設を作り、ホールができ、練習室や会議室は少し狭くなるが、ホワイエやエントランスも今までとは視点を変えた使い方も上手に考えていきながら、会議もできるようにしたい。
また、ブリックホールの国際会議場と会議室についても、市民会館と時期を見ながら文化利用ができるような機能に切り替えていきたい。それぞれの施設を上手に使いながら、現状の文化活動、また、今後拡大が期待される文化活動の場を確保していきたい。
ブリックホールでの学会は、コロナ禍で減っているのもあるが、現在、出島メッセで行われている。つまり、文化利用で使える部分が増えている。市内施設の役割分担、棲み分けについて今後検討を進めていきたい。

【委員】
砕けた言い方で批判するなら、「だから言ったじゃん」という印象。以前から市民会館は限界だという話があったが、新ホールとは別に考えるように文化振興課から言われてきた。結局そうなるよねというのが正直な気持ち。市民会館ホール廃止の件はいつ決まったのか。

【生涯学習課】
方針については以前から検討していたが、報告するのは今回が初めてとなる。ホールの考え方について、数日前にこういう形で皆さんにお示しすると決まった。

【委員】
新たな文化施設基本計画(素案)の12ページ「市内ホール型施設の練習室配置状況」に市民会館のリハーサル室の大きさが青枠で囲われ、小練習室不足と書かれているが、この時点で分かっていた話ではないのか。これは、1階ホールの横にある小さな練習室を指すと思うが、公民館や体育館等があと15年程度で無くなるということも踏まえて考えるべきだったのではないか。新しいホールを作る方がもったいない気がする。

【事務局(市)】
市民会館の中のホールを更新しないということ。その他の機能は当面引き続き使う方針で、その後のことはまだ決まっていないので利用はできる。建物全体の検討と合わせてどうしていくというのは変わらず、新たな文化施設の練習室の配置の中でも、市民会館の練習室がある前提で想定しているので、現時点でそこが変わるものではないと考える。

【委員】
違う角度でいうとチャンス。ホールはあと何年かで使えなくなるが、それ以外の施設は使っていき、新しいホールがすぐ目の前にできる。そこの会議室や稽古場を今後どのように打ち出して、新しいホールとどのようにジョイントしていくか、長崎市の腕の見せどころ。今から先、今までどおりの運営をしていたら、ジョイントは絶対できない。いかに積極的に活用していくのか、長崎市が見せていかないと、新しいホールができた際に別々のものになってしまう可能性がある。市民の文化団体の方々は、市民会館のホールも含めて、他の施設がどれだけ積極的に文化というものにジョイントしているか、どのように仕組みを作っているか見られた方が良い。ただ予約した人だけが借りる施設では新しいホールができる意味がない。

【委員】
以前より運営方法について検討させて頂きたいと散々言っていた。今でも言い続けているつもりだが、その場は今まで与えていただいておらず、ここまで来てしまっている。新たな文化施設開館3年前に決まっていなくて大丈夫なのか不安。長崎市内のすべてのホールをどう使い分けていくかの運営方法が今後必要になってくると文化振興審議会で提案してきた。これまで協議する時間を与えられなかった。長崎市はどのように考えているのか。

【事務局(市)】
新たな文化施設の運営だけではなく、市内にたくさんの練習室を含めたホールがある。長崎市の文化振興をどうするのかという前提のもとで新たな文化施設をどう作って、どのようなルールで使っていくのかを考えるべきというのは言われるとおり。基本計画後の運営計画検討のなかで、設計と並行して進めたい。設計が運営に、運営が設計にかなうように、両方を調整できるようなスケジュールとしている。いかに使いやすい建物になるかだけでなく、文化振興、役割分担も含めて皆さんと意見を交わしながら管理運営計画のステップに進みたい。

【委員】
今後、この場で議論し揉んでいく時間があると理解した。開館まで3年もあるという見方をするか、3年しかないという見方をするかでは、随分時間のとらえ方が違うが、3年しかない。その間に市民会館のホールを閉める案が寝耳に水のように湧いてきた。新たなホールが開館し、国際会議場改修後に市民会館ホールを閉じるとのことだが、国際会議場の改修プランを動き始めないといけない。新しいホールが建ってから動いていたら、それから10年かかるという話だと思うが、その辺りの見通しはいかがか。結果的に市民会館の建物自体を閉める時までホールを開けておかなければならなくなるのではないかという疑問がある。

【事務局(市)】
ご指摘のとおり、国際会議場の改修検討の時期も迫っている。それの方針によって使い方が変わってくると考える。どこに何があるのかで、全体を考えるのは当然出てくるかと思うので、そこも含めて検討していく。

【委員】
本文化振興審議会に与えられた権限について、これまでの経緯を踏まえると、これまでここで揉んできたことに対して、市がその後決定したことを聞くと、少し軽んじられているように思う。市が決めたことを了承するだけで、話を揉む立場は与えられていないのかとやや感じている。

【委員】
パブリックコメントの意見を役員会のそれぞれが提出する予定。市としてパブリックコメントを募集しながら、並行して基本計画を立てていくと前回の審議会で確認したと記憶している。広くパブリックコメントの募集が行われているが、審議委員として発言している内容、各市民からの意見を踏まえて検討していただけると考えている。

【委員】
設備更新費用がかかるためホールを閉めるということは理解できる。ホールを閉めた後、現在の使用目的ではなく、例えば設備がなくなって、電気がつく広い空間があるなら、広いリハーサル室という考え方ができる。40~50人集まって稽古ができる空間が不足している状況。市民会館の建物があと15年建っているなら、市民会館のホールとしては無くなるにしても、空間が残るのであれば、閉めて誰も入れないではなく、音響設備、照明設備がなくなっても、蛍光灯があれば稽古場として利用できるため、その方向で考えていただけると、市民、文化団体としては助かる。

【会長】
舞台設備を残したままではバトンがいつ落ちてくるかなど危険性がある。撤去するとしたらその費用が掛かる。有効活用はあるのかもしれない。長崎市の文化の姿をどう目指すかは議論すべき大事な議題。新しいホールを作るからそこで何かしようと発想するのか、これをしたいからこんな場所を作ると考えるのか、同時にと言っても難しいところもある。

【委員】
市民会館ホールのリハーサル室利用、私が積極的というのはそういうことである。吊り物はバトンを外すだけで良い。これまで出来なかったことをやるという積極性が必要。

【委員】
新しいホールができ、国際会議場の改修が進み、それで十分であれば古いホールは廃止にして構わないのかもしれない。国民文化祭は待ちに待ったイベントで、長崎市にある素晴らしい文化的財産を通して、若者たちに文化の大切さや文化に取り組む面白さを知ってほしい。絶好の機会だと思う。長崎市が積極的に取り組み、市民が文化に取り組むようになった際、ホールが足りなくなるかもしれない。新しいホールの完成、国際会議場の改修から10年足らずで市民会館の建物の耐用年数が来た後、何を作るのか。中央公民館としての新しい機能を拡充しそこに付属する発表の場という新しい議論が始まることを期待している。

【委員】
国民文化祭実行委員会の立ち上げ時期を伺ったが、良いものを作るには、稽古を始めてから1年、メンバーを集めるのにも時間がかかる。できるだけ早く実行委員会を立ち上げてほしい。

【会長】
市民会館文化ホールの件はこれでよいか。今後の長崎の文化振興について、意見交換をしたい。

【委員】
困っているのはスタッフの育成。若い人たちをどのように育てていくか。市からの指定管理料は必要最低限しか出ない。年中無休が多い中、週休二日制にすると人員不足になる。その中で若手を育てなければいけない。この点を解消できたら良い。

【委員】
スタッフもそうだが、若い世代が観る機会をしっかり確保することが必要と考える。高校総合文化祭が長崎で開催されたが、高校総体には文化部が動員される一方、総合文化祭に体育部が動員されなかった。新しい世代の人材育成を掲げるのであれば、企画を観に行ったら単位をあげるなどの仕組みがない限り、国民文化祭を機にスタッフや役者になる、ダンスや歌を始める人が作れる状況や体制を目指していかないと無理だと考える。学校教育の中に文化が浸透されない変わらない現状を打開する契機として、国民文化祭を定めたほうがよいのではないか。

【委員】
ダンスを長くやってきているが、文化の括りとして扱われている。4、5年前から体育の日に平和会館でダンスバトルを行っている。全国的にも珍しいのではないか。審査員は色々な所から来てもらっている。ダンスを体育の分野で認めてもらう機会をもらい、市から功労賞を頂いた。このような機会を利用して、文化、体育、ダンス、演奏などを一つにして作っていく機会として早めに企画して動き出したら良いのではないか。ブレイキングダンスがオリンピック競技になり、スポーツとして扱われている。見る側にとってはダンス。文化と体育の分類を考慮していただけると、色々な意味で広がっていくのではないか。

【会長】
国民文化祭はそのようなチャンスだと考える。それを誰がコーディネートするか。実行委員会でも審議会でも行政でもなく、私たちがお互いに連絡を取り合う所から始めたら良いような気がする。

【委員】
体育の時間にダンスが入っていたのを思い出した。国民文化祭のチラシをその年に学校に配布しても、年1回の総体のように参加したら単位にしようと学校で考えることはないと思う。教育委員会と話して、総合の時間などの課外授業で観に行くということも提案できるかもしれないし、興味の有無だけでなく、強制的に連れていかれたけど行ったら良かったとひとつのきっかけになる。小中学校に限らず、幼稚園や保育園もそのようなことを受け入れられると良い。

【会長】
最初は無理矢理でも仕方ないのかもしれないが、せっかくなら学校を休んででも見に来たくなるような国民文化祭にしたい。

【委員】
国民文化祭と新しいホールは同じようなミッション、考え方で進んでいくべきと話した。学校での活動と文化、スポーツと文化というのをやっていくためにはどういうミッションを持つべきかというのが本審議会では一切関わっていない。4年前からの課題で、審議会でタイトルは出るが内容が出ていない。そこが成立しないと運営形態が作れない。どういう運営をするのか。スタッフの育成をどういうふうに考えていくのか。市民参画の受け皿も含めて、新しいホールがどのような運営をしていくべきか話し合えていなかった。会長いかがか。

【会長】
一番大事な点の議論を深められていないと感じる。例えば、新しいホールを含め既存ホールとどう棲み分けをし、そこの運営をどう考えるかという議論については、令和3年6月の審議会で一度意見交換をして皆さんより意見をいただいたが、その後の議論をしていない。皆さんのご意見を頂戴したい。大きなミッション「芸術文化と平和を世界と共有する」というのは作った。「創造」の部分をどうするかということで、前回審議会のパブコメに出す資料でホールだけでなくて他のところも解釈を広げて書き込んでもらった。

【事務局(業)】
まさに来年度以降の管理運営計画に反映されていく。フリーハンドで議論していくことは難しいと考える。事務局より事例とともに提案しながら進めていくほうが効率的に議論できる。

【委員】
必要人数がまとまってきた際、ハードが変わってくる。その辺りも組み込んだ上で来年度進めるということか。スタッフが10人のホールと3人のホール、演劇中心かクラシック音楽中心か、自主事業の数、クリエイションの数、アウトリーチの数によってどれくらいの専門家が必要かなどで設計が変わってくる。そこも含めて進めていかないと大変になると心配している。

【会長】
スタッフにしても舞台の技術的なスタッフか文化振興を普及するための政策まで含めるかでも随分違う。管理運営の部屋が必要との話でどこにどのくらいの大きさというところまでは話は詰められていなかったか。

【事務局(市)】
座席や舞台の広さは話したが、スタッフ等管理運営部分について具体的に話していない。設計と管理運営計画を並行で進めたい。大変な作業になるし、お互いに影響する部分も出てくると思う。基本計画には基本的な事項しか記載していない。具体的には管理運営計画と設計になる。意見を反映し合いながら作っていくことになる。

【委員】
全国の成功事例、失敗事例などを具体的に説明していただいた上で議論できる体制を整えていただきたい。

【委員】
10、11月頃に独自で実施した舞台技術スタッフアンケートを文化振興課に提出したが、状況を伺いたい。

【事務局(市)】
審議会で紹介してもらって良いとお伝えしたとおり、具体的なアンケートの趣旨や項目を説明いただく機会を日程調整して入れていただければと思う。データをお渡しすることは可能。速報のみ受領したと理解していたため、公表していない。正式な結果ということであれば共有するので調整したい。

【委員】
素案に施設についてはっきり書かれていなかったため、反映していただいたと思った。アンケートに回答した市の舞台技術者は意見が反映されることを望んでいたため、審議会で皆さんに伝えたかった。

【会長】
時機を逸さず早めに共有して説明した方が良い。

【委員】
国民文化祭について、早く組織を立ち上げていただき、長崎市ならではの素晴らしい祭典を期待している。

【会長】
今後の予定を含めてアナウンス願いたい。

【事務局(市)】
次回以降は日程調整から動き始めることになる。パブリックコメント終了後になる。意見次第で、最終の基本計画を策定することになる。その状況にあわせてご案内する。

【会長】
パブリックコメントが文化振興審議会の議を経ずに即、基本計画に反映されるのか。

【事務局(市)】
パブリックコメントで出された意見を整理しないといけない。

【会長】
整理してどのように反映するか文化振興審議会で議論したい。

【事務局(市)】
まだ全部ではないが、設計段階での意見が多い状況。計画に反映すべき意見が出てくれば、審議会で意見をいただくことになる。

【会長】
調整されると思うが、審議会を通らないと審議会が軽んじられているとなるので、大事なことは審議会にかけていただきたい。ワークショップもかわら版が出来ていないから報告できていないのだと思うが、ワークショップの結果もできればこの場で報告いただきやり取りしなければ、あっちはあっち、こっちはこっちとなるので、その辺も含めて調整して近々この場が持てれば良いと思うのでよろしくお願いしたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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