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令和4年度第3回 長崎市文化振興審議会

更新日:2023年5月1日 ページID:040360

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部 文化振興課

会議名

令和4年度第3回 長崎市文化振興審議会

日時

令和4年10月27日(木曜日)13時30分~15時30分

場所

長崎ブリックホール3階 国際会議場

議題

1 新たな文化施設の基本計画(素案)について

審議結果

議 事:

事務局より、「新たな文化施設の基本計画(素案)」について説明。その後、意見交換を行った。(意見については別添参照)〇次第4 新たな文化施設基本計画(素案)に係る施設計画について

【意見交換】 

事務局(市):事務局(長崎市市民生活部文化振興課)
事務局(業):事務局(長崎市新たな文化施設基本計画策定業務受託者) 

【事務局(業)】
配布資料の説明。 

【会長】
審議会で出された案は素案に盛り込まれていると思う。本日の審議会の立ち位置について説明されたい。 

【事務局(市)】
基本計画は皆様の意見をいただきまとめるところまできた。今後、パブリックコメントでより広く市民の意見をいただき、最終的に策定となる。最近の審議会は、新たな文化施設について議論してきたが、元々、この審議会は長崎市の文化振興をどうするかを議論する場。長崎市の文化振興をどうするかというベースがありながら、目の前の新たな文化施設をどうするかの議論をしてきた。一旦基本計画まで進み、設計等はあるが、姿が見えてきそうな中で、この施設をどうしていくかを、単独ではなく、ブリックホールやチトセピアホール等を含め広い視野で考えていくことで、管理運営計画の考え方も変わっていくと思うが、今後、新たな文化施設をきっかけとして、芸術文化の振興、その他のホール施設やまちにも働きかけるようなことを意識しながら計画を作りこんでいくことになる。建物については、まだ市庁舎が建っている。1月21日に文化振興課は引っ越しだが、1月中に市庁舎の引っ越しが完了し、その後、解体工事、埋蔵文化財調査と並行して設計に進む。設計はしばらく時間がかかると思うが、これまでの意見に重ねてより具体的な意見をいただきながら、それぞれの計画を進めていき、新たな文化施設オープンの日を迎える。 

【会長】
確認できてよかった。長崎市第五次総合計画においても、文化振興について「芸術文化に触れる機会を創出」、「市民の自主的な芸術文化活動の活性化を図る」とあり、10年間取り組んでいく。その取り組みの中に新たな文化施設があり、我々文化振興審議会のチェックやアクションがある。令和3年度市民意識調査では、1年間に文化活動を一度も見に行かなかった方が55%、1年間に一度も文化活動を行わなかった方が77%という結果が出た。理由としては、かつては「情報が無い」「時間が無い」「お金が無い」が上位を占めていたが、加えて「興味関心が無い」という回答が見に行かなかった方の31%、行わなかった方の34%だった。これでは、いくら良い施設が出来てもどうにもならないとの危機感がある。では、我々はどうしたらよいのか。それを新たな文化施設で担いたい。長崎市が100年に一度の大きな変革を迎えているが、その一つに新たな文化施設があり、長崎市の芸術文化振興を考える時期に来ている。その意見交換の場として、審議会を捉えている。 

【委員】
新たな文化施設の基本計画として、ハードについてはこれまでの審議会で活発な意見や良いアイデアも出ており、キャリアのある受託業者の代表が関わっているため、それぞれのジャンルの方からの希望はあるが、基本的には問題はない。但し、こう書かざるを得なかった部分もあると思うし、市民へのパブコメにあたり、ホールがメインになるのは仕方がないと思うが、これからの時代の中で文化拠点の一番メインになるのはエントランスロビーである。ホールを仕込みで利用する際、ホワイエは閉められていて利用されていない。1日の中で公演前後と公演中2時間だけホワイエが使われていて、それ以外は閉められている。これからの時代、エントランスロビーは、文化施設として自分たちは何をしたいのかを一番明確に伝えられる場所であり、エントランスロビーの扱いや考え方を改めて考えていく必要がある。また、管理運営計画に関する考え方とあるが、誰がどれくらいの規模でどんなミッションに向かって進めるかが重要。基本計画は施設内部のことしか書いていない。整備スケジュールに令和4~6年度管理運営計画策定とあるが、これも施設のことしか考えていない。新たな文化施設は色々なことの拠点になっていかなければならず、「管理運営文化芸術推進計画」くらいの規模で考えていかないといけない。長崎全体、九州、日本全国の文化振興に一石を投じるくらいのものを考えていかないと、内向きな計画になってしまう。効率的な運営とは何か。単に予算を安くするのではない。一石を投じるくらいのものを提言して表現していかなければいけない。これから社会は大きく変化する。文化芸術は、社会包摂という文言で進んでいるが、文化芸術は糸口であり、入口でしかない。入口があって出口がないと進んでいかない。そのために文化芸術は大きな効果がある。市民の方と一緒になって、長崎市をより良い市に、持続可能な市にしていくこと、新たな拠点をつくることを目指して、管理運営計画を考えないといけない。 

【委員】
市民会館文化ホールを使っているが、ホワイエのように使っているロビーに控室があり、そこに荷物を持ち込むことがある。楽屋にスタッフの控室を設置するとのことだが、ホワイエには控室は設置されないのか。 

【事務局(業)】
面積の積み上げには入れている。主催者控室として、鍵がかけられる部屋をロビーの側に配置する想定をしている。 

【委員】
ホワイエの有効活用として、単なる待合ではなく、きちんと使えること、現在の利用者に向けた使い勝手だけでなく、これからホールを使う人に対しても、面白そうなことをしているのが外側から見えて魅力が伝わるような、魅力を発信していくような使い方をしていかなければならない。企画の視点が必要になる。ホールの設置目的は文化芸術のためだが、ホールが文化芸術のためだけでなく、今後は福祉、教育、まちづくりなどさまざまな分野と接続し、共存していかなければならない。文化振興課だけの範疇でなく色々な課と協働するような組織体制も必要。管理運営計画の中で、芸術文化と地域を結ぶコーディネーターのような役職が必要。 

【委員】
地域と文化をつなぐコーディネーターの必要性について、市民自身が自分たちのホールであると感じ、愛着をもって育てていくうえで、運営への市民参画や、文化団体等が定期的に運営について語り合う運営委員会を実施してはどうか。 

【委員】
動線に関して、ホワイエやエントランスの周りに映像を映し出すようなビジョンなどは考えているか。 

【事務局(業)】
具体的に考えてはいないが、最近は催し物の案内、まちの特産品の紹介等、様々な形でビジョンを使っている。 

【委員】
文化振興として、ビジョンにコンサート、おくんち、ダンスの映像が決まった時間に流れているなど、広告ではなく番組のような形で投影できれば良いと思う。それに加え、土日には小さな演劇やダンスをするような人を集める工夫をしないと、場所的に普通の活用の仕方では人は集まらない。例えば長崎の昔の演劇の映像を流すなど一か月ごとのスケジュールを立て、見に行こうと思える仕組みが必要ではないか。宣伝ではなく公演という形で表現できないか。 

【会長】
まさに必要な部分。交流促進機能のところで、長崎の文化芸術をどう集積し皆様にお知らせするか。情報ラウンジ機能の一つとしてビジョンも有効。普段行っても何もなかったら誰も行かない。管理運営計画は、管理運営そのものだけでなく、文化芸術推進という観点でも考えていく必要がある。文化芸術推進が先にあってそのための管理運営である。 

【委員】
先ほど市民が文化芸術に興味がないという調査結果が紹介されたが、そこにどう人を集めるか。今はスポーツが盛んなので、先ほどの映像の投影にスポーツ関係でタイアップしてもらいスポーツの映像を流して人を集め、そこからのつながりで何かをすることを考えてもよいのではないか。

【委員】
エントランスロビーで何をやっているかの情報を拡散できないと人は集まらないのではないか。せっかくスポーツや経済・産業とタイアップしても情報を手元に届けなければならない。紙の情報が家に届かない世帯もたくさんある。子育て世代はイベントを探しているので情報にたどり着くが、働いていて家にあまりいない世代はTwitterやInstagramで探す。「長崎 イベント」で検索しないと情報が出てこなかったりするのでタグ付けなど工夫することで、興味がない新しい層も引き込むような働きかけをする必要がある。また、学校にも新たな文化施設を積極的に使ってもらうような仕組みが必要。子どもたちの利用を促すことで、自分たちのホールだと子どもの時から認識し、成長してからも利用するような流れが形成できないか。 

【会長】
大学生はほとんど新聞を取っていない。若い世代や子どもは長崎市にとってキーワード。子どもが来てくれるようなホールになったら良い。そうしないといけない。管理運営や文化芸術推進については、テーマが大きすぎた。私は議論したいが、どのタイミングで議論するかを事務局の皆様と相談しながら進めていかなければならない。施設だけ出来て中身はどうするかということがある。 

【委員】
大きなテーマすぎたかもしれないが、これまでと同じような管理運営計画を立ててホールを開けたら手遅れ。日本全国のホールが開くときに、同じような考え方で同じような委員会があって同じような議論がされている。DXやICTの問題もそうだが、この先10年先には今の私たちでは理解できないところまで発展するはず。施設をどうしていくかを先の先まで見て議論しないといけない。 

【会長】
今日はまず素案をまとめることだが、並行して考えていかなければいけない。施設機能の名称変更についてどうか。 

【委員】
想定面積から創造支援機能の試算をした。ブリックホールのリハーサル室が206平方メートルで、収容人数200人程度がどれくらいの大きさかわからないが、ブリックホールのリハーサル室は200人を下回っていると思うが、仮に200平方メートルとしたときに残りが300平方メートル。ブリックホールの練習室80平方メートル×2と練習室50平方メートルを足すと210平方メートルで、残りが90平方メートルしかない。音楽スタジオに利用可能な練習室がどれくらいの大きさかわからないが、仮に40平方メートルだとして、90平方メートルだと2室。全部で5室。ブリックホールに追加して2つのスタジオが付くくらいのイメージをしたが、圧倒的に少ないと感じる。これから新しくできる劇場が創造していくと謳っている本気度を全く感じない。練習室が倍の10室はほしい。3階建てくらいにして練習室を増やしてもらわないと、例えばワークショップを20人程度で実施するとなると、収容人数とは別に人が動けるかと考えた場合、リハーサル室一択となる。収容人数200人のリハーサル室に控室に倉庫に搬入口と創造支援機能を合計して500平方メートルでは相当厳しい。倍にするくらいのビジョンを持っていくことでようやく、長崎市がこれから作る劇場は、ただ市民に貸して使っていただくだけでなく、劇場がリードして創造支援をしていくというメッセージになるのではないか。予算がたくさんかかるのは分かるが、それくらいのメッセージがほしい。
キッズスペースや授乳室は必要な機能。イベントによっては、練習室を託児室として使いたいということも考えられる。託児機能でも貸せる、例えば窓が開いている完全に防音ではないような練習室も1、2部屋想定しておいたほうが良いのではないか。キッズスペースの一角に託児室があり、こちらは有料、こちらは無料と区分するのは難しい。
交流促進機能について、エントランスロビーに加えて、利用団体が交流する空間をしっかり作っていただきたい。利用団体が休んで話ができる公共のスペースを小さくてもよいので設け、そこで何かが生み出されるような場所があったら良い。
創作・イベントルームは素敵な名前だと思う。創作・イベントルームだけ貸し出すのではなく、創作活動室も含めて全て貸し出してはどうか。小規模な展示や有料の公演もできるような発想があると大きさに拘わらず色々なことができるのではないか。

【会長】
練習室の数について、最初に審議会で示された際、一番少なくてリハーサル室と別に小さい部屋を3つくらいとの話があった。ブリックホールの会議室を練習室に改修することにより、新たな文化施設には小さい練習室をたくさん設けるという話もあったと思うが、委員の要望に応えられる規模や数か説明いただきたい。 

【事務局(業)】
規模はジャンルにもよる。今回は、バンド練習をする規模である8畳程度の部屋で部屋数を確保し、一回り二回り大きい部屋を1つずつくらいをイメージしている。規模としては小さめ。 

【会長】
数はいくつになるか。 

【事務局(業)】
きちんとした図面にはなっていないが、5~6室程度かと思う。 

【委員】
作りたいのはバンド専用ホールではない。演劇やダンスの公演を劇場が創作してするとなるとリハーサル室一択になってしまうがそれでいいのか。劇場が創作するだけでなく市民団体も利用されるので、やはり数を増やした方が良いのではないか。他の劇場の老朽化もある。 

【事務局(市)】
長崎市の練習室の機能を新たな文化施設で全部賄おうとは思っていない。ブリックホールの練習室はそのままあるし、出島メッセ長崎が出来たことでブリックホールの会議室機能を縮小しても良いと考えており、その後に芸術文化で使えるものとして練習室が出来たら良いとの考えがある。大きい練習室を利用したいときはブリックホール、小さい練習室は新たな文化施設と使い分けを選んでもらえるような状況になればよいと思う。 

【委員】
劇場が何か創作するときに、創作する部屋が必要。新たな文化施設で公演、練習はブリックホールというのはイメージできない。長崎市全体として練習室を考える発想は分かるが、劇場が創造支援をするメッセージ性として、しっかり作品を作れる規模の練習室の数を揃えておく必要はあるのではないか。 

【委員】
具体的なことは今後の運用で決まっていく中で、ホールの舞台の大きさにより、創作・イベントルームの面積も多少変化する可能性はあるのではないか。 

【委員】
限られたスペースしか無い中で、練習室も沢山あればあるに越したことはないが、練習室を増やしてホールが1,000席程度だから900席にしようと小さくなるというのは困る。ホールが一番大切。練習室は市内に沢山あるのでそれを利用していくしかないだろう。 

【会長】
今の議論の大事な点として、新たな文化施設は何をするのか、どういうホールとして打ち出していくのか、市の本気度との話があった。創造機能を持たせるのかどうか、そこそこで済ませるのか本気でやるのか、新しいホールができることによって長崎市の他のホールと連携し創造支援活動を高めていくための拠点としてのホールとして捉えるかどうか。現段階では、とりあえず部屋を作ればいいと気楽に考えているように思える。出発点として、ホールができることによって文化創造をもっと広げていこう、発展させていこうという根幹があったはず。
様々な団体の人が集まって新しいものが生み出されるような場所があったら良いというのはそう思う。最近の良い例として、複数団体が一緒になってイタリアに行って公演される。そういう垣根を越えた活動の支援をするホールであってほしい。色々な方たちが関わっていく活動はとても良い。どうやって支援できるか。新たな文化施設は新しい組み合わせの支援をぜひ実施してほしい。 

【委員】
長崎市民劇場には70代、80代の会員が多い。杖をついて鑑賞に来られる方がたくさんいる。市民会館文化ホールは客席が固く、2~3時間座っていることができなくなったという声をたくさん聞く。計画に、ゆとりのある客席寸法とあるが、市民会館文化ホールは客席の前後幅が93cmしかなく、コロナ禍になり緊急事態宣言が解除され、2020年7月に舞台を再開した際のガイドラインで客席に1mの間隔を取る必要があった際、2席空けて着席としたため3ステージを4ステージにして経費がかなりかさんだ。客席の横幅と前後幅の想定を知りたい。 

【事務局(業)】
基本計画はそこまで詳細な設計の段階ではないが、昔は横幅が45cm、それが48センチメートル、50センチメートルとなり、最近では52cmがスタンダードになっている。肘掛けのセンターラインからセンターラインまでの幅。52センチメートルはサントリーホールと同じ。前後幅は95センチメートルがスタンダード。前後幅を大きくするとサイトラインの角度がきつくなるのでその程度が適当。横幅52センチメートル、前後幅95センチメートルを基準に考えれば良いだろう。 

【委員】
緊急事態宣言が明けた後の長崎市の文化活動のガイドラインが1m空けるとなっており、前後幅が93センチメートルで7センチメートル足りないと言われ2席空けないといけなくなったため、1mとできないか。 

【事務局(市)】
国のガイドラインに従っている。物理的に前後幅が1m無かったのでそのようにしていると思うが、ガイドライン自体も見直されている。ホールによっては1席空ければ済むところもあれば、幅が狭いので2席空けるようにお願いしているところもある。 

【委員】
その後9月にガイドラインが新しくなり、現在全席使用可とされているが、会員に高齢の方が多いため、今でも一席空けている。新たな感染症にも対応するとの記載があったので、それに関連して質問した。色々な感染症が発生した場合やウィズコロナのため、柔軟な対応をしてほしい。 

【委員】
ホールの配置はいつどのように確定するのか。
【事務局(業)】
設計者選定の際の設計者の提案による。 

【委員】
選定は何月頃か。 

【事務局(市)】
設計はまだ予算計上していないため、その後の手続きになる。提案通りになることもあれば、提案をもとに協議をして決定することもあるが、もっと良い案があるかもしれないので、こうしてくださいとの発注にはならない。 

【委員】
大ホールと小劇場が一緒に使われた際、スタッフが6~7人常駐するとした場合、早めにソフトを考えないと、設計が進み来年出来るとなった際に働く人たちがいるのかどうか不安。演劇は若手がどんどん減っていく。審議会では審議をしていくが、ホールをどうしていくかのソフト面を考える組織を早めに作っていかないと不安。ホワイエも、実際に見なければ使い方のイメージがわかない。具体的に見せてもらえるとイメージがわく。ハードとは別にソフトの面を同時に進めていく必要がある。 

【会長】
先程の管理運営と同じで早急に検討すべき課題。 

【事務局(市)】
スケジュールで管理運営計画の策定を令和4~6年度と長めにとっているのは、設計にも反映すべきものが出てくるのではないかと考え、建物と運営を並行して考える必要があるため、設計と重ねる形にしている。全てを反映できるかと言うと後から決まったものは出来ない部分はあるが、管理運営計画での議論を設計にある程度反映できるようにしていきたい。 

【委員】
設計者の考えがそのままとなる場合もあるのか。 

【事務局(市)】
一般的な設計コンペでは業者が提案をする。その提案をすべて受け入れて承認して建設するわけではない。市側から伝えて変更する場合もある。良い提案があればそのままいくし、目的や使い方と合わないから変更する部分を協議により決めていくのが一般的。 

【委員】
市民意見も聞くことはあるのか。ブリックホールが出来た際、その機会がなく、トイレの位置が悪いとか階段を上っていくのは使いにくいとか色々な意見が後から出たと聞いている。設計段階で意見を聞いてもらえるか。 

【事務局(市)】
ホールに限らず、設計のステップごとに説明し、全てその通りになるとは限らないが、支障がないか、普段使われている方、障害者団体、子育て団体等色々なところに意見を聞きながら進めていくのが一般的。 

【会長】
最後に表現について確認。施設機能について、リハーサル室や練習室には「創作」と入っており、そうだと思うが、施設そのものに「鑑賞・発表機能」もあり「創造支援機能」もあり、その他に書かれている市民活動を支援する機能もあり、施設全体でこれらをしていく。表の書き方だと思うが、分けて書くと「創造支援機能」はリハーサル室と練習室だけ、「鑑賞・発表機能」はホールだけと誤解を招く気がする。囲みを重ねるなど施設全体がこの機能を持つようにすべき。「その他」の内容についても、根幹の部分だと思う。この施設がどう広がっていくか、「鑑賞・発表機能」や「創造支援機能」の上に来るくらい大事なくくり。表の表記を含め検討してほしい。 

【事務局(業)】
「その他」ではなくどのような表現が適当か。 

【会長】
「理念」では大きすぎるか。枠の外のこと、全体に重なることかもしれないので、ここに収まりにくい。「その他」はあっても良い。このホールだけで収まらない考え方かもしれない。 

【事務局(業)】
「その他」のところは一般的には「管理機能」だが、それではつまらない。 

【委員】
「活動支援」がなぜ「その他」なのか。 

【事務局(業)】
市民とコラボレートして、事務所と市民とが一緒になって運営していくとの意図でこのようにしている。 

【委員】
そうであればそう書かないと理解できない。市民活動がなぜ「その他機能」なのか。そこを書くと市民の方が分かりやすくなる。今後は地域にコーディネーターを作っていく必要があり、その糸口のような気がする。重要なのでもう少し分かりやすく書いたほうがよい。鑑賞や創造はホールが出来れば当たり前の話。新たな文化施設はもっと市民と向き合っていくということであれば、そこをきちんと表現したほうがよい。 

【委員】
そうなると「コミュニティ」というような言葉になってくる気がする。

【会長】
伝えたい気持ちをどう表すのかは重要。一人歩きしてしまうと、審議会での共通理解があっても市民のみなさんにメッセージが届かないことになりかねない。言葉を尽くすことが必要。 

【委員】
基本計画は先ほど話されたような内容をきちんと書き、市民の方にもよく分かる内容としてほしい。新たな文化施設はこれまでの既存施設とは違って、こういうポイントがあるから必要ということを書いてほしい。令和5年度から設計に入るとなっているので、建物のデザインにもこだわった表現を入れてほしい。それをもとに設計コンペになると思うが、デザイン性についてある程度統一されたものを理解してもらったうえで選定できると考えると、基本計画でそういうところにも踏み込んでほしい。管理運営計画も設計と合わせたところで必要だと思う。 

【委員】
文化への関心が非常に低いのは、世界の文化都市を目指す長崎市の市民としては嘆かわしい。新しい文化施設にようやく市民が関心を持ち始めたのか疑問に思っている。報道で、席が何席になったとか、こんな機能が付いているとか発表されている内容がそのまま伝えられていて、一番大事な「創造活動機能によって新しいものを生み出していく」ということを夢を持って語るような興味があまり無いように感じる。「新たな文化施設が出来た暁には、皆さん利用して大いに文化活動を夢を持ってしてほしい」というようなことを伝えることをマスコミの皆さんにも意識してほしいし、市役所からも発信してほしい。パブリックコメントやワークショップをするだろうが、基本計画を見て意見を言うことは難しいので、ここについて意見を聞きたいという大きなポイントを絞って聞いてはどうか。なかなか全部読み込んで意見は言えない。パブリックコメントの数も多くないと思う。市民の関心を得られる資料の工夫も必要ではないか。 

【会長】
パブリックコメントは市役所のスタイルがあるだろうが、文化に関するところなので工夫があって良いと思う。市民の意見を聞く絶好のチャンス。夢を持ってというまとめで終わることにしたい。 

【事務局(市)】
次回の審議会の日程は後日調整する。 

以上

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