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令和4年度第2回 長崎市文化振興審議会

更新日:2023年5月1日 ページID:040358

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部 文化振興課

会議名

令和4年度第2回 長崎市文化振興審議会

日時

令和4年8月30日(火曜日)10時00分~12時00分

場所

長崎ブリックホール3階 国際会議場

議題

1 辞令交付(委員の紹介)
2 会議の基本的事項(公開・会議録)
3 会長、副会長の選任
4 新たな文化施設基本計画(素案)に係る施設計画について

審議結果

議 事:

委員、事務局員紹介の後、本審議会の基本的事項について説明し、会議は公開で行い、会議録は要点記録とすることを決定。
会長は互選により堀内伊吹委員、副会長は会長の指名により山口和樹委員に決定。
事務局より、「新たな文化施設の基本計画(素案)」について説明。その後、意見交換を行った。(意見については別添参照)

〇次第4 新たな文化施設基本計画(素案)に係る施設計画について【意見交換】 

事務局(市):事務局(長崎市市民生活部文化振興課)
事務局(業):事務局(長崎市新たな文化施設基本計画策定業務受託者) 

【事務局(業)】
配布資料の説明。 

【会長】
今後基本計画がどのように進んでいくか。市議会への説明はどうするのか。最終的にいつまでにまとめるのか。 

【事務局(市)】
次回審議会で全体が見える素案の形でお示しし、内容を確認いただく。ご意見をいただき、その内容を反映して素案を修正する必要があるかもしれない。審議会の回数については出てきたご意見によって変わる。また、素案が出来上がった後に、さらに広くご意見をいただく必要があるのでパブリックコメントを実施予定。市民ワークショップでもご意見をいただく。市議会でも説明予定。できるだけ多くの方からのご意見をいただき、明確にいつまでとは決めていないが、早く進めたい。 

【会長】
時期を示すのは難しいかもしれないが、期限がないと進まないので目指す時期があるとよい。スケジュールが見えてきたら審議会でも示していただきたい。今日の結果を受けてまた審議会の機会があり、冊子として基本計画が完成する。その時期についてはまだ見えていないがそれほど先ではないという理解で良いか。 

【事務局(市)】
前回骨子として説明したが、専門的な知識や経験をお持ちの審議会委員の皆様に、骨子のうち特に重要な施設計画について具体的・専門的に今回お示ししている状況。今日の意見を踏まえ、冊子の形で素案として整理をしていきたい。素案に対するパブリックコメント等の意見で大幅な修正が必要となれば、時間を要するかもしれないが、これまでご審議いただいたことを踏まえて整理をしているため、大きく時間がかかることは無い見込みである。 

【会長】
基本計画に書いておかないと設計段階で後戻りできないこともあると思う。質問がある方は挙手を願いたい。

【委員】
もう席数のことは言わない。リハーサル室が小劇場機能を備えるとのこと。出来上がった際をイメージすると、小劇場的な使い方がメインになるのではないか。名称をリハーサル室メインにする必要があるだろうか。小ホール、小劇場にリハーサル機能がついてくるという書き方が良いのではないか。ブリックホール同様リハーサル室となっている気もするが、諫早のホールは大ホールと小ホールで小ホールを楽屋やリハーサルに使っている。長崎市にはホールが複数ある施設がないので、今回の施設は2つのホールを作ったというのが聞こえもよいと思うがどうか。 

【会長】
ホールとリハーサル室はずいぶんイメージが違う。

【事務局(業)】
建築計画学的にいうと、小ホールとする場合、専用の楽屋がありホワイエがあるというような専用ゾーンとしての考え方がより広くなる。できるだけコンパクトにしたいため、名称をリハーサル室としてホワイエなどは設けない設定としている。また市内ホール全体の機能分担を考えると新たな文化施設に小ホールは不要と考える。 

【委員】
名称についてはどちらでも良い。リハーサル室の小劇場機能について形状に関する記載がないのが気になる。 

【委員】
リハーサル室となるとリハーサルの印象が強いのでスタジオのような他の表現を探した方がよいと思う。200席に対して舞台の広さはどのように考えているか。 

【会長】
リハーサル室ではない名称を検討してほしい。客席とステージについて説明願いたい。 

【事務局(業)】
リハーサルがメインの用途だとフラットの床だが、小ホール利用時にフラットでよいのか、ロールバックがよいのかは今後の検討。リハーサル時に舞台セットと同じサイズ、18m×12mが基本サイズと考える。そのなかでステージを自由に構成できる。奥行で2間半というスケール感と考えている。 

【委員】
それでよい。ロールバックになると構成が限定されてしまう。照明がどちら向きにも吊れるようなシステムづくりの方が重要。客席がフラットなままで200席組むのはお客様に優しくないので、仮設で組める客席のシステムを導入する必要があると思う。 

【委員】
これから利用していく団体が高齢化していくかどうか。チトセピアホールで都度イスを並べたり片づけたりするのは結構な労力がいる。自由に変えられるのは素晴らしいが、都度イスを並べたりする労力がある団体もいれば、最初から並んでいたほうがよいという団体もあり、要検討。ライカ南国ホールのイメージか。 

【事務局(業)】
同じようなイメージを考えている。 

【会長】
他に質問はあるか。 

【委員】
楽屋を会議室に転用するということだが、事例がよく分からない。運用がどうなっているのか。例えば、大ホールが空いているときに楽屋を会議室利用可能とした後、大ホールの予約が入ったらどうなるのか。 

【事務局(業)】
全ての楽屋を転用することは難しい。小楽屋はホール専用。大楽屋はコンクールなど多くの団体が来る公演のときに必要になるもの。その際に会議室等他の部屋を楽屋に転用するという流れがある。最低限必要な専用の楽屋があり、それ以外の部屋については、楽屋とせず基本的に日常に使える部屋として作っていくということ。ホールの方が利用申込の時期が早い。楽屋を会議室に転用する方が申込が後になる。そこで調整することになる。 

【委員】
ルールはそうだとして、楽屋を会議室利用とした後に大ホール予約が入った事例はないのか。

【事務局(業)】
事例はあまりない。楽屋をたくさん使いたい団体はホール予約が早い。 

【委員】
楽屋としても使える練習室、会議室という設定なのか。 

【事務局(業)】
基本的にはそのような考え方である。 

【委員】
運営方法についてどう考えているのか知りたい。文化振興課が中心なのか、第三セクターが入るのか。ホール運営の方向性を決めていくための審議会が必要。 

【事務局(市)】
長崎市の芸術文化をどのようにするかという点で、管理運営は非常に大切。予定としては、基本計画策定後に管理運営計画を策定する。審議会でもご意見をいただきながら文化振興の視点から検討を進める。運用方法については次の段階でご意見をいただきたい。 

【委員】
パイプオルガンを設置するというアイデアはどうか。東京でも大きなコンサートホールにはシンボルとして巨大なパイプオルガンが設置されている。長崎はキリスト教の深い歴史を持つことから、キリスト教のシンボルでもあるパイプオルガンの設置を候補として検討いただけると嬉しい。 

【会長】
予算が相当かかるのではないか。スペースも限られており、現段階では音楽専用ホールにはなりにくいためハードルが高いように思うがどうか。 

【委員】
スペースの問題はあるが、既存の楽器を移動させるというやり方であれば、膨大な予算は必要でないと考える。 

【事務局(業)】
パイプオルガンを設置するにはホールの用途が音楽専用になる。なにより音響設計が変わり、クラシックホールの倍程度になる教会同等の残響時間が必要になり、様々な設備や空間づくりが変わってくる。パイプオルガンを設置するとなると相当なことが波及して発生する。同時にメンテナンス費用も考えなければならない。 

【会長】
魅力的な提案だが、現実的には難しい。長崎らしさということでは良い方法かと思う。 

【委員】
専門的な知識はないが、子どもたちにとってはシンボルとしてエントランスロビーなどにパイプオルガンがあり、演奏が聴けるのは、配置や音の問題はあるが、良いと思う。子どもたちが喜ぶ姿が思い浮かぶ。 

【委員】
パイプオルガンがあるホールは素敵で長崎のシンボルになり得るとは思うが、予算が厳しい状況。今でも難しい中で提案を盛り込んでもらっているが、パイプオルガンもとなると相当ハードルが高い。ブリックホールが音楽専用ホールになるという計画があるようだが、狭い空間には難しいかもしれないが、音響的、残響的側面が解決できるのであれば棲み分けという観点からパイプオルガンをブリックホールに移設するという方法もあると考える。 

【委員】
舞台の機能面について2点ほど質問。オーケストラピットは客席を人的に移動させるのか自動なのか。音響反射板は舞台上に通常設置されているのか自動昇降式なのか。舞台操作盤について、操作が複雑になっており、同時に複数バトンを上げ下げする必要があり苦労しているため、プログラムできるようなものを設置していただきたい。 

【事務局(業)】
オーケストラピットは現在の技術では客席ワゴンを床ごと上下させ、奈落に収納していく方法を採る。予算が厳しい場合は、キャスター付きの椅子を奈落に収納していくという手段。二つ目の音響反射板について、吊物機構なのか舞台上にレールを敷く走行式反射板かということだが、走行式反射板はコストが3倍かかる。また、舞台裏に収納スペースが必要。最近は吊り上げる方式が増えている。重要なのは吊り上げる位置。細かく分割して真上に吊ると照明が吊れなくなるため、大型の1枚にして後ろ側の邪魔にならないところに吊る方法が採られている。予算と相談しながら考えていきたい。吊物を電動方式にしたいとのことだが、8~10本の吊物をひとつのボタンで制御できるシステムになる。その場合、綱元も減り、より安全になり、空間の使い方も有効になる。 

【委員】
基本計画の後で管理運営計画と伺ったが、運用の仕方次第では、事務室の大きさが変わってくる。自主事業をどのように進めていくのか。貸館だけであればいままで通り文化振興課だが、第三セクターで自主的にやっていくのか、その予算をどうするのか。それによりスペースにも影響が出る。運営と同時進行で決めていった方が良い。また、近隣飲食店や、渋滞対策などの課題も、一緒に考えていった方がよい。 

【会長】
中身を少し固めたうえで、あわせて管理運営計画、市内の文化施設とどう役割分担するかの検討を行うことになる。広場の話もあったが、今日のところは中身を詰めて、後回しではなく同時に考えていくというスタンスでよいか。 

【委員】
舞台特殊設備について、最近はライブ配信が盛んになってきている。特に若い人たちには盛んで、配信に対応した環境整備をされると思う。リハーサル室、小ホールの用途として配信対応はどのように考えられているか。 

【事務局(業)】
十分配慮する必要がある。ただし配信設備は多様で確立されておらず、また変化もあるため仮設対応が良いと考える。 

【会長】
他に意見はあるか。 

【委員】
リハーサル室について、若い人たちが使うケースが多いと思うが、ステージの位置は固定の予定か。中央に丸いステージを設置するということはあるのか。

【事務局(業)】
基本的には平土間タイプ。エンドステージ、センターステージ、ランウェイなど、いかようにも対応可能と考える。ボタン一つで動かせるものもあるが予算的に難しいため、手動で動かすものになるかと思う。

【委員】
設備やホールの機能がたくさんあるが、概要がよく見えてこない。欲張りすぎるのもどうか。リハーサル室について、社交ダンスなどはステージがないので足場が気になる。リハーサル室を転用するのであれば、練習用に作るのかホールとして使う形で作るのか、チトセピアホールのように可動式の椅子があるのかなど概要が全く見えないので気になる。色々と利用できるような案が出ているが、舞踊では種類によって靴や床も異なる。松やにを使うからリノリウムを敷くなど今までと同じやり方でできるのか。鏡もどうなるのか。リハーサル室を多機能で使った場合、全てが中途半端な状況だと感じた。 

【会長】
方向性として色々な可能性がある。あれもこれもだと中途半端との意見だが、あれもこれもできるのがリハーサル室だと思う。 

【事務局(業)】
専用のリハーサル室を複数もてると問題ないがその可能性が無く、1つの空間を多様に使わざるを得ない状況。ダンスや音楽など様々なジャンルの条件を伺ったうえで、他用途の邪魔にならないものは設置する。鏡は当然必要。邪魔な時は隠せるようにする。床については、弾力のあるものとし、仕上げはフローリングになると思うが、松やにを使うときはリノリウムを敷く、社交ダンスやタップダンスのときは専用シートを敷くというようにプラスの思考で考えていくことが基本。基本的な状態をどのようにするかということだと思う。 

【会長】
その通りと考える。

【委員】
リハーサル室は市民が利用できる料金設定が重要。本来はリハーサル室で発表したいが、料金が高いので練習室を利用する方が多くいる。リハーサル室が機能を重視してその他練習室よりも高くなるのであれば本末転倒。 

【委員】
日本舞踊は午前11時から長時間利用する。お茶を飲みたくても飲む場所がないのが問題。自動販売機が離れた場所にあっても場所が分からないこともある。軽食コーナーがあればよいが、難しければ自動販売機をホール近くに設置できないか。 

【会長】
多くのホールでは楽屋にも自販機がある。私から一点、迫りを自由に設けるとの記述に関して具体的に説明をお願いしたい。 

【事務局(業)】
例えばシアターコクーンや劇団四季など演劇専用の劇場は、コンクリートを打つと穴が開けられないので、奈落までコンクリートを打ち、その上は鉄骨で組み、畳サイズの鉄骨組み1つ1つを外して移動式の迫りを自由に設置できる床構成になっていることが多い。それを想定しているが予算との問題。所作台を敷いた際のセンター部分のみ常設という方法もある。 

【会長】
迫りの位置の切り方がよくないと、ピアノが迫りに乗ったために音が台無しになるということもある。そのような床構成にした場合、ノイズの問題はどうか。 

【事務局(業)】
おっしゃる通り、どこでも迫りというのは演劇やミュージカルの劇場で取り入れられている。クラシック音楽にはプラスではない。振動など配慮はするが、固定床の方がピアノには有利。今後の検討事項。 

【会長】
ピアノを置く場所はある程度決まっているので、そこには切れ目を入れないなど方法はあると思う。他に意見はあるか。 

【委員】
ホワイエに十分な数のトイレとの記載があるが、ブリックホールには十分な数のトイレはあるが、位置が問題。公演中の休憩時間に観客が一斉にトイレに行くので、一か所に集中して客席から遠いところにあると休憩時間に戻ってこられない状況が発生している。配置に考慮していただきたい。公会堂は各階に小さいトイレが少しずつあった。そのような配置も検討いただきたい。 

【委員】
ホールの残響時間を調整すると記載があるが、具体的に音響反射板の有無以外での方法はあるのか。 

【事務局(業)】
日本においては劇場設計時に必ず音響設計家、音響コンサルタントが入ることになっている。可能性を含め残響可変装置を記載しているが、最終的には音響コンサルタントの意向が大きく関わってくる。音響反射板の有無だけで十分に残響時間は変わるが、それ以上の残響可変について、舞台の後ろの方から吸音面を増やしていくというのが一般的な音響設計と考える。建築的な残響可変だけでなく、電子的な残響可変として、SFC(サウンドフィールドコントロール)というシステムを使う可能性もある。 

【会長】
音響設計の方と具体的な話になると考える。個人的には電気には頼りたくない。 

【委員】
脇花道とはどちらに行くことになるのか。

【事務局(業)】
脇花道というのはステージの両端にあり、鳥屋口という舞台から引っ込むところが脇花道の先にある。そこから舞台に戻るルートをお客様の動線を邪魔しないように確保することになる。 

【委員】
これからネット配信となると思うが、長崎の新しいホールから全国にライブ配信されるのが楽しみ。システムは発展途上との説明があったが、常に対応できるフレキシブルな、基礎的な設備を導入していただきたい。 

【委員】
今日初めて参加させていただいた。今日の議題はホールの舞台などが主だったが、私たちの団体はホールよりも展示の方が多い。ホールについては演劇などを見る側の立場として参加させていただきたい。 

【委員】
公共文化施設の観点から交流促進機能のエントランスロビーについて気になった。日常的に市民や観光客が気軽に利用し人が集まるのは素晴らしいが、そうなるにはエントランスロビーにどのような機能があるか。そのためにどのような機能やメリットがあるのか特別盛り込まれていない印象。新たな文化施設を作るときに、借りる側がどう使うか、興行で使う以外に、日常的に来てもらうためにどういう機能を作るかをエントランスロビーのところに盛り込めないか。ホールやリハーサル室など専門的な機能は必要だが、そこに来てもらうために、例えば夏休みが終わって辛い子どもたちがこの施設であれば行ってもいいやとふらっと学校に行きたくなかったら行けるような機能が重要。新しい文化施設の交流促進機能は、文化の交流だけでなく市民が集まる機能として必要だということが、基本計画には書きにくいのかもしれないが、新しいものとして盛り込まれていると良い。また、一時滞在場所、災害物資の集積場所について、どういうスペース利用を考えているのか、きちんと前面に出した方がよい。文化に関心のない人が世の中にはたくさんいるので、なぜ新たな文化施設にお金を出すのかとなった際、集積機能が付いている大事な市の施設としての整備でもあることを盛り込んだほうがよい。専門的にホール、リハーサル室、練習室の機能を検討しているが、その先の利点として、日常的な利用に対して、芸術には触れていないがそこだったら行っても良いと思えるための交流促進機能や市民の安全のための施設でもあることが出てくると良い。 

【会長】
その通り。エントランスロビーで何ができるのか。どうやったら市民がそこに気軽に行けるのか。災害時の避難場所問題について、前回、前々回資料では前面に打ち出されていたが、今回は控えめに書かれている。コメントがあればお願いしたい。 

【事務局(業)】
エントランスロビーについてはソフトも重要。スペースとしては、自由に使えるよう、作りこまないということも必要。色々なことをしたいという希望を受け入れられるようにしたい。今後、管理運営計画のなかで皆さんからご意見をいただき、芸術文化というキーワードは外したくないが、どのように人を引き付けるか考えていきたい。防災機能について、ここだけで担っていくわけではない。打ち出しすぎて、そのためのスペースと受け取られないように塩梅を考える。どこまでできるかは設計をしないとわからない部分もある。防災機能を強く作ることで芸術文化機能を小さくするのも本末転倒と考えるため、資料の書き方も変えている。文化機能だけでなく、市民の方が集まる場所や災害時に頼れる場所として、出来てよかったと思える施設にしたいというのは変わらない。 

【会長】
長崎市のスタンスとしてこのような点をおさえていることが重要。他にあるか。 

【委員】
人が集まる仕掛けが必要というのは同感。館内にカフェがあるといいのではと提案したが、美術館でもうまくいっていないとのことで、固定で置くのは非現実的と考える。エントランスロビーに自由に出入りして市民や観光客にくつろいでもらうということであれば、自動販売機では味気ないので、屋外スペースに移動販売のカフェが乗り入れできるスペースを作って貸し出すという仕掛けがあってもよいのではないか。 

【会長】
良いと思う。屋外空間とエントランスロビーをどう一体化していくか。 

【事務局(業)】
十分に配慮していきたい。

【委員】
子どもたちが利用しやすいという視点で考えた時、子どもが密閉の空間、光の入らない空間に入っていくのは幼い子ほど緊張する。舞台を観るスペース、リハーサル室もだが、オープンスペースのなかで、子連れの方がいかに利用しやすい空間をつくるかを視点にいれていただきたい。また、長崎市の公共施設を利用する際、有料駐車場の料金が高い。美術館のように割引できるシステムがあるとよい。無料で駐車できる諫早市文化会館は使いやすくてよい。どうすれば実現可能なのかお聞きしたい。 

【事務局(市)】
駐車場の無料化は市役所も含め難しいと思う。中心地で周辺に民間駐車場がある中で、税金を使って無料や安く駐車できるようにして民間駐車場を圧迫してはいけない。敷地内に一般駐車場を確保できないため周辺を利用していただくことになる。お気持ちは分かるが難しいところだと思う。 

【委員】
エントランスロビーに演劇や音楽の図書を置いていただきたい。 

【会長】
そのスペースをどのように配置するかによるが、良い意見だと思う。

【委員】
ブリックホールをよく使わせていただいているが、エントランスやギャラリーで水を使える。水の使用は可能という方針でよいか。県立美術館が出来てすごく喜んだが、水の使用が不可で、使えない。 

【会長】
施設全体では厳しいと思うが、検討したい。 

【委員】
水の排水システムを舞台につくる場合、相当お金はかかるのか。舞台上から水を降らすなどの演出は可能か。 

【事務局(業)】
排水桝を大きく作ればよいのでそれほどお金はかからないが、水があふれてしまった場合にどうするか。迫りなど機構に水が入ってしまったら大変。複層化して下の階に別の機能がある場合、水が漏れないように床防水などを考えるとコストがかかる可能性はある。 

【委員】
床が傷みやすいということもあるか。 

【事務局(業)】
そうである。

【委員】
2015年3月末に公会堂が無くなってから7年間、劇場専用施設が欲しいとの思いで過ごしてきた。この計画は、充分なニーズに応えていただける計画だと思っている。現在は市民会館文化ホールを使っているが、2階の体育館と音楽室を全て貸し切っている。市民劇はせりふ劇のため雑音が入らない状態にしなくてはならない。新たな文化施設ができることを一日千秋の思いで待っている。今回計画が示され、次回全体案が示され、その後審議会とパブリックコメントで意見を伺うとのことなので、この施設の一日も早い建設を期待している。 

【会長】
本日の意見は、パイプオルガンは別にして、この計画に反映されていることをわかりやすくする程度で、大幅な変更はあまりなく、そこまで時間はかからないと思う。

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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