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令和4年度第1回 長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会

更新日:2023年5月1日 ページID:040343

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 長崎創生推進室

会議名

令和4年度第1回 長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会

日時

令和4年9月30日(金曜日) 13時30分~15時20分

場所

議会第1会議室

議題

総合戦略評価について

審議結果

(1) 開会

【事務局】
・出席委員及び事務局側の出席者を紹介。
・企画財政部長より挨拶。
・資料の確認、パソコン等機器の操作説明。
・委員数20名のうち14名の委員が出席しているため、長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会規則第5条第2項の規定により、会議が成立していることを報告。

(2) 議題審議

総合戦略評価について

【事務局】
・評価の流れ、ポイントについて資料に基づき説明。(委員からの質問等無し)

【会長】
それでは、まず基本目標1「経済を強くし、新しいひとの流れをつくる」について評価を行いたい。事務局からの説明を求める。

【事務局】
基本目標1について、事前に資料をご確認いただいたうえでの、各委員からの主な意見については、次のとおり。

○基本目標1 全般
・企業の生産性向上による付加価値の拡大や人材育成においてDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が必須である。

○具体的施策 ⑴ 魅力ある仕事をつくる

●具体的取組み 1.地元企業の新事業展開の推進と新産業の創出及び育成
・再生可能エネルギー活用推進事業について、環境問題を解決するための基本である、興味のない人へのアプローチに努めてほしい。

●具体的取組み 3.働きやすい職場環境づくりの推進
・働きやすい職場環境づくりのため、企業の職場慣習改善を管理者に促すとともに、従業員の意識改革も行わなければならない。

○具体的施策 ⑵新しい仕事へのチャレンジを応援する

●具体的取組み 3.農林水産業を担う多様な人材の育成
・農水産業の人材育成の遅滞に対し、異業種交流を提案してはどうか。

次に、数値目標・重要業績評価指標(KPI)の達成状況は、3つの数値目標のうち、「達成」が1項目、「概ね達成」が1項目、「未達成」が1項目となっている。
また、(1)から(5)までの5つの具体的施策のKPIは 24項目中、「達成」15項目、「概ね達成」2項目、「未達成」7項目となっている。
これらを踏まえて内部評価を実施し、数値目標の達成率が100%以上の項目が全体の半数以下となったことから、評価を、一部達成のラージCとし、各KPIのうち達成率100%以上の項目が全体の半数以上であることから、評価を、ほぼ達成のスモールbとし、全体的な評価を「Cb」(ラージC、スモールb)としている。

【会長】
それでは私の方から、質問と意見をさせていただきたい。
オープンイノベーションという長崎市が取り組む手法が新しい、という話がいたるところに出てくるが、旧来からの産学官連携をやっている立場からすると、別に新しいことはなく、旧来からやっていることを、より愚直にやっていきましょうというぐらいの話だと思うのだが、どこの部分が新しくてどこが古いのかというのをはっきりさせておかないと、これからさらにブラッシュアップを図るといったときに、既存の部分でブラッシュアップが図れるところと、新しいチャレンジングな部分として、一生懸命やっていくという部分の工夫ができないと思うので、ここについてはしっかりやっていくべきだと思う。
続いて、おさかなサブスクの売上や件数等は個別の企業の案件なので答えられないというような話だが、これは審議会に対しては出せないけれど市としては把握されているということか。それとも市としても把握されてないという意味か。

【長崎市】
回答にも書いているとおり、定例ミーティングを開催している。その中で成果報告等は随時行っているので、伴走支援する我々の方では認識をしている。

【会長】
その認識をした上で、その認識の結果を我々に示していただかないと、そもそもこの評価の俎上にこの案件が上がってくること自体、そもそも評価できないので、そこは評価しないという理解でいいというふうに私としては理解したということでご意見としてお伝えしたいと思う。
新産業・起業チャレンジ促進事業について、人的なマンパワーが不足しているという話で、どういう資質能力が足りないのかと聞いたら、資質能力が問題ではなくて数が足りないというだけの話だったが、誰でもできる作業の人数が足りないという理解でよろしいか。

【長崎市】
今後伴走支援をしていくに当たっては、どういった新規事業創出になってくるか、それに伴ってどういった庁内の所管課が対応するべきなのかというところは、正直まだどういったものが出てくるかわからないので、はっきりしないところである。ただ伴走支援するに当たって、今、担当職として、新産業の種プロジェクトの担当業務を行っている職員が商工部に1人いるが、その1人と、ナイガイクルーという伴走支援のチームを銀行等と一緒になって作っており、そういう中で人的リソースが足りないというところもあるので、今後そういった事業にあわせたところで関係部局等を一緒に取り込みながら進めていくべきだと認識しているというところで、こういった書き方をさせていただいている。

【会長】
次に、新産業・起業チャレンジ促進事業について、事業化できてないからまだ不十分であるというような見解が示されているが、事業化がもしできていないとするなら、それはなぜできていないかという原因の分析は行われているのか。

【長崎市】
取り組みを実際に本格的に行っているのはまだ2年目というところで、実証実験等まで行っているところがまだ2つ程度の事業にすぎない。これからいろいろ出てくる実証事業といったところに伴走支援をしていきたいと思っているところで、もう少し慎重に行っていくという部分も必要だと思っているので、事業化できていない要因はこれから出てくるものかと考えている。

【会長】
次に創業・スタートアップの促進について、高校を卒業した人に「大学なんか行かなくてもいいから起業してくれ」というメッセージは、私は別にあってもいいと思うが、長崎市がそういうふうに気合入れてやるぞという話なのか、そうじゃないのかというのがよく見えない。これは委託事業で展開されているので、委託先は長崎市とほぼイコールの取り扱いでいいというふうに私は認識しているが、例えばそのメッセージの中には、上場企業を作れば地域経済がよくなるとか、そのために実物経済から金融経済に、より資産価値を高めるという方向にシフトすればいいとか、高校卒業の起業促進についてメッセージが出てくるわけだが、長崎市としてどう考えているのかというのがわからない。これは長崎市からの市民へのメッセージとして、受け取っていいのかどうかというところがよく見えないというのははっきりさせた方がいい。そこがはっきりしていないから、潜在的な人材にメッセージが届いてないというのが繰り返し出てくるのだが、潜在的な人材系がどこにいるかというのが見えないわけである。もし高校生に頑張ってほしいというふうに思っているのだったら、高校生にメッセージを発すればいいし、こういう人だったらここにメッセージを発すればいいというところがあるが、このあたりはいかがか。委託事業者さんが民間の立場でいろいろ書くのは全く問題ないと私は思っている。ただ長崎市の委託業者として委託事業として開設されたページでこういうメッセージを発するというのは、イコール長崎市のメッセージだという風に私は受け取るのだが、長崎市はそういう腹をくくっているという理解でよいか。

【長崎市】
当然我々の方が委託して、それを受けた講師が書いたメッセージという部分で、全くイコールではありませんということは決して言うことはできないと思っている。もちろん、我々の意を酌んで事業を行っていただいている講師なので、その方が書いているメッセージとして我々は受け止めている。ただこうした思いというのは当然あり、その中で表現の一つとしてそういった表現をされていた。我々としては、そこは講師のブログの中で掲載をされているというところもあったので、一定それをそのまま載せさせていただいていたが、ただその中で、読み手によっては認識をあいまいに捉えられるなど、違った認識で捉えられてはいけないということもあるので、対応させていただいたというところである。

【会長】
長崎市として、事業所さんと協働しているということだと思うので、そのときに見解は違うが一緒にやっているとは言えない話なので、ぜひそこは方向性もしっかりと決めた上でやっていただきたいと思う。
この事業のKPIはあくまで創業スタートアップの件数というふうになっている。その件数を達成するための施策なので、成果は数で測られる。ところがスタートアップに関しては、そこをちゃんと評価するためにもKPIを直すか、事業内容を直さないと、おかしなことになる。KPIと事業の内容をしっかりリンクするように設定をしないと何回もこれからそういうことが繰り返されるという意味で、ぜひ直していただきたいと思う。

【会長】
そのほか、基本目標1についていかがか。

(他の委員からの意見無し)

それでは、この基本目標1について評価の確認に移りたい。先ほど事務局からも説明があった通り、基本目標の評価、「ラージC、スモールb」いうことで、基本目標は一部達成にとどまるものの、具体的施策についてはKPIをほぼ達成したことから、基本目標の達成に向けて、おおむね進んでいるというふうな評価が記述をされている。意見がある方がいらっしゃったら発言をお願いしたい。

(委員からの意見無し)

それでは、基本目標1の評価については、「ラージCスモールb」で決定する。これについて、委員の意見を記載するという形で報告書を作るが、いただいているご意見について、事務局の私の方で精査をさせていただき、報告書に反映させるという形で、次回案を提出したいと考えており。ご了解をいただきたいと思うがいかがか。

(委員からの反対意見無し)

【会長】
それでは、続いて「基本目標2 子どもをみんなで育てる 子育てしやすいまちをつくる」についての評価を行う。事務局からの説明を求める。

【事務局】
・基本目標2について、事前に資料をご確認いただいたうえでの、各委員からの主な意見については、次のとおり。

○具体的施策 ⑵ 子育ての環境を充実する

●具体的取組み 2.-キ 子育ての負担軽減(経済的支援の実施)
・子育て世帯への助成金などの経済的支援は重要であり、一層積極的な広報を行ったほうが良い。

○具体的施策 ⑶ 学校における教育環境を充実する

●具体的取組み 1.児童生徒が「確かな学力」を身に付けるための教育環境の充実
・学力の低下について、子どもの生活の多様化など様々な要因が考えられるが、イメージの低下から転出の要因にもなり得るため、時間をかけて学力向上に向けて指導をしてもらいたい。

次に、数値目標・重要業績評価指標(KPI)の達成状況は、3つの数値目標のうち、「達成」が0項目、「概ね達成」が1項目、「未達成」が2項目となっている。
また、(1)から(3)までの3つの具体的施策のKPIは 30項目中、「達成」16項目、「概ね達成」6項目、「未達成」8項目となっている。
これらを踏まえて内部評価を実施し、数値目標の達成率がすべて100%未満となったことから、評価を、未達成のラージDとし、各KPIのうち達成率100%以上の項目が全体の半数以上であることから、評価を、ほぼ達成のスモールbとし、全体的な評価を「Db」(ラージD、スモールb)としている。

【会長】
事務局からの説明について、委員の皆さんから何かご意見などあればいただきたいが、いかがか。

(委員からの意見無し)

それでは、この基本目標2について評価の確認に移りたい。先ほど事務局からも説明があった通り、基本目標の評価、「ラージD、スモールb」いうことで、数値目標を達成していないが、具体的施策のKPIはほぼ達成したことから、基本目標の達成に向けて概ね進んでいるというような評価となっている。意見がある方がいらっしゃったら発言をお願いしたい。

(委員からの意見無し)

それでは、基本目標2の評価については、「ラージDスモールb」で決定する。皆さんからのご質問とそれに対する回答を拝見すると、やはり結婚、出産、子育て、教育というそれぞれのステージでいただいたので、それらを踏まえた報告書の案文を作り提示させていただきたい。

【会長】
それでは、続いて「基本目標3 「まちの形」と「まちを支えるしくみ」をつくる」についての評価を行う。事務局からの説明を求める。

【事務局】
基本目標3について、事前に資料をご確認いただいたうえでの、各委員からの主な意見については、次のとおり。

○具体的施策 ⑴ (1)地域の力でまちづくりを進める

●具体的取組み 3.地域防災力の向上
・地域防災力の向上に関する取組みの進捗が芳しくないが、危機管理につながることには経営資源を投入し、効果を検証すべき。

○具体的施策 ⑵ コンパクトで暮らしやすいまちをつくる

●具体的取組み 2.将来に向けた公共施設等の見直し
・遊休公共施設の活用について、老朽化していない施設は再活用してもらいたい。

次に、数値目標・重要業績評価指標(KPI)の達成状況は、2つの数値目標のうち、「達成」が1項目、「概ね達成」が1項目となっている。
また、(1)から(3)までの3つの具体的施策のKPIは 15項目中、「達成」6項目、「概ね達成」2項目、「未達成」7項目となっている。
これらを踏まえて内部評価を実施し、数値目標の達成率100%以上のものは1項目となったものの、目標達成率がすべて95%以上と、高い水準となったことから、評価を、ほぼ達成のラージBとし、各KPIのうち達成率100%以上の項目が全体の半数以下であり、達成率が概ね95%未満と低いものが7項目あることから、評価を、一部達成のスモールcとし、全体的な評価を「Bc」(ラージB、スモールc)としている。

【会長】
事務局からの説明について、委員の皆さんから何かご意見などあればいただきたいが、いかがか。

【委員】
空き家と廃墟、これはどういうふうに違うのか、空き家の中に廃墟は入っているのか。

【長崎市】
長崎市において空き家問題は特に最近顕著になってきており、老朽家屋についても空き家というグループの中で認識をしている。こちらについては、家屋の評価等において、一定の点数以上になったものを特定空家と呼び、倒壊のおそれがあるもの等については、所有者等にも働きかけを行い、どうしても所有者が解体、撤去できないというものについては、行政代執行などもしながら老朽危険空き家に対応している。今後ますます空き家特に斜面等については、数が増えてきているので、対策は喫緊の課題と認識している。また、使える空き家の流通、空き家を撤去した後の土地について活用ができるような仕組み作りができないか銀行等も含めて、今後検討していきたいということで、今進めている。また、廃墟ということで管理しているものは無く、全て空き家という認識である。

【委員】
指標の数値目標について、目標に対しては概ね達成となっているが、令和2年度、令和3年度の比較で言うと、パーセンテージが減っている。実際に市民アンケートを毎年行って、現実にするこのパーセンテージ自体が減っているということに対する危機感が今後取組み方針に関してもまったく感じられないが、これに対して危機感は持つべきではないか。

【長崎市】
確かにパーセントの割合でいけば概ね達成という表現にはなってくるが、暮らしやすさを感じる人の割合が減っていることは、重要な点である。概ね達成となったとしても、これについてはしっかりと今後も、取り組み内容についても意識しながらひとりでも多く暮らしやすくなったと感じていただけるような人を増やしていく方向に対する施策をしていくべきだと考えている。

【委員】
減っているという事実は事実として、今後、きちんと記載をしていただきたいと思う。

【委員】
住みやすいと思う割合、どういう観点で住みやすいと思うデータを取られて、このようなパーセンテージが出てきたのか。

【長崎市】
様々な項目を市民意識調査という形でとっており、その項目の一つとして回答いただいている。背景と併せてしっかり分析していくことで、対応を今後絞り込んで聞くことが必要になろうかと思う。こちらについても引き続き、改善に努めていきたい。

【会長】
高次な都市機能を維持集積する際に、今長崎市では自然共生区域に住んでいる方8万人ぐらいを平地に下りてほしいというような計画を持っているが、おそらくこの自然共生区域に車みちをどんどん通していくことは、今後もしないのではと想像している。平地に下りてくればいろんな問題が一気に解決する。長崎市は人間都市を標榜しているわけなので、1人の斜面地で困った高齢者の方も取り残さないつもりで、施策をやれる方法はないのかという形で進めていただきたいと思う。例えば富山市は路面電車の周辺エリアに移動する場合は、補助金が出るような施策も過去に展開していたので、何らかの形で斜面に暮らす方、特に自然共生区域に暮らす方も何とかしようと思っているというところを、ぜひ市民に対して打ち出していただけるような施策を展開いただければということで意見としてお伝えしたい。

【委員】
KPIで情報ネットワークの整備促進について、0ということで、2年間で達成したということだが、民間企業がやることなので、どこまで市が出来るかというのは別問題として、例えば市内において5Gや次世代の回線についての把握もある程度しておいたほうがいいのではないかと思う。

【長崎市】
次世代の通信への対応というのも、民間だけで進めていただくということではなくて、行政としてどういったところでフォローができるのか。例えば直進性が強い分、回り込みができないので、5Gを普及させていくために行政財産の積極的な活用等を図ってアンテナの普及を促進するような、そういった施策の推進を検討しているところであるが、民間の方々の様々なご意見をいただきながら、施策を検討していきたいと考えている。

【会長】
それでは、この基本目標3について評価の確認に移りたい。先ほど事務局からも説明があった通り、基本目標の評価、「ラージB、スモールc」いうことで評価したいがいかがか。

(委員からの意見無し)

それでは、事務局と調整をさせていただいて次回皆さんに案をご提示するという形で進めたい。

【会長】
それでは、続いて「特定目標 交流の産業化」についての評価を行う。事務局からの説明を求める。

【事務局】
特定目標について、事前に資料をご確認いただいたうえでの、各委員からの主な意見については、次のとおり。

○特定目標 全般
・コロナ禍で人の交流が鈍化している状況から、今後コロナ前の目標値に戻ることについてどのように考えているか。

○具体的施策 ⑶ 交流を支える都市の基盤整備

●具体的取組み 2.陸の玄関口の整備
・交流の産業化の実現のためには、「いかに長崎に来やすいか」が重要であり、新幹線の全面開通に向けて尽力することを期待する。

次に、数値目標・重要業績評価指標(KPI)の達成状況は、2つの数値目標のうち、「未達成」が2項目となっている。
(1)から(4)までの4つの具体的施策のKPIは 18項目中、「達成」は2項目、「概ね達成」は3項目、「未達成」は13項目となっている。
これらを踏まえて内部評価を実施し、数値目標の達成率がすべて95%未満となったことから、評価を、未達成のラージDとし、各KPIのうち達成率100%以上の項目が2項目と、全体の半数以下であり、達成率が概ね95%未満と低いものが13項目あることから、評価を、一部達成のスモールcとし、全体的な評価を「Dc」(ラージD、スモールc)としている。

【会長】
事務局からの説明について、委員の皆さんから何かご意見などあればいただきたいが、いかがか。

【委員】
数値の結果から言えば残念ながら、特定目標については厳しい数字が並んでいるが、目標を立てたときにコロナ前、そしてコロナを迎えて、交流という産業が最も苦しんだ時期の数字になるので、これを単純に評価してしまったら、またおかしくなる。これが正常な時だったらもっと素晴らしい数字があったかもしれない。産業界が自分たちはダメという見え方をしてしまう。そこは疑問に思う。

【会長】
ただいま事務局からご提案のあったラージDスモールc、特にスモールcのところについて、今後の可能性や、コロナという特殊性を含めてはどうかというようなご意見をいただいた。今のところについて、皆さんからもご意見などあればいただきたいが、いかがか。

(委員からの意見無し)

その他、交流の産業化について、ご意見などあるか。

【委員】
KPIの訪問客の満足度の目標値は92.5%になっているが、これはどのようにして算定するのでしょうか。

【長崎市】
資料の3ページのところにある92.2%となっている部分かと思うが、この訪問客の満足度については、基準値が平成30年で90.0%という数字が出ている。これを元に、徐々に増やしていくということで令和2年は92.2、令和3年は92.5と、少しずつ100を目指していくという形で設定をしているもの。

【委員】
最初から100%は目指していないのか。

【長崎市】
平成30年の実績が90%となっているので、これをいかにして伸ばしかということで考えていくことになる。

【委員】
意見要望というところで述べさせていただきたいと思う。陸の玄関口の整備というところで、やはり長崎市内の朝夕の渋滞というのがとても深刻だと思う。いつも出勤や退社時のときに、様々な人から渋滞がストレスになっているという意見を聞いたりするので、もちろん道路については市だけではなく、県や国に対して要請を行っていくことが必要であって、ここにも記載のとおり南北の幹線道路や西彼杵道路など、なかなか着手が難しいという結果を記載されているものの、スタジアムシティや長崎駅もまたどんどん変わっていく中で、さらに渋滞が加速する部分が懸念されると思うし、やはり建物の誕生にはやっぱり交通網の整備が同時進行であるべきかと思うので、ぜひ今後も要望を行っていただいて、少しでも快適な道路アクセスができるようにお願いしたいと思う。

【長崎市】
道路の整備が都市のインフラにおいて大事だが、国道34号線の四車線化や高速道路4車線化など、徐々に進めている。今おっしゃったように、やはりどうしても市内が混むということで、各事業が少しずつ進んでおり、今いろいろと話題が上がっているが、松山陸上競技場の施設の移設など、しっかり解決した上で道路網を整備しないといけない。また、南部についても外環状線が計画されているので、そちらについても、しっかりと要望していきたいと思う。

【会長】
稲佐山の活用について、長崎市としてのスタンスをはっきりさせて、ここはこういう場所だから、売るものはこういうものであるべきだとか、お金の使い方はこうあるべきだとか、夜景のあり方はこうあるべきだというところ、そのあたりについて市の意向や対応について、お話しいただければと思う。

【長崎市】
確かに今完全キャッシュレスの形になっている。他の観光施設についてキャッシュレスを進めたいというようなことも確かにあるが、その中で現金を扱われる方もいらっしゃるので、どういった形に転換していくのがいいかについては、今後指定管理者とも十分協議してまいりたい。それから新三大夜景につきましては、昨年再認定を受け、その前にも約10年前に認定を受けている。その10年間に色々なことに取り組んできている。例えば鍋冠山の公園整備で夜景を見られるスポットに整備するなど、それらが評価されて今回もまた再認定を受けていると思う。メニューに関しては、長崎のものについても、積極的に取り扱っていただけないかということは指定管理者と話をしていきたい。

【委員】
新幹線開通して駅の総合観光案内所がオープンしたが、今の話とは逆に、総合観光案内所がキャッシュレスに至っていないため、早急にキャッシュレスでのサービスを提供していただけるように検討いただきたいと思っている。

【会長】
それでは、特定目標について評価の確認に移りたい。先ほど事務局からも説明があった通り、基本目標の評価、「ラージD、スモールc」となっている。先ほどの意見については、未達成が並んでいるが、これはコロナの影響が大きいため、達成状況だけを見てしまうのはなかなか厳しいのではという旨の発言だったかと思うが、そのことを考慮したやり方はいくつかあると思う。ラージDスモールcについて、客観的に見れば数字の大小でそのようになるが、これはコロナによる影響が大であるということをしっかり書く形と、もう一つは、そのような内容を書いた上で、このスモールcを他の評価に変えるというような方法あるのではと思うが、私の感覚で言うと、前者がよいのではと考えるがいかがか。

【委員】
今後、コロナが収束してまた正常に戻るものなのか、現在の状況が続いていくのか、私達も想像がつかない。交流の産業化という位置づけをしっかり持っているんですけど、私が住む野母崎もやはり同じである。交流人口の増加を目標に、野母崎に来ていただいた方々に笑顔で帰ってもらおうということで、皆さんご承知のように恐竜博物館ができ、交流人口が増えた。ただしそれに伴い、車の台数が増えたために、やはり若干の渋滞が小さな町で起きるときもあるが、それによって、生活する人たちが、交流人口が増えることを嫌うようになってはいけない。交流人口が増えることを地域が喜んでくれる動きにしなければいけない。外から来ていただいて、そこに活性化を目指していく。そのかわり外から来ていただいた方が、やっぱり来ただけの価値があったと言ってもらいたい。コロナ前に立てた目標だが、見直しも意識してもらいたいというのが希望である。

【会長】
非常に大事な視点かと思う。コロナ直前はいわゆるオーバーツーリズムの問題というのが発生していたので、その発生をうまく抑制しながら地元と共存を図れる上で、観光交流をさらに充実させていくというようなご意見かと思う。評価において、コロナの影響が大きいことからスモールcという結果になっているということ。さらに、コロナの収束または共生の過程で、交流の産業化をさらに進めていく際に、地元との共生についても十分留意しながら進めていくというようなご意見を記述するということでよいか。

(委員からの意見無し)

【会長】
以上で4つの目標の評価について全て終了したが、他にご意見などあれば、いただきたいと思うがいかがか。

【委員】
基本目標1について、地元企業の新事業展開を推進、新産業の創出及び育成という項目の今後の取組みで、長崎市の歴史から見て良い産業はあるが、それを伸ばしきれない。老舗型の企業はあるが、オープンイノベーション型の新規事業を展開するのが難しい。やはり新規事業というのは、自社で取り組んでいるものを展開するのが一番早い。ここで書いてある組織横断的な体制強化を図っても、うまくいかないと思う。もう少し現実に即した体制を作るような仕組みが必要ではないかと思う。

【会長】
産学官金労言士が一緒にやっていくということが前提で、本当に市民と一丸となってやっていかないといけない。情報発信や協働により、わかりやすい説明をして、共感してもらって一緒に取り組んでいくというようなところも今回の報告書にはぜひ入れ込めればと思う。

【委員】
子育ての件について、長崎市の体制が古いと感じるケースがあった。地域のお遊び教室についての情報を記載したチラシを配布する際のやりとりにおいて、長崎市側の協力を十分得られなかった事例があった。子育てに関して同じ方向を向いているにもかかわらず、対応に疑問を感じた。

【長崎市】
やはり子育て支援は非常に重要な部分で、民生委員の皆さんや地域の皆さんが、頑張っていることを承知している。今回の事例のいきさつについては確認したい。

【委員】
重要なことだと思うので、事実確認と、それについて市の方針はについて、きちんと確認して、応援する立場であれば、きちんと応援すべきであると思う。

【委員】
「所管」というのが市役所の壁である。課を横断的にみんなでネットワーク的に取り組んで、市民の幸せのために頑張る。これを他の課にも横断的に伝えきれるように、頑張ってほしい。

【会長】
一緒に取り組んでいくために、長崎市よかまちづくり条例があって、情報共有や互いのサポートというような原則が決まっているので、できないではなくどうやっていくかっていうところを、ぜひ市役所の中でも一生懸命考えていただきたいと思うし、我々からも提案していくことが重要なのではないかと思う。

⑶ 閉会

【会長】
それでは、以上をもって、4つの目標全ての審議が終了した。とりまとめた内容については、事務局と整理したうえで、次回の審議会において皆様にお示しし、改めてご意見を伺いたいと思う。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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