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令和4年度第1回 長崎市社会教育委員会議

更新日:2022年6月16日 ページID:038795

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習課

会議名

令和4年度第1回 長崎市社会教育委員会議

日時

令和4年5月24日(火曜日) 10時00分~12時00分

場所

議会第1会議室

議題

1 議長・副議長の選出について
2 議事録の記録方法等について
3 社会教育及び社会教育委員について
4 長崎市の社会教育の取組及び施設の状況について
5 長崎市教育委員会からの諮問について
6 長崎県社会教育委員連絡協議会について
7 令和4年度活動計画について

審議結果

1 議長・副議長の選出について
  議長、副議長をそれぞれ選出した。

2 議事録の記録方法等について
  議事録は要点記録とすることを、会議は原則公開とすることを決定した。

3 社会教育及び社会教育委員について
【事務局】 資料に基づき説明。
【委員】 質疑なし。

4 長崎市の社会教育の取組及び施設の状況について
【事務局】 資料に基づき説明。
【委員】 質疑なし。

5 長崎市教育委員会からの諮問について
【事務局】
資料に基づき、諮問事項「市民の学ぶ意欲を高めるための方策について」の諮問経緯等を説明。

【議長】
 「市民の学びの意欲を高めるための方策」ということで、教育委員会から諮問がなされている。この会議を通して、意見を取りまとめ、令和6年3月末をめどに答申したい。
 本日は、最初の会議ということで、「学び」に対しての考えや取組、社会教育施設を使った体験などについて共有したい。

【委員】
 小学校長をしている。昨年度は地域の方との触れ合いが少なかった。公民館等の施設を使用する機会も少なく、地域の方といっしょに学ぶ機会が少なかった。学校の行事の中に、地域の方や保護者の方に参加いただければよいのだがそれも少なく、地域や保護者といった方々から学び、刺激を受ける機会が少なくなっている。子どもたちが興味や関心をもつ場が本当は地域にあるのだが、機会が減っている。

【委員】
 事務局に質問を1点、そして3点お話させていただく。質問として、14ページの調査の対象、母集団について伺いたい。3点お話させていただく。まず事務局の話を聞いて思ったことが、生きること自体すべてが生涯学習という話があったが、生きること自体が社会教育に入ってくると捉えたところである。具体的には、私自身図書館に行って勉強することがあり、また、息子たちにあっては企業内の研修であったり、携帯やスマホ、テレビを見たりすることも勉強と思っているところ。肩を張らずに、今やっていることが学びだという認識が必要だと思う。
 2点目、先日テレビで、北公民館のオンライン講座を熱心にされている状況を見た。前期の社会教育委員の答申の中にあったオンラインと対面の手法はそのとおりだと思う。学校でも学びを止めないために、修学旅行をはじめ、コロナ禍であってもできることをやっていこうと検討をしている。公民館でもオンライン研修等を広げていければよいと思う。
 3点目、横尾地区はコミュニティがしっかりしており、毎月行事があっていて私も参加させていただいている。横尾地区のふれあいセンターでは研修会が開かれており、また図書室があると聞いている。地域コミュニティが活性化していけば、公民館などの利用が増え、仲間づくり、地域づくりが進んでいくと思う。

【委員】
 青年会議所は市民の方を巻き込んで事業を行っている。コロナでここ1、2年はあまりできていないが、例えばランタンの時期に市民、観光客といっしょに手作りランタンを作る活動を行った。また、先日は路面電車を使った「すごろく」を企画し、定員300名に対して、3,000名を超える応募があった。子どもたちを中心に、郷土愛を育むこと、地域社会を活発化させることを考えている。去年はドローンを使った事業や、タブレットを使って事業を行った。青年会議所のテーマである「明るい豊かな社会」の実現のために、地域を活発にしたいという思いがある。青年会議所には若手でいちばん活発に動ける世代がそろっているので、そういった人材をフルに活用しながらまずは子どもたち、そして地域社会を活発にしていきたい。アフターコロナを見据えていろいろな事業を仕掛けていきたい。

【委員】
 私たち、ながさきダンカーズ倶楽部の活動は、まさに生涯を通じていきいきと学べる社会を実践していこうということで活動を進めている。学びをきっかけに人と出会って、仲間ができて、自分の居場所ができることが高齢者にとって大事なことである。コロナ禍で高齢者うつという言葉が出たり、出歩くことが億劫になったりする高齢者が増えている。オンラインを通じてでもきっかけをつくることが、高齢者にとっては大事。

【委員】
 1つ質問させていただく。9ページの(1)のウに関連して、ふれあいセンターの講座開設支援について詳しく聞きたい。
 私自身が福祉の世界で活動しているもので、地域の活動になかなか参加することがなかった。私たちが支援をしている障害をもっておられる方々が地域でどのように過ごされているかを把握することがなかった。今後、そういったことが必要かなと考える。特にコロナ禍でここ2年、イベントができていない状況である。利用者をどういったかたちで地域の集まりに、いっしょに参加できるか。この機会にいっしょに考えていきたい。

【委員】
 高齢者すこやか支援課の補助金を受けて、市内全域で高齢者サロンを行っている。野母崎地区は4地区5か所で開催している。高齢者サロンはまさに高齢者のための社会教育になっている。私の担当しているところでは70代から90代の方が20数名集まってきて、お出かけのおしゃれをしたり、体操したり、ゲームをしたり、救急救命の講座をしたりと多岐にわたっている。高齢者の健康寿命を伸ばすという観点からも大変意味がある。
 公民館の講座に関して、働いている方は講座に参加することができない。中心部の公民館は土日も講座があるかもしれないが、野母崎地区は講座がない。実際に集まるかどうかはわからないが、土日の講座についても検討してもらえればと思う。

【委員】
 前期の答申に関連して、私の地域の小学校では、コロナ禍で2年間、もちつき大会が中止された。去年の12月の終わりに、私と校長、子どもを守るネットワーク代表、PTA会長の4者で話し合った。若い代表の方が、こういう時代だが、子どもたちのために絶対にしてあげたい、できる方法はないかということで、もちつき大会を開催した。その中で、130組の親子が集まり、地域の高齢者に教えていただき、もちつきを経験させることができた。今年度は親子でデイキャンプを計画している。様々な団体や社会教育施設を活用させていただきながら、そのことが先々、自らの生きる力を育んでいくことにつながっていく。

【委員】
 私自身、公民館でゼミの学生と一緒に講座をさせていただいている。学びの意欲を高めるという点で、個人的に気になっているところがある。学びの意欲が高い人たちが、どのような形で学ぼうとするかと考えたときに、情報収集能力が高い人たちはインターネットを使う。特に、ユーチューブはとても充実しており、植物の育て方、土の作り方、工作など見ることができる。私の専門は図画工作であるが、美術に関しても面白いチャンネルがあり、これを見れば鑑賞の授業を聞くよりも、面白いのではないかというところがある。学びの意欲が高い人たちが、ユーチューブで知識を得ていくことがますます増えていくのではないかということが危機感としてある。教える側の人間として、講師の依頼もあるが、その際、ユーチューブで検索すればわかるようなことは下手なことは言えない。講師として、どのような話をすればよいか、学びのために何を伝えるかを考えることが多くなっている。
 社会教育に限らず、対面ですることの意味、ただ知識や情報を与えるだけではなく、関わることによって学びが高まったり、実際に手を動かしたり、体を動かしたりすることで生きていること、充実感を得られるような形をとりながら学びや活動を進めていく必要がある。学び方の方法をこういった場で意識的に考えていくことが必要である。

【議長】
 公民館、図書館は利用する時期とそうでない時期がある。子どもが小さいときは公民館もよく利用していた。今はミライON図書館や長崎市内の図書館をよく利用させていただく中で、今までと違う考えが浮かんでくることがある。行く習慣がつくとよいと思う。私は社会科教育に携わっているが、これからは、学校教育と社会教育の垣根は小さくなっていくのではないか。社会参画ということが学校教育でも言われるようになり、これまでは公民としての資質能力の基礎を学校で養い、あとは社会で活動という形であったが、これから連携を深める部分が、学校の中で必要になってくる。社会科の一教科だけではなく、特別活動まで含めて考えたい。学校で議論したり、活動したりすることはどうしても模擬的になる。これから先、リアルに社会で活躍されている方との関係、連携が必要になってくる。

【事務局】
 委員からのご質問へ回答させていただく。
 1点目の市民意識調査の母集団は、長崎市の年齢階層の人数に応じて、任意に市民を抽出してアンケート文書を発送している。
 2点目のふれあいセンターの支援に関しては、講師謝礼の助成や講座開設の相談に応じる、講師の紹介をするなどの形で支援をしている。

6 長崎県社会教育委員連絡協議会について
  連絡協議会の理事に議長を選出、監事の選出は議長と事務局に一任することを決定した。

7 令和4年度活動計画について
【事務局】資料に基づき説明

【委員】質疑なし

【議長】会議の円滑な進行にご協力いただき、感謝申し上げる。以上で本日の会議を終了する。


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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

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