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更新日:2019年12月26日 ページID:033892
市民健康部健康づくり課
令和元年度第1回長崎市献血推進協議会
令和元年11月24日(木曜日) 14時00分~
長崎市民会館 第4研修室
1 会長及び副会長の選任について
2 長崎県の血液事業について
3 日本赤十字社の血液事業の現状について
4 長崎市の平成30・令和元年度の実績及び計画について
5 質疑応答及び意見交換
出席委員:平田会長、井手副会長、濵本委員、冨永委員、山口委員、加世田委員、岩永委員、原委員、(12名中9名出席)
関係機関:長崎県薬務行政室山口係長 長崎県赤十字血液センター宮崎事業部長、同藤本課長、同山下課長、同出口係長、同高尾主事、同関主事
事務局:田邊市民健康部長、健康づくり課森課長、同内山係長、同竹下
(1) 委員の互選により平田会長及び会長の指名により井手副会長が選任された。
(2) 長崎県の血液事業について、長崎県薬務行政室山口係長が説明をおこなった。
(3) 日本赤十字社の血液事業の現状について、啓発DVDを含め長崎県赤十字血液センター山下課長が説明をおこなった。
(4) 長崎市の平成30・令和元年度の実績及び計画について、健康づくり課森課長が説明をおこなった。
(5) 会長及び副会長あいさつ
【会長】
少子高齢化により、輸血を受ける高齢者が増え、献血する若い人が少なくなっています。現在、献血量は足りているようですが、今後、いろいろなことが想定できますので、若い人が献血できるような対策が出ると良いと思います。
【副会長】
献血者数が年々減少する中、皆で協力して、献血者数を増やしていければと思います。
(6) 質疑応答及び意見交換
【会長】
長崎市の16~19歳の献血者数の割合が6.3%、長崎県5.4%、全国も県と同じような数字だと思いますが、長崎市が高い理由、長崎市の16~19歳の献血者数の割合は増加しているのかお聞きします。
【日赤】
献血バスによる学校での献血で、3年生だけから2年生も献血するようになった学校が1校増えるなど学校での献血者数が増えています。
【副会長】
長崎県の献血目標者数は年々減少傾向にありますが、どのように設定しているのですか。
【日赤】
医療機関に供給する血液量を実績に基づいて予測し、献血目標者数を設定しています。
【副会長】
血液は長く保存できませんが、期限が切れた血液はどうなりますか、廃棄ですか。
【日赤】
赤血球は保存期間を過ぎると焼却処分しますが、「血漿」と「血小板」はアルブミンなどの薬剤の原料として有効利用しています。
【会長】
献血目標者数の達成率について、長崎市が76.1%で、佐世保市が112.0%となっており、県全体ではほぼ100%に達しているのですか。
【県】
県全体では92.5%となっており、100%は達成しておりません。
【会長】
長崎県で献血した分が帰ってくるのではなく、九州ブロック内で再配分され、いろんな調整をして折り合いがついている。目標も高めに設定しているとゆうことですね。
ウィルス検査はどの段階でするのですか。
【日赤】
献血した血液を試験管に採取して検査します。感染している血液は廃棄します。
【会長】
人工血液はまだ現実的でないとなっていますが、昨今の話題で、廃棄した赤血球から100~200日もつような赤血球を作り出す研究が発表されたり、IPS細胞の改良が進んでいたり、今後実用化がすすむかもしれません。
それでは、各委員の皆様にご意見をお伺いします。
【委員】
医療現場では、若い看護師は輸血用の血液製剤の取扱方法を知らなかったり、忙しかったりして、無駄にすることがありますので注意したいと思います。また、献血を800回している人がいますが、どうすればできるのですか。
【日赤】
昭和61年から成分献血と400mL献血が始まりましたが、当時、成分献血は1回で3回分、400mLは2回分、また、成分献血は2週間に1回、年間24回できますので回数が増えました。現在は、1回は1回分となっています。
【委員】
医療従事者としてこの協議会に携わって、血液製剤の大切さを認識しました。また、多血症の方は献血すると良いといったコメントを頂いたことがあります。
20年前の看護師が「少し時間があるので献血に行ってくる」と言って行く方がいました。最近は見受けませんので、そのようなことを違う形で技術者へ伝えていけたらと思います。
【委員】
妻は輸血が必要な病気で、12月に出産予定です。この時期にこの会に参加して、献血の大切さが分かりました。組合員がたくさんいますので、私がまず献血に行って献血の大切さをピーアールして、少しでも多く方が献血に行けるような取組みをしたいと思います。
【委員】
60歳を過ぎたら献血ができなといと思っている人が多いのですが、今日、69歳までできると知りましたので伝えたいと思います。
献血の目標に対する16歳~69歳のそれぞれの人数と達成率について、また、献血回数と献血者数のカウントの取り方を教えてください。
家庭や職場で献血の話をしたり、組合でもチラシを配布したりできると思います。
【委員】
献血者が多かった頃、私は高校生でしたが、観光通りの献血車で献血をして、ヨーグルトを飲むのがファッションでしたが、そんな雰囲気が出てきたら良いと思います。
以前、日赤から学校に献血セミナーの依頼がありましたが、その年の予定は全て入っているので、翌年度以降の検討になります。啓発の仕方、連絡の取り方を考えないといけないと思います。
【委員】
職場ではチラシ等で献血のアナウンスがありますが、当日、皆さんが予定を空けて献血している状況にありません。今日のような説明を受けると献血に行かなければいけないと思いますが、ポスターを見るだけではそこまで意識が高まっていないようです。
PTAは20代から40代の人が集まることが多いので、今回のようなことを発信して親が献血を行うことで子に伝えたいと思います。
【委員】
大学生にとって献血は、「注射が怖い」「貧血だからできない」「時間がない」といった存在です。私も「貧血だからできない」と考えていましたが、実際に献血を行ってみて、検査で貧血であることが分かり健康意識が高まりました。献血した大学生が大学生に、献血は「痛くないよ」「そんなに時間がかからないよ」「健康状態が分かるよ」といったことを伝えることが、献血が広まることにつながると思います。
日赤に大学に来ていただき、献血の正しい知識を広めるセミナーの実施や、献血をした大学生が大学生に伝えるキャンペーンをやってみたいと思います。
【副会長】
佐世保市の大学が連携して、学生献血推進協議会を作って活動をしているようですが、長崎市でもしているのですか。
【日赤】
長崎市にもあります。献血バスで呼びかけをしてもらっていますが、回数が少ないので増やしてもらいたいと考えています。また、SNSを活用したイベントの告知も行っています。
【会長】
九州の献血推進協議会の発表項目で、広報で効果があったものとして、電車のラッピング、看板などの紹介がありました。成功事例を見て県や市で取り入れられませんか。
【事務局】
健康づくり課は、健康づくり全般を担当しているため、献血に特化しなくても、成人の日のチラシの中に、「健康だからできる社会貢献」といった形で呼びかけをしています。
また、献血は、無料で健康管理ができます。いずれにしても、「献血の本当のことを伝える」ことと、「献血している人をつなぎとめる・興味がない人にどう伝えるか」など広報の仕方について考えていきたと思います。
より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く