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平成30年度第1回 長崎市市民力推進委員会

更新日:2018年9月18日 ページID:031812

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 市民協働推進室

会議名

平成30年度第1回 長崎市市民力推進委員会

日時

平成30年5月28日(月曜日) 18時30分~

場所

長崎市市民活動センター「ランタナ」 2階会議室

議題

1 委員長・副委員長の選出について
2 部会委員の選出について
3 市民力向上に向けたこれまでの取り組みと今年度事業について

審議結果

- 会議概要 -

 

【委員】
ランタナ大賞の基礎的なことを教えてほしい。エントリーできるのはランタナの登録団体のみか。また現在の登録数は何団体か。

【事務局】
登録団体がエントリーできる。未登録であってもエントリーを機に登録することも出来る。登録団体数は昨年度末で275団体。

【委員】
協働研究というのは市民協働推進室の事業として行うものなのか。

【委員長】
まだ詰めていないが、今の長崎市の市民力がどういう状態にあるのか明確にしたうえで、翌年度の施策等をしっかり考えていこうという狙いがある。委員も各々活動されているが、必ずしも他の分野のことが、例えば自治会の方とNPO団体がお互いにどのような活動をしているのかよく理解できていない部分がある。委員会の中で今の市民活動の状態をはっきりさせたい。方法は今後議論していく。あくまで市民力推進委員会の中での部会活動としている。

【委員】
ちゃんぽんミーティングには関心があるが、どういったテーマでどのような話がされているのか知りたい。

【事務局】
様々な活動を行う方々に参加いただき、新しい横のつながりができてほしいと考えてテーマを設定している。例えば「広がれ、外国人をサポートするボランティアの輪」というテーマで、独自で行っているボランティア活動について、ちゃんぽんミーティングの場でお互いに発表することで、他団体の活動を知っていただいた。ほかにも「次の世代の景観まちづくり」、「みんなで支えよう子ども若者の暮らし」、「被爆70周年から未来へ」、「長崎の海を活かしたまちづくり」などのテーマで行い、各地区各団体の特徴的な活動を紹介していただいた。基本は昼にちゃんぽんを食べながら開催しているが、昼に来られない方のために、夜7時くらいから開催する場合もある。

【委員】
市民活動についてはお金の問題がある。自ら稼ぐか補助などで行うかなどになると思うが、ファーボ長崎など資金を集める仕組みをもっている団体や、資金援助を行う団体との情報交換など軟らかい連携を持てると、各団体の活動資金調達の解決ができることになるのではないか。

【事務局】
市民活動団体がどう資金を集めて活動するかは常に課題となっている。長崎市の補助金にも制限があり継続できるものではない。ファーボ長崎なども含め市民活動センターに様々な補助団体の情報がある。補助以外でもクラウドファンディングなど様々な資金獲得方法などについて情報提供して団体とつないでいく形でも支援している。また団体に向けた資金獲得方法などの先進事例を紹介するような講座や、研修なども行っている。

【委員】
クラウドファンディングを行う企業なども、成功例を増やしていきたいので情報交換などにも取り組んでいただきたい。

【委員】
ちゃんぽんミーティングを長い間やっているが、意見交換の後の効果として、これをもとに発展した実績はあるのか。

【事務局】
高齢者や子どもとのレクリエーション団体と調理師の団体がコラボして、地域のふれあいセンターなどの事業を一緒に行ったり、サブカルチャーを通した活動をしている団体によるコラボイベントが行われたり、参加した団体同士で新たな事業が生まれた実績はいくつかある。

【委員】
地域でどうすれば良いまちになるか、中学生や高校生やほかの地域の人と一緒にまちづくりを考える話し合いを行っている。意見はたくさん出るが言いっぱなしになる場合がある。いくつかでも成功例があれば参考にしたい。

【委員長】
市民活動団体は、様々な課題をとらえて活動をしている、市民力、市民活動団体として自ら資金を獲得してしっかり活動していくという意識の高い団体もあれば、制約の多い助成金なら必要ないなど、会員だけのための活動にとどまる団体もある。多様性があり、時々本委員会などで話題に上がることがある。市民力そのものの定義が人によって違うし、定義するべきものなのか、多様なままでいいものなのかといった課題も抱えている。

【事務局】*ちゃんぽんミーティングの過去のテーマについて資料を配布
資料を参考にしていただき、今後設定するテーマについてもご意見があればいただきたい。

【委員】
審査部会のこれまでの考えなどについて話をする。団体を支援していくという考えで、スタート補助金は、活動始めて間もない団体を資金面でお手伝いできればというもの。ジャンプ補助金は団体が活動を維持する中で、新たな企画などへ取り組む際に応援しているもの。スタート補助金は特に組織を、ジャンプ補助金は組織もそうですが企画の中身についても審査を行っている。人材育成補助金については書類審査のみで審査部会での審査はしていない。私は民間企業の人間なので、よく人材も経営資源という言い方をするが、これは市民団体にも必要なことだと思っている。目的は違うが、活動する、運営するという考えは大切で、補助金をもらいながらも、なんとか自活できる形でやっていくのを支援するというのが審査会である。審査部会は上がってきた企画や書類を上から目線で審査しているのではなく、どうすればこの団体が、うまく長く活動をやっていけるかという観点から審査をしている。打ち上げ花火のようなことをされても続かなければ意味がない。市のお金を使っての補助金なので、公平性を重視している。審査委員をはじめ、ほかの市民の皆さんが、応援したいと思えるような、プレゼンテーションやその団体の活動の目的を言っていただかないといけない。審査部会はどうすればみんなが納得して応援してあげたいと思えるかを重視している。 プレゼンテーションが苦手な団体もあるが、自分たちの活動のことを他の人にわかってもらえることも大切であり、スキルとして大切なこととして身に着けていただきたいという意味合いもある。 代表の方が、すごくいい事業をしていますと、熱い思いをもっておられても、後に続く人たちがついていけないのでは、活動自体の危機で、代表がいなくなったら安心して活動できないというような活動であれば、もったいないし、公のお金では応援できないという考えでそのあたりのアドバイスなども行いながらこの10年進めてきた。10年で次のステップがあるのであれば、もしかしたらこの審査会や補助金の形態というのは時代遅れなのかもしれない、そこを見極めるまではしっかり頑張っていくという理解をしている。

 【委員】
協働研究部会の研究内容として、このポスト補助金というか、50万もらえるような手厚い補助金は、これがないと活動できないことになりがちなので、何が必要なのかということも部会のテーマとして考えてはどうか。

【委員長】
今後、皆さんと議論しますが、次年度以降の施策や予算編成に間に合うように、研究を進めていくことが大事と思っている。現状把握がどれくらい可能なのか、どのよう方法でやるのかということが、ハードルが高いところもあるが、変えられるところから変えていくことが大事である。

【委員】
私がかかわっている団体は、もともと市が取り組んでいた事業にかかわっていた地域の方たちが、もっと主体的にやろうというところから始まった団体。周りの方たちが補助金をもらわないと活動できないようなことで活動しているのを見て、うちは補助金なしでやろうとしている。実は人的な支援や協力をいただいたのがものすごく力になった。ネクスト補助を考えるのであれば、人の支援とか、どうしたら活動を持続できるようになるのか、次世代育成や資金長たちへの知恵をいただけるような支援の形もいいと思う。

【委員】
私の場合は高齢者の生活支援を10年間やっているが、あまり資金は必要なく、できれば草刈り機とかそのガソリンとか現物がいい場合もある。高齢者世帯の掃除や手入れなどをしているが、亡くなった後に寄付を自治会にという場合もある。入院準備なども含め地域のどろどろした支援をしていて、市民活動と聞くと明るいような気がするし、地域の問題は暗いと感じる。以前「地域で支える高齢者の暮らし」というテーマでちゃんぽんミーティングが行われたようだが、その当時と比べても10年前の暮らしと全く違うと感じるので、このようなテーマでやってみていただきたい。 野良猫の件も、寂しい高齢者が猫を飼って、どうしようもなくなっている状況もあるので、市民団体と一緒に支援したことがある。

【委員】
予算要求のなかで新しい制度として、単に3年間補助金で支援するだけではなく、ケーススタディ的に位置付けて、それが市の施策の中で取り入れるべきものであれば、取り入れていくというような流れにして、市としての課題を探すための補助制度となると、新しいモデルになるような検討もお願いしたい。

 【事務局】
補助金とは別に、提案型協働事業という事業があり、市民側からの提案を受け協働事業で取り組み、市の事業として継続していく場合も仕組みとしてはある。補助金を受けた団体が提案型協働事業の提案をしていくという流れにつなげていきたい。

 【委員】
市民協働とかコミュニティとか言われるが、個人情報保護の問題が壁になっていると感じている。要支援者と気が付いていても入っていけない。個人情報保護の問題によって、まちづくりが難しい。

【事務局】
子どもを取り巻く環境としては要保護児童対策地域協議会で参加者全員に守秘義務を課したうえで情報共有ができる仕組みがある。高齢者についても地域包括ケアの仕組みの中で、法律家の方なども参加するような場面も整えられるつつあると聞いている。

 【委員】
個人情報の保護は目的内での使用はできるが、難しい。

 【委員】
子ども食堂などについても考えているが、地域の要支援者の情報は行政は簡単には教えてくれない。何とかしてあげたい家庭があっても、手が差し伸べられない。

 【事務局】
行政でも、知っていても介入できず、情報共有して見守りしかできない場合もある。

 【委員】
支援を受けてくれる方から、知ってもらうことでの安心も生まれるという声もいただく。どういうふうに飛び越えていくかは、コミュニケーション作りしかないと感じている。

 【委員】
市民力というのは、色々な見方があり答えは一つじゃない。この審議会の中で協議をするなかで「力」という部分にウエイトをおくと、何かしなくてはいけないと考えてしまう。あまり協働とか市民力と意識しないでもいいのではないかと考える。自分たちの団体でできることとできないことを見極めていくことが大事だと考えて、50人のメンバーで活動しているが、メンバー内で活動に対する思いのベクトルを合わせていくことを重視している。メンバーの中に自治会長や山の会の方、民生委員などがいて、例えば登山道の清掃をしてみようとか、高齢者サロンを手伝ってみるとかそれぞれの課題を聞いて、メンバーでできることをクリアしていく。最初は活動の定款の中になかったこと、気が付かなかったことに、メンバー内でベクトルがあってくると、自然発生的に声があがり、できることをやってみると、その方向がどうなのか考えてもっと専門家の人の話を聞いてみようとかいう課題も見えて活動が拡大していっている。ちゃんぽんミーティングの結果などもあるが、そこには載っていない団体や活動もたくさんあると思う。この委員会は、そういう活動なども拾っていくとか、バックアップしていくことも大切ではないかと思う。協働研究部会のメンバー内だけじゃなく、全員でこういう部分も研究しようと考えてはどうか。

 【委員長】
事務局とも、どういう協働研究をするのか、まず委員全員で話す機会をもちたいと話していた。全員の協議で広く検討して、研究部会が実働していくというイメージでいる。

 【委員】
いろいろな活動があることを知って、大学として地域連携などの課題も持っている。教育や研究で携わっていることで、この委員会に活かせることがあればと考えている。

 【委員】
支援を必要としている人と支援をしている人を繋げていくことが大切に考えている。 NPOについても繋いでいく力をどう蓄えていくかということも市民力に必要なことと考えている。

 【委員】
この会での役割がよくわかっていない。今年の事業の説明を受けても、この会で何をどうするのか今一つ理解できていない。

 【委員長】
この委員会は補助金の審査とか表彰イベントなど実行する面もあるが、大きな部分は、先ほど説明があったような事業がさらに良く回るためにはどうしたらいいかということなどの助言をいただくという部分になる。まだ中身はわからないと思うが、1年間の会議の中で理解できた部分について、ご意見をいただくことになる。

 【事務局】
事業の中身はこれから委員として参加いただく中で理解いただきご意見やご助言が頂けるようになるものと考えている。市民力とか協働とかいうことについては、根底にあるものなので、委員のご自身の経験の中からご意見いただければと思う。

 【委員】
業界の話をすると、今演劇は全国の劇場との関係で学校のアウトリーチという形で、こどもたちのコミュニケーション能力の育成に役立つと実証されてきているので、やったことがない地域に派遣されて、劇場が地域とどう関わっていくとか、働きかけていくのかなどをアドバイスしたりしている。学校の制度がかわって、能動的学習に変わっていく中に、演劇という形で、子供たちが自分で考えたことを表現する形がマッチしており、需要があって各地に呼ばれている。やる気の面が劇場側によって差があるので、なかなか形にならないことがあり、考え方が変わらない限り根付くものではないような現実を肌で感じている。市民力について、文化芸術というものは発想する力、コンテンツをつくることに向いていて、子どものころからやっていくことを積極的に進めることができる部分が芸術文化の側面からの市民力みたいなものと考えている。

 【委員長】
以前大学入試で、事案を議論して脚本にして演じなさいというのがあったと聞いたが、単に知識を知っているだけでは通用しないというような例で、演劇とか舞台というものが、市民力といった人材育成にも効果が現れるのだと思う。今回おおよその事業についてこういうものがあることを知っていただいた。次回については、事務局と話して委員の皆さんとベクトルを合わせるというような話もありましたので、委員同士で話をするような時間ももてるような形で進めていきたい。

【委員長】

他に意見等ないか。

 【委 員】

(特になし)

 -   以 上  -

 

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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