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平成30年度第1回 長崎市子どもを守る専門委員会

更新日:2018年9月7日 ページID:031749

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 子育て支援課

会議名

平成30年度第1回 長崎市子どもを守る専門委員会

日時

平成30年5月23日(水曜日) 10時30分~11時30分 

場所

長崎市役所市議会 第4会議室

議題

(1) こども総合相談及びいじめの現状報告等について      
(2) 重大事態発生以降の長崎市による対応について
(3) その他(意見交換)

審議結果

(1) こども総合相談及びいじめの現状報告等について   
 
【事務局】
資料1に基づき、「子どもを守る条例及び専門委員会の概略、こども総合相談の現状」について説明 

【教育委員会】
資料1に基づき、「いじめの現状」について説明                                                                                                                                                  

(2) 重大事案発生以降の長崎市による対応について  
  
【事務局】
資料1に基づき、「重大事案発生以降の長崎市による対応」について説明

【委員長】
それでは、今までの説明内容について質問等はないでしょうか。

【委員】
今、いじめに対するご説明はありましたが、もし子どもが学校の先生とのトラブルで心的ダメージを受けた時の対応はどうするのでしょうか。

【事務局】
子育て支援課相談係にも匿名での電話相談があります。その際は、学校名を教えてもらったりして、一歩手前での対応を重要視しています。まずは話をよく聴き、教育委員会や学校に連絡し連携する等、角度を変えた情報提供を行っています。

【委員】
そういったケースの件数も上げたほうが良いのではないでしょうか。現場では、学校の先生とのトラブルを抱えている子どもが多くいます。

【事務局】
毎年夏休み前にこども総合相談のカードやリーフレットを子どもたちに配布しています。実際に渡した直後に子どもからの相談が入ることが増えています。子どもは匿名相談がほとんどで、言葉にならず泣きながら電話してくることが多いです。その際は相談してくれたことをねぎらい、手がかりを見つけて支援しています。また、保護者については、"親子の心の相談"という事業があり、小児科医や精神保健福祉士へ相談という形でも支援しています。

【委員】
過去に重大事案があって調査が行われたケースはありますか。

【事務局】
これまでは、ありません。

【委員】
年々相談件数が増えているようですが、対応するスタッフの体調は大丈夫ですか。

【事務局】
日頃からスタッフの健康管理には気をつけています。1人で抱え込まないよう、特に虐待事案については1人で判断せず必ず複数対応をしています。

【委員長】
フローチャートの中に”重大事態(市立小中高児童生徒の場合)”とありますが、この場合は長崎市だけの対応ですか。

【事務局】
私学や県立高校の窓口は県になります。

【委員長】
もし、公立・私立がまたがったケースになるとどうなりますか。責任はどこが持つのでしょうか。

【事務局】
どこが責任を持つかという点については、事例が起こった時に臨機応変に対応したいと思っています。

【事務局】
補足させて頂きます。いじめの場合、例えば国立の附属は文科省大臣に報告する義務があり、国で調査が行われます。よって市では調査しないということになります。学校生活以外のことについては、フローチャートの中の”当事者からの申し立て”で市長が認めた場合、委員会を開くようになっています。

(3)その他(意見交換)

【委員長】
それでは、意見交換に移りたいと思います。委員から何かご意見があればお願いします。

【委員】
発達障害に関しては、実感として、学校の先生の理解が増えている感じはありますが、知的に高くて何の問題もないように見える子が増えてきていると思います。このような子は、いじめの加害者・被害者どちらもなり得ます。加害者になった場合、うまく説明できずに言い訳だと判断されて誤解されるケースもあってこじれます。被害に遭う方は自閉症スペクトラムの子が多く”受け身型”といわれるタイプです。このような子は、本当の自分が出せずにいつか爆発します。場合によっては、いじめを受け止めていない子もいます。これらのように、理解しにくい子たちが加害者・被害者に認定された時に、本当にそうなのかという点を見極めることが大事になります。先日出席したオンブズマンパーソン会議でも、理解してもらえないと感じる人が家族も含めて多いという話題がありました。

【委員長】
いじめは事実に基づいた判断が大事になりますが、事実についての認識の違いが生じるため、その事実の見極めが重要ということですね。

【委員】
弁護士会の中でも、いじめの点には力を入れていて、いじめ防止・予防として小中学校を対象にして、学校に弁護士が赴き、法の観点からいじめ予防授業を行っています。これは昨年から始まりました。どういったことがいじめになるのか(例:自分が嫌なことをされてやり返すのはいいのか→いいと答えた子については、認識を改めさせる)という点を話しています。

【委員長】
どういったことがいじめになるのか、法に触れるのかという点を示すことが子どもにとって大事ですよね。

【委員】
スクールカウンセラーからの立場としての意見ですが、いじめに対する学校の先生方の理解度の差・温度差を感じます。たとえば「この子だったらいじめられるのもわかるな~」ということで終わるケースもあります。大学の学生相談では、小中学校時代のいじめ体験を引きずっている人が多いという印象があります。いじめは大人の世界にもあるものですので、人間関係の中でどうやったらうまくいくのかという点を考えることが大事になります。

【委員長】
スクールカウンセラーの観点からのお話ありがとうございます。されたことは記憶に残りやすく、傷にもなりやすいですよね。今後も親子支援ネットワークで支えていきましょう。ご意見ありがとうございました。他に何もなければ、これで本日の委員会を終わります。委員の皆様のご協力ありがとうございました。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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