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平成29年度第3回健康長崎市民21市民推進会議

更新日:2018年8月7日 ページID:031593

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部健康づくり課

会議名

平成29年度第3回 健康長崎市民21市民推進会議

日時

平成30年3月19日(月曜日) 19時00分~20時45分

場所

長崎市男女共同参画推進センター アマランス研修室1・2

議題

(1) 第2次健康長崎市民21後期計画(案)について、前回の市民推進会議にて各委員からでた意見の反映
(2)平成30年度市民健康意識調査票(案)について
(3)平成29年度の主な取組み及び平成30年度の予定について
(4)その他

審議結果

  

(1) 第2次健康長崎市民21後期計画(案)について、前回の市民推進会議にて

各委員からでた意見の反映

(会長)議事にそって進めてまいります。どうぞよろしくお願いします。それでは、議事(1) 第2次健康長崎市民21後期計画(案)に対して、前回の市民推進会議にて各委員からでた意見の反映について 

事務局より説明をお願いいたします。

(事務局説明)資料1に入る前に、前回もご説明いたしましたが、「健康長崎市民21」計画のこれまでの経過について、簡単にご説明いたします。

 長崎市では、市民の健康づくり運動のひろがりを目的に、平成13年度に「健康長崎市民21」計画として、胎生期から高齢者までの7つのライフステージごとに、取り組みや目標を設定し、「すべての市民が健やかで心豊かに生活できる活気あるまち」の実現を目指して、数々の取組みを始めました。その結果、平成13年度に策定した「健康長崎市民21」計画の最終年度である平成24年度の評価で、「小児期」以外は、停滞していた目標項目が多かったため、ターゲットを明確にした取り組みが必要であると考えられ、平成25年度~平成34年度の「第2次健康長崎市民21」計画では、「健康寿命の延伸」を大目標に、「市民がすこやかでこころ豊かに生活できる活気あるまち」を目指し、市民の健康づくり運動を一層推進するために、健康7分野を柱として、「重点課題」を定め、取り組みや目標を設定し、取組みを行っております。

そのような中、国、県の健康づくり計画が、5年をめどに中間評価を行うこととしていますことから、長崎市の「第2次健康長崎市民21」計画も国、県と同様に、30年度からの計画(後期)に向けて、今年度、計画の見直しや評価を行い、計画後期の策定を行ってきたところです。

計画前期の5年間では、生活習慣病の重症化予防という視点から主に青壮年期を対象とする「栄養・食生活」「身体活動・運動」「健康チェック」を重点取組みとしてきましたが、中間評価の結果、健康7分野のうち、世代別の課題が浮き彫りになっている健康分野が多くなっていたことから、特定の対象年齢を強化する取り組みだけでは十分ではなく、その予備軍を含め子育て世代、こども世代すべての世代を横断的に取り組む必要性があるということが見えてきました。その見えてきた現状を解決していくために、今回の後期計画の見直し点としては、子どもを含む全世代偏りなく健康7分野のアプローチが必要であること、効果的な取り組みを進めていくために、二つの柱(1.市民自らが取り組むこと2.市民の主体的な取り組みためへの支援・環境づくり)とし、世代別強化策を示すことで、市民に「見える」計画とすることとなりました。

 この後期計画は、これまで平成28年度から3回の当会議の中で協議を重ねながら作成してきており、強化策の方向性についても、強化を必要とする世代の表記に少し幅を持たせるよう修正をするということで既に了承を得ております。その意見を反映した計画案を、前回の当会議にて事務局から説明し、再度、委員の皆様からご意見等いただきましたので、その意見を、計画にどのように反映したかを、資料1に記載しております。

●資料1に沿って説明。

それでは、資料1に沿って、説明いたします。資料1の後ろに修正した計画案のページを添付しております。

1 健康になることが目的ではなく、あくまでも健康だからいろんな趣味ができるという考えを忘れないでほしい。(素案)にも書いてあるが、生き生きとした生活を送ることが目標なので、そのあたりをもう少し強調してはどうかという意見に対しては、

⇒3Pの健康の坂道の図で、「豊かな人生(QOLの向上)」や、4Pの計画の体系で長崎市が目指す姿「市民が健やかで心豊かに生活できる活気あるまち」という文言等にてしっかり明記しているので計画内容はそのままにしております。

2 7Pの現状4.こころに問題を抱えている人の割合の減少とあるが、次の行の本文では増加となっている、という意見に対しては、

⇒本文の増加傾向というのは記載誤りで、

「こころに問題を抱えている人の割合が減少傾向だが…」と修正しております。

3 7Pの4.こころに問題を抱えている人は特に20代から50代が高い傾向にあると記載されているが、24Pのグラフでは、全体の8.6%より70代以上は8.9%と高いので、その旨も記載したほうがいいのではないか。

また、全体より10%以上高くなっているのが、30代、50代なので20代から50代が高い傾向にあるという表現はおかしいのではないか、という意見に対しては、

⇒その箇所を、「こころに問題を抱えている人の割合が減少傾向だが、年代別にみると、30代が最も高く、次いで50代、20代、70歳以上の順になっている」と修正しております。

4 10Pの1.健全な食習慣の定着の、市民自らが行う取組みでは、3食食べましょうと提案されており、それが健康寿命につながっていくのではないかと思うが、その文言が15Pの中に無く、野菜を350g食べましょうとしか書かれていないので、追記してはどうか、という意見に対しては、

⇒3食のことで具体的な表記の必要性について検討した結果、16Pの課題で「食事回数」、17Pの個人・家庭の取組みで「ライフスタイルに合わせて3食きちんと食べる食生活を守ります」と表記していることから、計画内容はそのままとしております。

5 16Pの1日に摂取する野菜の量の表記で、5皿というだけでなく、350gという表記があった方がいいのではないか、という意見に対しては、

⇒1皿だけではイメージがわきにくいので、17ページの最後に1皿のイメージがわかるような記事を追記しました。

6 18Pのグラフで、20・30・40代は運動をしない人が多いが、設問が、運動習慣のない人というとらえ方のせいではないのか。30・40代が運動をする目的は、例えば仕事のストレスを発散するためにスポーツやジム等に行くのもあると思うので、データの見方として30・40代が低いという問題意識で取り組むものと、50・60代では異なるのではないか。取組方針で、若い人たちの取組みに対するデータがあるのか、もっと表現の仕方を変えてはどうか、という意見に対しては、

⇒世代により運動の取り組みは異なるべきなので、そのためにも、若い人のスポーツのとらえ方がどうなのかを市民健康意識調査の中で、年齢別に分けて設問することで、その年代にとっての運動とは何か、どのくらいの認識をしているのか等設問する等次の議題で調査票の内容についてご検討いただきたいと思います。

7  22Pの特定健診年代別男女別受診率の年代別のグラフでは、確かに40から44才、45から49歳の受診率は低いと思われるが、これは整理をする必要があるのではないか。働く世代が、本当に問題意識が低いのかというのは違和感がある。事業所は健康づくりに一生懸命になっており、労働者は優待という形で健診を受けている。検証すべきと思う、という意見に対しては、

⇒今後、手が薄い保険者との協議が必要と感じているので、具体的にどう取り組むか今後検討予定といたします。働く世代と呼ばれる方々が、受診できない理由として、「忙しくて行けない」ということを課題としての表記で誤解をまねく点がないかについては、受診しない主な理由については「市民健康意識調査の結果により」と明記していることから、計画内容は修正しておりません。

「健康無関心層」については、国の「個人の予防・健康づくりに向けたインセンティブを提供する取組に係るガイドライン」の中で、地域及び職域における健康づくり施策が、住民や従業員一人ひとりまで行き届いておらず、自分自身の健康づくりの関心が低いなど健康づくりの取組を実施していない層(健康無関心層)が、健康づくりの対象となる住民等の約7割も存在するという調査結果があることから、これも修正せずといたしました。ちなみに、本市の国民健康保険者における特定健診受診状況を見てみますと、平成28年度の全体の受診率は32.2%でしたが、そのうち40代は12.6%、50代では19.6%と低い結果となっていました。

8 4.25Pこころの健康づくりの推進の自殺の死亡率の目標値は、本来ゼロにすべきではないか、という意見に対しては、

⇒長崎県の自殺対策協議会でも同様の意見があり、目標はゼロではないのかと協議したものの結局決着がつかなかったこともあり、国の自殺総合対策大綱の中には、誰も追い込まれない社会の実現を目指すというのが目標として挙げられているので、自殺死亡率を国同様30%減少を目標にするということで修正せずとしております。

9 28P5.禁煙の推進の、行政の取組み「禁煙支援ネットワーク市民向けの講演会を実施します」ということは、禁煙支援ネットワーク協議会が再稼働するということか、という意見に対しては、

⇒禁煙支援ネットワーク協議会が再稼働するということではないので、その箇所の表現を「禁煙支援ネットワークについて市民向けの講演会を実施します」と修正しました。

10 33Pの7.健康づくりをすすめるための環境づくりの取組方針で、「認知症の早期発見早期治療につなげる」、またその下には、「地域包括ケアシステムの構築」とあり、次のページの行政の取組みに、「認知症を早期に発見し、医療につなげるためのシステムづくりに取り組みます」という文言があるが、現在薬剤師会では認知症対応向上研修を開催し、この研修を修了した薬剤師は、認知症にしっかり対応できることになるので、研修を終了した薬局のリストをホームページに掲載予定。認知症に対してご心配なことがあれば研修終了した薬局にご相談くださいと紹介していただければ、このシステムづくりに役立てられると思っている。地域包括ケアシステムの構築の中では、在宅医療の協力薬局を構築してホームページに掲載を思っており、在宅医療に不安があれば、近くの薬局にご相談くださいと、薬局の利用を考えているので、この取組みに参入できたらと考えている、という意見に対しては、

⇒ 取組方針で薬剤師会の取組みや各関係機関が、医療連携の中でどう表現すべき協議しましたが、さまざまな関係機関が多様な取り組みをしておりますので、その具体的な取り組み内容までを計画に追記するのは難しいので、「○認知症を理解する市民を増やし早期発見、早期治療につながる」を「○認知症を理解する市民を増やし早期発見、早期治療につながるシステムづくり」と追記することにとどめております。

(会長)ただ今の説明について、疑問点・ご意見はございませんか。

(委員)4項目の3食という表現についてですが、「3食きちんと食べる食生活を守ります。」という表現でいいのでしょうか。例えば、4食5食が望ましい食生活の場合もあるでしょうし。一般的には3食という感覚があるのかもしれませんが、例えば「ライフスタイルに合わせて、3食を基本として規則正しい食生活を心掛けます」という表現にしてはどうでしょうか。

(会長)3食守りましょうということに対しての意見はありませんか。

(委員)昔から糖尿病の食事では、1日3回は体に良くないということで、5回とか7回の方がいいということもあります。もちろん全員に当てはまるというわけではないですが、糖尿病予備軍の方も増えてきている今の時代では、3食をあまり強調しない表現の方が確かにいいのかもしれないと思いました。

(会長)当計画の対象者には、当然病気の方も含まれますが、その辺はどうでしょうか。

(事務局)ご指摘ありがとうございます。それぞれの取り組みの中でも、個人・家庭の取組みの欄は、市民に分かりやすい言葉で訴えかける必要がございます。3食自体が科学的に立証されているわけではありませんので、各人のライフスタイルに合わせて、3食を基本としてという表現にすることで、あくまで規則正しい生活を各人のライフスタイルに合わせて作っていくという表現になるよう検討させていただきます。

(会長)ライフスタイルとか、病気がある方は病状に合わせてかかりつけ医に相談してという表現がいいのではないかと思います。他に何かありませんか?

(委員)8項目目の自殺のところですが、自殺の死亡率の目標値については、しょうがないと思いますが、文章にはひとりでも自殺者を出さない旨を追記してほしい。どうしても強く打ち出してほしいと希望します。行政の立場として表現できないものでしょうか。

(事務局)自殺者を一人も出さないというのが最終目標と捉えております。計画書は、現状がどれくらい達成したかを確認するためのものであるため、現実に即した数字にさせていただきますが、表現については、自殺者をひとりも出さないという強い思いがあるということを追記できるよう工夫したいと思います。

(会長)7ページの1.で、食生活で特に気をつけていることが無い人の割合が、各世代ともに増加しており、と記載されていますが、確かに各世代とも増加はしているのですけれども、40代は16.1→16.6%、60代11.5→12.2%という結果であり、これはほとんど増加していないことになるので、ひとくくりとして、各世代とも増加しているといえないのではないでしょうか。

(事務局)50代のところは、10.6→17.0%と著しく増加していますが、全ての世代には当てはまらないことから、先ほどのご意見をもとに年齢によってという表記に見直したいと思います。

(会長)同じ7ページの3.健診のところで、健診を受診しない理由として、「かかりつけ医がいる」が39.5%と多い結果をしっかりと見ていった方がいいのではないかと思いました。また、5.喫煙のところですが、「喫煙習慣がある人の割合は減少しているものの、20代、30代の男性の喫煙率は増加している」と表現が異なっています。7.環境づくりのところで、国と比べて、要支援、要介護認定率の割合が高いと記載されているが、長崎市の認定率は、軽度者が多く、重度者は少ない傾向だったと思うので、その点がわかるような記載にしたほうがいいのではないでしょか。

(事務局)ご意見ありがとうございます。喫煙の表現につきましては、「喫煙習慣がある人の割合は減少しているものの、20代、30代の男性の喫煙習慣がある人の割合は増加している」と訂正することとします。また、介護認定の文章につきましては、介護度をもう1度確認した上で、表現を修正することといたします。

(会長)18ページの図4 ロコモティブシンドロームの認知度のグラフは、経年比較がわかりやすいと思いますが、この設問はいつから聞いているのでしょうか。

(事務局)29年度から設問することとしています。

(会長)22ページの図3 国保特定健診受診率は、40代が最も低いものの、50代も全体の32.2%と比較すると、受診率は低くなっているので、40代・50代に対する対策をしっかりしてほしいと思います。また、24ページで、図5の横軸で、20歳代、30歳代と表記されていますが、歳は不要なので、20代、30代と歳を削除してください。あと、28ページの【行政の取組み】で、受動喫煙防止についての普及啓発を行います、と記載されていますが、公共の場での禁煙推進とか、通路・アーケード等における歩きたばこについてなど明記できないでしょうか。

(事務局)受動喫煙防止については、健康増進法の改正案が、現在はまだ、閣議決定された段階で、法律の中にあるべき姿、罰則も含めての規定が議案として出てくる手前となっています。今の健康増進法の中では、努力義務となっており、長崎市では、ポイ捨て・喫煙禁止条例を施行し、ごみのポイ捨てと屋外の公共の場所での喫煙を条例で禁止することで、快適な生活環境づくりを図っているところです。禁止地区については、罰則などもございます。今後の国の動向を踏まえての対策が必要とは思いますが、現段階では、今以上の表現は難しいかと考えます。

(会長)ありがとうございました。続きまして、議題(2)平成30年度市民健康意識調査票(案)について事務局より説明をお願いします。

(事務局説明)説明に入ります前に、資料の訂正をお願いいたします。委員の皆様には、事前に調査票(案)をお渡ししておりますが、その中の3ページにつきましては、本日お配りしております資料に差し替えをお願いいたします。

それでは、まず、市民健康意識調査についてご説明いたします。

●資料2に沿って説明。

「第2次健康長崎市民21」計画では、計画の成果指標の目標値、44指標のうち、16指標をこの調査にて設定しており、毎年度、この調査を実施し、健康に関する市民の関心度や取り組み方を把握することで、成果指標の進捗確認を行い、計画の見直しや状況の変化に応じた適宜な事業やイベントを実施しているものです。

対象者は、20歳~84歳までの3,500人とし、対象者を5歳きざみの年齢別、男女別に層化無作為抽出します。

調査方法は、郵送にて配布、回収とし、今年度の有効回答者は1,227人、35.1%という結果でした。

調査時期は、今年度は、中間見直しの年度であったことから、5月に実施いたしましたが、来年度は10月ごろを予定しています。

調査内容は、資料2にありますように、健康、食事、運動、たばこ、歯、検診等計55問を考えております。資料2の上に記載しているように、赤字は、平成28年度の調査票を今年度修正及び追加した箇所、青字は、今回、新たに修正及び追加した内容となっておりますが、大部分の設問は成果指標の進捗状況を確認するために、毎年同じ設問としております。

2ページの問18では、今年度同様、野菜70gの目安量や皿数の考え方がイメージできるよう、本日お渡しした「毎日プラス1皿野菜を増やそう」を同封する予定としております。

 3ページと4ページの問21をご覧ください。運動の設問となっていますが、前回の当会議の中で、ご意見いただきましたので、運動の設問をより詳細にしてみました。委員の皆様からご意見いただければと思っております。

 8ページをご覧ください。問47では、長崎市で行うがん検診についての設問になっておりますので、本日、お配りした「最後に受けたのはいつですか?」というチラシを同封する予定としています。

(会長)それでは、事務局からの今の説明を受けて、委員の皆様から疑問点・ご意見をお願いしたいと思います。

○問21-2(委員):運動やスポーツをあわせて1回の平均時間とあるが、これは継続して実施した時間なのか、それとも途中時間をはさんでの実施でも、合計の実施時間なのか、もう少し具体的な設問にしたほうが回答しやすいのではないか。

(会長)平均何時間 ⇒ どれくらいの時間とした方がいいのではないか。

○問21-3(委員):選択肢の9「釣り」について、確かにハードな釣りだと運動的だと思われるが、やはり動かない時間が長いというイメージなので、この調査にはそぐわないのではないか。

(委員)協会けんぽにおいて実施した、事業所における健康増進の取り組みアンケートでは、始業前の軽運動や階段利用などしているという回答があったので、働いている方については、スポーツ的なことだけではない回答項目が必要であると思う。

○問21-5(委員):あえて3つ書くのか、もっと他にもあるということで3項目にするのか、数字をあえていれないといけないのか。これ以外で自分なりに取り入れている場合もあると思うので自由記載とし、自分の好きなスポーツを書くというのがより知りたい内容が把握できるのではないか。

(事務局)自由記載の追記を検討したい。

(会長)野球、バスケット、テニス、卓球、ダンス、クライミング、剣道、柔道等ある程度選択肢に入れて、後は自由記載としてはどうか。あと、ヨガとエアロビクスは運動量がだいぶ異なるので、分けた方がわかりやすいのではないか。

○問10(委員):あなたは現在 ⇒ 現在、あなたはがわかりやすいのではないか。

(会長)「あなたは」「現在」の間に「、」を入れではどうか。

○(問21-4・5)(委員)問21がページをまたいでいるのは、高齢者にとってわかりづらい。

(事務局)問21が同じページになるよう設問の順番の入れ替えを検討してみる。

(委員)「医師等の指導」「健診を受けて指導を受けた」や「体重が増加した」等の選択肢も追加してはどうか。

(事務局)選択肢の増加を検討。

○問23(委員):問21-4で、運動には、身体に負荷をかけるという目的の運動と、仲間と楽しく行う趣味でやる運動とあると思うが、仲間がいるから等、人とのつながりの項目がないので、追加してはどうか。

(事務局)社会性として「人とのつながりを求める」という項目の追加について検討。

○問21-6(委員):自身のことだが、運動し始めたら腰痛が出てしまい、運動できなくなったので、そういう方たちのために、今はできないが落ち着いたら頑張るという選択肢もあったらいいのではないか。

(委員)地域では高齢者ふれあいサロンが開催されており、結構楽しく地域の高齢者が集まって参加されている。サロンでは、簡単なストレッチや柔軟体操等を実施している。その他欄はあるものの、なかなか高齢者の方はその他欄の記入をしないので、選択肢として追加してはどうか。

(事務局)担当課と協議し、見直しを。

○問16(会長):甘いもの、炭水化物、糖尿病につながるような、また腎臓病の「たんぱく質の摂り方」に関する選択肢がないので、「甘いもの、炭水化物を控えるようにしている」とか「たんぱく質を摂りすぎないようにしている」という選択肢があってもいいのではないか。そうすることで、読んだ市民が気にすることができるのではないか。

○問29(会長):日本酒だけアルコール度数の記載がない。確か12~13度かと思うが、どうだろうか。

○COPD検診(会長):たばことの関連としてもいいのだが、今、長崎市で月1回開催しているCOPD検診について、「長崎市でCOPD検診が月1回行われているのを知っていますか?」という項目を聞くことできないか。

○問54(会長):慢性腎臓病対策に携わっている宮崎医師に聞いてみたところ、「糖尿病や腎臓病がひどくなると、脳梗塞、心筋梗塞、透析になったりしますが、そうならないため、かかりつけ医の先生から専門医への紹介が必要と思いますか」という設問を追加できないかという要望があったので、追加していただくと、ありがたいのだが。

(事務局)CKDについては、現在、動きがあっており、その中で、かかりつけ医の先生方との連携も進めていきたいと考えているところだが、まだ協議の段階のため、提案のあった設問までいれることができるかどうかは、検討したい。COPD検診については、現在、私ども禁煙相談会と一緒に実施しているので、知っているかと聞くことは、その事業の周知の指標になると考える。どんな形でできるかは、即答できないので、検討したい。

○問47(会長):市民への周知も兼ねて、「メタボリックシンドロームに着目した健診を無料で年1回受けることができることを知っていますか」という設問を追加できないか。

(事務局)質問表に、「最後に受けたのはいつですか?」というチラシを同封予定だが、それは、年齢により受けることが可能な健康診断や長崎市がん検診の内容を知ってもらうという目的もある。メタボリック=特定健診につながっているということは、わかりにくいので、このチラシに目がいくよう追記できないか検討したい。

○問34(委員):現在何本の歯があるかという回答は難しいのではないか。

(委員)この質問はあまり意味がないのではないか。大体自分の歯が何本あるか知らない人もいるし、逆にインプラントやブリッジが入っていても噛むことができればいいのではないか。マニアックな質問に感じる。たぶん8020運動かと思うが。

(事務局)長崎市では、歯科口腔保健推進計画を策定しているところだが、歯科疾患の予防の中で、歯の本数も指標のひとつとしており、啓発の意味もある。以前健診の場で実施した歯の本数とアンケート結果による歯の本数の比較をしたことがあるが、さほど変化がなかったという結果だった。あと「噛む回数」と「噛むことに問題ありませんか」ということを掛け合わせることで何か傾向が出るのではないかと思っている。

○問21(委員):運動の設問では、計画に沿うような設問をもってきてはどうか。例えば運動をしない人は、不健康になる・生活習慣病になりやすいと思いますか?という設問があってもいいのではないか。

(事務局)計画内容に沿う、市民の意識が分かりやすい設問を聞くことが大事だと思うので、表現の仕方や設問の仕方についても計画の根幹につながるようにできないものか全般的に見直し、検討していきたい。

○問16(委員):「自身の食生活で気をつけていることは何ですか。」という設問の回答で、「特に気をつけていることはない」という人が増えており、改善が見られない。しかし、例えば、「野菜から先に食べている」、「糖質を控える」ことを自身も含め、周りでも意識しているので、その項目も追加してほしい。

○問24(委員):設問では、「ロコモティブシンドロームを知っていますか?」と聞きながら、選択肢の下には、ロコモティブシンドロームを説明している。説明をしてしまうことで、果たして正確な回答が得られるのかと疑問。知ってもらうための設問なのか、本当に知っているかどうかを知るためのものか。※注釈をすぐ下につけるのは、判断に迷うのではないか。

(事務局)市民への周知という効果も狙っているのだが、確かに同じ箇所に注釈を記載するのはおかしいので、最後に記載できないか検討したい。

(委員)「知っていますか?」ではなく、「知っていましたか?」はどうだろうか。そういう設問の表現にすれば、別に問題はないと思う。注釈の表記場所は統一した方がいいのだろうか。

(事務局)他の問についても今回は積極的に、その意味がわからないのではなく、その意味を伝えようと内容を盛り込みすぎたところもある。全体をみて、注釈の位置を変えたり等検討したい。アンケートの趣旨としては、「今あなたどうなんですか。」という聞き方を基本に考えている。その点がおかしくならないように再度見直したい。

(委員)健康教育等では、31品目という「食品の数を増やしていく」という意見も結構ある。

(事務局)長崎市では、食育推進計画も作成しており、このアンケートは、その指標にも活用している。いろんな異論があるのを、表示の違いはあると思うが、分かりやすい表現で、できるだけ委員の意見を反映できればと思う。選択肢を増やすことも検討。

○問36(委員):「糸ようじを使っていますか?」という設問は、啓発の意味も強いと思っていいのか。

(事務局)使ってほしいという気持ちが大きい。しかし、使用している人は、実際は増えてきている。

○たばこ関連(委員):煙草の関連で、なぜ吸うのかを聞いてほしい。吸っていることを前提にして対策を立てていると思うが、何で吸うのかを把握することが必要。例えば、大人になって吸ったのか等、啓発につなげるためにも聞いたほうがいいのではないか。

(事務局)若い人が吸い始めることを無くしていこうというのも広く市民に分かりやすい評価に入れている。ただ、当アンケートの回答者のうち、喫煙者の回答となると、数が少なくなってしまうので、市の別の取組事業である「禁煙サポート事業」という喫煙をやめたい人にする事業があり、その事業利用者に対して、毎年アンケートを実施しているので、今の委員のご意見は、そのアンケートに追加していくこととしたい。

○問40(委員):がん検診のところですが、平成28年の長崎県の主な死因別死亡数の割合で、生活習慣病が約50%を占めており、その中で悪性新生物(がん)が27.9%を占めているため、アンケートのがん検診の項目の前にこういった情報を追記することで、がん検診の重要性が伝わるのではないか。

(事務局)がん検診の啓発として、市民へ、がんに対する正しい認識を深めてもらおうと、チラシ等を作成して、啓発を進めている。今回、アンケートに追記できるかどうかはわからないが、啓発として、有効なデータを活用し、市民に実態が少しでも伝えられるよう考慮していきたい。

○たばこ関連(委員):喫煙率の件だが、資料1.7ページの喫煙習慣がある割合が、男性の20代は平成26年度の27.6%⇒29年度は37.8%と増加している。この数字を見ると、おそらく平成26年にはまだ10代だった人が平成29年になって20代となり、この3年間で平成26年の20代と平成29年の20代は半分近く入れ替わっているにも関わらず、27.6%→37.8%と割合が増加。これは、つまり20~25歳の子たちにまずいことがおこっていることを示すデータだと思う。だから、小出委員が提案された「なぜ吸うのか、なぜ吸い始めたのか」ということがわかる設問が追加されることで、喫煙の理由が把握でき、5年後10年後に、より効果的な対応策が明らかになるのではないか。

(事務局)確かに、受動喫煙に対する取組みとして、喫煙者へ一般的な禁煙勧奨をするだけではなかなか効果は望めないので、喫煙を始めた理由という視点は重要。まずは、別の事業で、喫煙をやめたいという方に対して、喫煙を始めた理由を聞いていくことで把握に努めていきたい。

○問25(委員):2から6は具体的に分かりやすく書いてあるが、1の「神経過敏に感じましたか。」という設問の、神経過敏という表現はどうかと感じる。

○その他(委員):アンケートの回答率が、35.1%と3人に1人ということだが、その回答率で、層化無作為抽出しての調査として、有為になるのか。アンケートの内容量が膨大で、決心しないとなかなか回答できない。アンケート様式を考える必要を感じる。例えば、(問39-1)は選択肢が途中で、枠が切れ、次ページにわたっている。デザインを考えてほしい。

(事務局):組み方や順番などデザインは見直したい。調査としての精度そのものについては、統計上の数としては十分と考える。ただ年代別によっては母数が少なくなっていることから、通常よりも対象数を多くしている、29年度の調査回答率は35.1%だったが、それより前は40%より多かった年度もあったという現状がある。アンケートを見たときに、よし答えてやろう・協力してあげようと思ってもらえる文章を考えているのだが、再度検討したい。

(委員)長崎大学からアンケートを一般住民にお願いしたことがあるのだが、郵送だと約一割だった。長崎市が3~4割回答していただけるのは、市の調査という信頼性だと思う。今までの頑張りで、すごい数字。

(委員)私たちも、回答者の興味が続くよう、大きなくくりを作っている。例えば、「ここからは、何に関する質問です」のように、区切りをはっきりすることで違うのではないか。回答率が3割、4割ならこのままでもいいのではないか。このアンケートが何のためであり、どういうことに使うのか、そしてこんなことについて尋ねるという主旨が、最初の表書きにあると思う。そうすることで、きちんと回答者に分かっていただけるかと思う。質問自体が啓発の意味も含んでいるとのことだが、もしかしたら質問に答えること自体が健康意識を高めることにつながっていくかもしれない。糖尿病や腎臓病も加えたらどうかという意見もあったが、メタボリックシンドロームの意味を知っているかなどクイズっぽい箇所も出てくるので、「分からない」という経験自体か気づきとなり、知りたい気持ちになる。表書きに、例えば、回答してもらうことがあなたの健康に対しての気づきになる機会になれば幸いです、もしくは、最後に、この設問に答えることで健康づくりに役立つことがありましたでしょうか等加えるといいいのではないか。

○問2(委員):何歳ですかという設問はどうだろうか。

○問32-1(委員):選択肢が三択ありますが、3は問33へとあるが、これは3と答えた方も問33に○を付けるのか。

(事務局)ここは問いが食い違っているようなので、見直したい。

(龍堂委員)「1か月間吸っていない」という、1か月間は何か理由があるのか。

(会長)禁煙外来では大体2か月半吸っていないことを基本にしている。期間については検討してほしい。

○問40(会長):肺がん検診の胸部エックス線検査のところだが、「健診を受けたかまたはレントゲン受けたか」ではないか。

(事務局)難しいところ。肺のご病気で治療している人も定期的にレントゲンをとるが、その中で、がんもわかる可能性がある。この場合は医療保険で受けたと考えていただきたい。がん検診を何のメニューで受けたのかをたずねている。人間ドックもあえて選択肢にいれているのだが、人間ドックは、職場が用意している人間ドックもあると思うで、その場合は2番と3番の複数回答となることもあると思う。

○問45(会長):乳がん検診のエコー検査というのは、超音波検査ということか。マンモグラフィという言葉も難しい。乳房エックス線と、COPDやCKD、及びロコモティブシンドロームのように、カッコ書きで説明する等検討してほしい。

○問1(委員):近年はトランスジェンダーの方にこの質問はどうか。社会的にはどうか。

(委員)表書きのところで、「答えたくないところは、答えなくて構いません」と表記することではいいのではないか。

(事務局)表書きの内容にて検討。

(会長)ありがとうございました。続きまして、議題(3)平成29年度の主な取組み及び平成30年度の予定について事務局より説明をお願いします。

(事務局)調査票案につきまして、多数のご意見ありがとうございました。しかしながら、本調査は25年度から実施している内容であり、本日のご意見を全て今回の調査票に反映することは困難ですが、事務局にて、委員の皆様のご意見を踏まえ、できる範囲で反映した本調査票を事務局にて修正し、来年度の10月ごろ調査実施したいと思います。なお、調査結果については、来年度の当会議の中でお示しいたします。

●資料3に沿って説明。

(事務局説明)資料3の1ページをご覧ください。今年度の主な取組みについて説明いたします。健康長崎市民21の普及啓発する機会を増やすために、表に掲載しているイベントに参加をし、第2次健康長崎市民21の計画内容や健康情報を発信しました。いずれのイベントも多くのかたが参加され、また日ごろなかなか接する機会の少ない、子育て中の若い年代や働き盛りの世代への健康づくりの啓発の機会となりました。

 2ページをお開きください。ここでは、地域の保健医療・職域等の関係団体のかたがたとの協働にて、春と秋の健康まつりを開催した内容を掲載しております。

 次の(3)では、リーフレットやチラシ等による普及啓発の実績を掲載しております。

 3ページの中ほどをご覧ください。市民健康意識調査の今年度の結果を掲載しております。

 4ページをお開きください。ここでは、来年度の予定を掲載しております。来年度は、第2次健康長崎市民21計画の中間評価を踏まえた後期計画の1年目となりますので、その計画に沿って、健康7分野の取組みをより一層進めていくために、今後も引き続き、市民、地域、企業、保健医療関係団体と協働しながら、健康7分野の各活動が積極的な展開と、健康づくりに関する情報発信をしていく予定です。

(1)イベント参加による普及啓発としては、今年度同様の各イベントに参加予定としております。

(2)健康まつりについても、今年度同様、春と秋に、協力団体との協働による健康ブースを出展予定としております。春の健康まつりは、平成30年4月30日の祝日に、今年度と同じ長崎ブリックホールにて、表に掲載している協力団体と協働して実施する予定で、現在準備を進めているところです。

 秋の健康まつりについても、今年度同様の形で開催できればと考えております。

(3)リーフレットやチラシ等による普及啓発としては、広報ながさきの活用と、市民が集う場の機会の利用を考えております。

(4)市民健康意識調査も、先ほど、議事(2)でご協議いただきました内容を踏まえた調査票にて、10月ごろに実施予定です。

(会長)それでは、事務局からの今の説明を受けて、委員の皆様から疑問点・ご意見をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。

~委員からの意見等なし~

(会長)今回の議事内容についてひととおり、協議が終わりました。ほかに、何かご意見や疑問点等ありませんか。なければ、予定の協議時間も過ぎてしまいましたので、これで本日の協議を終了とします。委員の皆様、議事の進行に御協力いただきありがとうございました。(議事進行終了)

 

4 閉会

(事務局) 真崎会長、ありがとうございました。

本日は、長時間にわたりご協議いただき、貴重なご意見、誠にありがとうございました。

今後の流れといたしましては、本日ご協議いただきましたご意見を踏まえた形で、後期計画を来年度は多くの市民の皆さまへご周知をさせていただくとともに中間見直し    で見えた課題解決に向けて今後の皆さまのご協力を賜りながら進めていきたいと考えております。今後ともなにとぞよろしくお願いします。

なお、来年度の予定でございますが、この会議は年2回を予定しております。1回目を今年の10月頃予定しております。よろしくお願いします。

それでは、これをもちまして、本日の会議を終了させていただきます。ありがとうございました。

(終了)

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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