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平成29年度第3回 平和祈念式典「平和への誓い」代表者選定審査会

更新日:2018年4月13日 ページID:031138

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

原爆被爆対策部 調査課

会議名

平成29年度第3回 平和祈念式典「平和への誓い」代表者選定審査会

日時

平成30年1月15日(月曜日) 14時00分~14時50分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第3会議室

議題

1 「平和への誓い」代表者選定スケジュールについて
2 「平和への誓い」代表者募集要項について
3 「平和への誓い」代表者選定審査方法について
4 会議の公開・非公開について 

審議内容

議題1 「平和への誓い」代表者選定スケジュールについて
【事務局】
配布資料(P1)に基づき説明

【会長】
公募期間が昨年より長くなっていることなどが昨年との変更点であるがいかがか。

【委員】
日程について、特に意見はない。


議題2 「平和への誓い」代表者募集要項について
【事務局】
配布資料(P2~P8)に基づき説明

【委員】
被爆証言映像の撮影は、映像の時期や内容を統一することが目的なので、個人から出されるとばらつきが出てくる。事務局で撮影するよう一本化したほうがよいと思う。

【委員】
昨年は初めての審査で、お互いに試行錯誤しながら最終的に絞りこんだ。
我々が一番ほしいのは当日どのような話をされるかということであり、それに近づけるためにこのような審査を行っている。できたら箇条書きでもいいからこういうことを話し、訴えたいということが事前に必要ではないかと思う。当日何を話されるかということに対して、この方がベストであるということを判断したい。

【会長】
もっともな意見だと思う。ただ、最終的には決まった方が出された資料を基に原稿を書かれるわけだから、それについて委員や市が内容について言うことはいかがなものかと思う。いずれにしても話していただく内容について、被爆体験とか平和への思いを文書としてしっかりと書いていただくということが主である。どういう話しぶりをされるか、活字だけではわかりにくいという意見が委員の皆さんから出たので、映像はないのかということで試行錯誤の中であるものを準備した経緯がある。基本的に映像については二次的なもので、どのような話しぶりをされるのかということを、中身については文書で平和への思い、こういうことを言いたい、こういう思いを持っているということを書いていただき、それが審査の対象になろうかと思う。そういうことで、自分が持っている映像を出すことでいいのか、あるいは絞り込んだ方々について市が画一的に撮影することでよいのかということである。公平性のために全員市で撮影してはどうかとの意見が出たが、いかがか。

【委員】
委員の意見も反映したものとして、事務局が撮影する場合でも、もし選ばれたら何を話すのかを話していただくこともあるかと思う。5分程度に限定して、それを見て内容も把握できるようなストーリーにしていただく。そういう意味で私も事務局で全員撮影した方が一番よいと思う。万一、事務局が撮影できない場合は、そういうルールを作って、古いものはだめで、新たにこのために5分以内で作って送っていただく。事務局が見て、それで十分であればそれを使い、だめなら事務局で撮りに行く。公平性を保つと同時に委員の意見を踏まえればそういう考えもあるんじゃないかと思う。

【会長】
ご自身で5分程度の映像を撮っていただき、これを皆さん見てくださいということであれば、それを採用してもいいんじゃないかとの意見だと思う。

【委員】
海外の場合もあるかもしれないので。ただ、公平性という意味においては、たとえば極端な例で言うと、何人かで話したり、音楽を付けて話される方もいるかもしれないので、シンプルに話していただく。それに内容は実際に選ばれた場合にどんなことをしゃべりたいのかについて話していただくことにすれば、そんなに差はなくなると思う。あまりにもひどければ、事務局で判断していただいて、撮り直しということはあると思う。

【会長】
そこは柔軟に対応するということでよいか。出すのはだめだということではなくて、出す方がいれば、最終的に何人になるかわからないが、そういうことで。他に募集要項について意見等ないか。

【委員】
昨年初めてで、応募される方もさまざまだった。外国含め県外で活動されている方に比べて、長崎の方は頑張っていた。公募は、外国を含めて広くというのが原則としてあっていいと思うが、やはり何回か重ねて、一つの総括のもとにどうされるかとの方向性について、今後考えないといけない。

【会長】
昨年の反省だが、さりとて、門戸を広げてやるわけだから、実際に長崎県外でも全国各地に平和への強い思いで活動されている方々がたくさんいる。そういう方々に門戸を広げるということは大切なことだと思う。ほかに募集要項について意見はないか。

【委員】
応募資格の被爆者健康手帳の交付を受けている方に被爆体験者は入らないのか。我々は被爆者だと思っている。被爆体験者がなぜ、被爆者健康手帳の交付を受けてないことで、応募資格の対象外なのか。

【事務局】
被爆者援護法に基づく被爆者の定義が、申請をして被爆者健康手帳を交付された方になる。それを援用するような形で記載している。

【委員】
被爆体験に基づく核兵器廃絶や平和への訴えは少しも変わらない。別に法律で決めているわけではないのだから、応募できるのは長崎で被爆した方ということを考えれば、手帳を持っているか、持っていないかというのは別に関係ないと思うが、どうなのか。応募者が法律で決まっているわけでもなんでもない。

【事務局】
そのとおりで、あくまでも募集要項で定義をさせていただいた。

【委員】
関連するが、海外の方で別に国籍が日本でなくてもいいわけだが、英語、韓国語や中国語で申請した方が去年はいたのか。

【事務局】
昨年は日系の方が日本語で書かれていた。

【会長】
いわゆる法律に基づく原爆投下から2週間を経過して、長崎に入っている研究者、救護に入った方やマスコミ関係の方とかたくさんいるが、手帳は持っていない。2週間以内、2キロ以内に長崎市に入っていないわけで法律の対象外だから。そうなると手帳を持っている方に限定するのはちょっとどうかというのはある。

【委員】
「長崎で被爆された方」でいいのではないか。

【委員】
それでいいのではないか。私は手帳の必要性を感じない。だから長崎で被爆された方でこういう運動をずっとやられてきた方は、資格として認めてもいいんじゃないか。

【会長】
あの瞬間を体験して、それは12キロ以内の範囲に入らなくてもきのこ雲を見た方やものすごく貴重な体験をした方がいるわけだから、そこは柔軟に考えてほしい。原爆というのは幅が広く奥が深いので、会長の自分が意見を言うのはどうかとも思うが。他の委員はどうか。

【委員】
「長崎で被爆された方」でいいのではないか。

【事務局】
以前は被爆者団体から推薦された被爆者が代表者だった。そのため、前回の公募では手帳の有無により被爆者であるか確認していたが、各委員の意見を踏まえ、その方向で調整をさせていただきたい。

【会長】
追悼祈念館では手帳を持たなくても遺影や名前を登録している。検討するということだったが、柔軟に考えてほしい。

【委員】
今言うのは少し早いと思うが、被爆者の平均年齢は82歳となろうとしている。そうするといつまで被爆者が平和への誓いをできるのか。もう限定的になってきたと思う。その後にこういう発言をできる方。それが被爆2世、3世につながっていくのかどうか。そういうことを考えた場合、やはり間口を少し広くしていかないと、狭くする必要はないと思う。そのあたりまで考えたところで、応募資格を今後検討しなければならないのだろうと思う。

【会長】
今日は委員が1人欠席だが、委員全員がそういう意見だったということで、事務局で検討していただけるか。

【事務局】
はい。

【委員】
あと言語をどうするか。英語で申請したいという方がいるかもしれない。

【会長】
長崎で被爆した方であれば、日本人じゃなくてもそれを排除するわけにはいかない。

【事務局】
応募方法や応募資格の中に言語の規定はないので、その辺は臨機応変に、実際に来た場合は対応を考えたい。

【会長】
先ほど委員が言われたように将来的なことも見て、できるだけ間口を狭めないことは大事だと思う。他になければ次に行きたい。


議題3 「平和への誓い」代表者選定審査方法について
【事務局】
配布資料(P9)に基づき説明

【委員】
先ほどの議題であるが、募集要項に「居住地を問わない」と書いているが、「国籍を問わない」と明記してほしい。

【事務局】
はい。

【委員】
去年の反省をいうならば、見えやすい評価と見えにくい評価があった。最終的に選ばれた方は非常に見えやすい材料を持っていた。他の方はなかなか見えにくかった。そのあたり、なかなか材料が一致しないものだから評価の方は。そのため映像も使ったのだと思うが、統一性のある具体的な材料を提供していただきたい。

【委員長】
誰を何点でというのはなかなか難しいということで最終的に皆さんに納得していただいた。被爆者全員の体験が貴重であり、それを全部後世に残す意味・価値があるわけだから、それに優劣はつけられない。その中でどういう活動をされてきたのか、どういう平和への思いがあるのかということを書いて出していただいて、ビデオで話していただくとならざるをえない。

【委員】
できたら荒い原稿でもいいので、8月9日こういう話をしたいということを統一して出していただいたら、評価しやすい感じがする。一番のポイントは、どういう話をされるかということにつきてしまうわけだから。できたら我々が具体的に評価できる格好での素材を提供いただけたらありがたい。

【委員】
「平和への思い」を書いていただく時に、そこに入れていただくというのはいかがか。少しでもいいから「平和への誓い」ではこういうことを言いたいという主張を少し入れていただく。募集要項にその旨を書いていただいた方がよいかもしれない。

【委員】
それがいい。

【委員長】
平和への思いというのは、代表になられた方が「平和への誓い」の原稿を書かれるときに、そこに書かれたことを原稿として書かれるものと思う。そういうことでよろしいか。

【委員一同】
はい。


議題4 会議の公開・非公開について
【事務局】
配布資料(P10、P11)に基づき説明

【会長】
これは昨年と全く変わることはないわけであり、個人名で論議するような段階になったら非公開ということでよいか。

【委員一同】
はい。

【会長】
選定審査については非公開ということにする。
それでは、議事が終了したので、進行を事務局にお返しする。
 
【事務局】
それでは、以上をもって第3回平和祈念式典「平和への誓い」代表者選定審査会を閉会する。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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