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平成29年度第1回健康長崎市民21市民推進会議

更新日:2018年1月19日 ページID:030796

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部健康づくり課

会議名

平成29年度第1回 健康長崎市民21市民推進会議

日時

平成29年9月19日(火曜日) 19時00分~20時30分

場所

長崎市男女共同参画推進センター アマランス研修室1・2

議題

(1) 平成29年度の主な取組みについて
(2) 第2次健康長崎市民21計画(後期)の見直しについて
(3) 第2次健康長崎市民21計画(後期)の方向性及び強化策について
(4) その他

審議結果

議事(1) 「平成29年度の主な取組みについて」(事務局説明)
- 意見交換・質疑応答-

【会長】
今年度前半の目玉は健康まつりだった思います。実際に協力団体として参加をされたかた、参加者として参加されたかたもいらっしゃると思いますが、何かご意見ありますでしょうか。

【委員】
普及啓発活動は、問題なくどんどんやっていただきたいと思います。
もし検討していただけるとしたら、協力団体の方で理学療法士会だけではなく、作業療法士会、言語聴覚士会、リハの職能団体などにも働きかけをいただければ、認知症に関してや、食べることに関して、特化した啓発活動が出来るのではないかと思います。

【会長】
確かに、理学療法士,作業療法士,言語聴覚士のかたがたは、非常に協力されているので、事務局の方でもご検討をお願いします。


議事(2)第2次健康長崎市民21計画(後期)の見直しについて

【会長】
初めに、前回の協議を振り返ります。今年2月に開催いたしました、市民推進会議において、「第2次健康長崎市民21」計画が、平成25~34年度の10年間の計画であり、国の計画(「健康日本21(第二次)」)が、5年をめどに中間評価を行うことと同様に、「第2次健康長崎市民21」計画においても、30年度からの計画(後期)に向けて、計画の見直しや評価を行うことから、現計画には盛り込まれていなかった新たな健康課題や指標の設定の見直し点について、協議をいたしました。主な見直し点は、
・野菜摂取量350g、1皿のわかりやすい説明の追加
・新たにロコモティブシンドロームの説明の追加
・がん検診の受診率のとらえ方の見直し
・新たにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の説明の追加 などとなっています。また、前回の協議内容を踏まえて事務局が作成した計画書修正案及び平成25年度~平成29年度の指標の評価となります。

(事務局説明)
- 意見交換・質疑応答-

【会長】
委員の皆様からご意見をお願いしたいと思います。最初に資料2の2ページ以降に7つの柱がありまして、それについての推進状況をまとめてもらっています。今回、変更のあったものについては、色がついた部分であり、前回までの委員の皆さんのご意見をもとに事務局で資料を作成しておりますが、不足点、意見が通っていない点などがありましたら、ご意見を頂戴したいと思いますが、いかがでしょうか。

【委員】
市民健康意識調査の結果、確か、以前は、他の指標の検討もするということであったが、今年度の調査は、前回のものと調査方法が同様であり、単純に比較をしてよいという理解でよいでしょうか。

【事務局】
確かにこの意識調査については、その中身事態が質問の中に表現の仕方に難しい部分がございました。指標が他に求められない部分については、この項目を変えないで、その部分がどれだけ増えるかといった推移を見らざるを得ない部分がございます。その部分については踏襲しております。
また新たな言葉について、それを知っているかということについては、新たな項目を作りあげました。その項目については、何年間かの変化をみていきたいと思っています。

【会長】
何もなければ、この原案で後期に向けていきたいと思いますがよろしいでしょうか。
それでは、計画書の原案のほか、今年度までの進捗状況について、本日追加配布されたA4の紙をご覧ください。
7つの分野の達成率について、進捗状況をまとめてもらっていますが、全体的に達成に向かっている状況で、少しずつ成果を出しつつあります。ただ、C評価の部分、変わらない部分、もしくは少し後退している部分が多少見受けられます。それについては、先ほどの資料2ページ以降に、項目別に書いてあるのですけれども、この事実を踏まえて後期の計画をどのように進めるかを協議していくわけですが、委員の皆さんのかかわる分野で、これは次の(3)の議題にかかわりますけど、この結果について何かご意見がありましたらお願いします。

【委員】
単純な質問ですけど、評価の指標の数が異なっているのはどういうことでしょうか。

【事務局】
事前に配布した資料の評価指標の集計に誤りがありました。本日、追加で差し替え資料を配布しておりますので、そちらをご確認ください。

【会長】
事務局としては、この資料2を計画案として承認いただいて、計画書策定の準備に入ることになりますけど、承認ということでよろしいでしょうか。

(会議委員)(了承)

【会長】
それでは、計画書の評価および内容については、これで良しとして、本日の協議をふまえて事務局は、この方向で計画書の策定の準備を進めてください。


議事(3)第2次健康長崎市民21計画(後期)の方向性及び強化策について(事務局説明)
-意見交換・質疑応答-

【会長】
資料3-2上の方に、重点7分野と取り組みがあります。計画前期では、7つの分野について特に上の3つについて重点目標にして、それぞれのもつ課題についていろいろ強化策を考えてきました。これが前期の取組みとなります。事務局としては、これまで、課題を横軸にみてきたところを今度、縦軸にみていこうということです。
縦軸とは、各世代が何をどのように取り組んでいけばよいのかということであり、それを行政や我々職能団体がどのように支援するかということを基本的な考え方として、取り組んでいくということです。そこで、事務局としては、7つの分野について世代ごとに強化策を考えていきたいという考え方について何かご意見がありますか。
例えば、食育等に関して、学童期から1人暮らしをはじめる世代のアプローチは大切だと感じますが、世代別のアプローチに関する考え方としてはいかがでしょうか。

【委員】
今まで食育において取り組んできたこと、特に野菜をたくさん採ろうという取り組みを継続させていきたいと思います。また、昨年度から中学生を対象とした出前講座で郷土料理を一緒につくるというのを実施しています。先生方からはやんちゃな生徒さんもいると聞いておりましたが、生徒さんは熱心に取り組んでいました。

【会長】
口腔内の健康としてはいかがでしょうか。フッ化物洗口の取り組みも進んでいると聞きますが。

【委員】
フッ化物洗口の実施は、小学生までは進んできており、小学生のむし歯の数も減ってきています。
しかし、中学生以降になるとむし歯の数は全国でも下から数えた方が早いという状況です。
この違いは、小学生までは学校ぐるみで、保護者と一緒にすすめられていますが、中学生以降になると親の目も離れて、買い食いをすることなどがあり、このために啓発活動が重要になってくると思います。
また、高齢期においては、ここ最近、「オーラルフレイル」という概念が出てきており、いわゆる虚弱状態を放っておくと、さらに進んでしまうということです。例えば入れ歯のない状態を放置しておくと、口腔機能が落ちて、全身の機能も落ちていくということが挙げられます。
「フレイル」という状態が可逆性ということで、早めに介入したいところを市民の皆さんに広めたいと感じています。

【会長】
乳幼児、学童期は、食生活、たばこ、歯科の口腔機能について、重点的にアプローチして強化していこうという考え方ですけど、何かご意見ありますか。

【委員】
資料では、運動について、自立世代からの取組みという表記になっていますが、レクレーション協会では、幼児期から親子で一緒に遊びましょうということで、運動を習慣づけるというのをやっております。できればこれは、自立世代からだけでなく、乳幼児期、学童期においても、学校で教える運動だけではなくて、親子で触れ合える運動も取り入れていただければどうかと思います。もう少しこの白いところをなくしていただければと思います。

【会長】
確かにペアにすると壮年期の参加率も上がるかもしれませんね。
乳幼児期、学童期はある程度、目が行き届くと思いますが、問題はその次の自立世代であると思われます。自立世代とは、大学生であったり、1人暮らしをはじめる社会人であったりとか、全く自由奔放に出来る世代ですけれども、健康課題も多く、どうアプローチしていくかというのが今後の課題ということになってくるかと思いますが、大学生へのアプローチの方法についてはいかがでしょうか。

【委員】
授業中に、居眠りをするという場面もみうけられますが、研究の立場から栄養の話をいわゆる自立世代の大学生にした時に、「君らは今まで親からもらった食べ物をただ食べたと思っているけれども、君らがお父さん、お母さんになった時に、君らの子供にどんなものを与えたらよいかというのは、今、勉強しないといけないよ」ということを授業の初めで言うと、大学生は、みんなぱっと顔をあげて関心を示します。自立世代に対しては、「君らの将来の子供たち」ということを意識させると、彼らが、受け止める心の準備として、特に効果があるのではないかと思っています。

【会長】
アプローチの仕方で、最初のきっかけとして、そのような意識付けをすると入っていきやすいということですが、そのまま子育て世代にも通じるものがあると思います。自立世代については、そのようなアプローチの方法があることも踏まえて、事務局の方に、調整をよろしくお願いします。
その後の働く世代は、つい自分の身体の事を後回しにしてしまいがちですが、この世代に対してのアプローチの方法、もしくは重点項目について、何かご意見がありますか。

【委員】
後期の計画の方向性として強化策を見ていくと、市民が取り組むこと、行政や団体がどう支えるかということとして理解をしております。行政が、働く人1人1人を対象としていくのか、その上の段階としての事業所へ向けて情報発信していくのか、または、どのような関係団体に向けてこのような関係作りを構築しようとしているのか、いまひとつ具体的に行っていく内容が見えない部分もあります。どのような考え方で環境づくりを進めていくのか聞きたい。

【事務局】
市民の主体的な取組みの支える支援策として環境づくりですが、環境づくりを支援する地域、事業所、保健医療関係団体、保険者、行政などの情報発信、健康づくりへの取り組みへの機会提供ということで、近年、協会けんぽさんとの取組みについては、深まってきていると感じております。今ご指摘の働く人1人1人については、広報をしてもなかなか届きにくいところがございます。しかしその上の事業者の健康経営の考え方や、保険者としての医療費の見直しの中での取り組み、こういった具体的なものについて、いろいろな場で話をさせていただく中で、効果的な策を見つけて行きたいと考えています。
まさしく今から変わらなければならないのは、単に啓発するだけでなく、人々を束ねているようなところに積極的にお話をさせていただいて具体的に進めてまいりたいと思います。

【会長】
今、国保や協会けんぽとの連携というところでも話がありましたがいかがですか。

【委員】
健康経営ということでは、28年度より長崎県と協働で、健康経営宣言事業をスタートしました。健康経営は、従業員の健康を会社の財産ととらえ、会社の成長のために従業員の健康づくりについて会社が積極的・戦略的に取り組むことです。宣言事業所において、5つの取組みである検診受診率向上への取組み、保健指導活用への取組み、禁煙受動喫煙防止への取組み、メンタルヘルス対策、事業所全体で継続的な健康増進への取組みを実施していただきます。28年度は65社から宣言をいただきまして、28年度の健康経営宣言事業の取組みの結果、認定要件を満たした16社に対し、9月5日に長崎県庁にて認定式を行い、認定事業所16社すべてが出席されました。働く世代は事業主が積極的にリーダーシップをとって、健康づくりに取り組んでいただくことで、従業員の方が健康になっていただく、ひいては、医療費の抑制にも繋がりますし、職場環境を整えることで、労働力不足を防ぐこともできます。健康経営推進企業として認定された事業所は、認定されたことを広報に使っていただいてほしい。又、健康経営宣言事業については、自発的に事業所が宣言していただいて、継続的に事業を進めていただくことが大事だと考えています。

【委員】
話が少しとぶかもしれませんが、国の方では働き改革を進めていて、その中の1つでプレミアムフライデーという言葉を聞いたことがあられるかと思います。長崎県の中小企業においては、なかなか月末の金曜日に休めるわけないよという声は大きいですけれども、国が働き方改革を推し進めているのは、仕事だけではなくて働き方を効率化させて個々人の生活をよりよい人生を送れるようにという働きかけもあるものですから、支援機関としては、そういうものを背景も理解してもらいながら進めていこうとしています。今日はたまたま、全体の職員の会議がありました。職場でも有給休暇の取得率が年間20日付与されていますが、10日前後の取得率なものですから、取得率をあげるためにも、プレミアムフライデーを導入していこうという話になったところです。職員がいっぺんには取得できませんので、時期をずらしながら月末の金曜日の午後1時からなるべく有給を取得するという取組みをということになりました。有給をとった時間に何をするのかというと、先般、職員の健康診断があり、精密検査が必要だという職員もいますので、この機会に病院を受診して精密検査を受けるようにという働きかけがあった次第です。事務局より示された資料3-2では、市民自らが行う取り組みと、主体的な取組みを支える環境づくりとして下に書いてある青壮年期の働く世代の取組み、事業所の取組みが書いてありますので、事業所への支援、経営者等への情報提供としての立場としての取組みについて実施していければと考えています。

【会長】
プレミアムフライデーはなかなか浸透していないと思いますが、金曜日の午後は診療所は開いていますので、ぜひ検診を受けていただければと思いますが、このような企業の取組みに対して、行政も積極的に情報発信して、少しでも有効に使ってもらいたいと思います。
壮年期に慢性的な疾患を持っている人、生活習慣病を持っている人がたくさんいらっしゃいます。そういった人が健康寿命が短くなってしまうので、この世代の健康づくりは非常に大事になってくると思いますので、いろいろなご意見があったらまた、事務局で項目を入れていただきたいと思います。

【委員】
市民が行う健康づくりの環境づくりが、自立世代からになっていますが、内容的には家族や地域の人と声をかけ合って健康づくりに取り組もうといういい内容になっています。家族といえば乳児期や学童期も含まれると思うので、この世代の色を抜かなくてもよいのではないかと思います。地域では、みんなで声をかけあってと、子ども会でも伝えているのに、対象に入らないのかと捉えかねられないので、全部色を塗ってしまっていいのではないかと思います。

【事務局】
そのように対応したいと思います。

【会長】
地域コミュニティで様々な活動をされていますが、働く世代の参加率という視点はいかがですか。

【委員】
自治会においては、働く世代はなかなか加入されない傾向があり、忙しく、自分たちの生活でいっぱいのような感じがします。自治会に加入すると様々な役をさせられてしまうため役が出来ないので加入しないということだと思われます。また、役員会も、参加率も悪く、参加者も傍観者になってしまっている人が多いことや加入者も高齢者が増えてきて、いろいろ出来ないこともあります。しかし高齢者は、自身の健康づくりには、熱心で、自分の健康は自分で守る活動をされているかたも多いということがあります。
強化策のたばこ対策は、高齢期が白になっているが、ここも塗りつぶすべきでないかと思われます。また、認知症を含む要介護状態の対策は、環境づくりも大事になってくるので、認知症にならない、介護を受けないでいい項目の追加も検討していただきたいと思います。

【会長】
高齢期のかたの健康意識は強くなっていて、それぞれの活動もされていて非常に成果もあげていますが、次の世代がいないわけですよね。自治会にも入っていないし、退職した瞬間、次の世代をみすえて壮年期、一生懸命働いているこの世代が、次の健康づくりをどのように目指すかというような意識付けをしていくことも大事ではないかと思います。自治会にも積極的に加入してもらえるような働きかけを行政も頑張って欲しいと思います。地域のコミュニティ協議会というものも作られようとしていますが、先行して出来ている茂木地区は、思い切って本部を青年団にまかせているらしいです。そうすると、その人たちがやる気を出して老若男女をまとめていくらしい。次につながる活動ですよね。そのような大胆な取組みがないと、健康づくりにもつながっていかないのではないかと思います。

【委員】
このように歴史のあるまちは、活動もしやすくていいですが、新しい町は、なかなか活動も難しさもあります。茂木も深堀もまちぐるみでやろうと思えは、みんなまとまっていく。行政もまちづくりを進めているが、なかなか難しいところがある。新しい町も活気ある状況を作っていければ一番望ましいと思うが、難しい面もたくさんある。

【会長】
コミュニティ推進連絡協議会も健康づくりの部門があると思うので、行政も連動して、横のつながりの中でやっていく方が効果的に動くのではないかと思います。その他のご意見としてはいかがですか。

【委員】
私が所属する自治会は、街中にありますが、10月に第40回の大運動会を控えております。街中においても、連合自治会、こどもを守る会等が一体となって、大きな運動会を毎年開催しています。地域性というものはその中でリーダーシップをとっていく人達が集まって構成していっているのではないかと思います。そういう面では、街中であろうと、昔からある地域であろうと、やろうと思うか思わないか。継続していこうと思うか思わないか。そういう人材の育成がとっても大事になってくると思います。私もこの前からずっと言っているように地域でサロンをしています。子育てと高齢者のサロンなんですけど、その中でつくづくと思うのは、今私たちのこの世代でやってるなら出来ますけど、あとあとの若い世代の人達がどういう風についてきてくれるか。その世代の方をどういうふうに教育を地域がしていけるのかというのが大きな課題なんです。その中の1つにサロンにしてもそうなんですけど、(ボランティア)ポイントが65歳からしかつきません。けれども私たちの地域には、50代からスタッフとして頑張ってくださっている方もいらっしゃいます。そういう若い世代の方、次に続く世代の方をどんどん引き入れていくような環境づくりの中にもそこにも視点を入れていって欲しいと思います。高齢者は高齢者のみでポイント制にして、さあやりなさい5年先、10年先効果的に継続していけるのかというところまで考えたときに若い世代の方をどのように取り込んでいくか今まさにつないでいきましょうという環境づくりを考えていただきたいと思います。

【会長】
事務局よろしいでしょうか。結局、世代別に重点項目がありますが、この方たちも成長していきますよね。年をとっていきますので、そこをつないでいかないと本当は進まないですよね。今は、市民が取り組む、行政団体が支援するという2つの大きな柱で進めていますが、各世代をつないでいくという考え方も必要になっていくのではないかと思いますので、よろしくお願いします。
今、高齢者の方をシフトして行っているわけですけれども、先ほどから結局、どの世代にもかかってくると言われてきていますが、どこを重点的にやっていくかというところを、事務局としてはやってきていきたいと思っているようなので、それについてのご意見も伺いたいのですけど。

【委員】
ところで、「野菜は350g以上を目標に食べましょう!」というパンフレットを作られたということなんですけど、このパンフレットは、いつどの方を対象にお配りする予定なのでしょうか。

【事務局】
このパンフレットは、5月に実施いたしました市民健康意識調査の質問項目の補足資料として、野菜1皿の量をわかりやすくお示しするためにすでに配布した資料になります。そのため、今回の意識調査の対象となった方のお手元に届いている資料となります。

【委員】
全体的によく出来ていると思うのですが、表面の野菜1皿の紹介では、野菜たっぷりの具沢山味噌汁が紹介されているのに、裏面ではなぜ、わざわざ豆腐とわかめのみの味噌汁で野菜をカウントしない形で掲載がしてあるのか。長崎県栄養士会では、味噌汁は塩分が高いとされる高血圧の方も多い中で、具沢山にすることで野菜料理の1品としてカウントできると啓発しているが、今回、わざわざ野菜料理としてカウントできない豆腐とわかめの味噌汁を掲載されたのか理由が知りたいです。
一般のかたは、混乱されるかたもあるかもしれないと感じました。

【事務局】
当初、具沢山の味噌汁を掲載する予定だったのですが、1日のトータルの野菜量を5皿にするために、0.5皿分の調整が必要となり、味噌汁の具を変更して掲載しております。ご指摘を受け、混乱をさけるために再度記載内容を変更してまいりたいと思います。ご指摘ありがとうございました。

【会長】
栄養士会の先生方ともよく相談しながら、作成をお願いいたします。
また、専門家だけで作ってもわかりにくくなる場合もあるので、一般の方にこれでわかるかみていただいてもいいかと思います。
今、各委員にお話をうかがうと非常によい意見が出てまいりますね。だからぜひ、各委員の先生方と密接に連絡を取りながら具体的な政策を考えていって欲しいのですけど、あともう1つ下の取組みの支援環境づくりのところですけど、行政は環境づくりは得意ですけど、人づくりがなかなか苦手かなと思うのですけど、それについてはどういうふうな考えをお持ちでしょうか。

【事務局】
長崎市のプロジェクトであります「長く元気でプロジェクト」の中で健康づくり推進員を各地域で増やしていっているという経過がございます。この中には、先ほど委員さんの話に出てまいりましたサロンの運営をしていただいているサロンサポーターの皆さん、ロードウォークサポーターといってウォーキングを推進していただいているグループ、本日ご出席いただいている食生活改善推進員の皆さん、食改さんがその中の位置づけとしてあります。そのボランティアの皆さんが顔を合わせる場を今後つくって行きたいと考えています。地域のかたが自分たちの地域で自ら変わっていこうという方を育てていこうと、その1歩としてボランティア団体を育てていこうという考えでございます。

【会長】
皆さん、こういった人づくりをやって欲しいというご意見がありますか。
この部分を重点的にやって欲しいというようなものがありますか。

【委員】
健康づくり課がウォーキングコースを作っておられますよね。サポーターもいらっしゃいますが、もっと市民にPRしてよいのではないかと思います。年に1~2回は、ウォーキングコース使ってみましょうということを提案してもよいのではないかと思います。その点よろしくお願いします。

【会長】
他にございませんか。

【委員】
こころに問題を抱えている人の割合の減少という課題についてですが、1ヶ月で複数の医療機関等を受診されている多受診者の方がいます。多受診者のなかには、被扶養者の方が鬱病で複数の医療機関を受診し、複数の薬局に行くことで睡眠薬等を多量に持っている方がいます。保険者として多受診者の方に対し、お手紙を送ったり、保健師が相談に応じたりしているが、個人情報保護の観点から介入にも限界がある。又、多受診者のなかには小さいお子さんをお持ちである方もいるため心配である。長崎市民であっても国保に加入ではなく、協会けんぽ加入であれば、協会けんぽではレセプト情報等で多受診者等の情報を把握することができるが、個人情報保護との関係で長崎市との連携は難しいと思いますが、そのような地域の実情等を行政と共有し連携できないものかと感じています。被扶養者ではなく、被保険者の方であれば、メンタルヘルス対策についてセミナーを開催するなどして取組みを行っているが、被扶養者へのメンタルヘルス対策が難しいと感じています。

【会長】
結局、働く世代の配偶者(奥様)の問題ですね。仕事についていると事業主が管理をしないといけない部分があるので、健康をチェックすることになりますが、主婦のかたは基本的に自由ですから、受ける、受けないは、そこに落とし穴があるみたいでそういうところへのアプローチが必要ですね。
今ちょうど睡眠薬の話がでましたけど、医師会では、薬剤師会のほうから多重処方者のかたは情報もらい、最終的には保険者の方にチェックしてもらうのですけど、デリケートな部分であるため、その前の段階で、健康チェックやメンタルチェックをしてもらったらよいと思いますね。働く世代のメンタルチェックに関して特に配偶者のメンタルヘルスチェックについてご意見はございませんか。

【委員】
ご意見特になし。

【会長】
また、ご意見をいただくこととして、育児ノイローゼなどの対策についてもご検討いただくとして、事務局としては、世代別の強化を後期の柱にしたいということでしたけど、皆さんのご意見をいただいたところ、全て色を付けた形で、色を濃くしていくということで皆さん賛同ということでよろしいでしょうか。
他にご意見はありませんか。

【委員】
1)の市民自らが行う取り組みというところに関してですが、地域ごとで市民のかたが自主的に活動していらっしゃるようなものが表に出るようなフォーラムなどを企画し、もっと市民のかたにわかっていただけるような働きかけが一方では必要ではないかと思われます。活動を紹介していただくと、活動がもっと活性化していくのではないかと思われますので(介護フォーラムのような・・・)、市民の活動をもっと取り上げて啓発していくことも必要ではないかと感じています。

【会長】
草の根運動をどう拾いおこして、皆さんに広げていくということですね。10月から行政のシステムが変わって、地域の総合事務所に保健師や市の職員が配置されます。地域のいろいろな環境などの情報が吸収できるいい窓口ができるので、どんどん自治会などの団体が、意見を言って、市の本部の方に意見を集約して言っていただければと思います。

【委員】
市民へのアピールということで、10月9日は、長崎市民レクレーション祭で、松山で10~15時レクレーションをしますが、ぜひ、レクレーション祭は、健康づくりのためにやっていることをもう少しPRしていただければと思います。市民あげてレクレーションをやりますので、是非皆さんも出かけていただければと思います。

【会長】
市民の代表としてお二人の委員にご出席していただいています。ご意見お願いします。

【委員】
自治会活動の中で、健康について話がありましたが、私自身は40歳代から健診を受けて、ダンベル体操やバトミントン等をお誘いするが仕事があるなどでなかなか参加されない。健康意識をいかにもつかが大事だと思います。私達の世代は仕事を終えて、自分のこと、こどもや孫を考える世代ですが、「自分がどうあるべきか」、若い人やボランティアの人や学生さんにも伝ていきます。なぜ健康づくりに取り組むのか実践し、病気や、寝たきりにならないために、健康寿命をいかに延ばすか、健康で長生きする人には何かポイントがあるといいと思います。自らも頑張って健康づくりをしながら人にも広めたいと思うし、そのあたりを考えていただけないかと思います。

【委員】
介護保険認定の認定率が高いと聞いたのですが、現在の状況はいかがでしょうか。

【事務局】
確かに介護保険の認定率は高くなっていますが、長崎市地域の特徴として、介護度の高い方よりも介護度の低い方の認定が高いという状況がございます。要支援1・2、介護1というかたが多く、斜面地のために自力で外出が出来ないかたが、サービスの希望をされて、早めの申請をされる傾向にあるようです。若い世代から健康意識をもっていただいて、委員のご発言にもありましたように、長く元気でいるための取組みをしっかりやっていくことで、斜面地であってもできるだけ長く、ご自宅で自立して生活していただくための取組みをまずはご自身も取り組んでいただく、そして行政としては、もちろん介護の給付を使うというのも1つの選択ではありますが、介護の給付に至らなくても今年4月から本格施行になっている新しい総合事業でサービスの選択肢もいろいろと増えてきていますので、そういった情報もいろいろと提供しながら、介護の認定に至る前の予防の取組みを長崎市としてももっと力を入れていくようにしております。いろいろとご意見を賜りながら、進めていきたいと思っています。

【委員】
認定者が増えていないか心配で質問いたしました。自他共に健康でオムツをしない生活を送りたいと考えています。終生それを目標にしていきたいと思っています。寝たきりを防ぎたいという思いで、続けていきたいと思います。

【会長】
健康長崎市民21計画の最終的な目標は介護認定率もさがるとするべきでしょうか。今、職能団体や市民の意見をいただきましたが、それをふまえて後期計画を作成してもらってよろしいでしょうか。

【事務局】
議題(4)は、健康づくりのアイディアをいただきたいと思っていましたが時間がないため省略。

【会長】
それでは、どうしてもこれだけは話したいというところがありませんでしょうか。

【委員】
健康分野がそれぞれありますが、連携とか協働といったものを策定の中に盛り込んでいただければと思っています。例えば、禁煙支援は、喫煙に関連した疾患を減らすためのものであると思います。しかし、禁煙は成功しているが、喫煙をやめることで安心しきって検診に行かない。がんを放置しているというケースもあるかもしれないということで、禁煙からがん検診につなげる。現在ありますが、歯科の歯周病健診につなげる。認知症から運動の方につなげるなど、分野別に考えるのではなく、つなげて策定をしていただけたらなと考えています。
それと、もう1点、これだけよい健康長崎市民21計画が出来ていますので、広報のあり方についても一緒に検討していただきたいと思います。例えば広報で21の紙面をしっかりとっていただくとか、週間あじさいでとりあげるなど、継続的に21の取組みをPRできる取組みを実施していただきたいと思います。よろしくお願いします。

【会長】
確かにこれだけいいものをもっとアピールして欲しいと思います。アピールによって市民の健康意識がもっと高まればよいと思います。

【委員】
お願いがあります。今回の強化策は、非常に全ていろんな取り組みが網羅されていて、ほぼだれも反対するようなことはなく、文句のつけようがないほどですが、これは基本方針を出されたと受け止めておりますが、これをどうアプローチしていくのかというのが問題であって、それぞれの対象にどう働きかけて、どう実績をあげていくかについては、ここからは全く見えないので、それに対して各団体の皆さんからこんなことどうでしょうかとお話しがあったと思います。今後、深く肉付けをされていくのだと思うのですが、そのあたりの具体的な取り組みをきちっとあげていただいたらなという風に思っています。各団体さんが取組まれていることを、きちんとまとめて、皆さんにご提供いただた上でより議論を詰めていった方がより話が出来るのかなと思います。
ついでに申し上げます。平均寿命が伸びてまして、人生100年時代というキーワードが出てきていますが、70歳まで、80歳まで働けと国さえ言われてきている中で、まだ壮年時代ですとか高齢期という線引きがなかなか難しくなってきていると思います。その中で、連携の話もありましたが、壮年期と高齢期の連携をどうしていくのかとか、そのあたりについてもぜひもう少し具体的に考えていく必要があるのかなと、働く時間が、年齢が上がっていくことであれば、協会けんぽさんであったりいわゆる事業者さんたちも取り組みが今以上に求められてくるのかなと思いますので、そのあたりのところをもう少しきちん整理すべきであると思っています。

【会長】
今、素案というか一番ベースになるものを話し合ってもらったわけでありますけど、行政としてもご意見を聞いたなかで、この委員のところに行って、この団体のところに行って、話を聞きたいというところがたくさんあったと思いますので、この会だけで無くて、個別にいろいろとご意見を集めて、次の素案をつくってほしいと思います。
今日の議事は全て終わりましたが、29年度後半は、次の委員に引き継いで、後期の計画をさらに進めて具体的な方策、施策を出してもらうよう引き継ぎたいと思いますので、事務局の方、よろしくお願いします。

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ファックス番号:095-829-1410

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