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平成29年度第1回長崎市歯科口腔保健推進審議会 地域歯科口腔保健連携部会

更新日:2018年1月19日 ページID:030787

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部健康づくり課

会議名

平成29年度第1回 長崎市歯科口腔保健推進審議会 地域歯科口腔保健連携部会

日時

平成29年9月26日(火曜日) 13時30分~

場所

長崎市役所本館5階大会議室

議題

1 部会長の選出
2 部会の所掌事務について
3 所掌領域の中間評価について
4 その他

審議結果

―会議次第―
1.開会
2.議題
 (1)部会長の選出
 (2)部会の所掌事務について
 (3)所掌領域の中間評価について
 (4)その他
3.閉会

―審議内容―
(1)部会長選出
・長崎市歯科医師会吉田敏委員に決定


(2)部会の所掌事務について
【事務局】
本部会では、長崎市歯科口腔保健推進計画で掲げている「(2)生活の質の観点から見た口腔機能の維持・向上(成人、高齢期)」「(3)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援(障害者、要介護高齢者)」「(4)歯科口腔保健を推進するために必要な社会環境の整備」 に係る項目について協議を行うことを説明。

【部会長】
只今の説明に対し、質問等ないか。

【委員・関係人】
なし。


 (3)所掌領域の中間評価について
【事務局】
(2)生活の質の観点から見た口腔機能の維持向上(成人、高齢期)の中間評価について、資料を用いて説明。
(目標:口腔機能の維持・向上、具体的指標と目標値:問題なく食べることができる60歳代の割合→中間評価82.2%、最終目標値90%)

【部会長】
只今の説明に対し、質問等ないか。

【委員】
「長崎市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」の調査発送者数が8,000人とあるが、これは今年度の発送者数が8,000人ということでよいか。

【事務局】
はい。

【委員】
1.平成23年度と平成26年度の発送者数も同程度なのか。2.資料では、調査結果の年齢区分が、65~69歳、70~74歳、75歳~79歳、80~84歳、85歳以上の5つの区分で分けられているが、今回の中間評価では70歳以上の調査結果は参考資料と考え、65~69歳だけをみて考えたら良いのか。

【事務局】
1.平成23年度の発送者数は今は分かりかねるが(11,000人に発送していた)、平成26年度は12,000人に発送し、その中で有効件数は7,933件(有効率66.1%)であった。平成29年度は、厚生労働省の指示で調査対象が変わったことにより、対象者数は8,000人となったが、有効件数は6,008件(有効率75.1%)であった。また、調査結果の区分については、資料では5つの区分に分けているが、実際の調査では、「85~89歳、90歳~94歳、95歳~99歳、100歳以上」を含めた8つの区分である。2.今回の中間評価の対象となるデータは65~69歳であるが、70歳以上のデータも加味して評価をしてほしい。

【委員】
本調査は、全数調査か。また、提案だが「問題なく食べることができる60歳代の割合」について、平成23年度78.8%、平成29年度82.2%となっているが、結果をより統計的に出すと良いかと思う。

【事務局】
全数調査ではなく、地域ごとに割合で対象者を抽出している。また、統計的に出すことは難しい。

【委員】
今回の中間評価では、「問題なく食べることができる60歳代の割合」の最終目標値が90%で良いのか、考えれば良いのか。

【事務局】
その通りである。

【委員】
私も60代だが、“問題なく食べること”はそれほど難しいのか。最終目標値が100%ではいけないのか。

【事務局】
調査結果によると、問題なく食べることができる60歳代は今年度82.2%となっている。現状を踏まえ、最終目標値が90%で良いのか検討してほしい。

【委員】
最終目標値を90%にすることで、それ以降の年代の健康も良くなると思う。

【部会長】
それでは、「問題なく食べることができる60歳代の割合」の最終目標値を90%としてよいか。

【委員・関係人】
異議なし。

【部会長】
次に、成人・高齢期の現状と課題、目標達成のための今後5年間の施策及び活動一覧について、意見等ないか。

【委員】
歯つらつ教室や歯科医師による教室等に参加する人は、元気な、どちらかと言うと健康的な人だと思う。同じ教室に複数回参加している人もいると思うが、最初と最後で状況が変わったか等、基本チェックリスト等で把握しているのか。

【委員】
歯つらつ教室は、歯科衛生士会が行っており、問診票の中で「硬いものが食べられるか?」等問診をとっている。

【委員】
こういった教室は本当に効果があるのか、口腔機能評価等今後検証し、考える必要があると思う。

【部会長】
歯つらつ教室は、元気な方が対象か。

【委員】
65歳以上の方が対象となっており、サロンや老人会等の集まりに対し、2回シリーズで行っている。口腔機能評価については、1回目の教室と2回目の教室とで行い、口腔体操等により機能の改善がみられたか等確認することが出来るが、人気のある教室ということもあり、団体によっては1回のみの開催の場合がある。その場合は、2回目に評価が行えないこともある。

【委員】
次年度からは、口腔に問題を抱えている方々がいるサロン等を優先してはどうか。

【委員】
教室で口腔に問題を抱えている方に対しては、歯科医院を紹介するようなシステムを作れたら良いかと思う。

【部会長】
教室等を通し、地域の状況を把握すると良いかと思う。また、60歳以降の世代の健康のためにも、「問題なく食べることができる60歳代」の割合を落ち込ませず、いかに維持・向上させるのか、またそれらを考慮して、今後5年間の施策及び活動一覧にかかりつけ歯科医を内容に盛り込むべきである。

【関係人】
歯つらつ教室の開催場所について、“固定会場”“依頼会場”とは何か。

【委員】
“固定”は既に決まっている会場で開催し、そこに市民が集まるが、“依頼”はサロンや老人会等から依頼があったら、地域の会場へ出向き教室を行っている。

【関係人】
1.平成28年度の歯つらつ教室の実績について、会場数は固定が2、依頼が69であるのに対し、延べ実施回数は固定が4、依頼が76と、依頼の延べ実施回数が少ないのはなぜか。2.固定会場数が少ないのはなぜか、予算の関係なのか。

【事務局】
1.平成28年度の実績について、固定は北公民館とメルカ築町の2会場で実施した。依頼については、地域の集団である老人会等69ヶ所から依頼があり、地域の会場へ出向き教室を行った。依頼会場の延べ回数については、本教室が2回シリーズであることから、会場数69ヶ所の倍の数であることが望ましいが、人気の教室であるために2回実施することが難しい団体があったこと、また団体によっては年間の行事予定の中に2回教室を入れることが難しかった所もある。2.固定会場数が少ない理由としては、近年の実績を見て分かるように、1回あたりの平均参加者数が非常に少ない。また、需要としてもこちらが会場を決めて行う“固定”よりも、自分達が普段活動をしている会場に来てもらえる出前型の“依頼”の方が多い。教室の周知については、固定会場はこれまで広報ながさきで行っていたが、今年度は色々な教室やアラ還とタイアップして、参加者が集まりやすいように考えている。

【関係人】
サロンの中でどの位新規の方が増えたのか把握する必要があると思う。毎年同じ人が受けている可能性もある。

【委員】
サロンの中には、前年度の内容が良かったから、今年度もお願いしたいというようなリピートもある。また、年齢別に参加者のデータをとっている。

【関係人】
障害者や難病の方のご自宅へ訪問し看護を行うが、残った口腔機能を大事にしたいと思っている。訪問看護師も、歯科衛生士や歯科医師が開催する教室に参加出来ればと思う。

【部会長】
歯科医師会でも研修会等を行っているが、今後更にケアマネージャー等と連携して実施を出来たらと思っている。他に意見や質問等ないか。なければ、皆様の意見を踏まえた形で、事務局に整理して貰うということでよいか。

【委員・関係人】
異議なし。

【部会長】
次に、(3)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援(障害者、要介護高齢者)について、事務局説明を。

【事務局】
説明の前に、計画の枠組みの変更にいて説明した。計画策定の時点から、長崎市として誤嚥性肺炎の予防は重要な内容であるとのことで、国が示していないこの項目を、目標値を定めず掲げている。しかし、目標達成のための施策及び活動一覧の内容が、(3)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援(障害者、要介護高齢者)と重なるので、誤嚥性肺炎の状況や予防に関連すると思われる資料等は残し、目標達成のための施策及び活動一覧を、(3)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援(障害者、要介護高齢者)と統合することとしてよいか。

【部会長】
只今の事務局の方針について、何か意見等ないか。

【委員・関係人】
異議なし。

【部会長】
では、(3)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援(障害者、要介護高齢者)について事務局説明を。

【事務局】
(3)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援(障害者、要介護高齢者)の中間評価について、資料を用いて説明。
(目標:定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたへの支援、具体的指標と目標値:1.障害(児)者入所施設での定期的な歯科健診実施率→中間評価55.6%、最終目標値100%、2.介護老人福祉施設・介護老人保健施設での定期的な歯科健診実施率→中間評価75.0%、最終目標値60%であるが、最終目標値を100%にしてはどうか)

【部会長】
只今の説明に対し、質問等ないか。

【委員】
障害者の家族が、口腔ケア等についてどう思っているのか、どういう施策を望んでいるのか調査をし、施策を考えた方が良いと思う。歯科医師会には、在宅障害者の口腔の情報等はあがってこないのか。

【部会長】
個人情報になるので、情報はあがってこない。

【委員】
現在あじさいネットでは、産婦人科で生まれた子に対し、名前を登録するようになっている。あじさいネットを上手く利用出来ないか。

【関係人】
周産期から小児まで、あじさいネットの中に歯科のシステムを盛り込むように現在準備中である。大村では既に取り組んでいる。

【関係人】
今は母子手帳で管理した後のフォローが抜けているので、あじさいネットで全て管理出来るようになればすごいことだと思う。また、同じ年代でも、医療介護職の方は常識として知っていることでも、その他の方にとっては知らないことも多く意識が違う。

【委員】
健康教室等でも、意識の低い方はなかなか参加していなかったりするので、あじさいネットで管理が出来るようになれば良いと思う。

【部会長】
他に意見等ないか。計画の最終目標値である、障害(児)者入所施設での定期的な歯科健診及び介護老人福祉施設・介護老人保健施設での定期的な歯科健診実施率は、事務局案の100%でよいか。

【委員・関係人】
異議なし。

【関係人】
実施率は、施設として100%ということか。

【部会長】
施設として100%であり、受診率が100%という意味ではない。

【関係人】
目標を掲げることで、施設も動きやすいと思う。

【部会長】
次に、障害者・要介護高齢者の現状と課題、目標達成のための今後5年間の施策及び活動一覧について、追加で意見等ないか。

【委員】
これまでの5年間の取り組み状況の中の「歯科衛生士による訪問口腔保健指導」について、在宅障害者に、いきなり訪問するのは無理ではないか。在宅障害者が困っていることを調べた上で、訪問した方が良い。

【委員】
確かにそう思う。在宅障害者の親族の中にも、口腔について関心がない人もいる。調査をした方が良いと思う。

【事務局】
“在宅障害者”という言葉が広く、どこまでを調査対象とするのかが難しい。在宅障害者がどういった形で医療・介護と繋がっているのか、今後情報収集をしていきたい。

【委員】
口腔衛生管理加算等は、障害者施設ではとれないのか。

【事務局】
全国的な制度になるので、長崎市のみということは難しい。

【委員】
地方から声をあげてほしい。

【部会長】
他に意見等ないか。なければ、皆様の意見を踏まえた形で事務局に整理して貰うこととしてよいか。

【委員・関係人】
異議なし。

【部会長】
最後に、(4)歯科口腔保健を推進するために必要な社会環境の整備について、事務局説明を。

【事務局】
(4)歯科口腔保健を推進するために必要な社会環境の整備の中間評価について、資料を用いて説明。
(目標:定期的な歯科健診、歯科医療の推進、具体的指標とその目標値は無し)

【部会長】
只今の説明に対し、質問等ないか。

【委員】
現状と課題について、「ボランティアの活用による歯科口腔保健の推進が進んでいない」とあるが、このボランティアは歯科衛生士学生のことなのか。

【事務局】
歯科衛生士の学生のことではない。計画当初は、食生活改善推進員等を考えていた。今後は、ボランティアの対象をこちらが決めるのではなく、ボランティアの方々にやっていただきたいことを示し、それに協力して下さる方を募るようにしたいと考えている。

【関係人】
大規模災害についてで、熊本の震災でも義歯が使えずに食形態を変更した方等が多くいる等、大変であったことを聞いている。対策については、しっかりと考えていく必要があると思う。

【委員】
大規模災害時の対応については、実際には大学病院を中心に動くと思うが、この部会で話し合うだけではなく、大規模災害を経験した熊本県の歯科医師や歯科衛生士等から、医科や多職種との実際の連携の話等を聞いた方が良いと思う。

【事務局】
大規模災害時の多職種連携等、長崎市としてもどう動くのかを考えていきたい。

【関係人】
多職種連携と言えば、連携の研修会に参加するメンバーが毎回同じであるように感じる。研修会に参加する方は色々な会に参加し顔見知りになり繋がりが出来るが、参加しない方はどの研修会にも参加していないという現状がある。研修会に参加していない方に対し、どうアプローチしていくのか考えることも大切であると思う。また、アセスメントの中や、ケアマネージャーの研修会の中には、全国的に見て「歯科」がある所が少ない。何かチェックシートがあれば良いと思う。

【関係人】
長崎大学では、まだまだ埋もれている患者が多いという意見をケアマネージャーからいただき、広島県を参考に「ケアプラン作成のためのお口のチェックシート」を作成し、ケアマネージャーから歯科に繋がるように、現在モデル事業を行っている。チェックシートの中で、口腔ケアの必要性にチェックがついた場合、通院可能な方には長崎県後期高齢者医療広域連合の「お口“いきいき”健康支援(口腔ケア)事業」を、訪問の必要がある方は、後期高齢者医療広域連合の「在宅要介護者訪問口腔保健モデル事業」または、長崎市の「訪問口腔保健指導」の利用申し込みを、ケアマネージャーがするようになっている。今後は、訪問看護でも利用出来るように作っていきたい。

【部会長】
ほかに意見等ないか。皆様の意見を踏まえた形で、事務局に整理してもらうこととしてよいか。

【委員・関係人】
異議なし。


(4)その他
【部会長】
歯科口腔保健推進計画以外についてでも、歯科口腔保健に関して何か意見等ないか。

【委員・関係人】
なし。

―終了―

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