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平成28年度第1回 長崎市青少年問題協議会

更新日:2017年5月2日 ページID:029681

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 こどもみらい課

会議名

平成28年度第1回 長崎市青少年問題協議会

日時

平成29年3月22日(水曜日) 14時00分~16時00分 

場所

長崎市立桜町小学校 地域交流センター 多目的ホール

議題

青少年問題に係る国の動きについて

審議結果

【議長】 
青少年問題協議会、協議にかかわる国の動きについて事務局から説明をお願いします。

【事務局】 (これまでの経緯説明と青少年問題に係る国の動きについての説明)
長崎市青少年問題協議会においては、所掌事務に示すところにしたがって協議をすすめていくものだが、子ども・若者育成支援推進法が青少年問題協議会法を包含するということになれば、より広い視点に立つことが必要になってくるのではないかと考える。ついては、昨年度提案の内容を一旦白紙に戻した上で、今後の青少年を取り巻く問題への対応の方向性をどのように考えていくか、委員の皆様方のご意見をいただきたい。

【議長】
青少年問題は、子ども・若者育成支援に包含して取り組もうという国の動きがあり、非常に問題は複雑化して絡み合ってきている状況である。いろいろご意見をいただいて方向性を考えていきたい。

【委員】
前回、市の青少年育成計画を策定していくことで議論をしていたが、これを白紙に戻して、子ども・若者計画というものをあらたに策定していくというそういう整理で動くのか。

【事務局】
長崎市青少年育成計画の策定ということで前年度は協議し、たくさんの意見をいただいたが、現状を考えた時に、青少年を取り巻く状況が大きく変わってきている。
したがって、昨年提案した策定スケジュールは白紙に戻し、今後長崎市の方として検討していく方向性を見出していきたい。今の段階では、計画を議論するのではなく、その一つ前の段階と考えていただきたい。

【議長】
青少年問題協議会は、昭和28年の「地方青少年問題協議会法」に基づいており、状況が当時から随分変わっている。どのように見直したらいいか、皆さんがそれぞれの立場からどういう現状認識をして、どういう方向に行ったらいいのかご意見をいただきたい。

【事務局】
長崎県こどもみらい課では、「子ども・若者地域支援会議」として「ゆめおす」というこども総合相談窓口を設置している。県レベルではかなり増えてきているが、市のレベルでは数は少ないと聞いている。また、那覇市では、「なーふぁぬわらび・わかむん計画」という子ども・若者支援計画がある。

【事務局】
諸問題として四つの項目、その要因として20項目を挙げているが、他にこういうものがあるというものがあれば、教えていただきたい。

【委員】
私の過去の経験では、不登校の要因の多くは、いじめや先生と合わないというものだった。しかし、昨年度は、相談件数が74件のうち家の問題が43件で、不登校=学校云々ではなくなってきている。

【委員】
要因の中に、「発達障害への周囲の理解不足」があるが、専門家が圧倒的に少なく、親が相談しようとしても2、3ヶ月待ちはざらという状態で、理解の不足と早期の専門家のかかわりが不足しているがゆえにケアがなされなくて状態が悪くなり、それがいじめや犯罪行為などに結びつくことが多く見受けられる。

【議長】
専門家不足はあるだろう。この辺のことについて他にないか。

【幹事】
学齢時の発達障害関係、特別支援教育関係について巡回相談を行っている。これは保護者の了解のもと学校に専門家を派遣する制度で、療育等につながっていくケースもある。年間300~400件くらいの回数で検査を実施している。

【委員】
子どもに関わる関係機関や部署ばかりではなく、地域に関わるコミュニティ推進室のような部署も入れた横断的な連携も必要ではないか。

【議長】
今回の主旨は、これからどういう方向に行くかということについてのご意見をいただくことである。諸問題と要因について意見をいただきたい。

【事務局】
横のつながりなど新たな視点での協議が必要ではないかというご意見があれば今後参考にしたい。

【事務局】
ここから先どういう風にして進めていくかは、未定である。協議会の中でいただいた意見に沿って検討していきたい。諸問題の要因についても、青少年問題協議会の枠を超えてしまっているのが現状である。そこで、諸問題と要因についても一回整理をしたので、この方向性で、この子ども・若者推進という広い幅で協議を進めていきたいと考えている。そのことについて委員の皆様にご意見をいただきたい。

【議長】
国の現在の考えということで「子ども・若者育成支援推進法」の中に「青少年問題協議会」があるが、国が示しているのか。

【事務局】
「子ども・若者育成支援推進法」と「地方青少年問題協議会法」は別々にある。推進法の中に取り込まれたというわけではない。国の今後の考え方として、「子ども・若者育成支援推進法」の中で青少年問題協議についても包含して取り組むということである。法としてはまだ別々である。

【議長】
青少年問題協議会では、主に非行が対象であった。それがいろんな要因が絡み合って、非行だけ、不登校だけ、いじめだけを切り離せなくなっている。絡み合っている分、考えにくくなっている。議論を一気に進めるわけにはいかないので、いろいろな意見を出し、それをもとに方向性が見えないかという段階だと思う。

【事務局】
まず一点目にご了承いただきたいことが、昨年度提案をした計画の策定スケジュールについては、青少年問題協議会の所掌を超えるような非行以外の様々な意見が出てきていることから、計画策定の考え方を白紙に戻すとことを委員の皆様に了解していただきたい。二点目に20の要因は皆さんも頷ける内容だが、子どもたちを取り巻く要因等については、ご理解、ご承認をいただきたい。三つ目として、児童虐待一つとっても青少年問題協議会の所掌事務にある「青少年の指導、育成、保護及び矯正に関する総合的施策」の中に納まらない。したがって、「子ども・若者育成支援」の大きさで考えていくという方向性についてご協議いただきたい。

【委員】
育成計画を白紙に戻して、もう一回内容を改めて作り直そうということで協力してほしいということなのか、もうこの育成計画は作りませんということなのか、もっと大きな国の動きがあるので、努力義務になっている市町村子ども・若者計画を作るための意見をくださいというのか、よくわからない。何をすればいいのか、何を言えばいいのか、何に向かうのかというのがわからないので説明していただけないか。

【事務局】
今の時点で「子ども・若者計画」を作りますということを言える段階ではないが、将来的にそういうことも視野に入れながら進めていくことも必要と考えている。こういう諸問題があるから、こういうことも議論していくことも必要ではないかということを教えていただきたい。

【委員】
「子ども・若者育成支援推進法」は成立して7年が経ち、「子ども・若者計画」作成の努力義務が課せられている。長崎市として「子ども・若者計画」を作る方向で進んでいるのか、どこが所掌して動くべきか、そのあたりの動きを教えてほしい。

【委員】
策定計画を白紙にするならば、委員の了承が必要だと思う。

【事務局】
「子ども・若者計画」については、長崎市では、まだ策定するという話にはなっていない。昨年度提案した青少年育成計画を策定することを白紙に戻すということについては、当然委員の皆様のご了解がいると思っている。白紙に戻して現状の問題をしっかり押さえることで、次のステップに進むと捉えている。今の子どもたちの問題は大人の問題は外せない。子ども・若者育成支援法も踏まえて考えていかなければならない。したがって、協議会で進めていく中では、少し幅広い中で意見を出していただき協議を進めていくことが必要である。今回はその第一歩ということで意見をいただきたい。まず、昨年度の策定計画について、白紙に戻すことについて意見をいただきたいと思う。

【議長】
策定計画について一旦白紙に戻してということについての意見はないでしょうか。いずれにしても委員の了承を得なければなりません。

【委員】
白紙に戻すことはかまわないと思います。

【委員】
広く現状を捉えてより良い方向性を見出すことには賛成である。白紙にするといっても何を白紙にするのかピンとこないところがある。

【事務局】
白紙に戻すというのは、事務局が昨年提案した総合的な施策である青少年育成計画の策定計画を白紙に戻すということになる。昨年いただいたご意見を諸問題の現状と要因の中に整理しており、これを白紙に戻すということではない。

【議長】
大きな方向性が問題になっているので難しいが、「長崎市青少年育成計画の策定」を一旦白紙にして、改めて現状を踏まえて方向性を考えるということだ。その参考になるのが国の動きで、どの程度参考にするのか、従来の枠組みをどういう風に位置づけるのか。青少年問題といっても従来は非行や少年犯罪をメインに考えてきたが、長崎県では、青少年問題協議会と子ども・若者育成推進法との関係はどうなっているのか。

【幹事】
県では、青少年問題協議会法については、少年保護育成条例の審議会で取り扱っている。一方「子ども・若者育成推進法」については、地域協議会及び「ゆめおす」で実施している。

【議長】
県では、青少年問題協議会は、非行や少年犯罪が中心になっているのか、それとも範囲がもっと広いのか。

【幹事】
少年保護育成条例のほうは、メディア問題、有害図書、立入調査などをまとめて取扱っている。

【議長】
いわゆる問題行動のほうに重点がかかっており、「ゆめおす」は困難を抱えた不登校やニートなどの相談窓口としてあるということ。

【議長】
市はこれから先どのように考えるのか、全く白紙なのか、何かある程度の方向性を持っているのか。

【事務局】
策定計画を白紙に戻すというのは、国の方の動きを踏まえて考えていく必要があると考えたからである。昨年度の提案したものを生かしつつというのはちょっと無理があると思っている。各委員から出た意見をもとに諸問題と要因を整理していった時に、対象年齢も広くなり、抱える問題も多岐にわたってくるので、私たちの体制でやっていけるのかという問題もある。ご指摘があったように別の課に広げる必要があるかもしれない。まだそこまで行き着いていないというのが現状。協議会でも意見をたくさんいただいているので、長崎市としてこれからどのようなことが必要かということを進めていきたい。だから今計画を立てますということではなく、今からそこに向かって歩みを進めていく最初の段階である。諸問題と要因の示すところと「子ども・若者育成推進法」が示すところが非常にリンクしているので、今後こういう視点で協議を進めていくということについて、委員の皆様のご意見をいただきたい。

【委員】
困っている子どもが現にいるので、2、3年かけて議論してみたという会であってはならない。常に困っている子どもの姿、支えてやるべき子どもの姿をイメージしながら一歩でも前に進むような、実りのあるような話し合いがされることが大事だ。だから、思い切って絞って、これを徹底的にやろう、さまざまな立場の方からの意見が飛び交うような会になり、ひとりでも多く子どもが一日も早く支えられるような会であってほしい。

【議長】
会のあり方に関する意見だが、他に意見はないか。

【委員】
困っている子どもたちはたくさんいるのだから、そういう子どもたちを救ってやりたいと思う。まずは対策を練っていったほうがよい。

【事務局】
「ゆめおす」のような「子ども・若者支援地域協議会」では、一人の子どもに対して、地域会議のメンバーがそれぞれの立場から協議して相談やつなぎをしていると聞いている。長崎市では、まだ話題になっておらず、その段階に至っていない。この青少年問題協議会で、皆さんにおはかりしたいのが、一つ一つの事例にいろんな人たちが意見を述べることは大切である。市としても若者も含む範囲の中でたくさんの視野からやっていく必要がある。

【委員】
方向性の叩き台の案を出さないと、意見を述べることができないし、方向性を定めることはできない。

【議長】
今後の進め方について、かなり具体的なところから入っていってはどうかというご意見ですがどうでしょうか。従来は非行、少年犯罪のイメージが強かったが、現状ではこの四つの諸問題を対象にせざるを得ないということでよいか。

【委員】
20の要因から取り組むべき優先順位をつけることが必要。たたき台も含めて提示していただけなければ、同じベクトルで進めないのではないか。

【委員】
この会の中で市の枠組みを作っていこうと考えているのか、一つ一つの問題に対して対処していこうという協議会なのか、「子ども・若者支援地域協議会」みたいなものをこの場で作っていきましょうともっていこうとしているのかで随分変わってくると思う。この協議会がどちらの方向でやっていくのかが一番大事なのではないか。

【事務局】
青少年問題協議会が「子ども・若者支援地域協議会」になるとは考えていない。しかし、すでに国の動きがあるので、青少年問題協議会の中でも国の動きを踏まえた議論をしていくのがいいと考える。そうなると当然対象も中身も、関係課も、広がりを持っていかなければならない。長崎市の現状からみて、「子ども・若者育成支援法」を踏まえた視点で方向性を考えることはどうかということについてご意見をいただきたい。

【委員】
方向性はどうするのかというのは市が決めることだと思う。次の予定が決まっていれば、各委員が準備するものなど考え方も変わってくるかもしれない。せっかくそれぞれの立場で参加している意味を持っていたほうがよい。次回の予定があるなら市が案を持ってくるべきである。

【事務局】
次回の予定は、まだ決まっていない。

【議長】
次回は、事務局が作成した叩き台を基に議論を進めていきたい。議事は以上で終わり、協議を終了します。ご協力ありがとうございました。

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