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平成28年度第3回 第二種健康診断特例区域に関する事業検討審議会

更新日:2017年5月2日 ページID:029679

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

原爆被爆対策部 調査課

会議名

平成28年度第3回 第二種健康診断特例区域に関する事業検討審議会

日時

平成29年3月23日(木曜日) 19時00分~19時50分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第3会議室

議題

1. 受給者証の更新申請手続きの簡素化について
2. 脳血管障害の合併症追加について
3. WHO論文の検証結果報告について
4. 最近の国・市等の動きについて

審議結果

開会

議題1.受給者証の更新申請手続きの簡素化について
【事務局の報告内容】
「受給者証の更新申請手続の簡素化」に関して、資料1に基づき、次の点について委員に報告した。
・原援協(原子爆弾被爆者援護対策に関する要望書)では、「毎年の更新手続きを3年に1回とする受給者証の更新期間延長」及び「健康状態に関する説明書・第二種健康診断の結果の写し等の添付書類の省略」を要望している。
・受給者証の更新期間延長については、国・長崎県・長崎市と前向きに協議を行っているので、国から決定事項が示されたら、委員の皆様に報告したい。

【主な意見】
・特になし 

議題2.脳血管障害の合併症追加について
【事務局の報告内容】
「脳血管障害の合併症追加」に関して、資料2に基づき、次の点について委員に報告した。
・脳血管障害の詳細の病名については、国から提示されない。
・脳血管障害に起因する後遺症についても助成対象となるため、医療給付が広範囲に及ぶ。
・実施要綱には、脳血管障害と追記され、対象となる疾患名は記載されない予定である。

【主な意見】
・脳血管障害の対象となる病名かどうか迷うものがあるが、できるだけ包含して広くとる方向がよい。
・レセプトへの後遺症の病名の付け方は「脳梗塞後てんかん」というように後遺症と分かるような記載が分かりやすい。また後遺症が別々に記載されている場合であっても、時系列で脳梗塞発症後にてんかんが発症されていれば後遺症とみなすような見方が必要である。

議題3.WHO論文の検証結果報告について
【疫学専門である委員の報告内容】
「WHO論文の検証結果報告」に関して、資料3~4に基づき、WHO論文(精神疾患と慢性身体症状との関連を研究したもの)の検証結果について、次の点について委員に報告した。
・精神疾患と身体症状は統計的に有意であるものがあり、精神疾患の身体症状への悪影響は生涯を通して蓄積し、精神疾患の合併と共に増加することを示唆した。そのため精神疾患のある人において、慢性身体症状を予防することは生活の質を高めるだろう。

【主な意見】
・精神疾患と身体症状は統計的に有意なものもあるが、対象合併症拡充の根拠となる論文とまでは言えない。

議題4.最近の国・市等の動きについて
【事務局の説明内容】
「脳血管障害の合併症追加」に関して、資料5~7に基づき、次の点について委員に説明した。
・最新の被爆体験者数、被爆者数
・被爆体験者(原告団・団体)の主な要望内容
・行政の動き(原援協・議員連盟)の内容
・長崎市の課題について(被爆地域の拡大・対象合併症の拡充・医療受給者証の更新手続の簡素化・被爆当時胎児であった人及び県外居住者を被爆体験者医療の対象とすること)

【主な意見】
・最近では医者の中で、被爆体験者の制度や成り立ち自体を知らずに反発する人が増えているので、今一度医療関係者に対して周知を行う必要がある。

【結果】
・医療関係者に対する周知については、長崎市医師会の事務局とも協議させていただきたい。

閉会

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