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平成28年度第1回 長崎市景観審議会

更新日:2017年3月29日 ページID:029588

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

都市計画部 まちづくり推進室

会議名

平成28年度第1回 長崎市景観審議会

日時

平成28年12月19日(月曜日) 14時00分~

場所

長崎市男女共同参画推進センター アマランス第1会議室

議題

第1号議案 長崎市景観計画の変更(外海地区区域拡大)について
第2号議案 外海地区中学校校舎等建設事業について
第3号議案 景観重要建造物の指定について
第4号議案 屋外広告物の許可等の基準の変更について

報告事項1 屋外広告物の安全対策について
報告事項2 夜景観光推進基本計画(仮称)の策定について

審議結果

諮問事項

4件の議案を審議し、異議なく原案どおり承認された。

第1号議案 長崎市景観計画の変更(外海地区区域拡大)について

(概要)

世界遺産登録を目指している「‎長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の動きと連携を図るとともに、特徴が同様な地域全体の景観の保全・形成を進めるため、外海地区景観形成重点地区の範囲を拡大しようとするもの。

(主な意見)

【委員】
今回の区域拡大で新たに海域が重点地区に含まれるが、海域の規制について「眺望に配慮すること」という景観形成基準のみで大丈夫なのか。

【委員】
景観形成基準の根拠について、なぜ屋根勾配が10分の3なのか。もっと精度を上げて合理的な説明ができるよう求めたい。

【委員】
地元説明会ではどのような意見があったのか。

【事務局】
海域で行われる景観を改変するような事業は公共事業が主となると思われる。景観協議の中で対応していくとともに、難しい事案が出た場合は審議会にお諮りしながら対応していきたい。

景観形成基準は地域の景観特性をふまえて定めている。ご理解をお願いしたい。

8月に住民説明会を行ったが、既に重点地区指定をしていることもあり異論等はなかった。原案の縦覧においても特に意見はなかった。

第2号議案 外海地区中学校校舎等建設事業について

(概要)

新設される外海地区中学校の屋内運動場(体育館)の機能確保と総合的な景観形成の観点から景観形成基準(建築物の高さ基準)の適用除外を行いたいもの。

(主な意見)

【委員】
屋内運動場の地盤を下げることで高さ基準に適合させることは検討したのか。

【委員】
屋内運動場について、勾配屋根にすると開放感がなくアクティビイが高いものには対応しきれない。立体トラスなど過密性を少なくしてスポーツ空間により相応しい構造形式についての検討は行ったのか。

【委員】
全体の建築計画上、日照や眺望を考慮して屋内運動場の配置を見直したがよいのではないか。

【事務局】
敷地特性上、背後の山からの出水が多く、地下構造の採用は困難だと判断した。

切妻の勾配屋根を前提に検討を行っている中ではトラス構造のメリットは見いだせない。景観上の配慮を行いながら、生徒が競技を行う上での必要な高さを確保しようとするものであり、ご理解いただきたい。

敷地条件等を総合的に考慮し、一体的な学校校地の利用を行うための施設配置を行っている。ご理解を求めたい。

第3号議案 景観重要建造物の指定について

(概要)
深堀陣屋跡石積み及び門柱を景観法第19条第1項に規定する景観重要建造物に指定しようとするもの。

(主な意見)

【委員】
今回指定しようとする深堀陣屋跡の門柱は絵図に描かれたものと同一なのか。門柱の設置場所には意味はあるが、この構造物自体の価値については議論が難しいのではないか。

【事務局】
江戸時代に作成された絵図はデフォルメされており、絵図と現状は若干異なっている。現在残っている門柱が当時の門柱かどうかは定かではないが、文化財課と協議を行い、門柱の重要性については確認しているところである。

【会長】
石積は絵図で確認できる。全部が全部、元の状態がどうかは分からないが、長崎に城下町があったのは深堀だけであり、長崎の中でも重要な場所である。

第4号議案 屋外広告物の許可等の基準の変更について

(概要)
屋外広告物条例施行規則別表第4第1項に規定する沿道型の第2種許可地域の区域について、琴海都市計画区域及び三和都市計画区域の主要道路沿線のうち、現在、第1種許可地域である区域を新たに第2種許可地域に指定しようとするもの。

(主な意見)

【委員】
良好な景観形成を行うための規制であり、その規制の見直し、緩和を行うにあたっては大義名分、相応の理由が求められる。

【委員】
既存不適格の広告物の持ち主へ通知は行っているのか。その後、新しくする時には基準に収まるよう指導を行っているのか。

【事務局】
市民生活の利便を図りながら景観ともうまく調和していくという部分で、これまでも沿道沿いについては規制の緩和を行っている。今回も現状を再度評価して、許容できる範囲で規制の見直しを行うものでありご理解をお願いしたい。

許可が最長3年であり、更新許可通知の際に通知を行っている。当然新しく作りかえる場合は基準に適合するよう指導を行っている。

■報告事項

2件について報告、審議を行った。

報告事項1 屋外広告物の安全対策について

(概要)

許可更新時の安全点検報告の義務付け等、屋外広告物の安全確保に向けた長崎市屋外広告物条例、同条例施行規則の改正方針等について

(主な意見)

【委員】
屋外広告の業界団体においても、安全点検を行う技能者の育成講習を実施したりなど前向きに取り組んでいるところである。長崎は県・市ともに行政が協力的で、官民の連携が進んでいると評価を受けており、引き続き協力して取り組みを進めていきたい。

【委員】
許可に係る広告物だけではなく、許可の適用除外となるものについてどういう取り組みを行うのかということも重要である。まちを歩いていると明らかに安全性に問題がありそうな広告物があるので、関係者で看板の点検を目的としたまち歩きを行うなど、うまくまちづくりと連携させて進めてほしい。

報告事項2 夜景観光推進基本計画(仮称)の策定報告について

(概要)

長崎の夜景観光の更なる進化を図るため策定中の、観光や景観まちづくりの観点から夜景づくりのコンセプト等を整理した夜景観光推進基本計画について。

(主な意見)

【委員】
たいへんよい取り組みだと思うが、予算的な裏付けや民間施設の誘導のあり方など、実効性をどのように担保するのか、その見通しについて。

【委員】
夜間景観の重点地区10地区を指定するということであるが、これからは画一的ではなく、それぞれの地区に合った照明に変えて行く、という路線に進むということか。全体のバランスと個別の地区の特徴の調和については今後検討するということか。

【委員】
長崎の地形の特徴も考慮したライティング、季節ごとやイベントごとなどライティングの多様性も必要だと考える。

【委員】
長崎の温かい夜景の特徴、全体としての統一感を保ちつつ、バラバラとならないよう全体の印象を保ちつつ進めてほしい。

【事務局】
予算的な裏付けはこれからである。国において、観光と景観を組み合わせた効果的な事業の募集があるということで、長崎市としてはまずは計画を整備して魅力的なプランということでの事業採択、予算獲得を狙っていきたい。民間の取り組みの誘導についても、まずは計画をお示しすることで、民間の方にもご賛同、ご協力いただくという流れを作っていきたい。

全体の統一感、バランスと、個別の地区の特徴を活かした夜間景観のあり方については、今後、検討を進める中で、専門家や請負業者より、いろいろな提案をいただけると考えている。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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