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平成28年度第3回 高島炭鉱整備活用委員会

更新日:2017年3月28日 ページID:029586

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 世界遺産推進室

会議名

平成28年度第3回 高島炭鉱整備活用委員会

日時

平成28年12月19日(月曜日) 15時30分~

場所

都市センターホテル 707会議室(東京都千代田区平河町2-4-1)

議題

(1)第16回委員会での指摘事項と対応
(2)修復・整備活用計画(案)(第2章~第6章について)

審議結果

【事務局】
1 第16回委員会での指摘事項と対応

【A委員】
前回の指摘事項と対応は、事務局から各章の説明があるのでそこで意見をいただきたい。

2 修復・整備活用計画(案) 第2章~第6章について

1.第2章までについて
【A委員】
日本コンクリート工学会における調査・検討は今後継続するのか。

【オブザーバE】
長崎市からの調査業務委託は完了するが、日本コンクリート工学会が端島に設置している試験体の調査を10年間継続して実施する。今年度までの業務委託と次年度以降の試験とを明確に分けて記載した方がよい。

【C委員】
コンクリート工学会の調査は「調査研究に関する現状」に入れるべきである。
また、2-5のタイトルは、シンプルに「構造物・遺跡の現状」でよい。

【B委員】
「2-6 公開・活用に関する現状」は、何を見て欲しいのか、遺産が何に資するのかを記載すべきである。例えば学校教育の中でどう活用したいか、社会教育でどう活用したいか、という記載が必要である。

【A委員】
2-6-1の前に説明を加筆してもらった方がいい。

【A委員】
ガイドについては船会社などが行っているが、市はどこまで史跡の解説なりガイドに責任を持つのか。

【事務局】
端島については各船会社がガイドを配置して、1時間程度来訪者に案内している。世界遺産価値などを正しく伝えられるよう、基本事項を市が予め船会社に示しており、それ以外の説明はガイドが独自で行っている。ガイドの研修プログラムがあるわけではない。

【オブザーバC】
協議会で具体的な話をしたことはないが、今、外部調査機関に委託して人材育成計画の骨子を作りつつある。

【D委員】
2-6に中ノ島についての公開・活用の現状を記載すべきである。

2.第3章について
【B委員】
護岸がちゃんとしていないと端島そのものが危ないという根幹的な重要性がある。しかし今すぐ手をつけなければならないわけではなく、いつ壊れるか分からないのは建物の方である。

【A委員】
第3章の「優先順位」という言葉を置き換えるか、省くかなどを事務局で考えて欲しい。

【事務局】
3つの視点があるということで、文章は見直す。優先順位は第9章で整理している。

【C委員】
第3章に「修復」という用語を使用しているが、元に戻す限られたイメージがあり、「整備」には色々な意味があるので「整備」がいい。

【A委員】
「整備」の方が無難だが、「修復」の方がいい箇所もある。

【A委員】
事業の推進にあたり「統括責任機関」とあるが、これは行政用語か。

【事務局】
事業を推進する上での言葉として使っている。「長崎市は」に修正する。

3. 第4章について
【A委員】
使用している図に引用元は要らないのか。

【事務局】
『高島炭鉱調査報告書』からの引用であり、これを元に加工という表記を追加する。

【B委員】
「史料調査」は一般的に「史料」でもいいが、加工した2次的なものが入らなくなってくるので「資料」としたほうがよい。

【D委員】
保全にあたり、どこでどういう組織が関与するかを記載した方がいい。

【事務局】
モニタリングの結果については、長崎地区の協議会やその上の国レベルの保全委員会へ報告することになるので、これらを含めて検討したい。

【オブザーバC】
内閣官房側でモニタリングの全体のシステムをどのように進めていくのかというチャートを作っているので情報提供したい。

【A委員】
モニタリングは既に開始されているのか、平成29年度から開始するのか。
これからしようとしている経過観察と、既に開始しているものとの区別は分かるか。

【事務局】
定点カメラ、ひび割れ観測は行っている。カルテに関しては12月までに作る予定で、平成29年度から正式に動いていく。

【E委員】
1.「日本コンクリート工学会とともに、~今後も継続して」とあるが、その意思があるのか。
2.「類似の高密度集合住宅に関する調査」は誰が行うのか。

【事務局】
1.学会との繋がりであるが、業務委託は今年度で終わるが、専門的な知識を持っている集団なので、今後も研究テーマ等、市と学会との考えが合う部分があれば委託という形でやっていくことを考えていきたい。
2.同潤会や公団の類似の集合住宅との比較検討は市の職員が行う。ただ、構造物の劣化のプロセスは市だけではできないので、大学と連携して行っていきたい。

4.第5章について
【C委員】
タイトルが余計に分かりにくくなっている。「整備」と「修復」の言葉の定義を整理する。シンプルに「保存のための整備」、あるいは「保存のための整備・修復」でもよい。高島北渓井坑跡は建造物がないので、「遺跡の整備」がよい。中ノ島炭坑跡も同様に検討してもらいたい。「整備」の方が広く使えるのでいいと思う。
樹木の除去は「適宜伐採」とあるが、「速やかに伐採」がよい。
「瓦礫を一時的に移動する」は戻すという前提で書いているが、戻すことができないものも出てくるので、あまり細かく書かずに、方針として持ち出さないとしておけばよい。

【D委員】
端島に関する記述は、高島、中ノ島と違い特別な感じがする。長くはなるが、統一した方がいい。

【A委員】
貯炭ベルトコンベアの保全手法について、コンクリート工学会から例示があったのか。

【オブザーバE】
貯炭ベルトコンベアについてではなく、昨年度末に鉄筋コンクリート構造物について中間報告を受けている。

【A委員】
具体的な例示に越したことはないが、ここまで書き込まないといけないのか。第9章のアクションプランより詳しいのが出てきているのか。

【事務局】
第9章のアクションプランは整備の優先順位を明記していて、具体的な手法は記載していない。ここまで細かい手法を載せるか迷っている。コンクリートの修復方法としては含浸材を吹き付けるなど、工法としてこういうのがあるという記述であればいいのなら、そちらの方がいい。

【D委員】
建物を壊していいのかはかなり大きな方針なので、さらっと書く問題ではない。例外的とあるが、全体景観に影響するので基本方針のところに入れるべきこと。

【事務局】
鉄筋コンクリートのアパート群など巨大なものが倒壊し、護岸に当って護岸を壊すなど重要な部分に影響を及ぼすような倒壊の恐れがある場合は、アパート群を撤去しても仕方ないとして記載している。

【E委員】
生産施設はOUVを構成している主要な要素であるので、生産施設に倒れる危険があるのなら、30号棟は撤去するのかということになる。

【C委員】
壊すのはあり得るという認識でコンセンサスはある。

【A委員】
それが想定されるのであれば「撤去もあり得る」ということを書き込む。

5.第6章について
【C委員】
整備活用手法については活用の仕方の話であり、第8章に移動した方が報告書の構成として説明がつく。

【D委員】
「統一した意匠・規模のサイン」はどういうものか。ここでは書かなくていいのか。

【事務局】
統一したサインに関しては、案内・解説施設での考え方と異なっているので整合を取る。

3 その他
【オブザーバC】
優先度の話があったが、ユネスコの勧告には優先順位があり、世界遺産の観点では必要である。優先度をどう捉えるのかは、世界遺産でいうと世界遺産の要素をどうするか、その前提として島自体をどうするのか、フルヒストリーの観点からどういう風に要素を捉えていくかである。

【A委員】
実際の優先順位では居住施設は後だが、緊急度はそうではない。時間的な優先と重要度の優先と、どちらのことを言っているのか不明確である。整備の優先順位は第9章のアクションプランに具体的に反映されればいい。

【オブザーバC】
第9章には書かれているので、第3章に第9章をフィードバックさせることが必要である。

【A委員】
第7章以降は次回ということで、以上で委員会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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