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平成28年度第1回 長崎市文化振興審議会

更新日:2016年11月7日 ページID:028997

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

文化観光部 文化振興課

会議名

平成28年度第1回 長崎市文化振興審議会

日時

平成28年8月24日(水曜日) 18時30分~

場所

長崎ブリックホール2階 練習室2

議題

1 会長及び副会長の選任について
2 長崎市野文化振興施策について
3 第3期アクションプラン(案)について
4.その他

審議結果

1 会長、副会長選出 

2 長崎市の文化振興施策について
・長崎市附属機関に関する条例
・長崎市文化振興審議会規則
・第4次総合計画の施策体系
・基本施策、個別施策
・市民文化活動振興プラン(第2次改訂版)
・第3期アクションプラン(案)
上記について事務局より説明。内容について質疑・意見聴取。

【会長】
長崎市の文化振興施策の現状、方向性など質問、意見はないか。
文化はまちづくりの方針全てに関わるものである。また、成果指標や目標値もあるが、文化に対する指標というものをどう数字で評価していくか。様々な観点でご意見をいただきたい。
【委員】
こういう行政の計画を見て、果たしてそれがどれくらい実現できるのか、疑問である。
どう評価していくのかは難しい課題だと思う。当事者は満足していても、市民はどう受け止めているのか。世情のあり方でかなり変化していくものだと思うが、それを誰がどう変えていけるか、難しい問題である。

【委員】
同じことを続けていっても変わらないのでは。
芸術文化は三角形のヒエラルキーのように、底辺は一番縁遠かった人たちを巻き込んでいく活動、それから中段はそれによって好きになった方が自主参加できる活動、それからプロになろうという頂点を目指す方々の活動というものがあると思うが、あまりに下の方に集中しすぎているような気がしている。頂点の部分を目指して憧れを持つような面もどこかに存在しないといけないのでは。最初の導入を引き入れていく活動も大事で、続けていく必要があると思うが、その次の段階への繋がりも大事かと思う。

【委員】
日常に芸術や文化が反映されると一番いいのでは。美術分野では市民参加型で色々やっているので、長崎をこれから背負っていく子ども達も含めながら、大人達も一緒に楽しめるようなものが必要では。総合的に全部の分野の方が入ってくるのが、祭りやフェスティバルであり、何年かに1回、片方の予算を減らしてでも、他県からでも人が来るような本物の大御所を呼ぶということも手かと思う。

【委員】
一番は、皆さん直面している事だと思うが、お金に関わることが大きいのではないか。自分がやることによって人に感動してもらえればそれがお金以上の価値だと、みなさん分かっているからこそやっているのだろうが、きっかけがあって何かをやろうとしている人たちを育てるわけなので、そのためのうまい予算の使い方をもう少し議論してもいいのではないか。

【委員】
憧れの人が見当たらないというのも確かにあると思う。文化活動のサークルに入っている子どもよりも、スポーツに関わっている方が多い。
子どもの教育や毎日の食事といったことにお金をまわすことが多いため、コンサートなどにはなかなか行けない。あと回しにされがちな芸術文化をいかに子供達に伝えていって育てていくかということ。
それから、食べ物・演劇・クラシックなど、色々な要素がある秋の市民文化祭のようなものがあってもいいと思う。釜山にある街に斜面地を利用したいろんな芸術の村があって、今韓国のマチュピチュと話題になっている。長崎も似たような斜面地なので、そういった所を上手く活用して、文化的なスポットとすれば人も呼べるし、子ども達もそこに行って楽器に触れたり、学ぶ事も増えたりするのではないかと思う。
【副会長】
経済と文化は比較される。経済がしっかりしておかないと文化は成り立たない。だが、震災の復興、戦争の復興は、経済ではなく文化から始まった。誰かが鼻歌を歌って、それが発展していって、元気が出て初めて経済に繋がっていく。文化の力はそういうものだと思うので、それを子どもたちに認識させる活動を、我々がやっていかなければならないのだと思う。
目標数値に関しては、発展すると数は増えるが、数が増えたからと言って発展しているという意識はなかなかない。ただ減ると衰退するという意識はある。目標をあげることも大事だが、衰退する事を防ぐためには数が減らないということが非常に大事なことである。数を減らさない、参加する人数も減らさない、あるいは予算を確保するということも非常に大事なことだと思う。
また、最後に頼りになるのは感覚であり、数字では判断できない所で、長崎の文化も色々な人の感覚とか意見を聞くというのは非常に大事なバロメーターになってくると思う。

【委員】
大型客船が毎日のように来て、世界遺産の登録など、長崎は本当に文化豊かな町だと思うし、たくさん可能性があると思う。内輪で文化祭をするだけではなく、今からは発信など、もっと見えるようにしていくということがとても大事だと思う。
港に沿った所に、日本の文化や長崎の文化を紹介したり、公演したり展覧会をしたりという場所が常設されていたら、どれだけ立ち寄られるのではと思うが、なかなか繋がっていかない。オリンピックもスポーツの祭典だが文化政策的にもある。この4年間を、長崎の文化豊かな土地でどのような事を発信していけるのかをこの審議会で検討出来たらいいと思う。

【委員】
今までやってきたことの繰り返しになっているようなので、その先の話をしていかないといけない。質の高い芸術をと書いてあるが、予算の関係もあると思うが、中央のレベルの高いものに触れたいと思っても、いつも立ち消えになっている。

3 第3期アクションプラン(案)について・その他
内容について事務局より説明。今回は内容についての質疑・意見聴取に留め、次回までに各自内容を検証しプランの方向性・内容についての検討を進める。

【委員】
三曲は、音楽ではなく伝統文化のジャンルで、別だったのだなという感じがする。
三曲においても、アウトリーチコンサートなどでピアノと合わせたり、ギターと合わせたりして、広めて行きたいと思っていて、実際そういう活動もしている。音楽の一つのジャンルとして捉えていくことで発展して、特別な楽器ではなくて色々な可能性のある楽器なので、アウトリーチコンサートなどにもパートを設けてもらえれば、もう少し尺八の人口が広がるのではないか。

【事務局】
アウトリーチは今ここに載せている分についてはクラシック中心にとあるが、邦楽のアウトリーチも実施しており、今後も引き続き取り組んでいきたいと思っている。

【委員】
この中に料理関係の方がいないが、私は食文化というのも1つの文化だと思う。毎日の食生活の食べ物についての分野と文化的な分野と若干違うのかもしれないが、やはり食文化もその中に加わって、文化祭の中で、紹介なり何か食べるような機会を設けていただきたいというのは要望としてある。

【会長】
この区分けというのが、文化庁が生活文化とか芸術文化とか、そういった形で区分けしているのでそれに沿ったものだと思うが、食文化をはじめとした生活文化も日常生活のとても大事な文化だと思うので、うまく取り入れながらご意見をいただきたい。

【委員】
せっかくこういった各界の方がおいでなので、ここでそれぞれが東京オリンピックに関して文化との繋がりの情報をお持ちの分を、情報交換するような時間を設けてもらえたらと思う。
我々が把握しているものを3つほど披露したい。きものプロジェクトというのがあり、久留米の着物会社の方が、オリンピックに出る200ヶ国のイメージに合わせた着物デザインを作って、それを東京オリンピックで活用できないかという提案を出している。

1着作るのに、1つの国に200万ぐらいかかるということで、最終的にお金がかかる問題だが、着物産業をこれで活性化しようというのが目的である。
2つ目は、長崎はポルトガルと親交が深いので、ポルトガルチームに2020年オリンピックに行く前に、長崎でキャンプをやってもらい、その時に日本の色んな文化を見せるというもの。その時に子ども達を巻き込んでやると、今の皆さん方の文化というのが、次世代への継承のきっかけにもなるのではないかと思っている。
3つ目は、2019年のラグビーワールドカップに係るもので、日本とイギリスの協会の日英協会が、エジンバラに行っている。ラグビースクールの子ども達をエジンバラに連れて行って、2019年に向けてもう交流が始まっている。日本の文化を紹介するような時間が、2019年までに持てたら、ひとつのきっかけ作りとしてはインパクトが強いと思うので、日舞とかいけばなとか書道に繋がっていくのではと思うので、そういった情報交換をされていかれたらどうかと思う。

【委員】
長崎市の文化を振興していくという時に、他都市で何をやっているか比較することがすごく参考になると思う。長崎市でも情報収集してバランスよくプランニングされていると思うが、他都市の背景を調べるとアイデアが膨らむと思う。

【委員】
前半の5年間が終わって、これから後半の5年間が始まるという節目の時だと思うが、大きく舵は切れないが、何か違うアイデアとか、皆さんのお知恵をいただきながら考えていけたらと思う。

【委員】
書道を練習する場所がない。ずっと前から書道会館を建てようという希望はあったが、なかなか予算の関係でできない。
市民会館はあるが色々な団体がたくさんあるため使えない。練習場所が欲しい。これは箱ものだが、建ててもらいたい。

【事務局】
今日のようなお話をうけた中でまた次回、予算の取り組みに間に合うような形で時間を設定して開催したい。その時にまた具体的に、このアクションプランの中身について方向性も含めてご意見をいただき、その中で実現できるようなものがあれば、それはしっかり予算化していくように考えている。

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電話番号:095-829-1124

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