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平成28年度第1回 長崎市清掃審議会

更新日:2016年6月21日 ページID:028581

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境政策課

会議名

平成28年度第1回 長崎市清掃審議会

日時

平成28年5月26日(木曜日) 14時00分~14時55分

場所

長崎市男女共同参画推進センター(長崎市魚の町5番1号)

議題

1 長崎市のごみ処理について(報告)
2  長崎市のし尿等処理について(報告)

審議結果 

1 長崎市のごみ処理について(報告)

<廃棄物対策課長の説明後、質疑に入る。>

【委員】
ごみ処理(搬入)手数料についてだが、該当するのは家庭から出るごみと事業所から出るごみの両方が該当すると考えてよいか。

【廃棄物対策課一般廃棄物係長】
主に事業系一般廃棄物が該当するが、家庭ごみについても手数料を課している。

【委員】
事業系一般廃棄物は、例えば事業所が許可業者に委託して、許可業者が収集したごみについて手数料を課すと考えてよいか。

【廃棄物対策課一般廃棄物係長】
そのとおりだ。

【委員】
ごみ搬出量の推移についてだが、現在はごみの搬出量が底を打っているように見えるが、今後もごみの搬出量は減っていくのか。また、新西工場が2炉作っているということだが、将来、ごみが減少し1炉運転になるまでごみが減ることはないのか。

【環境部長】
今後のごみ搬出量の推移だが、少しずつ減っていくものと考えられる。一番大きな要因としては人口が減っていくこと、それからもう少し長崎市としてリサイクルをすることで減っていくものと考えている。これは、リサイクル率という言葉があり全国平均が約20%程度のリサイクル率だが、長崎市は16%程度であり、もう少しリサイクル率を上げる余地がある。今後はごみの搬出量が減少すると考えられるが、戸石町にある東工場の寿命がきており、いつ頃建替えるかの問題はあるが、建替えの際、現在の東工場は150t×2炉の300tの規模がある。そこで、ごみ処理量を調整する必要がある。端的に言うと、300tよりコンパクトな炉を考えている。ごみ搬出量の減少部分は、東工場を建替える時に調整したいと考えている。

【委員】
「新西工場」という名称は仮称と思うが、別の名称になる予定があるのか。

【環境整備課長】
現在、神の島に建設しているものを便宜上、「新西工場」と呼んでいるが、10月からは現西工場を正式に廃止し、神の島に建設している新西工場を「長崎市西工場」という名称で標榜する予定にしている。

【会長】
ごみが将来的にどうなるかという大事な問題である。長崎市は、5、6年前まで一般家庭廃棄物の量を1日あたり約1kgだったが、現在は、約900gまで減っていると伺っている。人口減も含め若干は減っていくものと考えられる。

【委員】
先程、リサイクル率を上げるということを話していたが、「燃やせないごみ」のプラスチック製品が全て「燃やせるごみ」に入っていくのではないかという心配があるので、再度ごみの分別変更については、周知徹底して欲しい。また、先程、搬入物検査による事業系廃棄物の処分に関する指導徹底によりごみが減少したと説明にあったことから、7月のごみの分別変更開始時に当面の間でもいいので、分別が適正に行われるように検査を徹底して欲しい。

【廃棄物対策課長】
7月からごみの分別変更ということで、最初はいろいろ混乱が起こると考えているので、ごみステーションや工場でいつも以上にチェックを行いたい。

【会長】
今の話だが、私も40年くらいごみの分別を行っているなかで、ごみの分別が1つ変更になるだけでも定着するまで1年半程かかるのは分かっている。いろんな状況があるので、気長に行うしかない。

【委員】
広報問題についてだが、現在は自治会に加入している方が少ない中で、ごみの分別変更の内容を広報するということは一番大きな問題になる。自治会に加入していない人の対策をどう考えているのか。

【廃棄物対策課長】
自治会に加入していない方は、例えばマンションやアパートにチラシを投げ込んだり、テレビのCMなどマスメディアの利用や広報ながさきを通じたりして周知を図っていきたい。

【委員】
アパートに住んでいる大学生や独身寮などはごみの分別に関心がないので、メディアなどを通じてPRして欲しい。

【廃棄物対策課リサイクル係長】
大学生のごみの分別が悪いということだが、自治会の説明会の中でも同様の内容を伺っている。直接大学の事務局の方に申し入れやアパートを管理している宅建協会や不動産協会にもあらためてごみの分別変更について申し入れをしようと考えている。何とかそういった形で周知徹底を図っていきたい。

【会長】
今の件が大きなポイントになる。特に最近長崎には外国人が多いので、日本語で説明してもわからないことから、関係者を通じて自宅まで行き、指導するのが一つ。もう一つは、ごみステーションに立ち、ごみ分別の中身を見て悪いのは全部ひっくり返して全部入れ直す。ごみの分別が悪い人達には、やはり丁寧に根気よく教えるしかないと思っている。そこの辺を踏まえて、リサイクル推進員にも力を入れてもらうよう行政サイドから依頼したらよいのではないか。

【委員】
新西工場の近くに下水処理場があるが、どういった形で下水処理を行うのか。

【環境整備課長】
新西工場の下水処理について、基本的には排水処理をして再水利用して何回でも工場内で使用するが、最終的に水が余った場合は、下水処理場に送って、下水処理場で処理をして海に放流している。

【委員】
下水汚泥は、産廃として下水処理場から出てくるが、新西工場で燃やすのか。

【環境整備課長】
現時点で、下水汚泥を処理することは考えていない。

【環境整備係長】
下水汚泥については、コンポスト化しているところもあるが、将来的に工場で焼却する場合も含めて、今後、検討する必要があると考えている。

【会長】
例えば東長崎でバイオマスをやっているが、ああいった所に、持って行くということはないのか。

【環境整備課長】
持って行くことはない。

【会長】
将来的に燃やすかもしれないということで理解してよろしいか。

【環境整備課係長】
可能性としてはあり得る。

【委員】
福祉関係でお聞きしたい。現西工場の近隣の方はお風呂やプールを利用しているが、今後どうなるのかということと、新西工場にはそういった施設ができるものなのかをお聞きしたい。

【環境整備課長】
現西工場は、プールと60歳以上の方が利用できる入浴施設のもみじ荘が隣接しており、6月いっぱいで現西工場と合わせて使えなくなる。一旦、両施設を廃止するが、今後は新西工場に隣接して、余熱利用施設を考えており、プールと60歳以上だけでなく誰でも入れるお風呂を作る予定にしている。現在、平成30年1月の予定を目指して計画を進めているところである。

【委員】
先程、発電すると説明していたが、どれくらいの発電能力があるのか。

【環境整備課長】
新西工場の発電能力が5,200KWである。なお、参考までに現在の東西工場が2,000KWとなっている。

【会長】
ちなみに何世帯ぐらいの発電能力か。

【環境整備課長】
平均的な家庭で約2,500世帯相当である。

2 長崎市のし尿等処理について(報告)

<環境政策課長の説明後、質疑に入る。>

【委員】
茂里町のクリーンセンター機能が完全に終わるのは何年くらいになるのか。

【環境整備課長】
今から今年度含めて3年間中継基地として利用し、処理そのものはしない。なお、跡地活用については、茂里町のクリーンセンター上階に別の部局の保健環境試験所があることから、具体的に3年後どうするかについては、現時点で決まっていない。

【会長】
中継基地だけ利用ということは、仮受槽だけ使うということでよいか。

【環境整備課長】
そのとおりだ。仮受槽という大きな槽があり、そこを利用し琴海と野母崎のクリーンセンターに運んで行くという流れになる。

【委員】
し尿の量が減少し、茂里町のクリーンセンターを廃止するということで、地理的にはこの方法しかないと思う。しかし、非効率で大変だと思う。特に、職員も相当負担がかかっていることを認識して欲しい。

【環境部長】
今回のし尿処理施設が変更になって一番影響を受けるのは、旧衛生公社、現在は100%長崎市出資の外郭団体クリーンながさきである。以前は茂里町にし尿を運搬していたが、南部や東部へ運搬しなければならないことで、非常に効率が悪くなっている。今後し尿については増加しないが、ゼロにはならないと考えている。効率が悪くなる中で、クリーンながさきの職員は新規採用を行っておらず、非常に高齢化している。衛生公社からクリーンながさきに変わった時は、大改革を行った経緯があるが、あらためて今後のクリーンながさきをどういった形にするか、市の責務の中でどのように担ってもらうのか大きな課題であることから、行政の責任として考えていかなければならない。

【委員】
老人会で花壇を作っているが、その肥料は、茂里町のクリーンセンターのし尿から作られた肥料なのか。それとも、それ以外の肥料なのか。

【環境部長】
先程、下水汚泥の話がでたが、同様にし尿からも汚泥が出る。長崎市は、三京町の民間施設で堆肥化をしていた。その中で、し尿汚泥と学校の給食の残渣、それから特に古賀町あたりで発生する樹木剪定の木くずを入れた3種混合肥料を作って、学校や自治会に配布していた。茂里町のクリーンセンター廃止により、し尿汚泥が茂里町から現在発生しなくなった。現在、民間施設の肥料は、原料になるし尿汚泥を県外から委託により運搬してもらい、給食残渣と樹木剪定の木くずを合わせて、肥料を作成している。茂里町のクリーンセンター廃止前は、長崎市の委託により民間施設に肥料を作らせていたが、現在は他都市との契約で行っており、作られた肥料が無償で配布できるかと言われれば分からない。

【会長】
以前は、肥料を無償で提供してもらっていた。今後は、無償で配布されるかどうか分からないとうことで理解してよいか。

【環境部長】
全ては無理にしても1袋や2袋無償で提供してもらうように業者へ相談したいと思っているので、要望があれば環境部へ連絡して欲しい。

【会長】
本日はこれをもって閉会とする。
 

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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