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長崎市総合計画審議会(第4回第3部会)

更新日:2016年4月20日 ページID:028355

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会(第4回第3部会)

日時

平成27年10月15日(木曜日) 18時00分~20時10分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第3会議室

議題

1. 基本施策「G2 だれもが生涯を通じていきいきと学べる社会をつくります」素案について
2. 基本施策「G4 芸術文化あふれる暮らしを創出します」素案について

審議結果

1 基本施策「G2 だれもが生涯を通じていきいきと学べる社会をつくります」素案について

[基本施策主管課:説明]

【委員】
基本施策の成果指標「社会教育施設の利用者数」について、直近値から1%増となっているが、増え方の流れはどうなっているか。

【担当課】
図書館や科学館などの大型施設の増減によって影響を受けるため、年によってばらつきがあるが、おおむね横ばいで1%増。後期の目標である増加率1%は、実績に加え人口減少の影響も考慮し、背伸びをしない目標を立てた。

【担当課】
図書館は、平成20年に開館した。平成24年度までは100万人以上の来館者があり横ばいだったが、平成25年度は95万人、26年度は90万人と減少しており、全体の増加率に影響を与えた。来館者減少の原因として、スマートフォンやタブレット端末が普及しており、図書館に行かなくても調べ物が簡単にできるようになったり、外出先で本を読んでいた方が、携帯に便利なスマートフォン等の利用に変化したことなどが考えられる。

【委員】
増減があるのであれば1%という目標はとりあえずすぎないか。目標として設定するのなら、もう少し高くすべき。たまたまでも達成できるから。

【担当課】
図書館の5万人は大きな数字で、そうした中、他でカバーする形にしている。図書館については今後の見通しは分からないところもあるが、オープン効果はないが市民に根付いたと考えられる。大きく減ることはないと思うが、他の施設に関して努力しながら増やす方向でがんばっていきたい。

【部会長】
図書館の利用人数は何で測っているか。貸出数は減っていると思うが、多目的利用が広がっているから、増加が見込めると思うので、その点について計画など知りたい。

【担当課】
図書館には大きく分けて3つの利用がある。1つ目は蔵書が並んでいる閲覧室の利用で、これが一番多く、センサーで出入りする人数を把握している。2つ目はスタディルームで、学生たちによる利用は多く、横ばい状態。3つ目は図書館独自の企画などをホール等で行っており、年々拡充しており、こちらは増加傾向にある。

【委員】
G2-1の3つ目の成果指標「公民館で開催される講座」は自主講座か、市が企画の講座か。

【担当課】
基本的に市が主催の講座を想定している。

【委員】
興味が無かったら参加しない、興味がある人が参加するので、満足度が高くなって当たり前だと思う。

【担当課】
メニューがいろいろある中から選んで受講してもらっており、内容が期待通りでなければ厳しい評価になる。講師の先生の選択、企画の内容など、情報交換しながら満足度を上げるようにしている。アンケート調査はすべての受講者にお願いしており、満足度とあわせて今後の要望も聞き、参考にしながら企画している。

【委員】
受講者の年齢や、講座の開催曜日を詳しく聞きたい。

【担当課】
高齢の、リタイアした人が中心ではないかと指摘されている。アンケートから分析すると、60歳以上の方が7割超えている。課題としては、若い方や仕事をしている方に足を向けてもらいたいので、夜間や休日の講座を組むようにしている。通常は月~金の日中が中心だが、努力している。

【委員】
講師として選ばれる基準はあるか。よその情報だけだと片寄らないか。また、受講者の意見だけでは片寄るので、新しい項目を増やすには、興味がある人の意見だけでは不十分である。

【担当課】
講師の選任の明確な基準はない。まず、謝金が少ないので、社会活動に理解のある方が基準になる。また、公民館同士の講座の研修会において、先生と曜日の調整をしながら、市全体で講座を組むが、いい先生がいたという情報があれば、他でも似たような講座を組んだりする。

今まで声を掛けていない人も、問い合わせをしながらやっている。しかし、人気のある講座は講師の先生の力量に負うものも多い。そういう場合は、続けて企画して、同じ先生にお願いすることになるので、そういう意味では片寄っている部分もある。

また、受講者の意見だけで不十分だというのは認識しているが、その点は、うまくいっている他県の情報を見ながら、また、職員がアンテナを張って、企画しているのが現状。

【部会長】
素案の修正に関して、G2-1の取組方針(1)に「施設や設備の充実を図ります」とあるが、設備に関する指標がないのはまずいのではないか。また、今後の計画推進に関して、市民会館が指定管理者になることで、どのように変わってくると予測しているか。

【担当課】
G2-1の取組方針については、都市経営室からの説明の中で、前期の取組方針の1、2、3を1、2にまとめている。場の整備は施設の整備が中心になるが、場の充実については一定の修繕は除いて一定整備がなされているため、一つの項目として立てるのではなくまとめた、という経過がある。施設の充実を図る指標は特に設けていない。

市民会館については、平成28年4月1日から指定管理者制度を導入予定としている。市民会館は複合施設であり、文化ホールのエリア、体育館のエリア、中央公民館のエリア、男女共同参画室のエリアがある。ホールや会議室などの貸し部屋の使用許可、建物全体の維持管理、中央公民館の講座の開設、男女共同参画室の講座や普及啓発を、指定管理者にお願いする。公民館に関しては、平成26年度に、公民館運営審議会の中で指定管理者制度について議論し検討した。全国では、指定管理者制度をとっているところもあるが、直営のほうが多いし、長崎県内では初である。

審議会では、社会教育については直営を維持すべきではないか、質や内容が変わるのではないか、という意見があるが、応募する時の仕様書の中に、こういう講座は必ずやってください、と入れ、直営の時の講座の質を維持し、加えて事業者の創意工夫も希望しており、提案に入れてもらうような形で募集している。

社会教育について民間と手を組んでやるのは初めて。カルチャーセンターの、公民館講座との違いは、受講料が高いことと専門性が高いことがあり、ノウハウも持っておられるので、講座の企画にアイデアを活かしていただければと考えている。受講料は今までどおり無料で、今までを下回らない回数、内容でやっていく。

生涯学習課でのコントロールもしっかりやっていく、科学館では指定管理者制度を導入しており、企画展などの経験もあるので、活かしながら、モニタリング、チェックしていきたい。民間、地域含め、トータルで生涯学習、社会教育を盛り上げていきたい。

【部会長】
科学館は成功しているが、特化している部分があり、公民館は多岐にわたるのでその部分の運営がうまくいくのか未知数だが、課のほうでコントロールしていただくということなので結構だが、施設の設備が一定程度充実というのには異論をもたれる方がいると思う。予算面で厳しいとも思うが、できないなら方針に書かない方がいいのではとも思う。

【担当課】
検討させていただきたいと思うが、これまでは、箱モノとしての施設整備だけでなく、学校の空き教室の学習解放事業を指標に入れていた。この事業をやめたわけではないが、施設の充実の指標としてはいかがなものかと考えた。前期の評価においては耐震化について具体的な事業として紹介してきたが、100%ではないが順調に進んでいる。しかし、不具合や環境の整備など永遠に続くものがあるので一文入れている。

【委員】
基本施策の2つ目の成果指標に「社会教育施設」とありそれは公民館や科学館、図書館など記載されているが、G2-1では、公民館、ふれあいセンター、文化センター、科学館、日吉青年の家、図書館となっている。社会教育施設、生涯学習施設など、各施設の総称は統一すべきではないか。また、社会教育課が生涯学習課になった現在、社会教育施設という名称はいかがなものか。

【担当課】
社会教育施設は、市民の方々が学習する施設と広くとらえている。G2-1においては、公民館の講座や教室が実施されているところということで列挙している。総称としては社会教育施設ということで整理している。

【委員】
基本施策における(1)の現状に、男性や若年層、子育て世代及び就労世代の公民館講座への参加が少ないとあるが、成果指標にないので指標を工夫したらどうか。

【担当課】
検討したい。

【部会長】
G2-2の取組方針の活かす仕組みのイメージはどのようなものか。

【担当課】
指標の2つ目に、「地域の学習活動などへの支援者数」とあり、ボランティアなど何らかの形で地域などの活動について活躍している人を増やしていきたい。

仕組みは、今のところ人材バンク登録制度があり、橋渡しはやっているが、それだけでは足りないと思っている。もう一つ、新たな指標としたG2-1、4つ目の指標は、町立公民館やふれあいセンターでの講座企画への謝礼金制度だが、今以上に広げられないか、今は助成だけだが、市全体の社会教育、生涯学習に対して今まで以上に目配りしていきたい。ふれあいセンターや町立公民館に職員が出向いたり相談に応じたりしていきたい。

特に、町立公民館やふれあいセンターの場合、講師は地域の人がしており、人材活用がなされているので、仕組みとして活性化できたらと考えている。

【担当課】
図書館では、読み聞かせボランティアを養成しており、小学校・幼稚園・保育園など、読み聞かせを希望するところに派遣している。今後、図書館で行う読み聞かせ研修の対象者を、公民館・ふれあいセンター・お遊び教室などそれぞれの場所で活動している方々へも広げ、スキルアップをしていただくとともに、読み聞かせができる方々を登録し、いろんな団体から読み聞かせの要望があれば、近くで活動している方を紹介する等、橋渡しができるようにと考えている。

【部会長】
読み聞かせを実際にやっている人には情報が行くが、今からやろうとしている人はスキルアップのイメージがわかない。公民館、ふれあいセンターの講座も、助成金のしくみが図示されるなど、分かりやすい形で市民に示していただけると良いので考えていただけたら。

【委員】
社会教育施設と生涯学習施設は違うのか、基本施策の成果指標に出てくる社会教育施設と、G2-1で出てくる生涯学習施設は使い分けているのか。

【担当課】
定義については、社会教育の対義語が学校教育で、学校教育以外の分が社会教育と整理しているが、子ども達の夏休みの公民館講座については社会教育になる。生涯学習は、もっと広い一生涯にわたってという意味でつかわれることが多い。素案の用語の使い分けについては今まで議論していなかった。適切な用語を検討させていただきたい。

【委員】
講演など夜間、週末に実施するよう努力していくということだったが、実際の平日との割合はどれくらいか。

【担当課】
中央公民館の秋の講座で言うと、1~2割が夜間または週末だが、公民館によってばらつきがある。

【委員】
全体的に手段が目的になっていないか。教育は重要なもので、本当に伝えたいなら週末や夜間をもっと増やすべき。G2-1の施設の充実についても、指標があるべきで、載せられないなら省くのがいいと思う。

【担当課】
予算、人員は限られており、言葉で時間外や週休日と言うのは簡単だが、実際にやるとその分勤務のローテーションの工夫が必要で、限られた中で工夫している。今後も可能な限り努力していく。課題としては認識しており、統計データも分析しながら、期待に応えられるよう頑張っていきたい。

【委員】
時差出勤や代休制度など活用して取り組んでいただきたい。

【委員】
職員がやるには限界がある。来年度、指定管理制度を導入することで人材が増えると思うので、期待したい。市や県がやるとどうしても広がっていかないので、ブリックホールなども参考に頑張っていただきたい。

【部会長】
主管課が頑張っているのは分かっている。選択と集中という言葉が出てくるが、あれもこれもではなく、私たちが決められることではないが、ここに力を入れるという方針があってもいいと思う。どれだけ生涯学習を重視している市かは、少子化問題にもつながる。

素案の修正については、目標値の設定、施設整備の充実、生涯学習施設と社会教育施設の整理について検討いただき、変更ないならその理由を述べていただければ。

2 基本施策「G4 芸術文化あふれる暮らしを創出します」素案について

[基本施策主管課:説明]

【委員】
G4-1取組方針(1)に市民が身近に芸術文化を体感する機会の創出とあるが、どういうところで展開しているか。

【担当課】
浜の町アーケードで先日開催したまちなか音楽会は、通りすがりの人も含めて500~600人に見ていただいた。アウトリーチという形で演奏会を公民館やふれあいセンターなどで行ったり、小学校に派遣することもある。身近に体験してもらう事業をしている。

【委員】
地域のある福祉施設で、壁面を開放し、絵画を展示しているところもある。一つの方策として、あるのではないかと思う。

【担当課】
マダムバタフライのミニコンサートをハートセンターで実施予定。今の意見も反映させながら今後とも積極的に外に出る活動に取り組みたい。

【部会長】
基本施策の成果指標の芸術文化を鑑賞する市民の割合が落ちているので目標値を低く設定されている。それはいいが、落ちている原因分析とどう伸ばすかはどう考えているか。

【担当課】
国や長崎を取り巻く経済状況もふくめて、芸術文化に親しむゆとりがない、アンケートでも、時間、経済的余裕がないという理由があり、周りの環境が改善していかない部分がある。

どう伸ばすかについては、地道に種をまいて、継続的に、少しでも多くの方に身近に感じてもらう事業を展開していく。現代美術は、まちなかで気軽に参加できる現代アートワークショップをしたり、とっつきにくいものではなく、参加しやすいものをテーマにして、地道に続けていく。

【部会長】
種まきは、子どもに対しても重要で、子どもの関わるイベントや、子どものための音楽会など、市民意識調査の対象に子どもは入らないが、将来的に長い目で見れば、そういう取組みもいいのではないか。

【担当課】
親子向けのコンサートを開催したり、親子向けのダンス教室をしたりしている。ご意見のように、子どもが興味を持って続いていくことが大事と思っている。

【委員】
きっかけづくりが大事なので、幼稚園、保育園、小学校に出て行ってやってみる、アウトリーチという考えを前面に出すべき。

【担当課】
幼稚園、保育園の部分は数が少ないので、チャレンジしていくところ。今後の参考にさせていただきたい。学童は、ニーズがあると聞いたので、新たに行くようにした。

【委員】
小さい時受けた影響は大きい。素晴らしい芸術を聴かせることと、興味を引くものと、ダブルでしていただきたい。また、公会堂閉館後、おけいこごとの発表の場など、300人程度のホールがなく、市民が使える場所が少ない。みんなが使いやすいホールの整備をしていただきたい。

【担当課】
新たな文化施設の整備に関して、公会堂に代わる新ホールは造るが、どこに造るかということで、県庁跡地に作ってほしいという要望をしているが折り返しの交渉が進んでいない。もともと市庁舎跡地に建てるという話があったが、県庁跡地の活用についての提言の中にホール機能が出たため、2つはいらないので一緒に造りませんかと持ちかけている。小ホールについては今後の協議で決めていく。小ホールを作るかについては、場所を決めた後、意見を聴きながら計画を作っていく。ニーズがあることは分かっている。

【委員】
大きなホールはブリックホールがあるので、市民が使える小ホールを作ってほしい。集いもでき、広がっていく。

【委員】
小さい子はできれば3歳以下のほうが良い。人間の脳が成長するスピードは3歳までが非常に速いから。3歳以下の体験の機会を作っていただけたら。

【担当課】
参考にさせていただく。

【部会長】
今後についての意見で、芸術、文化のとらえ方が狭い。指標に遠藤周作文学館の入館者数とあるが、教会そのものも芸術文化であり、長崎の食文化も芸術文化である。もう少し広くとらえて、そういうものに触れることも芸術文化に触れる機会だと市から言ってもいい。文化にはいろいろな形があるので今後指標化して行ってもいいのではないか。素案に盛り込む必要はないが。

【担当課】
文言の整理を、所管としてやっているものという形で行った。文化観光部としてうまくコラボしながら、チャレンジする方向があると思うので頑張りたい。

【委員】
G4-2の成果指標にある市民文化団体とはどういう団体か。

【担当課】
俳句や短歌、音楽サークル、合唱団、ダンスなど、文芸も含めて様々なジャンルがある。

【委員】
老人福祉センターいこいの家でかなりの講座があるが、加入可能か。助成はあるのか。

【担当課】
継続的、組織的に規則をつくり、役員を置き、会計がしっかりしているかといった要件を満たせば可能。助成については、スポーツ施設文化施設予約システムで簡単に予約できることと、施設使用料の減免が受けられることがある。

【委員】
登録が増えないので、減免のための緩和措置が取れないか検討をお願いしたい。

【委員】
狭い意味の芸術文化で、まじめなものばかり。芸術文化を売っている方もいるので、そういう人も指標の一つとして取り上げられないか。芸術文化が活発なまちは、そういう人が多いから、広げていくという意味でも。

【担当課】
成果指標に入れるかは研究させていただきたい。基本的には、プロのやっていることに触れて心が豊かになる市民がどれくらいか、しか考えていなかった。

【委員】
佐賀は陶器を利用しいろんな芸術とコラボしている。一つだとそこから広がらないので、例えば長崎ならべっ甲と音楽とか、市ができないか。市民の目がいろんな方向にいく。広めていくと豊かなものになるのでは。

【担当課】
色々なジャンルとのコラボについては、どういった仕掛けができるかだが、例えば、今後開催されるエコライフ・フェスタに、まちなか音楽会のミュージシャンが出演し、エコと音楽のコラボという形でステージに立っていただくことになっており、ランタンフェスティバルにまちなか音楽会のミュージシャンを呼びたいという話もあるので、少しずつしている。違うジャンルについても、既存のイベントに働きかける方法もあると思うので、研究していきたい。

【委員】
食と文化など、何かあると思うので、今後広がるように期待する。

【部会長】
市民文化団体に登録するハードルという話があったが、市民意識調査で、市民がどう認識しているか微妙だと思う。例えば老人福祉施設の中で句会に入っていても、自分が芸術文化をしているという認識があるか。市民文化団体に登録されているとわかると意識が変わる可能性もある。調査の中に言葉を添えてもいい。あなたも芸術文化の一端を担っている一人だということを伝える仕組みがあると広がっていくと思う。お金が無くてもできることもあり、心のゆとりから発展する部分もあるので、伝える部分があるといい。

【担当課】
市民意識調査の設問は、この1年間に音楽、美術、演劇、舞踊などの芸術文化を鑑賞したことがありますか、と、この1年間に音楽、美術、演劇、舞踊などの芸術文化活動を行ったことがありますか、としている。その中に文芸の分野を入れるなど、文言の工夫をしたい。

【委員】
ハートセンターで詩吟を教えていただいているところがある。また、小さいころから芸術に触れさせることが大事。西山の美術学校がなくなったが、そういう人たちを教育の場に呼ぶことでもっと広がると思う。

【委員】
長崎市や県を出て行った人で、東京や世界で活躍している人に市から声を掛けて、地元出身でコラボなど、広くみるのもいいかもしれない。

【担当課】
長崎出身で活躍している人はたくさんいる。どういう形で呼んでコラボレーションが実現できるかは、長崎のためにというモチベーションがあれば可能性があるかと思うので、参考にさせていただきたい。

【部会長】
素案にかかるものより今後についての意見が多かった。市民に広く根付くために、今いる人というのもあるし、子ども、という意見もあったので、検討いただきたい。

3 全体に対する意見について

【委員】
ひきこもりについてはどこがどのようにやるのか。

【事務局】
関連する課には声を掛けている。それぞれの分野でやっていくが、窓口としては、F7の健康づくりの中の精神、心の健康に含まれている。後は、それぞれの分野で、子ども、高齢者、障害者などそれぞれの課でやっている。どこが中心となって、とか、ここがやる、という表現は今のところ難しい。

【委員】
そうやってこれまでずっと野放しになってきた。心澄はどこもやっていないから立ち上げた。やっているということはよく聞くが実際やっていない。もう少し行政として真剣に取り組むべき。少なく見積もって長崎市に2,000人以上いる。有名なドクターによると、少なく見積もっても1%、統合失調症と同じくらいいる。もう少し明確にすべき。NPOとしてやっているがすぐに限界が来る。お金は1円もない。100%ボランティア。このままではもっと増える。もう少し考えていただきたい。

【委員】
障害者の立場から、建物や文化施設、生き方、生活の面で、差別、選別、区別をしてほしくない。障害者だから数に入っていないというような選別、区別はしてほしくない。

【事務局】
ひきこもりをどこかに入れてほしいという意見は部会からの意見として受け止め、どう対応するかは各所管と検討させていただきたい。施策の立て方が、障害者、子ども、となっているので、どこか一つに書くのは難しい現状だが、総合的な部分で書かなければならないという意見なので、どう判断するかはもう一度検討する。

【委員】
総合窓口なるものをどこかに造っていただきたい。登録についてもいろいろなところで講師の登録をしているが、市民は分からない。総合窓口をどこかに作って所管にふるという区分を作っていただくと今の話もある程度区分けできると思う。

【委員】
これまで主管課間で関連するところが多く出てくるが、今後の連携を調整・取りまとめることが重要である。そこが事務局なのか、でなければ関連させる部署を設置することで、各施策が生き、お互いに更によい結果が伸びてくると思われる。調整する部署が重要だと思う。

【事務局】
総合計画を作る上でも、部会間でも関連するところがあり、事務局で共有し、その都度事務局と所管課で話し合いはしていきたい。最後の全体会でも、お気づきの点は担当部会以外のところでも意見をいただきたい。

【部会長】
これまで4回やってきて、皆さんが感じていることは、時間が足りないということ。自分たちが言ったことに対して明確な回答があるのか、納得した形で回答がもらえるか不信感があり、向こうが回答を出した後にもう一度話し合いの場がないと、結局出したものが通っていくという形になるのではないかと思う。

やり方について、役所も忙しくて予算の計上もあってぎりぎりのスケジュールで動いているのも分かるが、市全体の総合計画であり大事なものなので、長いスパンで議論させていただきたい。

閉会

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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