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長崎市総合計画審議会第4回全体会

更新日:2016年4月20日 ページID:028340

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会 第4回全体会

日時

平成27年12月14日(月曜日) 18時30分~20時00分

場所

ホテルセントヒル長崎 3階 紫陽花の間

議題

1. 第四次総合計画「後期基本計画」案について
ア 協議経過及び計画の構成
イ 基本計画案
2. その他

審議結果

1 第四次総合計画「後期基本計画」案について

ア 協議経過及び計画の構成(事務局より説明)
質疑なし

イ 基本計画案
・まちづくりの方針Aについて(事務局より説明後、質疑)

【委員】
審議した内容がかなり盛り込まれてよくできている案だと思う。

もう一度最終的にまとめるにあたって、それぞれの目標をどうやって達成するかというところで、A1-4の端島(軍艦島)の上陸者数を191,616人から261,000人に増やす意欲的な数値となっており、36%の増加をめざすこととなっているが、現在、すでに船が満杯になるまで取り組んでいて、これから先増やそうとするには、船を大型化するとか、時間をつめて上陸回数を確保するということが物理的に必要になる。増加はいいことだが具体的にどのように達成するのか、成功させるための具体論を聞きたい。

【事務局】
一つは軍艦島のキャパシティという問題があるかと思うが、1日最大1,240人が上陸でき、年間で365日をかけると、452,600人になる。1日で10回往復していることから、平成26年の往復回数2,225回を3,650回で割ると、稼働率は66.1%となる。この稼働率で年間最大上陸者数452,600人をかけると、上陸者数は275,900人となり、平成32年度の目標値261,000人は不可能な数字ではない。ただし、現状で休日に集中している状況があるため、平日にお越しいただく方策を考えること、また、船によっては大型化を検討しているとのことで、2つの方策を組み合わせながら、目標値の達成に向けて取り組むこととしている。

【委員】
ポイントは船の大型化ということになると業者によっては投資が必要になるということ、また天候によって左右されるということもあって、満杯まで想定することはリスクが大きい。根本的な方法を検討していただきたい。

【委員】
A3-3の中で、宿泊客の増加に向けて宿泊施設の整備促進の取組みを推進しますとあるが、民間投資が必要になることであり、やりますというのはいいが、少し具体的な方策を考えるべきではないか。

観光客の増加とそれに伴う消費額についても、市の厳しい財源を考えると単純に増やしますではなく、具体的にこのような方法で増やします等を何らかの形で、議会などに提示した方がいいのではないか。


・まちづくりの方針Bについて(事務局より説明後、質疑)

【委員】
熱心に協議いただいた内容がほぼ反映されていたと思う。

・まちづくりの方針Cについて(事務局より説明後、質疑)

【委員】
私自身、第4部会であるが、体系がかなり変わっているが、非常に合理的な体系になっているかと思う。

・まちづくりの方針Dについて(事務局より説明後、質疑)

【委員】
第2部会で4年間外部評価をやって関係部署とも、成果指標等についても意見交換をした。今回、後期計画において、基本施策の所管部署とのやり取りをした中での委員の感想を述べたい。

4年を経過してもっと前向きに目標を設定したり、成果指標についてこうすべきではとの意見交換をしているなかで真摯な受け止め方をされているのかとの意見もあった。これまで行政が培ってきた経験や政策もあるが、横断型の政策に入っていくという提案として、鉄川委員が市民大清掃は市民参加という視点で環境行動を起こすということに関係するので成果指標に入れてはどうかとの指摘をして、一旦指標に取り入れたが結局駄目だということになった。それもプロセスだが、行政も真摯に受け止めてほしいとの苦言のような意見であった。

【委員】
後期基本計画案の概要版9ページのD1の成果指標に、公共施設の太陽光発電設備の導入数があるが、長崎市の地球温暖化対策協議会において、太陽光発電は確かに再生できるクリーンなエネルギーだが、太陽光パネルは確実に産廃となって、メガソーラーは10年後、20年後には処分する時にCO2が増えるということで、協議会では太陽光発電を除くとしている。整合性の問題があるので、確認をお願いしたい。

【事務局】
確認したい。

【委員】
地球温暖化対策協議会の方か。

【委員】
地球温暖化対策協議会である。

・まちづくりの方針Eについて(事務局より説明後、質疑)

【委員】
E5において、20年後を見据えて5年間の取組みを設定しているが、他の施策も20年後を見据えて5年スパンという位置づけで設定しているのか。

【委員】
人口減、コンパクトシティ、まちなみ、いろんな課題がでてきているが、E5は特に人口減に対する20年後の施策、5年後ではなく20年後というイメージなので、他のところも関係するところもあるが、特にこの施策が大きく関わってくるということである。

【委員】
E9-2の幹線管路100kmあたりの事故件数を1.4件から1.5件にというのはどのように理解したらいいのか。

【事務局】
直近値を見直した時点で、平成26年度の数値が予想よりよかったため、本来減らすべき目標値であるが、整合性が取れていないという状況になっている。所管課で平成26年度の実績を踏まえて目標値を見直す調整に入っているので、そこは再度検討することとしている。

【委員】
アセットマネジメントのなかで、放置すると目標年度に6件になるのを1.5件におさえるようにするのであればわかる。上水道だけか下水道も含むのか。

【事務局】
上水道である。

【委員】
そういう計画の策定の仕方が通常であると思うので違和感があったのでお尋ねした。

【事務局】
その点は目標値を調整する中で、所管課の方にお話ししたい。

【委員】
わかりやすく言うと、水道使用量は減少しているが、水道事業法は独立採算でやらないといけない。しかし一方では給水管の老朽化が進んでいて、積極的にやらないといけないが、確実に事故率があがっているという背景もあるようである。

【委員】
まち・ひと・しごと創生総合戦略を出されて、この審議会でも一定議論したが、どのような方向になったか共通理解の場は今後あるのか。

【事務局】
まち・ひと・しごと創生総合戦略については、現在素案の段階で、具体的な事業、取組みは、審議会や産学官金労言において、具体的な事業をあげながら、KPIや重要指標を設定していくこととなっている。素案で大きな方向性を示してパブコメを通じて市民の意見を募集しているが、具体化される中であくまで戦略は総合計画を踏まえて具体的な戦略を定めるものであるため、総合計画より時間がかかり、間に合わないかもしれないが、2月の頭に最終審議会を行うこととしているので、その時点でまち・ひと・しごと創生総合戦略の進捗状況をご報告させていただければと思う。

【委員】
20年後というキーワードが気になるので、大きく見てどう流れていくか意識したうえで進めてほしい。

・まちづくりの方針Fについて(事務局より説明後、質疑)

質疑なし

・まちづくりの方針Gについて(事務局より説明後、質疑)

【委員】
引きこもりの問題については、266ページにある「その他問題」がそれを指すという解釈でいいのか。部会では、学齢期だけではなく社会的引きこもりとして扱う必要があるのではないかとの議論があったが、着地点としてGを捉えたとの解釈でいいのか。

【事務局】
引きこもりについては、障害者、高齢者、子ども等、それぞれの施策で対応しているが、計画には表現がなく、どこかに盛り込むこととして、対象をどこにするかの検討の中で、学齢期の施策が一番有効ではないかということでG1-2に入れている。その他の施策においても対応は引き続き行うこととしている。

【委員】
子どもを育むという面で、教室だけではなく学校内の別の居場所も教育上重要になってくるかと思うが、その中で図書館司書、スクールカウンセラー、保健婦の記載や達成率はないが、そのような内容の話し合いは行われなかったのか。

【委員】
スクールカウンセラー等については、部会の中では話は出てきた。今日の話ではでなかったことと、数値目標として掲げていないが、特に学校内や行政内では対応できないことが多く、連携をとる中で力を借りていることが多いので、部会の中でもNPOとの連携を書いてほしいとの意見もあったが、受け入れられなかったということである。

・まちづくりの方針Hについて(事務局より説明後、質疑)

質疑なし

【会長】
8つの方針全体を通してご発言があれば。

【委員】
今回、始めて総合計画を一緒に作っていく作業を行った。お互いすれ違わないようにすり合わせをするという作業はおそらく職員の方に都市経営室から話してもらって労をおしまず調整いただいたものと思う。最後まで達成できたのもその効果だと思うが、必ずしも反映されていない部分もある。今後いいものを作っていくという思考性を失わずに気持ちの部分が各課の担当者に伝わっていくといいかと思う。

【委員】
資料114ページの取組方針において、「牛肉食文化発祥の地」という記載があるが、そのような食文化があるのか。

【事務局】
内容を把握していないため、所管課に確認をする。

【委員】
肉食文化と言えばいいが、牛肉食文化というものがあるのか。文化をいれなければいいのではないかと思うので、この文章を残すのであれば、牛肉食発祥の地にすれば問題ないかと思うが。

【委員】
私個人の感想として、第4部会に参加させていただいたが、数値目標の設定が非常に難しい。過去のトレンドによるものか、新たなプロセスに基づいて設定するか、相当激しいやり取りがあったが、その中でいい指標が設定されていると思う。

【会長】
修正は事務局に一任して、計画案について大綱はこれでいいか。

(異議なく承認)

【会長】
それでは文言の修正は行うが、大綱はこの内容とする。

⑵ その他
事務局より、今後のスケジュール等の説明

【会長】
事務局からの説明に質問はないか。

【委員】
後期基本計画は長いスパンであるため、ぼかしたような書き方をしているが、我々は市民の代表として集まり、意見等への対応状況において具体例としてこうした方がいいとの提案として掲載されているが、対応状況で見るとさらりと流している。ここは長崎にとって大事なことがのっていると思うので、やはり具体的にもっと検討を示してほしい。対応状況の13ページのC5-3にふるさと納税について活用促進に関する意見に対し、関係部局との定期的な会議により連携して取り組んでおり、魅力的で効果的な事業に努めていきたいと書いているが、今年もかなりの税金が他市に流れている状況がある。ここはスピードアップしないと、ホームページを見るとのってはいるが、下の方には、魅力的でないとか、地元長崎市のために何かしたいがホームページを見て心配になったとの書きこみがある。年末のカニはふるさと納税でもらおうとも言われている。後期基本計画では長いスパンで農林水産業を助けていきましょうというなかで、水漏れしているところがあるのではないか。年末最後ということもあり、上手な自治体は締め切り間近であおっている。実際長期スパンは大事だが、内容をもっと真摯に受け止めて事業化してほしい。

【会長】
確かにこの対応状況は意見の宝庫となっている。次の機会に活かしてほしいと思う。それでは以上をもって第4回全体会を閉会する。

閉会

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