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長崎市総合計画審議会第3部会(支え合いと豊かな心)第2回会議

更新日:2015年12月2日 ページID:027816

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会 第3部会(支え合いと豊かな心)第2回会議

日時

平成27年8月6日(木曜日) 14時00分~16時00分

場所

長崎市役所本館3階 会議室

議題

1. 基本施策F2「高齢者が暮らしやすい地域づくりを進めます」の評価
2. 基本施策F7「自らすすめる健康づくりを推進します」の評価 

審議結果

■議題1 F2「高齢者が暮らしやすい地域づくりを進めます」

〔基本施策主管課 説明〕

【委員】
個別施策F2-1の交通費助成事業については、券を渡すのではなく、使った額を払わないと無駄になる。また、要介護度が重度の人が使っていないのではないか。

【担当課】
現在は使った額を支払っている。交通費助成を受けていない残りの6%については、分析は難しいが、長期入院、重度の要介護者、転出などが考えられ、なかなか100%はいかない。

助成の対象は、介護度に関係なく年齢条件をクリアした人が該当する。しかし、施設に入っている人は送迎があるので、自ら利用する人は少ないかもしれない。

【委員】
介護施設の車をみると、自分で歩ける人が多く、要介護度が軽い人が多く利用しているのではないか。

【担当課】
平成27年度の介護保険制度の見直しにより、特養の入所者について、原則要介護度が中度、重度の方を主に入れることになった。ただし、軽度の方でも認知症のひどい方など一定の理由がある場合は入れる。

【担当課】
また、現在はケアハウスや老人ホーム、サービス付高齢者住宅など、施設の選択の幅が広がって、軽度の方が入れる施設も多い。

【委員】
安心ネットワーク協定の締結により支援体制の充実に繋がったとあるが、協定締結企業先からの報告は減少傾向とあるが、これはいい方向なのか。

【担当課】
協定を結んで数年経つが、締結企業と意見交換などしておらず、企業の担当者が変わったりして、協定の意味が薄れているのではないかと思い、連絡会議を開いた。時々集まって、意味合いを再度確認すべきと考えている。

報告が減ったことが良いのかは、一概には言えない。長崎市が行っている別事業や警察からも連絡をいただいており、このような網の目が広がっているとも考えられるが、明確な分析は難しい。

【委員】
老人クラブ加入率を成果指標としているが、元気な高齢者が増え、老人クラブの必要性を感じていないこと、また、老人ホームへの入居者が増えたことで加入率が下がっている。

老人クラブの加入率は、下がる方がふさわしいのでは、とも思う。

また、老人クラブについて、何をしているか知らない人や勧誘を受けたことがない人も多いので、行政が自治会等を通じて該当者に対してアンケートを取るなどすべき。それでも入らなくていいと思う人は入らなくてもいいが、入りたいと思う人もかなりいると思うので、把握し、入ってもらえば活性化につながる。このような加入促進策を講じるのなら、成果指標も目標値を上回る方が望ましいものになる。

【担当課】
今年は長崎市老人クラブ連合会の50周年で、活性化に向けて具体的に動けないか検討しているところで、アンケートは良い提案なので検討したい。

市老人クラブ連合会の役員の方と話して、老人クラブという名称が良くないと言われるが、全国組織を大事にしていることからなかなか変えられない。

老人が参加する多種多様な団体があるが、老人クラブの趣旨は、社会貢献ということが組織の大事な業務である。

周知の部分が弱いので、市老人クラブ連合会と取り組んでいく。

【委員】
老人クラブとは何かが分からないし、皆さんに浸透しているのか、どのように活動を呼びかけているのか分からない。

【担当課】
60歳以上の方を対象とする、全国的な自主組織。設立は30人以上が目安。ネックになるのが、役職をつけなければならないところ。社会貢献活動や生きがいづくり、スポーツなどを行う。

年間計画を立て、国や市の補助、会費などの財政に基づき活動を行う。組織がない地区もあり、地域差がある。

【委員】
かつては自治会の中に婦人会や老人会などがあり、みんなで協力していたが、高齢化で色々な役をしなければならなくなって、団体に入るのが難しいというのが実態。地域のコミュニティが崩壊していて、それをどうにかするため頑張っている。

【委員】
シルバー人材センターの就業機会の詳細及び就業者の満足度はどうか。

【担当課】
平成26年度は1,193人中、就業者実人員894人、延べ人員20,700人、延べ日数76,024日。希望職種や個人の技能などにより就業日数に差がある。

【担当課】
家事の支援はニーズ少なく、駐車場の警備は多いなど、職種によっても差がある。

【担当課】
満足度の調査はしていないが、技能を活かしてもらうことが趣旨であり、働くことで社会貢献ができることから、満足度はあると思う。生きがいにもなる。

【部会長】
年齢で一律に切るのは難しくなっている。老人クラブの要件は60歳以上だが、60歳でも自分は老人だと思っていないし、元気な方とそうでない方の差もある。交通費助成について、70歳一律にするのはどうかと思う。児童手当は年収によって上限があるにもかかわらず。

【担当課】
交通費助成は、財政的な支援ではなく、交通費を使って社会に参加してもらおうという趣旨である。課題としては、高齢者がさらに増えて市の負担が大きくなることがあるが、外出の機会が増え、元気な高齢者でいてもらうことで、介護保険制度を使わずに過ごしてもらえれば、経済効果としてはプラスになる。しかし、いろんな意見があるので、考えなければならない。

【委員】
安心ネットワーク協定は、高齢者が支払う金額があるか、あるのなら、受けられる人に差が出るのではないか。

また、いまは元気な高齢者が多いが、10年後には孤独死が増える。そのことを見越した対応を今から考える必要がある。地域コミュニティが低下している中で、高齢者だけでなく子どもなど含め、行政としての横のつながりはどう考えるか。

【担当課】
安心ネットワーク協定は、企業の社会貢献として行うもので、何かあっても高齢者からお金をもらうことはない。何かあった時に早く発見することで、孤独死の予防につながれば。

また、孤独死、孤立死は、高齢者が増えていくと避けられない。でも、早く発見してあげることが大事で、市役所内部でも横のつながりは大事な要素である。

そのために地域コミュニティ推進室があり、また、地域包括ケアシステム推進室は横のつながりの最たるもので、市長の取り組みの重点化の中にも入っている。市長は地域を大事にしており、地域の力を借りながら進めていくという方向性は継続している。

【委員】
通報により助かる命もある。安心して高齢者が暮らせる仕組みとして、一人暮らしを対象とした緊急通報システムの導入を検討いただきたい。

【委員】
個別施策F2-2の友愛訪問の取り組み実績は、延べ人数を記載したほうがより分かりやすい。

【委員】
今の若い人は年配の人のことが分からない。地域を見守るためにも、若い人に年配の人と触れ合う機会があるとありがたい。

【担当課】
子どもと高齢者のふれあいは、憩いの家などに、多世代交流や子どもとの交流を率先して実施してもらうようにお願いしている。事業は実施していないが、場を利用していければ。また、認知症の理解者を増やす認知症サポーター研修も、学校で学ぶ時間を取っており、今後も増やしていきたい。

【委員】
地域の中のコミュニティづくりとして、学校行事の中で高齢者と触れ合うことはあるが、校長先生の考えもあって、進んでいるところとそうでないところがある。

日常生活上の気づきの仕組みを作って、まずは地域の中で解決する。そして、企業の安否確認が加わることで、理想の形になる。

横のつながりが薄いので、要望として、横の連携のための連絡会や意見交換会などがあればいい。

【部会長】
まとめとして、地域コミュニティが崩壊している現在、高齢者をどのようにつないでいくかが課題である。個々の取り組みはしているが、横のつながりが薄い。市役所内の横のつながりも重要になってくるので、そういったことも含めて施策を行っていただきたい。

〔評価「Cb」について了承〕

■議題2 F7「自らすすめる健康づくりを推進します」

〔基本施策主管課 説明〕

【委員】
F7の評価で、健康づくり推進員の登録人数はシートにも書いておいた方がよい。

【委員】
食べ物について、食べた方がいいものばかりではなく、取らない方がいいものについての周知は難しいのか。

【担当課】
そうした情報について、妊婦さんに対して、母子健康手帳に書いたりしているが、周知はまだ十分ではない。また、従来知られていた考え方が、新しい知見が出て改められることもあるため、国や世界の動きを含め、市民のみなさんに伝えられるようにしていきたい。

タバコの煙害については、個人の趣味嗜好ではあるが、受動喫煙の被害が子どもや妊婦さんに及ばないように努力したい。

【部会長】
成果指標について、施策の目的とずれているのではないかとの疑問がある。精神保健研修会等への参加者数が増えているのは、健康になった人が多いということではないので、周知という面での指標としてはいいかもしれないが、目標を達成したというわけではないのではないか。

【担当課】
目標をどこに置くかはデリケートかつ重要な問題と認識している。例えば、「虐待」の指標として何を置くべきか、相談が増えればいいのか、逆がいいのか。片方の指標を置いてよしとするのではなく、この数値だけで測れるわけではないことを意識し、市民全体で共有しながら、追加したほうが良い指標があれば検討させていただきたい。

【部会長】
歯周疾患検診の受診率はなぜこんなに低いのか。上げる取り組みはしているか。

【担当課】
歯科検診は全国的に受診が少ないのが現状で、認識の問題で伸びなかった。今年度からは集団検診の際に取り入れるなどで、検診機会を増やすように変えて啓発をしている。

【部会長】
書き方を、長崎市の健康状態を全国との比較で表すと分かりやすく、効果があると思う。

【担当課】
今後可能な限り紹介していきたい。

【委員】
フッ化物洗口の目標値は、県の目標に合わせて、平成29年に100%ということか。また、実施校が少ない。保護者が認識していないため、知識を与える活動、啓発活動を積極的にすべきだ。

【担当課】
県の目標に準じて平成29年に100%を目標としている。佐世保市はすでに100%実施しており、長崎市や諫早市は進んでいない。なお、すべての学校で実施しても、フッ化物洗口をしたい子ができる環境を作るもので、したくない子はしないという選択の自由がある。

周知不足については審議会でも指摘があり、研修会の予算をつけるなどしており、働きかけをしていきたい。

【委員】
むし歯になりやすい生活習慣の知識も併せて必要ではないか。

【担当課】
生活環境も大事で、子どもや妊産婦の時期からの啓発を行っている。成人に対しても機会をとらえて行っているが、もっと理解してもらえるよう啓発をしなければならない。

【部会長】
まとめとして、いろいろな取り組みをしているが、数値が出ないため評価がCcとなるのは仕方なく、妥当だろう。いろいろな取り組みをしているのは評価できる。記載方法については、増えているならどう増えているか記載する、全国との比較をつけるなど、工夫があればよい。

【委員】
先日から横のつながりが大事だという話がでてくる。連携について取りまとめているところや仕組みがあるのか。

【部会長】
本評価会議には主管課以外の所属にも来て頂けるので、次回の18日は健康づくり課や子育て支援課など、希望があれば要請ができる。

【事務局】
本評価会議については、関係する所属を呼ぶことができる。評価や後期の計画づくりについては、都市経営室がとりまとめていて、今後も横はつないでいく。

〔評価「Cc」について了承〕

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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