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平成27年度第2回 長崎市入札監視委員会

更新日:2015年11月27日 ページID:027792

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

理財部 契約検査課

会議名

平成27年度第2回 長崎市入札監視委員会

日時

平成27年9月25日(金曜日) 10時00分~11時30分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第4会議室

議題

抽出事案の審議

審議結果

1 道路舗装復旧工事【制限付】
【委 員】
全般的に応札率が高い経緯についてはどうか。

【事務局】
一定期間で終わるという工事ではなく、この単価契約は、1年間拘束される。取付管が発生の都度、行うもので、通常工事と比べ、非効率な面もある。そういうところから、人気がなく、高めになる。

2 小ヶ倉浄水場No.1,2表洗ポンプ取替工事【制限付】
【委 員】
本件工事のほか、南部新地中継ポンプ場No.2破砕機整備工事、小ヶ倉浄水場No.1,2洗浄揚水ポンプ取替工事、本河内浄水場No.6田手原送水ポンプ電動弁・逆止弁取替工事、南部下水処理場重力濃縮設備整備工事と、機械器具設置の工種で上下水道局の案件が、同日に5件開札があっている。同じ会社が5つに応札しているが、仮に5つ落札したとしてこなせるのか。

【事務局】
同日落札制限を設けているので、すべてを落札するということはない。

【委 員】
また、これらをみた場合、5つ応札する会社もあれば、2つしか応札しない会社もある。5つ応札しても落札できない会社があり、2つしか応札してないがひとつ落札している会社がある。当たる確率が違うがこういうものだろうか。

【事務局】
抱えている仕事量、従業員の数、応札しようとする工事の額、内容を勘案して札を入れている。また、年6回の落札制限も考えて札を入れていると考える。どういうふうに札を入れるかは業者の自由である。どの業者が札を入れているか、どれだけの数、札が入っているかは分らないので公正な入札ができていると考える。

【委 員】
年度の初めにどういう工事があるのか業者は分るのか。

【事務局】
発注予定表を示しているので、案件名、時期、工種等は分るようになっている。これを基に、応札する案件を勘案していると考える。

【委 員】
仕組みは公開されているのだから、仕組みに合わせて話し合いをするということもできる。仕組みがあるからといって、公正にできているとはいえない。

【委 員】
どれが当たるかわからない状態では、多くのものに応札するのが基本。たくさん応札する会社もあれば、少なく応札する会社もある中で、少ない応札者があたっているのがどうかと思う。

【事務局】
業者によっては、一定の金額以上のものでないと参加しないとか、技術者の配置状況を考えて札を入れるなどしていると考える。多くに札を入れれば受注できる可能性は上がるが、札をいれないことにどうこういえない。

【委 員】
業者から聞き取りしたことはないのか。

【事務局】
落札率が高い場合や、業者が少ない場合に聞いたことはあるが、あちらには参加して、こちらには参加しないのは何故かというような聞き方をしたことはない。

【委 員】
落札制限は、同日と年6回と、もうひとつなかったか。

【事務局】
2週連続というのがあったが、昨年不調案件が多く続いたことから、取り止めた。

【委 員】
納得はしてないが、今どういう状態にあるかについては分った。業者がどのような案件に参加しているかデータを調べれば分るので、得意な案件、好みな案件の傾向を分析し、明らかにしておいた方がよいのでは。昨年も、得意でもなく、好みでなく札を無理して入れて、できませんという事案があったと思う。そういう傾向と対策は必要だと思う。

3 南部新地中継ポンプ場No.2破砕機整備工事【制限付】
【委 員】
特殊な材料でなければならないのか。汎用品でできないか。

【事務局】
下水道施設では、硫化水素が発生しやすい。これは、腐食性の強いガスで通常の材質では、急速に腐食が進む。耐久性の材質を使う必要がある。

【委 員】
それでも11年は保つということか。

【事務局】
10年程度を目安に整備している。硫化水素の濃度の濃いところでは早まることがある。

【委 員】
特殊な材料という中で、応札は12者あった。一方、同じ機械器具設置でも、応札が2者とか、8者とか人気のないものがある。こういう人気のあるなしに何か理由があるものだろうか。

【事務局】
この下水道施設課が発注した工事は、年度当初ということもあり、手持工事がまだ少ない時期で応札が多かったと思う。下水の工事は、酸欠等の危険を伴う工事なので、手持工事等により応札が少ないこともあると思う。

【委 員】
昨年、入札不調案件が多かった。入札不調は仕方がないという考えもあるだろうが、入札不調によって市民の生活が滞るというのも問題で、そういうのをまとめたものはないのか。

【事務局】
不調になった原因については、業者聞き取りなどもしているので、分析を行い入札に活かしていきたい。

【委 員】
分析されるのであれば結果等公表して活かしてほしい。

4 長崎ロープウェイ曳索・平衡索交換及び駆動部整備工事【制限付】
【委 員】
高落札率の理由、応札者2者の理由は。

【事務局】
ロープウェイという特殊な工事で、高い技能と経験が要求される。このことが高落札率になったと思われる。また、整備ができる業者が限られているので、2者応札になった。

【委 員】
入札参加資格の設定経緯について、機械器具設置工事に係る総合数値が760点以上で、かつ、元請として過去10年間に、国、地方公共団体発注の索道施設の新設又は改修工事を1回以上締結し、履行した者となっているが、条件として厳しい方ではないか。新規業者の参入ができないと思うが。

【事務局】
ロープウェイは、人を運ぶものであり、とりわけ安全が第一と考える。そこで、実績を加味して設定した。

【委 員】
他の工事も安全は求められるが、本工事についてはなお一層という意味だと思うが、それにしても実績がないとということになれば、新規参入を締め出していることにならないか。

【事務局】
民間工事で実績を積んだものも考慮に入れるという考えもあるが、本件は先ほど説明のとおり安全性を重視して設定した。

【委 員】
応札業者が2者だが、他にはできる業者はいないのか。

【事務局】
索道のメーカーとしては複数社あるが、人を運ぶロープウェイに関しては2社だろうと聞いている。

【委 員】
とりわけ安全面が重視されるということは分ったが、高落札率になっており、そもそも予定価格の設定、積算設計は無理のない適正なものだったか、業者から何か申し出はなかったか。

【事務局】
見積りにあたって、業者から特に申し出等はない。

5 鍋冠山公園展望台新築主体工事【制限付】
【委 員】
工事の目的、概要はどのようなものか。

【事務局】
既存のものが昭和47年に設置され、コンクリートにクラックが入って経年劣化が顕著だった。今回、バリアフリーによるスロープ設置で、多目的トイレを含むものとして整備する。稲佐山とは港を挟んで別の方角から、新三大夜景として認定された長崎の夜景を見渡せる。明治日本の世界遺産の軍艦島、三菱の船渠、クレーン、グラバー園など6方向が展望でき、街を身近に感じられるというコンセプトがある。

6 端島海岸(51号棟前)災害ほか復旧工事【制限付】
【委 員】
工事の内容はどうか。被災箇所の施工前後の写真を見て、施工後が廃墟という感じがなくなり、見せ場がなく、味気ない感じがする。危険が迫るとか、こういう施工にしないといけなかったのか。

【事務局】
台風で護岸に穴がほげて、51号棟の地下の土砂も吸い出された。この災害復旧のため、コンクリートを充填するもの。護岸については国土交通省の補助がでる。51号棟の地下の部分が文化庁の補助がでる。すべて海からの作業になる。施工については、世界遺産ということもあり、文化庁との事前協議が必要であり、仕上がりについても災害復旧という点で認めてもらったものである。

【委 員】
応札1者についてはどうか。

【事務局】
参加申請し資格審査で承認された者は11者いたが、応札が1者だった。

【委 員】
財源についてはどういう基準になっているのか。

【事務局】
災害復旧になれば、市の手出しと異なり、9割補助がもらえる。そのため、できるだけ災害復旧で手当てしたいと取り計らった。査定で、護岸と一部、51号棟の躯体に係る部分について認めてもらった。残りを文化庁の補助をもらい、それ以外の災害復旧にあてはまらない部分を市単独予算で行った。

【委 員】
以前、軍艦島についてはアパートの補修をしたいが予算がないという話がなかったか。あれも災害復旧でできないのか。軍艦島全体がもともと人工物なのに、護岸はよくて、アパートはだめなのか。

【事務局】
災害復旧は、台風などで機能を果たさなくなった場合に適用できる。経年劣化で壊れかけてきたというものは認められない。災害復旧には、雨量の基準など細かな基準があり、それを満たした自然災害でなければならない。

7 高島町軍艦島が見える丘整備工事【指名】
【委 員】
施工場所、予定価格から参加者が少ないことは想定されたはず、なぜ、指名競争入札で行ったか。

【事務局】
旧合併町への経済対策・地域振興の目的で、平成21年度から1000万円未満の旧合併地区の工事で、工種が土木一式、建築一式、とび・土工・コンクリート、水道施設、管のいずれかにあてはまるものは旧町業者を対象に指名競争入札でやっている。そういうことから、今回は高島町区域なので、旧町・南部を対象に、工種の総合数値、落札状況、業務内容、手持工事等を総合的に勘案して業者を7者選定した。今まで、土木一式については、複数の応札があっており、問題ないと判断した。しかしながら、応札した者が1者だった。

【委 員】
場所、金額が近似する「高島石炭資料館外部鉄骨階段設置工事」(工事番号34272013・建築部)は、指名競争入札ではなく、一般競争入札で実施されているがどうしてか。

【事務局】
これについては、建築一式であるが、過去に同種のものが入札不調になった経緯があり、指名競争で行えば、不調に終わる可能性が高くなることから、一般競争入札で実施することにした。

【委 員】
指名競争入札の基準にあてはまるものを一般競争入札に切り替えるのは、入札執行者の裁量の範囲ということになるのか。

【事務局】
そのとおり。

<事務局報告>
指名停止措置の運用状況について
(質疑等特になし)

その他

【委 員】
ホームページに電子調達システムはウインドウズ10には未対応と告知されているが、できる得るかぎり特定のOS、ブラウザに依存しないようにお願いしたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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