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平成27年度第1回健康長崎市民21市民推進会議

更新日:2015年10月26日 ページID:027703

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部健康づくり課

会議名

平成27年度第1回 健康長崎市民21市民推進会議

日時

平成27年10月5日(月曜日) 19時00分~21時00分

場所

長崎市男女共同参画推進センター 研修室1・2

議題

議事
  (1) 会長の選任について
  (2) 第2次健康長崎市民21計画について
  (3) 計画の進捗状況と今後の取組みについて
  (4) その他

審議結果

議事1 会長の選任について
委員の推薦により、長崎市医師会 松﨑委員が会長となる。全委員異議なし。
松﨑会長の指名により、長崎市民生委員児童委員協議会 松尾委員が、職務代理者となる。

議事2 第2次健康長崎21計画について
事務局より資料(P1~7)に基づき、計画の位置づけ・体系図・推進体制の整備・計画の策定・期間・進行管理について説明。

議事3 計画の進捗状況と今後の取り組みについて
(事務局説明)
重点3項目の1.「栄養・食生活」・2.「身体活動・運動」・3.「健康チェック」、
ならびに、4.「こころの健康」・5.「禁煙」・6.「歯・口腔の健康」・7.「健康づくりをすすめるための環境づくり」について、資料(P8~29)に基づき説明。

-質疑応答・協議内容-

1.【栄養・食生活について】
(会長)
育児学級などで活動されているが、活動時の若いお母さんの反応はどうか。
(委員)
だしの取り方などを教えるととても感動されアンケートの反応も良い。今後もっと勉強したいとの意見もある。離乳食など市販もいいが自分たちで手をかけてすることに反応が良い。
(委員)
子育て中のお母さんはとても熱心で手作りで食べさせたいという方が多い。地域で色々な活動をする中で、熱心な方が多いが、独居の高齢者が一人だと面倒だからというのが問題。いかに手軽に作れて栄養があるものを提案するかが課題であると考えている。
(会長)
独居の高齢者男性も心配だが働き盛りの独身独居男性の食生活が問題。そのような人にはどのようなアドバイスをしているか?
(委員)
朝食を抜く人が心配。とっかかりとして5本束のバナナを買うことから始めようと言っている。家を出る前にバナナ1本を食べ脳を起こし、それを食べないと空腹がくるというサイクルをつくることが必要。栄養士が難しい指導をするより、朝からとにかく何かを食べるよう実行しやすいかたちで伝えている。
(会長)
働く世代の食生活改善が課題になってくる。

2.【身体活動・運動について】
(会長)
自分も資料をみてこんなに体を動かす機会があるということを知った。あることを知らないという現状がある。どのように人を集めてどのような反応があるのか。
(委員)
人集めは自治会を通じて老人会等に周知してもらう。あとは実際講習会に参加してもらい興味をもってもらう。アンケートで950自治会にラジオ体操をしているか聞き、350自治会程度回答あったが、ほとんどが夏休み期間のみ実施、うち35程度が年間を通じて実施していた。どうすれば年間通じてできるのかというと、代表者を決めるのではなく、誰でもいいからラジオを持ってきた人がやるというスタイルが長続きする秘訣。自主的に参加することが意識が高まる。みなさんには機会がある毎に外に出て運動するよう声かけしている。現在リーダーを養成しているが、そのリーダーが活動しやすい環境づくりをしていきたい。
(会長)
ラジオが足りないなどこれがあればもっと広まるのに・・・という現場からの要請はあるか。
(委員)
水辺の森でのラジオ体操は、多くの人が参加しているが50名中10名はラジオを持ってきており、数人のラジオを流しながら行っている。こういったものがないから等ということはない。アンケートでは隣に誰が住んでるかわかる、地域の連帯ができてよかったという意見もある。高齢者もそうだが子どもにも声かけができる環境となって良い。
(会長)
コミュニティを深めるうえでは大事な取り組み。健康な取り組みを色々されているが、今後は介護予防も必要となってくる。介護が必要になる前に予備軍をいかに健康な状態に戻すかが大事。介護予防の面では長崎県理学療法士協会はどのような取り組みをされているか。
(委員)
資料14Pにもあるように声かけいただいて市の介護予防事業の評価をお手伝いしている。今後も積極的にお手伝いしていきたい。自治会など地域に入り込むことが大切。市広域的にやる部分とブロックでやる部分、自己管理のモデル地区を作成し受診率が改善したなど、モデルを設定し全体的に取り組みを行うことが必要なのではないか。
市へ質問。
1.健康遊具は現在3か所の設置とのことだが、今後も公園などにどれくらいを目標に設置するのか。
2.12pの指標だが、H26年週1回運動を行っている市民の割合は減っているが、どのように分析しているか。
(事務局)
健康遊具の設置は市内公園にH24年末に黒崎湿地をはじめとして設置がすすめられている。今後も年1~2個程度設置していく予定。一部は国からの助成金、建築についてはみどりの課が担当。設置された遊具の利用について保健部局が担当。
これまでに設置されたもので、H24年以前のもので健康遊具と命名はしていないが同目的につくられたものもあり、そのリストを作成中。
指標の問題に関しては、おおもとは市民健康意識調査という3500人対象のアンケート調査結果からデータを出している。数値は前年度より低下しているが、これは大きく数値が下がったという感覚ではなく、むしろ大きな変化はまだ得られていないと捉えている。
今後市民一人一人が自分の健康は自分で守るんだという意識を強めてもらい、連携協働のイメージ図のように、地域職域関係団体・個人それぞれがそれぞれに対しどのような取り組みができるか相互に考え、自助共助公助のしくみをうまくまわしていくことが市をよくするために必要なことであると考える。
(委員)
モデル地区を設定し集中的にやっていくのか。
(事務局)
可能性としては考えていく。現在具体的プランはない。

3.【健康チェックについて】
(会長)
検診を行うことにより疾病の早期発見・重症化予防をしている。特定健診など興味がある人は受けるがない人は全く受けないので目標値達成は難しい。全国健康保険協会 長崎支部ではどうか?
(委員)
国の報告がでていないので、H26年度分にて報告。協会けんぽの場合、働いている人の生活習慣病健診受診率は44.1%、労働安全衛生法にもとづく健診で同意を得た人の事業者の健診データをもらっているがそれが6.1%。被保険者合計で50.2%。扶養者を対象とした健診では16.2%、すべての合計41.8%で協会けんぽも受診率向上は厳しい。
(会長)
事業者の健診は強制的だが、家族に対しての働きかけはどうか。
(委員)
被扶養者の受診率をいかに伸ばすかがけんぽの実施率を向上させるカギとなるが難しい。H27年度は市町と連携した集団検診(がん検診とのセット検診)を行っている。長崎市以外にも平戸市や川棚町などと新たにやっている。けんぽ主導の集団検診もやっているが、どれだけ数字に反映されるかは難しい。生活習慣病健診の受診率向上としては、県の健康づくり応援事業と連携し事業所訪問を行い受診勧奨している状況。
(会長)
全国的な流れや国からのヒントはあるか。
(委員)
全地域とも難しい状況にある。参考までに、雲仙市の集団検診では、肺がん・胃がん検診を受けた人の中から、年間1人だけディズニーランドが当たるという取り組みをしている。報酬的に制度は成り立たないが、全く受けたことのない方が始めて受けるというきっかけや、住民間の話題作りにはなる。初めてくる方は緊張しているので、良い心臓の音ですね等来てよかったと思って帰ってもらえると今後の受診にもつながるのではないか。
(会長)
他組織の成功事例や成功の要因をきくことは大事かもしれない。ヒントももらいにいくと良い。他の質問・ご意見はあるか。
(委員)
現在薬局は健康情報拠点薬局をすすめている。一般的には薬局は薬をだすところというイメージが強いと思うが、健康サポート機能を兼ねそろえるようにしている。健康に関する相談を受ける取り組みで、医師会とも協力をいただき、HbA1cを測定できる薬局もある。検体測定室という国のガイドラインに沿った薬局のみ可能。薬局で相談していただき、特定健診を案内していくという方法もある。薬局はコンビニぐらい多いので、利用してもらえれば受診率があがるのではないか。 
(会長)
窓口が増えるのはいいこと。市内にどれぐらいあるのか。
(委員)
市内ではまだ一桁。検体測定室があるところは少なく、機器も高額なので負担になり、どこでもできるわけではない。HPには今後掲載予定。昨年モデル事業として測定できることを周知し未治療者限定で測定を行った。測定後病院に紹介し受診してもらうという流れ。

4.【こころの健康について】
(会長)
働く世代のストレスケアをするよう国からもいわれているが、労働者のストレスケアはどうか。
(委員)
地域産業保健センターは職域を対象とした健康づくりを支援する国の事業。50人以上か未満の事業所で事業内容が分類される。50人以上は産業医がいるので、産業保健スタッフ・産業医の研修をしている。県内は95%が50人未満の事業所で、そこでの健康づくりをどう支援していくかが主な事業。事業とすると、【労働者の健康管理相談】【事業者健診結果に対しどう取り組むか等意見をきく】【長時間労働に対する面接指導】【事業場を訪問し産業保健指導】をしている。労働者のメンタルヘルスについては、月1回心療内科専門医をやとい窓口をひらいて自由に健康相談できるようにしているが、すすんで窓口を利用する人は毎月はおらず、今年2件、年2~3件が実態。実際は、長時間労働に対する面接指導のなかで心を病んでおり窓口に相談にいくよう指導される方もいる。平均10名くらいが対象。今後ストレスチェック制度が導入され、50人未満の事業所は努力義務だが、もしストレスチェックを実施し高ストレスとなり相談希望者がでれば相談にのるという体制を整えている。
(会長)
相談窓口をノックするまでが難しい。事業主としてはどのように考えるか。
(委員)
中小企業者が組合をつくっており、各会社の業績向上につながるよう支援している。健康づくりに対しての相談はなく地域産業保健センター等制度を紹介する程度。ストレスチェックについては国の制度の周知にも努めている。自分たちも全国に団体があるが、団体内でもメンタルケアが必要な人もいるという話はよくきく。
(会長)
窓口を教えるだけでも必要なことである。ストレスケアは今後大事な要素になってくる。相談窓口を周知することは必要。

5.【禁煙について】
(会長)
データをみてみると20代の女性の喫煙率が高い。パッチや飲み薬など禁煙補助薬も多く出ているが、薬局への相談はどのくらいあるのか?
(委員)
禁煙サポート事業を実施し3年目となる。ニコチンパッチを活用し禁煙をすすめている。昨年度は50%の禁煙率。だいたい全国でもこの事業は成功率30数%なので本市は禁煙成功率が高い。このようなかたちで禁煙がひろまっているせいか、薬局で事業を使わずしてパッチを求める人も具合的に何名とは把握していないがちらほらいる。医師会・歯科医師会・市と連携して禁煙支援ネットワーク事業をすすめている。これが日本全国から注目を浴びており、禁煙科学会学術総会で発表する予定。薬剤師会としては喫煙者への指導をしていたが、現在も行っているが、防煙教育として子どもへ吸わせない教育を今後も取り組んでいく予定。
(会長)
医療者や指導する立場の者が吸っている現状がある。そのような立場のものから禁煙することが必要だが、麻薬のようなものでなかなか難しい。しかし取り決めはおこなっていかないといけない。連携しながらすすめていきたい。

6.【歯・口腔について】
(会長)
歯・口腔について、フッ素洗口などを含め現状は?
(委員)
小学校のフッ素洗口は県知事の号令で平成29年を目標に取り組んでいるが、長崎市も着々と増えている。現在実施校はまだ少ないがあと2年で100%までもっていこうとしている。現在、歯科で問題としてとらえているのは、高齢者の誤嚥性肺炎などを含む口腔ケアの問題。健常時からの口腔のメンテナンスを習慣化しておくと、高齢者になった時に介護保険の中の口腔ケアサービスにつながりやすい。市歯科医師会で昨年市内4000人を対象に調査して、歯茎・むし歯の状態と糖尿病等の生活習慣病との関連を調査したが、歯茎等が悪いと病状も重篤化する傾向にある。また、口腔内をメンテナンスし改善していくことで病状も良い状況につながる。この健康を保とうとするモチベーションや行動パターンが全身の健康につながっているという結果が出た。21の活動を伝えていけば口も身体も健康になっていくのではないかと考える。
(委員)
フッ素がなかなか進まないのはなぜか?
(委員)
フッ素はお口に良いという理解は進んできたが、保管場所や手間等の問題があるのではないか。佐世保では100%なので、長崎市は少し遅れているのですすめていきたい。

7.【健康づくりをすすめるための環境づくり】
(会長)
市民委員の方から感想をお願いします。
(委員)
自分が20年前に大病をしたので、とにかく長崎のみなさんに健康でいていただきたい。
(委員)
週3~4回運動をしている。とくにダンベル体操は筋肉がついてよかった。そこから、予防やこころ、食のことなど色々関心がでてきた。健康に関して勉強し、支えられる方から支える方に入りたいと思う。
(会長)
マスコミとしてどのように関わってもらえるか?
(委員)
新聞は専門家・行政をつなぐ存在。本日の会議でも取材したい話題がたくさんあったので、うまく情報が市民につたわるようかみくだいてお伝えしていきたい。

議事4 その他
(事務局)
ノルディックウオーク講座の参加者を募集しているので、各職場などで周知をお願いしたい。
次回の会議は2月頃の開催を予定。

閉会

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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