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平成27年度第1回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

更新日:2015年8月31日 ページID:027507

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境政策課

会議名

平成27年度第1回長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

日時

平成27年8月17日(月曜日)14時00分~16時00分

場所

長崎市男女共同参画推進センター

議題

(1)長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書について(報告)
(2)長崎市地球温暖化対策実行計画の見直しについて(協議)

審議結果

(1)長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書について(報告)

「長崎市地球温暖化対策実行計画協議会について」(参考資料)及び「長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書」(長崎市の平成24年度温室効果ガス排出量【確定値】及び、平成27年度版長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書)について事務局より説明

【委員】
一点確認させていただきたい。ただ今説明のあったCO₂排出量について、他県と比べ長崎県及び長崎市は産業部門が少ないため、この結果については納得する。

年次報告書P18重点アクション4 リフューズ(断る)の推進において、目標に向けた取組ではリフューズ(ごみ発生抑制)の推進を目指す、となっており、意味が二つある。長崎市第二次環境基本計画P39ではごみ減量化の基本「4R」のススメ!として、「Refuse断る(不要なものは買わない)、Reduce原料・最小化(ごみを出さない、減らす、不要なものは作らない)」と明記されている。この点が不整合であり、あいまいな表現になっているため明確にし、統一してほしい。環境基本計画の策定に携わり、その際も指摘したが、抑制はReduceが適当であると思う。

またCO₂排出量を減らすことについて、様々な場面で協議を重ねてきたと思うが、市民・事業者・行政が協働し、それぞれの立場で義務と責任を果たすこと以外にCO₂排出量を減らす方法として、我々市民としては、毎日の生活の中で可能な限りエコに努める。事業者としては、単に多くのモノを作り環境に負荷をかけるのではなく、持続可能な産業に変えていき、行政としては、市民及び事業者が懸命に取組みやすいように法律及び条例の整備をするということに尽きるのではないかと思う。

【委員】
今の質問を聞いていると、Refuse、Reuseなどの言葉に対し、定義が明確ではないように思われる。この報告書ではこのように使っている等と明確にしていただかないと、このような議論は繰り返されると思う。

【事務局】
環境審議会においても指摘があった点であるが、環境基本計画において定義されているため、報告書もリフューズ(断る)の表現で統一する。

市民・事業者・行政が協働し、引き続き連携を強化していくことが重要であると感じる。

【委員】
年次報告書P23 H26年度重点アクションプログラム進捗状況において、新幹線整備事業及び長崎駅周辺土地区画整理事業などが記載されているが、CO₂排出量を減らすことにどのように関連し、位置づけられているのか。

また、P27のコミュニティバス等の運行について、マイカーから公共交通機関を利用することがCO₂削減に繋がるのか、地域コミュニティバス及びデマンド交通をどのような意味合いで掲載しているのか、説明をお願いしたい。

【事務局】
重点アクションプログラムP14において、新幹線整備推進事業・長崎駅周辺土地区画整理事業・JR長崎本線連続立体交差事業が相互に関連しながら計画されており、総合的なまちづくりを行い、公共交通機関の利便性向上や渋滞の緩和などでCO₂削減に資すると考える。

中期削減戦略の中でも公共交通機関の利用促進として掲げており、通常の路線バスが入らないような場所は、地域コミュニティバス及びデマンド交通を活用している。マイカーの抑制につながる施策であり、CO₂削減に繋がるものであると考える。

【委員】
今の説明の内容を報告書に明記していただければ誤解がないと思う。

【委員】
年次報告書P16重点アクション2 新エネルギーの利活用の推進において、目標値が2,310t-CO₂となっているが、1年間の目標なのか。もしくは累積を言っているのか。H26年度末までの実績値15,972t-CO₂となっているが、どういう意味なのか。既に目標は達成したということなのか。

【事務局】
目標値は、重点アクションプログラムを作成した平成24年度にFITの実例が出る前に設定しており、メガソーラー事業5件実施の目標想定であった。しかし、FITが始まり、予想を超える前倒しでメガソーラーが整備されるようになり、H26年度末までの累積が本実績値となった。

【委員】
CO₂削減における電力の原単位はどれを使っているのか。例えば平成26年度は1,299MWhの発電量があり、約796tの二酸化炭素が削減されたとあるが、原発が止まり、非常に電力のCO₂原単位が悪くなった時の数字を使っているのか。

【事務局】
排出係数は0.613という値を使用している。

【委員】
そうであるならば、他の箇所で電力の原単位が小さかった場合はその値を活かしていったなど、何となく報告書の中でプラスにイメージする値にもっていきたいというように全てが見える。例えば、これだけの排出量があった、ただそれは原発が止まり電力の原単位が大きくなったため、という様な書き方に全てがなっているように見受けられる。そうであれば、太陽光発電の効果についても、元々小さな値で計算するべきであると思う。

本当に、CO₂を削減しようとしているのか、もしくは、今の暮らしは維持しつつこの値を継続させようとしているのか。

【事務局】
排出係数について、意図的なものは全くない。国マニュアルにおいて、基本的には最新の排出係数を用いて計算する原則となっている。最新の排出係数で、実の排出量を報告している。ただその場合、市民・事業者・行政が投じた温暖化対策の効果が見えなくなるため、効果指標値のみわかりやすいように2007年度の排出係数を使用して温室効果ガス排出量を算出している。P16の値は最新の排出係数を用いて算出している。

長崎市だけでもできること、あるいはすべきことなど国の経済の状況や世界情勢などを考慮し、本協議会の委員の皆様と一緒に考え、CO₂を削減のため実施できる事業から実施していきたい。

【委員】
今年度は川内原発が稼働したため、原単位がよくなるはずである。

【委員】
副会長の意見に同意する。P5長崎市のエネルギー消費量の経年推移について、エネルギー消費量の推移を熱量換算に置き換えて表現しており、とてもわかりやすい印象を受けた。一般の方には係数などが解りにくいため、エネルギー消費量で見るとわかりやすいと思う。

また、P23以降の重点アクションプログラム進捗状況においては、温暖化対策に係る事業概要とあるが、例えばP29二輪車等駐車場整備は温暖化対策と何か関係があるのか。市民の方は温暖化対策に係る事業とはわかりにくいと思うため、内容や表現を精査していただききたい。

【事務局】
P5のグラフは昨年度の協議会における意見により掲載するようにしたものである。事業概要などは次年度の報告において市民にわかりやすい表現について精査し、反映していきたい。

【委員】
CO₂の削減目標が野心的であるが人口減少も加味しているのか。

長崎市において、自転車道及び歩道の整備が進んでいないと思う。温暖化対策に係る事業概要にも関連する。例えば戸町トンネル、整備すれば自転車利用人口及び歩く人が増えていき、CO₂削減に効果的ではないか。

【事務局】
CO₂の野心的な削減目標は本協議会において決定したものであり、今後の見直しの中でも議論させていただく。実行計画【区域施策編】P26及びP27において、長崎市の温室効果ガス排出量の推計結果(新たな削減対策を取らなかった場合)及び長崎市の将来人口推計などにより各部門の温室効果ガス排出量の将来設計を算定したため、人口減少も加味している。

また、自転車道及び歩道に関しては、長崎市は地形の特性上難しいところが多いが、関係部局と協議していきたい。

【委員】
とりあえず実験的に長崎駅前で行ってはいかがか。

(2)長崎市地球温暖化対策実行計画の見直しについて事務局より説明

【委員】
P4 温室効果ガス削減目標値の比較において、市の目標値は229.6万トンではなく、226.9万トンではないか、また1990年(年度)基準の比較において、県の削減・増加率は17.8%ではなく、13.4%ではないのか。訂正をお願いしたい。更に、県は2020年目標値までを出しているのであって、2030年の目標値は出していないため、この推計値は消した方が良いと思う。

【事務局】
目標値からの推計で参考であったが、削除する。

【事務局】
アンケートは9月11日(金曜日)までに提出をお願いする。次回協議会開催は11月頃を予定している。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

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