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平成27年度第1回地域コミュニティ推進審議会

更新日:2015年8月11日 ページID:027417

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民局 地域コミュニティ推進室

会議名

長崎市地域コミュニティ推進審議会 

日時

平成27年7月16日(木曜日) 19時00分~20時00分

場所

長崎市社会福祉会館4階 大会議室

議題

1 地域コミュニティ施策の方向性について
2 地域福祉計画の概要について

審議結果

開催に先立ち、事務局より出席委員が過半数以上のため会議が成立していること及び会議が公開であることについて報告した。

続いて、辞令交付式の実施後、会長及び副会長の選出。

事務局から審議会の概要について説明後、議題審議に入った。

議題1 地域コミュニティへの支援策の方向策について

【事務局】
本審議会の前身である平成24年度に設置された「地域コミュニティあり方委員会」では、地域コミュニティのあり方の検討及び地域福祉計画の推進に当たり広く市民の意見を聴取するために長崎市の外部委員会として設置された。長崎市では、「地域コミュニティのしくみづくりプロジェクト」を重点プロジェクトの一つとして位置付け、地域の主体性、自立性を尊重した地域コミュニティの活性化を推進するため、自治会を含む地域全体の力を集める新しいしくみづくりを積極的に支援することとしており、あり方委員会において、地域福祉計画の進捗について報告を行い、地域の実情を踏まえたより効果的な地域への支援のあり方等について協議を重ねていただいてきた。

~あり方委員会でご意見をいただいた市の取り組みについて~

(1) 長崎市の地域コミュニティ活性化に向けた取り組み

ア 地域コミュニティあり方委員会の設置

→平成24年度から3年間実施

イ 地域コミュニティ活性化事業の実施

→概ね小学校区を単位とし、地域の複数の団体が連携し、地域課題を解決するために補助金または必要な物品を交付し、地域の団体同士のつながりづくりのきっかけとする事業。

<課題>事業完了後においても団体同士のつながりの維持や活動を継続すること。

ウ 地域円卓会議の開催支援

→概ね小学校区を単位とし、主要な地域の団体が集まり、情報交換、情報共有を行う

場づくりの支援。3年間で2地区において実施。

<課題>自主的かつ継続的な開催につながっていない。

エ わがまちみらい工房の実施

→平成26年度から、まちの現状把握、地域の課題抽出や新たな取り組みの創出、既存の取り組みの見直し、実践につなげるためのワークショップを実施。26年度は3地区、27年度は1地区、協議中が1地区ある。

オ わがまちみらいデータ(地域データ)の作成

→地域の現状把握や課題抽出などに必要な人口や世帯構成の推移などを地域ごとにデータ化。今後、わがまちみらい工房などで活用予定。

カ わがまちみらいシンポジウムの実施

→講師をお招きし、市内の事例を紹介しながら意見交換会を実施。昨年度は180名程の参加があり、非常に好評であったため、27年度は地域の具体的な取り組みの発表などを通して課題を共有し、ヒントを得たりする場にする。

(2) 長崎市の地域福祉推進の取り組み

ア 福祉のまちづくり やってみゅ~で・わがまち座談会の開催

イ 小地域計画策定支援

~地域コミュニティの活性化に向けた地域の取り組みと長崎市の支援策の方向性~

(1) 地域の取り組みの方向性

将来の人口減少や高齢化などに伴う地域課題や地域活動の課題に対応するために、住民意識の高揚、組織運営能力の向上、多様な主体の参加・活躍の場づくり及び連携・協力関係の促進、地域の将来像や目標の共有、新たなネットワーク作りの促進について取り組む必要があるとされている。

(2) 長崎市の支援策の方向性

地域の取り組みが円滑に進むために、地域の実情を把握しながら具体的な支援策を構築していくこと、市としては職員の資質向上及び庁内の連携に向けた体制作りを行う必要があるとされている。また、地域への支援として下図のような視点で具体的な施策を構築する必要があるとされている。

この報告書を受け、本協議会においては、今後地域コミュニティ活性化に向けた具体的な市の施策についてご意見をいただきたい。

【会長】
あり方委員会でまとめた報告の説明があったが、ご意見等はないか。

【委員】
平成27年度からはどのような審議会の位置づけを目指しているのか。これまでの3年間を土台とし、成果としてまとめの段階になるのか。

【会長】
事務局より、目的、審議内容の説明があったが、これまでの委員会とこれからの審議会は何が違うのか。

【事務局】
長崎市地域コミュニティあり方委員会は、平成24年度に設置されたのだが、これは長崎市の施策の「地域コミュニティのしくみづくりプロジェクト」と連動して作られたものであり、一番最初の会議なので、あり方自体の大きな枠を考えていただく委員会であったと考えていただければよい。方向性を報告書で出してもらったが、長崎市としても具体的な活性化に向けた取り組みというのもまだ模索しており、今年度からは具体的な内容やより明確な市の動きというものを審議会でご意見いただきたい。

【会長】
一言付け加えると、同時にあり方委員会が開催された平成24年度以降の3年間は、第1期の地域福祉計画が平成23年の3月にできているので、この進行管理的な側面もあった。こういった要素を含めた形で、改めて審議会ということで、今度はもう少しカチッとした組織にしたと考える。

議題2 地域福祉計画の概要について

【事務局】

(1)計画の趣旨と位置付け

長崎市地域福祉計画は、地域でのささえあいの力をもっと強くし、地域と市社協、市などが協力して地域課題に取り組む、という長崎市の地域福祉の方向性を示す(意識を統一する)ために策定するものである。

また、地域福祉活動計画は、地域福祉推進のために設置された団体である市社協の計画で、地域福祉活動を推進するため策定する計画である。

この2つの計画は、共に地域住民が主体であり、理念や方向性を同じにして取り組むことが必要であることから、長崎市では、一体的に計画を策定している。これを『ささえあいプラン』と名付けている。

(2)他の計画との関係

長崎市の施策の根幹である「長崎市総合計画」を上位計画としている。図に書いているような「高齢者保健福祉計画」や「障害者基本計画」、「子ども子育て支援事業計画」など対象を高齢者や子どもなど限定した個別の計画を、対象を限定しないで“誰もが”という視点で再整理した格好になっている。

また、福祉分野の計画だけではなく、防災・防犯、まちづくりに関する計画とも整合性や連携を図る必要がある。

(3)計画の期間

第1期は平成27年度まで、これがこの冊子になる。今年度策定する第2期計画が28年度から32年度の5年間で、5年ごとに見直す予定としている。

(4)計画策定体制

右側の〔市役所内組織〕である長崎市地域福祉推進本部、この推進本部の中に幹事会や地域支え合い検討部会があるが、この市の組織と、長崎市社会福祉協議会は連携して『ささえあいプラン』の案を作成する。この計画案について、図では左側に記載しているが、長崎市地域コミュニティ推進審議会の皆様にご意見をいただきたい。

また、この計画の主体となる市民の皆様からパブリックコメントやアンケートなどの方法でご意見をいただき『ささえあいプラン』を練り上げていきたい。

(5)第1期計画の構成≪やってみゅ~で・わがまちささえあいプランP4、P5参照≫

「誰もが住み慣れた地域で、安心していきいきと暮らせるまち」が「長崎市が目指す地域福祉の姿」である。この目指す姿により近づくための「10の課題」を挙げている。第1期計画を策定した平成22年度に、座談会やアンケートなどで出された意見を分析したものである。課題を解決するために「5つの柱」を建て、柱ごとに、地域や社協や市、それぞれが取組む方向性を記載している。下段に「重点的に取り組む4つのテーマ」とあるが、第1期計画期間中に重点的取組として掲げたものである。

次回の審議会では、第1期計画の取組の検証を通して課題を整理し、第2期に取り組むべき事柄の案などについて、少し詳しい資料をお示ししたい。

【会長】
事務局より、地域福祉計画の概要について説明があった。本審議会の目的は、大きく2つあった。1つは、地域コミュニティ支援策の推進、もう1点は地域福祉計画の策定が役割になっているようである。今日は第1回ということで、2つの柱の概要の説明があったが、これについて、ご意見はないか。

【委員】
この審議会の開催頻度はどのぐらいあるのか?

【事務局】
「長崎市地域コミュニティ推進審議会について」の資料裏面に記載しているとおり、今年度は地域福祉計画を策定することとしている。今回を含めて7回を予定しており、来年度以降は、策定後、地域福祉計画の進捗管理及びコミュニティ施策についてのご意見をいただくと想定しているので、28年度以降は3回程度になるのではと考えている。

【委員】
まず、地域コミュニティへの支援策というテーマが一つ、第2期地域福祉計画を策定するということが1つ。相交えるものなのか、それとも異質のものなのか、何がどう違うのか、突然福祉が地域コミュニティに舞い込んできたという感じがするので、地域福祉計画を策定するのは賛成だが、本審議会で2つのものをやらなければならない意味合い、あるいは2つのものは同じテーマを整理の仕方を変えたもの、ということを説明してもらわないと、それぞれで方向性を言ってもらっても、同じものなのか異質なものなのか理解できない。きちんと説明していただきたい。

【事務局】
地域福祉計画というのは、社会福祉法に基づき市町村が立てる計画となっている。地域の人が安心して暮らせるという観点で、どういった施策ができるかという社会福祉の目線で決めた計画となっている。地域コミュニティというとまた大きなものなって、地域の隣近所のお付き合いからつながりづくり、まちづくりからお祭りに関して色々なものがあると思うが、コミュニティなくしては地域福祉は成り立たない。地域福祉をベースにして、またつながりがあるといった、関連性が非常に深いものであるといったことから本審議会で諮らせていただくという形をとっている。

非常に区別がつきにくいというのもあるのだが、長崎市として地域福祉の観点で計画をつくっていく中で、コミュニティというものが非常に関係性があると、コミュニティの中に地域福祉が含まれるという言い方もできるし、逆に地域福祉がベースとなってコミュニティになるといったこともあるし、併せてご審議をいただく形をとっている。

【委員】
どちらも地域におけるものではあるが、地域におけることを「これはよし」「あれは悪し」と「こんなものをやった方がいい」と議論した中で整理の仕方が違うといった話なのか? あるものは地域コミュニティの支援策で片付けられるし、あるものは地域福祉計画で片付けられるだろうといった理解でよいのか。

【事務局】
コミュニティの中に福祉の根幹があるという考えがいいと思う。コミュニティというのは楽しみからまちづくりから経済的な活動から地域がつながるといった大きな形のものとなっていくが、その中でも地域福祉というものは、困っている方がいないまちづくりや困っている人がいたら支え合いをしようという形になる。

コミュニティをベースとして地域福祉ができているとなるので、コミュニティの部分と地域の福祉の部分と分けられるものと分けられないものと一緒に関連付けて考えていただくものとなる。

【委員】
コミュニティという大きな枠の中で、当然その中に福祉の部分があるので、あとで切り分けて福祉計画に持っていけばいいのだから、コミュニティ全体で討議をすると考えればわかりやすいが、スケジュールを見れば2回目からずっと地域福祉計画になる。

福祉だけでなく、それ以外のものも地域福祉計画に盛り込まれるといったことなので、それはそれで理解できるが、他のコミュニティの要素はいらないのか。

そこら辺をメリハリつけて説明してほしい。

【事務局】
仰った福祉というのは、一般的にいう高齢者福祉、児童福祉という意味合いで使われたものと捉えたのだが、地域福祉とは、もっと広義の福祉ということになる。まちをよくしていこう、住みやすいまちにしていこう、誰もが自分の意志で住みたいまちを目指すというのが地域福祉という考え方。私もこの職場にくるまで福祉というと困っている人とか障害をお持ちの方、子どもさんとか、いわゆる社会的弱者の方を救済することと思っていたが、地域福祉というのはそうではなく、誰もが住みたいまちにできる限り住んでいくという目標を持ってやっていくと、それを地域の皆さんで助けたり助けられたりしながら、自分の意志を持って生き続けていきましょうという考えだろうと思う。それを支えるのはコミュニティの力だと思う。地域福祉を推進していくには、コミュニティが基盤となるものなので、この審議会で並行して皆様にご意見をいただきたいと思っている。

【委員】
今まで地域コミュニティはお金をつぎ込んで地域に入っていたが、一つ確認で、地域福祉計画の概要ということで2ページの一番上に他の計画との関係とあるが、例えば障害の方でいくと、第4次総合計画の中で(個別の計画は)決まっているが、そういうのも含めて、それが違うのであれば地域福祉計画の中で変えられるのか。

【事務局】
ここに計画を並べているが、個別の計画を云々するということではない。例えば高齢者に関する計画は確立しており、高齢者向けの市の施策はこうですよと、個別のこの計画の中に記載しているので変えることはできない。

【委員】
地域福祉の中で再整理をするとは、そういう意味ではないのか。

【事務局】
意味合いとしては、すでに個別の施策はありますよと。それというのは、例えば障害をお持ちの方向けの事業が書かれているわけだが、地域福祉計画の中で地域で支えていきましょうという項目は今もあるが、地域の中で支えていくといっても年が若くなるわけでもないし、障害が治るわけでもない。その方ができないところをみんなで補っていこうという理念を書いているのが地域福祉計画である。

【会長】
非常に大事な問いだと思う。これは第1期の計画の中でも議論されてきて、大変大事な指摘をいただいている。地域福祉で言う地域とは何か、コミュニティと地域福祉の違いは何かをどこかで抑えておかないと、みんな同じように聞こえてしまう。私の受け止め方としては、3段階として考える。支え合いのために、

1 土壌ができないと支え合いにならない。

2 仕組みがないとできない。

3 動かないとできない。これではじめて完成。

土壌づくりのところを私たちはコミュニティという言い方をしているのでは。顔や名前が分かる環境をつくるためのいろんな試み、広く地域コミュニティを進めていく中での営みだと考えると、お祭りも自治会の活動も大事な仕組みになる。それが狭い意味の福祉に直接福祉につながるかというと、それは土壌の部分であって、そのうえに支援の仕組みがあって、支援の仕組みはどうゆう人への支援かをはっきりとしていなければいけないので、高齢者や障害者という狭い意味での福祉というか、そういう支援の仕組み、ここで初めて障害計画とか高齢計画、児童計画、役所が作る公的な計画になる。でも、役所の計画だけではとても動かないので、地域の民間方々の動きと一体となっていかないと動きのところまで持っていけない。そこで、行政と民間と一体型という説明があったが、そういう意味での、上位のところでの地域福祉計画が必要となってくる。広くコミュニティづくりというとKがつくことばで分野分けできる。例えば、環境、雇用、国際、介護、教育、子育て、看護などKがつくものはさまざまな領域に及んでいる。そうゆうものをとおして、住みよいまち、生まれてよかったな、住んでて良かったなという要素につながっている。それが広いコミュニティという意味合いなのだが、福祉や介護はそのうちのほんの一部分で、それは、上位についてくるという整理をする場合もある。

地域福祉計画は、今年度中に策定しなければいけないというタイムリミットがあるので、本審議会では地域福祉計画が多くなったのではないか。

【委員】
私なりにまとめたのだが、様々な計画があるが、それを手助けするために、地域の人たちがどういう支え合い(推進の方向性)をすればいいかという考えでいいかと思った。

【委員】
計画策定体制は資料3ページに図が載っているが、長崎市地域福祉推進本部、幹事会、地域支え合い検討部会、連携して長崎市社会福祉協議会とあるが、中身が抽象的なのでもう少し詳しくおしえてくれないか。社協とはなぜ連携しなければいけないのか、その内容を教えてほしい。

【事務局】
まず、推進本部というのが、副市長が部会長であり、市の中の地域福祉に関連するような部局の部長レベルがメンバーとなっており、方向性(指針)や重要な項目を検討して決める。

これの下部組織で幹事会というものがあるが、これは課長レベルの会になる。実行部会のような地域支え合い検討部会というのは、関連する所管の係長レベルで、言葉をこういうふうにしたらどうかなど、たたき台を検討し、幹事会、本部で検討する。これで、長崎市が作る地域福祉計画の案を作成する。社会福祉協議会では、地域福祉活動計画というものがあり、これは、どんなふうに地域で地域福祉を推進していくか、具体的な活動内容のようなものの計画を作る部門である。長崎市では地域福祉計画と地域福祉活動計画を一つの冊子にしている。名前は違うが、目的や理念、方向性が同じなので一緒にしている。市と社協と協力して案を作成する。作った案を皆様にお示しして、ご意見をいただきたい。

【委員】
抽象的な表現や内容なので、今後はもっとわかりやすいものにしてほしい。内容が分かりづらいので意見が言いにくい。県などの会合はもう少しわかりやすい内容。今後はよろしくお願いしたい。

【会長】
分かりやすいようにイメージ図を使用しているが、分かりづらいならもっと説明が必要。

【委員】
具体的に幹事会等はどこの部署があるのか。教えていただくとイメージが分かりやすくなると思う。

【事務局】

~本部委員の説明~

市民局長、企画財政部長、総務部長、理財部長、市民生活部長、原爆被爆対策部長、福祉部長、市民健康部長、こども部長、環境部長、商工部長、文化観光部長、水産農林部長、土木部長、都市計画部長、建築部長、消防局長、教育長、本部はすべての部を網羅している。 

幹事会は課長級と申したが、部の主だった(関連の深い)課長。

部会は課の中の関連の深い係長になる。

【会長】
市社協が係わるのは、コミュニティづくり、地域福祉を作る場合に、住民参加が欠かせない。住民が色々な参加していただくしくみづくりが欠かせないので、民間の方々の立場から活動計画のしくみをたてていただく。これが一体となってまちをつくっているというイメージである。

【会長】
本日の議事は以上となる。事務局に進行を返したい。

【事務局】
次回は、8月11日(火曜日)19時から21時を予定している。

以上で平成27年度第1回地域コミュニティ推進審議会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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