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平成26年度第2回 「第2次健康長崎市民21」市民推進会議

更新日:2015年10月6日 ページID:026704

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部健康づくり課

会議名

平成26年度第2回 「第2次健康長崎市民21」市民推進会議

日時

平成27年2月19日(木曜日) 18時30分~20時

場所

長崎市男女共同参画推進センター 研修室1・2

議題

1 開会
2 議事
(1)平成26年度「市民健康意識調査」について
(2)平成26年度の主な取組みと平成27年度の計画について
 ア「健康川柳・標語」の審査結果の報告と活用について
 イ健康日本21推進支援モデル事業の開催
 ウその他平成26年度の新たな取り組みについて 
3 閉会

審議結果

議事(1) 平成26年度「市民健康意識調査」について
【事務局】 資料(P1-11)に基づき説明

○栄養・食生活について

【会長】
 BMIの肥満はもちろんだが、特に20歳代の女性のやせについてはどう考えていますか。

 【事務局】
 肥満に注目して、やせへの関心が薄れていることも重要なことと思う。思春期を含む若年層のやせの問題となる神経性食思不振症は重篤なものであり、小児の白血病より死亡率の高いものであると教育現場の先生方に伝えている。また、高齢者のやせは、栄養状態から体力や筋力などの低下を招く重要な問題と認識している。
 現在、やせについての広報周知活動は、十分でないところもあると思うので今後すすめていきたい。

 【長崎市保健環境自治連合会】
 BMIと血圧の関係についてだが、やせていても血圧が高いかたがいる。体質なのか。

 【事務局】
 血圧の因子は複数ある。血管の柔らかさやしなやかさ、心臓の機能、体格、筋肉量など複数の要素が入ってくる。肥満すなわち血圧とひとつで語れるものではない。
 しかし、飽食の時代になり、栄養バランスの取れた食事から、過栄養の状態になって肥満につながり高血圧に結びつく状況が起こってきている。

 【長崎市保健環境自治連合会】
 運動すれば、血圧が正常になると聞いたことがある。高い人は血圧の薬を飲んだ方がよいのか。

 【事務局】
 血圧の高い方全員ではないが、適量の運動をおこなうことで血圧が落ち着いてこられる方がいるのは、事実である。ただし、薬による治療がなければ、血圧が安定しない状況に陥るものもある。全ての高血圧が運動で対応可能ではないことを、皆様に理解してもらう必要がある。

 【会長】
 血圧は、必要ならばそのひとにあった薬で、飲まなければいけない。

 【株式会社長崎新聞社】
 野菜を多く食べる人が増えているのは評価できる。一方で野菜だけ食べればよいわけではないので、バランス・減塩なども伝えていく必要があろう。BMIの男性の指標が、H25年からH26年で明らかに増えているのが、たまたまなのかもしれないが心配だなと思う。

 【事務局】
 この指標は3500人にアンケートを配布し、その回収率40% 約1400人をもとにしている。ご指摘のあった男性の肥満者の割合については、さらに20~60歳の男性であり、かなり数がしぼられ統計学的な効果・数字のパワーが薄れることも考えられる。
 ただし、この年代の男性のBMIが高い状態をクローズアップしたいとの現状があって指標としており、今後適正な数値にもどしていくことが重要と認識している。

 【長崎市保健環境自治連合会】
 どうしても野菜350gの摂取は難しい。サプリメントでカバーしているひとは多いがどうだろうか。

 【事務局】
 前回の会議でも御意見いただいたが、様々な考えがあるなかで、健康な食事として、厚生労働省も自然に採れた野菜の摂取を勧めており、長崎市も市民全体の取り組みとして、ナチュラルな野菜で摂っていこうとしているものである。

○身体活動・運動について

【長崎県理学療法士協会】
 運動をしない理由について、壮年期の人たちの「忙しくて時間がない」はそうだろうとは思うが、経年的な比較をしたときに、何か違った傾向はあるか。 

 【事務局】
 経年的な変化については深く分析していないが、大きな変化はみられていない。特に30代は勤務以外の時間を休息や家族との時間にあてるかたが多いのではないだろうか。
 ただし、40・50歳代になると少しずつ運動をする割合が増えており、自分の時間が取れてくるようになるようだ。可能であれば、高齢期になる前に運動習慣を身につけていただくような取り組みを進めていければと思っている。

 【長崎県理学療法士協会】
 運動の頻度についても、経年的にみてあまり変わらないという見解か。

 【事務局】
 ここ数年見た場合、大きな変化はないようだ。時代の変化でみると、数字が示せるわけではないが、若干増えているのではないかと思っている。一方で、運動ができる方とできない方、大きく二つの山が日本の全体としてあるのではないかといわれているようである。

 【会長】
 運動・スポーツといえば、身構えてするもの・特別なものと捉えられているのではないか。バス停1つ2つ手前で降りて歩くのも運動と思う。アンケートに答える方が、そうした特別なものと捉えているひとが多いのではないかと思う。

 【事務局】
 アンケート調査の限界とも申しますか、こちらが文章で表現したときに、答える方がどう受け取るか。運動・スポーツといった場合には、それなりに身構えたものをイメージされるのでしょう。
 速足にあるような普通の生活の中でできているエクササイズは、運動に入っていないと思われる方もおそらく多いと思う。やはりアンケートをとる方法を考えないといけないし、良いアイデアがあれば伺いたい。

 【副会長】
 運動をしない理由に、「機会がない」と答えている方も多い。では機会を与えれば運動するのではないか。どういったことが運動であるかを伝え、またそれを誘導するなんらかの対策をとれば、もっと運動できる人も増えるのではないかとの可能性のみえる数字ではないかとの感じがする。

 【事務局】
 機会をもうければ、そこに入っていただける方がいるのではないか。これは重要なご指摘で、自分の時間がとれるようになった世代に対して、まずは用具を用いず手軽にできるものとして、ウォーキングがあり、市内には40箇所以上ヘルシーウォーキングコースとしてコース設定をしており、ホームページで紹介して、できるだけご自身で歩いていただく取り組みをしている。
 また、それに加え来年度には、クールなイメージを持ったノルディックウォーキングに取り組むことで、市民にちょっとやってみようかと思っていただけるような、きっかけづくりを考えさせていただきたいと議会に提案しているところであり、そういうことの重要性は認識している。

○健康チェックについて

【会長】
 労働基準監督署にお尋ねしたい。市民健康意識調査では、健康診断等を受けたと答える人が70%の目標値に到達しているが、職場健診はうまくいっているのか。長崎市はよそに比べて高いか。

 【長崎労働基準監督署】
 労働基準監督署は健康診断を実施していないところに指導するだけで、そこのデータについては持合せがない。自分の感覚では、以前の管轄にいた離島地域に比べると都市部である長崎市は高いと思う。

 【株式会社長崎新聞社】
 検診を受けた方に景品を出す自治体が県内にいくつかあり、昨年取材をしたが、景品を出すと確かに受診率があがるが、やめると落ち着くとのことだった。
 最初の啓発としてはやってもいいのかと思うが、地域に定着させていくことが重要で、前回の会議でも説明のあった、地域の特性を活かして地域の方々の力もあわせて啓発しやっていく、モデル的な取り組みを進めていったらいいのかなと思う。

 【会長】
 女性外来といった検診が、今後さらに充実すればもっと受診率は増えるのではないかと思っている。

○こころの健康について

【会長】
 自殺の原因には、どのようなものがあるか。

 【地域保健課】
 いま手元に数値はないが、健康的な問題、うつとか、人間関係、経済的問題など、ひとつだけではなく複数の問題があり、最終的には精神的に参ってそこから逃れたいという気持ちで、自殺に追い込まれてしまうという状況のようです。

○禁煙について

【長崎市レクリエーション協議会】
 年代的に喫煙率は40歳代がピークで、その後 減ってきているというのはどういうことか。

 【事務局】
 40・50歳代が多いというのは、長崎に限らず全国的な傾向である。私は1966年生まれですが、その時代の男性の喫煙率は85%前後であったと聞いている。今は30%きるようなところに辿り着いている。その時代の女性は10%切る時代であった。その後男女ともにタバコを親しむ時代があって、高い喫煙率で推移しているとの指摘がされていると聞いている。

 【長崎市レクリエーション協議会】
 また10年後は、それが減っていくということか。

 【事務局】
 このままであればそうだが、この年代も喫煙習慣から離れていただければと思う。

 【会長】
 病院・職場・公共施設など、タバコを吸える場所がごく一部になってきている。タバコを吸える場所が減っていく環境がさらに進めば、吸うひとも減っていくだろうと思う。

 【株式会社長崎新聞社】
 昔と比べ、いまの若い人の喫煙に対する感覚は変わってきているようだ。社内でも吸う人が減ってきている。COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、タバコを吸っていれば罹るとの啓発が必要と思う。タバコは百害あって一利なしなので、われわれマスコミも伝えていかなければならないと思う。

 【会長】
 女性の喫煙率が高くなったのは、女性の社会進出が増えたことからだと思う。

 【全国健康保険協会 長崎支部】
 全国健康保険協会でも、禁煙に取り組まなければならないと感じている。長崎支部は、全国で見ても高いようで、全支部において、平成24年度では、男性は8番目であった。女性は29位とそこまで高くない結果であった。長崎市の喫煙率は、県内の市町の中でどれくらいなのか。

 【事務局】
 各市町間の比較はできていない。全国的に見ると高い方に分類されるというふうに考えている。喫煙の評価というのはJTも厚生労働省もやっている。
 複数の要素によってデータを取っている中で、長崎市の調査は吸っているか吸っていないかを聞いていたが、国のデータと比較できるようにと国の調査とあわせた。しかし、逆に国の評価法が変わるなどしており、今後客観的に地区が別であっても評価ができるように考えていきたいと思っており、今後の課題である。

○歯の健康について

【長崎市歯科医師会】
 歯の定期健診を受けたと答えた人が51%というのは、意外と多いなと感じた。

○健康寿命について

【長崎市歯科医師会】
 健康寿命を算出するのに、要介護2以上からをデータを取っているということだが、要支援から要介護1までにある期間が長崎市は長いのではないのか。

 【事務局】
 健康寿命の定義が複数ある。国と県で語られる健康寿命は、国民生活基礎調査を基にしている。市町村では国民生活基礎調査に毎年当たるわけではなく、あたってもサンプリング数が少ないため、国や県と同じとりかたができない。便宜上、介護認定における要介護2以上のデータを用いて算出しており、他の市町村においても同じである。

 【会長】
 日常生活自立度というものがあるが、J1・J2はまあ普通、Aは屋内自立、Bはベッド上自立、Cは寝たきりとなっている。これに認知症基準が入ってくると、どう捉えるとか、どういうふうにデータを捉えるかでも違ってくる。

議事(2) 平成26年度の主な取り組みと平成27年度の計画について 
 ア「健康川柳・標語」の審査結果の報告と活用について(資料(P12-13)に基づき説明)
 イ健康日本21推進支援モデル事業の開催
 ウその他平成26年度の新たな取り組みについて(資料P14-18に基づき説明。)

【長崎市レクリエーション協議会】
 「健康川柳・標語」では、20歳代からの作品の応募が多かった。私たちはこれから先、20歳代30歳代に、より健康に気を使っていただかなければいけないと思うが、応募が多かった要因は何か。

 【事務局】
 ホームページを活用しての応募方法や、募集期間に看護学生さんの実習があり、直接周知することができたことが要因と思われる。

 【長崎市レクリエーション協議会】
 学生さんをターゲットに絞る啓発も有効であるということですね。

 【長崎県理学療法士協会】
 環境づくりとして、ボランティアは大事だと思う。健康づくり推進員の団体の中で、認知症とか介護予防とか施設ボランティアとかには、若い人、60歳前の人がどれ位入っているか。

 【高齢者すこやか支援課】
 データを持っていないが、一番多い年代は70代前半だったと記憶している。ただ、65歳以上といったくくりはしていないので、若い方の活動も可能である。50歳代の方もいる。

 【会長】
 事務局へ議事の返却。

 【保健所長】
 委員へお礼の挨拶。

 【事務局より連絡】
 委員の任期は平成27年3月まで。現在、平成27年4月以降の委員決定にむけて推薦団体の選定等について準備を進めており、準備が整い次第通知する予定。

 閉会

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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