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平成25年度第2回 長崎市図書館協議会

更新日:2015年10月6日 ページID:026618

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 市立図書館

会議名

平成25年度第2回 長崎市図書館協議会

日時

平成26年3月20日(木曜日) 13時20分~

場所

長崎市立図書館3階会議室

議題

1 長崎市立図書館の運営状況について
2 その他

審議結果

【会長】
本日の委員の出席は8人であり、委員の過半数が出席しています。長崎市図書館条例第23条第2項の規定に、「委員の過半数をもって会議を開くことができる」とありますが、過半数の出席があるので、会議の成立を確認します。
これより議事に入ります。まず事務局から、資料の「4 報告事項」についてご説明いただきます。3つに分かれていますが、続けてお願いします。ご意見、ご質問は、まとめて最後にお受けします。

(市立図書館の運営状況について、資料を基に事務局から説明)

【会長】
では質疑応答に入ります。委員の皆様、ご意見、ご質問などをどうぞ。

(長崎市立図書館の運営状況についての質疑応答)

【委員】
入館者数という数字のことだが、読み語り等で出張されている数などは含まず、純粋に図書館の入館者の数なのか。

【事務局】
そのとおりである。図書館の中でも多目的ホールやスタディルームなどの利用者もあるが、基本的にここに載せている数字は、1階と2階の閲覧室に入った人数である。

【委員】
図書の合計とあるが、これは開架の分なのか、他にも所蔵しているものがあるのか。または地域に連携するところがあるようだが、どこまで含まれるのか。

【事務局】
ここに載せている数字は、1階2階のフロアと4階にある閉架を含む図書館内にある図書の数である。さらに、オンラインで結ばれた55箇所の公民館等図書室と香焼図書館を含めると全部で110万点ほどの図書資料があり、その半分の約55万点がこの図書館内にある。図書館及び公民館等図書室57箇所は全て連携し、例えば北公民館の利用者が、南公民館に所蔵する本を、わざわざ南公民館に足を運ばなくても、図書館を通じて送ってもらい、近くの北公民館の図書室で借りることができる。現在、図書館の開架で実際に並んでいるのは30万点ほどだが、利用者にとっては、常に110万点の資料が利用できる状態にあると考えてよい。

【委員】
今、開架と閉架で約50万点と言われたが、限られた敷地内で、どこまで所蔵できるか。新しい県立図書館は200万点まで所蔵と新聞報道で知ったのだが。この図書館はどのくらい所蔵可能か。

【事務局】
開館時には、1階2階のフロアに25万点、4階の閉架に55万点、合わせて80万点の蔵書規模と考えていた。しかし実際には、1階2階のフロアにそれ以上の蔵書があるので、もう少し所蔵できると思っている。

【委員】
まだ十分に余裕はあるということか。

【事務局】
そのとおりである。まだ約55万点なので、余裕はある。

【会長】
ゆくゆくは、ということがありそうだが。

【委員】
禁帯出の本は、どのくらいの割合か。

【事務局】
禁帯出には2通りある。地域資料については3点ずつ準備しており、1点は禁帯出用、1点は長期保存用、1点は貸出用としている。禁帯出の本がある分についても貸出ができるものはあるが、大事な本で貸出ができないものを禁帯出の扱いにしている。

【委員】
55万点の中には、同じものであっても3点あったら、3点分としてカウントするということか。

【事務局】
55万点といっても55万種類というわけではない。延べ数である。小説などで同じものを何冊も購入するが、それらも全て1点として数に入っている。

【委員】
一度、香焼図書館で、禁帯出の本を取り寄せて読みたかったのだが、所蔵してある図書室に行くように言われた。オンラインではできないので、1点しかなかったらそこまで行くしかないのはちょっと大変かなと思った。。
貸出停止者数というのが、24年度末で1,693人、26年2月末で1,811人。この中には、まだ返していないなど重なっている人もいるのか。

【事務局】
減った分増えた分とあるが、そのまま数年間借りたままの人もいる。

【委員】
そのような人には、どのように対応しているのか。

【事務局】
現在は、本人に督促のメールや電話、ハガキなどを出しているが、場合によっては自宅を訪問したほうがよいのかどうか検討中である。市税とかでは自宅訪問をすることもあるが、本の延滞でそこまでやるかということもあり、根気強く電話などで督促を続けている。

【委員】
延滞点数とは、まだ返却されていない数ということか。

【事務局】
1人で平均3点から4点を借りている。多い人は最大限の10点を借りたままということである。

【委員】
それは買い替えることもなくそのままなのか。

【事務局】
予約等があって、どうしても借りたいという人がいれば購入することもある。何かよい案があれば取り入れたいと思っている。

【会長】
このようなケースに対し、有効な手立てをなさっている他の図書館のことを聞いたことはないか。

【事務局】
館長会議などでそのような話をすることもある。ある程度の延滞が発生するのはしかたがないのかなと他の図書館の方も言われており、有効な手立ては聞いていない。

【会長】
長崎の図書館の規模として、このような延滞点数は全国的な平均からみて多いほうなのか。

【事務局】
このような数字は、貸出点数など図書館の調査統計と違ってなかなか表に出ないので、他館の状況はわからない。
ただ話は変わるが、市立図書館では資料にICタグを付けているので、同規模の図書館としては紛失率がかなり低い。50万点の蔵書に対して紛失は100点とか200点で、ほとんど無くなることがない。それでも、延滞が7,000点というのは多いと感じている。

【委員】
公立図書館自体がお互いの善意に基づくシステムなので、仕方がないのではないか。防ごうとしたら別の方法をとるしかなく、ある程度の部分はお互いの善意を信じるというところから出発するしかない。ある程度の延滞点数を減らすために別のシステムが導入されるほうが嫌だなという気がする。

【委員】
これなど早い措置が必要だと思う。長引けば長引くほど、本人もどこにあるかわからなくなってしまうことにもなるので、早めの対応が求められる。他に、返したにもかかわらず紛れてしまったのか返却処理がされていなかった経験がある。

【会長】
利用者としてのマナーも問われそうだ。他にありませんか。

【委員】
図書の合計が24年度末から26年にかけて3万点ほど増えている。CDとかDVDも少し増えている。このような増加というのは、平均的に年間1万5千点という形で予算が増えているのか、変動があるのか、ほかにも収入の道とかあるのかなど、そういったことを教えていただきたい。要望のところでCDとかDVDの充実を求める声もあるように思ったが、このようなことは検討されているのか。CD・DVDの充実とか図書の配分とか予算に流動性があるのか、どのような感じになっているのか。

【事務局】
長崎市立図書館はPFIで運営されており、15年契約になっている。その15年契約の中で資料費は、毎年年間約8,000万円と決められている。実際は、オンラインデータベースとか公民館等図書室に配本する分も含めて年間約8,000万円なので、図書館に入る分の資料費は6,000万円ほどだが、それをCD・DVD・図書で分けている。図書については毎週、新刊全点案内等を使って入れている。CD・DVD等についても、その都度入れているが、大きく見ればこの程度の金額と理解している。今後ともCD・DVDの需要が多いようなら、その見直しもしなければいけないと思う。ただCD・DVDについては、開館当初にまとめて入れた分が多くあるので、その後の追加の分がどうしても少なくなってしまう。5年6年経って古くなってしまったので、新しいものを入れてほしいとのご要望と思っている。

【委員】
ということは、だいたい年間約8,000万円の割り当てが毎年あるということか。

【事務局】
これがPFIの良かった点で、景気の後退によって他の図書館では、少しずつ資料費がカットされている状況だが、長崎市立図書館は平成20年から平成34年までの間、この額は確保されている。

【会長】
図書が充実していくということでは、頼もしく思える。

【委員】
それは、人件費に関してもずっと同じなのか。

【事務局】
15年間、長崎市から運営事業者へお渡しする金額は同額である。ただ、若干、景気や消費者物価指数等の範囲内での変動はありうる。それと消費税が来年度8%になるので、その3%分は上乗せさせてもらうが、実際にはその金額の中身は15年間変わらない。スタッフの人数が増えても長崎市からお渡しする金額は変わらない。

【委員】
初めてなので的外れな質問になるかもしれない。地元の学童保育ですが、 リサイクル市で本をたくさんいただいて助かった。資料の説明の中で1人10冊ということがあったが、学童とか団体の場合は特典で早めに確保できるとか、たくさんいただけるとかいうシステムはないのか。

【事務局】
事前に説明すればよかったが、図書館で不要になった本は、まず小中学校、保育園、幼稚園、学童保育等にお知らせをしたうえで、リサイクル市より先に学校リサイクル市として実施している。その際に、1団体あたり50冊以内でお渡しし、その残った分を一般のリサイクル市に出している。

【委員】
分かった。

【委員】
高齢者向けの貸出の件で、資料27ページの障害者サービスの中に高齢者に対する配慮についても触れられているが、以前は自分の足で歩いて図書館や地域の公民館図書室などに行って本を借りることができた方が、高齢になったためになかなか行けなくなったことでヘルパーさんが来られている。このヘルパーさんに代理で借りてもらうことはできるのかお尋ねしたい。原則として、図書の貸出券はご本人でないと使えないようになっている。それで窓口では本人でないと貸出ができないと答えられている。高齢者に対するサービスについて、具体的に今後どのように検討されているのか。

【事務局】
今のお尋ねの件については、代理貸出という制度がある。事前に登録していただければ、本人のカードを持って家族の方が借りに来ることができる。いきなり行って代わりに借りることはできないが、事前に申請書を書いていただいて、それを市立図書館で認めた場合に、代理の方が本人のカードを使って本を借りることができる。もうひとつ、障害者の方については、障害の等級に関係なく、障害者手帳を持っている方には郵送サービスをしている。これも事前の申請があれば、往復とも送料は図書館の負担で利用できるようになっている。

【委員】
その申請とは、面倒なのか。

【事務局】
それほど面倒ではない。

【委員】
そのようなシステムがあるということは初耳だが、広く利用者にお知らせされているのか。

【事務局】
市立図書館のHPに載せている。また、障害者向けの利用案内を作成し、図書館内に置いてある。

【委員】
障害のない高齢者はHPを開かない限り、そのようなサービスがあるということを知らないことになるのか。

【事務局】
こちらからできるだけ皆さんにお知らせし、分かっていただくために努力をしなければならない。

【委員】
積極的に知らせていただけたら、喜ばれる高齢者の方もいるし、利用される方も増えるのではないかと感じる。

【会長】
市の広報にもお話して、似たような媒体に載せていただくようにすれば、いろいろな方の目に触れる機会も増えると思う。

【事務局】
図書館には他にもよいサービスがあるので、そういったことについてPRする努力をしたいと思う。

【委員】
本を読もうという方はそうでもないかもしれないが、ご年配の方には広報などを読むこともつらいということもあり、直接話を聞いた方が分かるという時もあるので、イベントなどを利用して伝えていただけると高齢者にも伝わるのではないかという気もする。

【会長】
確かに、自治会とかも何かそのように伝わるものがあるのかと思う。

【委員】
高齢者のサービスに関連して、大活字本があるが、その点数はどこに含まれるのか。この概要の中では図書に入るのか。

【事務局】
大活字本は、大枠の中では資料ということで、実際にはこれと同じで年度末でまとめている。

【委員】
大活字本は2,572点あるが、本当に高齢者の方が借りて行かれるのか。

【事務局】
大人気である。

【委員】
ちょっと点数が少ないような気もしたので、高齢者の方にとって普通の本は読みづらいのではないか。自分も年齢のためか読みにくくなっているので、大活字本の点数も増えていけばよいと感じた。

【事務局】
増やすようにしたいと思う。

【会長】
市民からの要望だが、今回は2ページしかなくて本当に少なくなった。これが全てなのか。

【事務局】
基本的にこれだけである。

【会長】
新聞投書の件でご紹介があったが、この8月から2月までの間にこの質問要望の数というのは、開館当初に比べると嘘のように少なくなった。駐車場のことは相変わらず出ているが、この場所にある限りは仕方のないことかなと思う。新聞投書に対することでとても丁寧に答えられている。投書した方も満足されているようだ。実際には開館時間など変わらないのだが、説明をきちんとされることで理解をいただいたということは、事務局自身がお答えされてとてもよい事例である。また、速やかな対応をされることが、皆さんの図書館に対する信頼のバロメーターだと思った。
他にも事業実績のご紹介があったが、このあたりで何かお気づきの点やご意見はないか。

【委員】
19ページのフロアサービスのところで、いろいろなことをよくやっていると感心している。興味があるのは、その他のサービスに多文化サービスというのがあり、やはり長崎は国際都市を目指しているのでこれからもいろいろと外国の方が利用されると思うが、そのあたりを充実させていこうとしているのか。

【事務局】
2階に各言語の冊子などを取り揃えている。9ページの下にあるいろいろな国のことばのおはなし会、これは中国語・韓国語・英語・日本語と4か国語でおはなし会を実施した。そのときは留学生の方に実際に読んでもらった。来ていた子供たちも、いろいろな言葉を覚えたりしている。そのように子供のころから外国の言語に触れる機会を図書館で設けている。また、図書館に来られた外国人の方々にも、ご質問などあれば真摯に対応しようという姿勢でやっている。

【委員】
例えば日本の学生が英会話を勉強しようとかいうのはないのか。

【事務局】
外国語の雑誌や書籍もいろいろなものを取り揃えている。基本的には自分で見て調べるのだが、質問があればお答えするようにしている。ただ、質問まではあまりない。

【委員】
話が戻るが、高齢者サービスとか障害のある方に対するサービスのことを私も今日初めて知った。リサイクル市の時にお手伝いしているが、たくさんの方が並ばれる。並んでいる間はとても暇なので、そのような時に高齢者・障害者サービスについてアピールすれば効果があるのではないかと思うが。

【事務局】
それについては検討させていただきたい。

【会長】
よいアイデアだと思う。

【委員】
公民館の図書室のことだが、オンラインでつながっていてとても便利なシステムだと思う。近所のふれあいセンターでは、こども室に行くと古い本が並んでいて小学生たちがゲームをしている。子供連れのお母さんが来た時に、どうなのかという感じである。職員の方も黙認している感じである。その辺の利用の仕方とか、図書館に行けない方もたくさんおられると思うため、歩いて行ける近所の図書室を利用できることが理想だと思う。長崎は地形的に階段が多くて、出かけにくいという方にとって、自宅近くの図書室が充実するのはとても良いことだと思う。しかし同時に、近隣のふれあいセンターや公民館の図書室が充実していって、職員の方も貸出手続きはするが、それだけという感じである。フロアサービスまではできないとしても、来ている人たちに対して何かできないか。とくにふれあいセンターはこども室と離れているので目が届かない。普段は無人の状態である。職員の研修もあると書かれているが、図書室に対する意識のある方と無い方がいる。せっかくよいシステムがあり、ふれあいセンターなどに本があるのにもったいないという気がする。

【事務局】
貴重なご意見だと思う。私たちも目の届かないところはあるが、現在、公民館などの図書室については図書館の職員が実際に見に行って、実態調査をしている段階である。あまりに古い本が並んでいるような図書室は、なにぶん数が多いのでまとめてはできないが、少しずつ入れ替えるようにしている。研修についても、直接、図書室に勤務する職員については、こういったことを考えていただくようにお伝えする。

【委員】
ふれあいセンターのお遊び教室で、昨年度2回読み聞かせをさせてもらったが、毎月1回やっているプログラムの中で、絵本のことをやったのは初めてだとそこの主任指導員が言われるので、赤ちゃん連れのお母さんが来るから図書室にある絵本を紹介しようと思った。赤ちゃん向け絵本のコーナーがあればいいなと職員に言ったら、それは自分たちにできることではないと言われた。図書館の方が来て配架とかもされるのだと言う。でも、それは年に1回しか来ない。職員の方がどこまでできるのか、せっかくシステムがあるのに年に1回では、すぐには対応できないのでもったいない。いろいろなものをつなぐのも大事ではないか。お遊び教室ならお遊び教室で終わるのではなく、せっかくのふれあいセンターだから本につなげられたらいいなと思った。

【事務局】
今後もう少し公民館等図書室とも連携をとって私たちも十分に内容をみて、指導できるところは指導するようしていきたい。

【委員】
ふれあいセンターをよく利用するが、ここで一生懸命に頑張っている職員の方を見てすごいなと思うが、対応の仕方が悲しくなるような時があって、そこに行きたくないのでわざわざもうひとつ隣のふれあいセンターに行くという方もいる。図書の貸出しにしても、人と人とのふれあいだと思う。せっかく行きたいと思うのに、嫌な気分になるから行くのをやめようとなってしまうことが何回かあったので、なかなか目が行き届かないと思うが研修を充実させていただければと思う。公民館やふれあいセンターについても、行きたいと思う施設にしていくことが地域のためにもなると思うので、できることなら研修をお願いしたい。

【委員】
今のお2人の委員さんのご意見は、自分もふれあいセンターに関わっているのでとても耳が痛い。ちなみに、自分が勤務しているふれあいセンターは、子供たちにはゲーム禁止としている。とくに夏になるとエアコンが効いて涼しいので、保護者から外に行けと言われて行き場がなくなった子供たちがふれあいセンターに来る。ただ、読書や学習というより涼みに来るという感じで、カーペットのところに集まってゲームをする姿とかが見られる。これはあまりよくないというので、センターの運営委員会で相談をして、ゲームはさせないようにしようと声をかけている。センターは勉強をしたり本を読むところだと声かけを続けることによって、ここではゲームはできないということが子供たちに浸透していったので、良かったと思っている。もう1点は、勝手にコンセントから携帯を充電する。隠れてこそこそしているので何をしているのかと思ったら、充電をして音楽などを聞いている。これは中高生が多かった。これもだめだということで、コンセントのところに充電はやめましょうと注意書きを貼った。そのようにいろいろ努力をしているふれあいセンターもある。あと1点ふれあいセンターの職員というのは、図書業務が主ではない。ふれあいセンターのいろいろな研修室等の貸館業務など、多種多様に利用される方の対応もするので、市立図書館で研修を受けはするが、なかなか専門的な知識が身につかないこともあるし、各ふれあいセンターは指定管理者になっているので、センターの職員の方も、ほとんどが運営委員会の規約で3年、5年と管理人の任期を決めてあるので、3年や5年で変わっていく。やっと仕事がわかって慣れてきた頃に変わられるという状況があるので、今お2人が言われたような事案も出ているのかなと感じた。事務局からお話はしていただけると思うが、ふれあいセンターの運営委員会も連絡協議会というのがあるので、そちらの方にもこのようなご意見があったとお伝えをしていきたいと思う。また、ふれあいセンターの窓口にはアンケート用紙があるので、ぜひそのようなことを遠慮なく書いていただけると直接届くのではないかと思う。今後とも敬遠なさらずに利用していただければと思う。

【会長】
ネットワークで結ばれるシステムがうまくいくためには人が大事ということだと思う。ブックスタートも公民館やふれあいセンターの図書室で本を引き換えられる。やはりそのようなことについて、担当される方がウェルカムの気持ちで関わっているかどうかはとても大きなことだと思いますので、ぜひ連絡を密にするということで対応していただきたい。
ご意見が無いようなら、続きまして、事務局からその他についてご説明をいただきたい。

(資料を基に事務局からその他の項目について説明)

【会長】
以上の説明に対しご意見をいただきたい。アンケートの回収率が高かったようだ。みなさん、積極的にアンケートにお答えいただいたということか。

【事務局】
お配りするものと、持ち帰れるように置いたものと2通り用意したが、かなりの人数の方にご協力いただいた。

【会長】
回収率が89.3%だから、すごい結果だ。

【事務局】
ほとんどの方が回答された。

【委員】
図書館に来ている人ではなく、来ない人にどうして来ないのか聞きたいといつも思う。どこの図書館でも、来る人のアンケートは取るが、利用しない理由は調べにくい。本当はそこを知りたい。

【事務局】
宮崎などでも同じ状況か。

【委員】
やはり、来る人へのアンケートはあった。市民のうち、どのくらいの比率の方が利用されているか。

【事務局】
そのような数値は無いが、貸出カードを持っている人数がある。3年に1回更新をしているので、実数だと思う。人口45万人のうち、93,156人がカードを持っている。

【委員】
それは0歳児からか。

【事務局】
さきほど会長からお話があった「はじめまして絵本事業」で、生後4か月の赤ちゃんに絵本を配る時に、貸出カードが0歳でも作れると案内しているので、0歳児のカードもかなり普及している。

【委員】
ちょっと分からないのだが、宮崎県立図書館では、中学生以下の子供がいる人は、子供のカードにシールを貼っておくと、特別な手続きもしないで、そのカードで親が借りて行ける。学校などで普段は図書館に行けない子供のために、お母さんが小学生の子供の分まで借りに来る。子供のカードで親が借りられるシステムがあって、それはなかなか良かった。カードがあってもなかなか行けない今の小中学生のために、そんなこともできたらなと思った。
また先程、会長が言われたように、11月20日から24日までの短い期間にこれだけのアンケートの集計結果ができたということはすばらしいと思った。

【委員】
アンケート結果もすばらしいと思うが、テーブルが近くにあったほうが良いとか椅子がもっとあれば良いとか、そのような設備についてのアンケートはないようだ。図書館に関する本には、建物が優れているとか、ゆったりした空間とか、音楽が流れているとか、そのような良し悪しがあるようだが、それに関するアンケートが無いというのは、聞いてもどうにもならないということかもしれないが、設備の改善にもつながるのではと思うがどうか。

【事務局】
アンケート内容については今後の検討とさせていただきたい。

【会長】
以前は記述の部分もあったようだが。

【事務局】
次回、8月の時点でその点についてご報告させていただきたい。

【会長】
もし何かあれば、そういうところにも。

【事務局】
今回は資料に付けていないが、実際にはまとめておりますので、次回にお伝えしたい。

【会長】
利用者の方をみていると属性がわかる。アンケートの期間に土日が入っていたこともあるのか。

【事務局】
まず土日もあるし、5時半から6時に仕事が終わって、夜8時まで開館しているからその間に来られるし、お昼休みの1時間でも来ることができる。

【委員】
質問ではなく感想だが、がんの情報サービスをされているのは大変ありがたい。本好きな人だけが来る場所ではなく、生活に必要な情報が得られる場所として市立図書館が機能を果たしているのは大変ありがたいことだ。このようなことを長崎市立図書館がされていて、それが全国的に認められたのは良いことだと思った。

【事務局】
ありがとうございます。そう言っていただければ頑張りがいもあります。

【会長】
いろいろなところと連携しながらということで、とてもすばらしい。受賞に関しては、こちらのほうから出すということではなく、向こうの方から選定されたのか。

【事務局】
どなたか全国で推薦対象がないかとのことで、長崎市立図書館からの自薦はしていない。

【会長】
そういうことで、このような賞を取られたということは、よりすばらしい。

【事務局】
この件について、横浜で授賞式があり、その翌日に自分も行って、この概要についてパネルディスカッションに参加した。多くの図書館関係者が来られていて納得されていた。その後も、長崎市立図書館のサービスについては、とても良いサービスだということで、わざわざ関東とか関西から来館される方もけっこういる。

【会長】
それはとても良いPRになったようだ。

【事務局】
確かに長崎市立図書館のPRになった。

【委員】
報告書とは違う内容になるが、学校の図書ボランティアをしている。長崎市内の小学校や中学校の図書ボランティアがどのように活動しているか図書館で把握はされているか。

【事務局】
県の生涯学習課が、そういったボランティアさんのとりまとめをしている。長崎市立の小学校関係のボランティアについてなのか。学校図書館の司書も市内に36人が配置されているので、その情報も確認して委員さんのほうにお伝えできればと思う。

【委員】
図書ボランティアとして活動していくうえで、みなさん周りの学校がどんなことをしているのか情報交換をしたいと思っている方が多いと思う。みなさん素人ではあるが、ただ子供たちの本離れが続いているので、それを何とかしたいと思って読み聞かせをしたりするのだが、素人がやっているのでこれが果たしていいのか悪いのかも分からずやっている方が多い。今自分たちのつてで隣の小学校の知り合いから知り合いを紹介してもらってとか、ちょっとした交流会は近隣の学校では行っている状況だが、もし図書館のほうで、情報交換の場みたいなものやどこどこ学校がこういったことをしているなどの情報提供があれば、何かをするきっかけになるのではと思っているが。

【事務局】
これについては、図書館で定期的に「知ろう!語ろう!学校図書館」というのをやっているので、こちらのご案内をしたいと思う。実施の際には図書館のHPにも載せたりチラシもお配りしているが、2ヶ月に1回ほど実施しており自由に参加できるような会合になっているのでご紹介したい。

【委員】
学校図書館勉強会は、その他に入っている事業なのか。

【委員】
チラシが手に入りにくかった。自分も、たまたまもらっただけという感じだった。

【事務局】
それもあるので、別途ご案内したい。

【委員】
それに関連して、自分はこちらに引っ越してきてから、学校のボランティアの人たちから研修会や情報交換の場所がないと聞いて、今年度、子どもゆめ基金を申請して3回市立図書館で研修会を開催した。最初6月に開催した時は、教育委員会の棚を利用させていただいて全部の小中学校に案内を送ったのだが、100人くらいの方が来られてこのような研修の場がほしかったとの意見をたくさんもらった。これは、どこが実施するべきものなのだろうとその時からずっと考えているのだが、長崎市の学校教育課に伺ったところ、学校司書の研修会はするがボランティアまではできないと言われた。図書修理の講習会とかは市立図書館で定期的に開催されているが、読み語りをしている人にとっては、本当に、今言われたように皆さんどういう本を読んでいいのか分からないとか、研修の場というのが無くて困っているなと思い、自分は文庫で子どもゆめ基金の助成金をもらって実施したが、全部の小中学校に案内をしても、それがボランティアさんになかなか届かない。本当に周知できなかったこともあるので、本当は公共のところが実施していただければと思っている。

【事務局】
そういったことについては今後、長崎市立図書館でも充実していきたいと思う。

【会長】
何年も前、図書センターの時代に、読書ボランティア講座というのがあった。今もこのようなご要望があるのなら、ご検討いただければと思う。

【事務局】
現在、ボランティアさんについては長崎市立図書館でも100人ほどおり、読み語りボランティア、配架のボランティア、クリッピングとかいろいろな種類のボランティアがいる。読み語りボランティアについてはスキルアップの研修を行っている。

【委員】
2ヶ月に1回自分も参加しているが、それは市立図書館の読み語りボランティアとしてどこかに行く人が対象で、市立図書館のボランティアに登録していないと参加できない講座である。一般の小学生のお母さんとかは参加できないので、ちょっと違うのかなと思う。でも、確かに読み語りボランティアに今年入って、すごく研修は充実していると思っている。

【会長】
ご要望に応えられるものなら、ぜひご検討してほしい。

【事務局】
検討させていただきたい。ありがとうございます。

【委員】
つい先日のことだが、複写を利用した。学校に関係ある読み語りの資料だったので領収書をいただきたいとお願いしたら、3階事務室へ行くように言われた。管理しているのが長崎市になるのか。

【事務局】
領収書については、その担当がいる。スタッフが50人から60人いるが、その全員が処理をできるわけではなく、3階にいる数人の職員が専門にしている。

【委員】
それはわかるが、利用者としては、1階でコピーが終わってわざわざ3階まで領収書をもらいに行くことは、しかもその時は急いでいたので、行けないと言った。事情はわかるが、普通ならどこでコピーを取ってもその場で領収書をもらえるのに、どうなのかと思った。

【事務局】
連携が悪かったのかもしれない。

【委員】
もし1階で領収書をいただけたらありがたい。

【事務局】
経理的な書類なので1階には置けないと思うが、3階のほうに連絡して領収書を作って持って来ることはできたのかなと思う。わざわざ3階まで上がってくださいとかいうよりは、下でお待ちいただくほうがよい。

【委員】
1階で領収書を出すのは無理ということなのか。

【事務局】
基本的にいろいろな業務があるので、経理に関しては3階の職員しかしていない。市役所の職員もそうなのだが、経理担当しかお金や領収書は扱えないというような決まりがある。しかし、3階まで来ていただくのはご足労かけすぎかと思うので、今後は連携を取って、それだけのためにわざわざ3階まで上がっていただくことがないような形を考えたい。

【会長】
今回の協議についてはこれで終了としたい。事務局から連絡事項をお願いする。

【事務局】
本協議会については、年2回開催している。平成26年度についても年2回を予定している。次回は8月頃の開催予定で、事前に文書にてご案内するので、出席をお願いしたい。また、本日の協議会のご案内に書いていたが、新しく協議会委員になられた方に館内をご案内するので、お時間のある委員の方はぜひご参加いただきたい。

【会長】
以上をもって平成25年度第2回長崎市図書館協議会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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