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平成26年度第1回 長崎市清掃審議会

更新日:2015年2月16日 ページID:026456

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境政策課

会議名

平成26年度第1回 長崎市清掃審議会

日時

平成26年11月20日(木曜日) 10時30分~11時25分

場所

長崎県市町村会館4階 第1会議室(長崎市栄町4-9)

議題

(1)長崎市清掃事業の概要について 
(2)新西工場稼働に伴うごみの分別変更について 
(3)その他

審議結果

(1)長崎市の清掃事業の概要について
<環境政策課長の説明後、質疑に入る。>

【会長】
清掃事業概要の中で長野県飯田市派遣というのは、新西工場が稼働することに伴い勉強させるために派遣させていると理解してよいか。

【事務局】
長野県飯田市は全国でも有名な環境の先進都市であり、環境全般について学び、今後、長崎市の環境行政に活かしてもらうために職員を派遣している。また、長野県飯田市からも長崎市の観光について学ぶために長崎市文化観光部へ派遣職員がきている。両市がお互いに職員を派遣している。
福島県いわき市の派遣については、震災の関係で復興事業の支援をしている。

(2)新西工場稼働に伴うごみの分別変更について
<廃棄物対策課長及び環境整備課長の説明後、質疑に入る。>

【会長】
240tの施設を現在建設中であると説明があったが、120tの炉が2基でよかったか。

【事務局】
ご指摘のとおり120tの炉が2基ある。なお、現在の西工場は200tの炉が2基ある。

【委員】
資料の分別変更の目的を読んだ時、廃プラスチックごみ等というのがはじめピンとこなかった。資料を読んでいくうちに、青色の袋に入れているプラスチックのごみが廃プラスチック等であり、それを赤色の袋に入れ、黄色の袋に入れているごみというのは従来通りの分別を継続するということだが、青色の袋に何が入っているか自分の中でよく理解してなかった。パンフレットの折り込み等により、多くの市民に対し周知、啓発活動を行うと資料に書いてあるが、周知が非常に大切であると私は感じたがいかがなものか。また、以前、燃やせるごみと燃やせないごみで選別しないと炉がかなり痛むと聞いたことがある。炉の耐久性というか温度に対する耐久性はかなり高いのか。

【事務局】
現在の西工場は昭和54年の稼働開始で平成8年から9年に大規模な改造を行ったが、プラスチックを燃やすと排ガス処理設備が脆弱でありダイオキシン等の濃度が高くなる恐れがあるため、現在、プラスチックを燃やしていない。東工場は、平成13年から平成14年にダイオキシン対策工事で排ガス設備を強化しており、プラスチックを燃やしても支障はない。ただ全市的に統一するため、新西工場が稼働したら全市的に廃プラスチックごみ等を燃やすことになる。当然のことながら新西工場の炉そのものの対策及び排ガス処理設備は東工場と同等あるいはそれ以上に充実しており、燃やしても炉に影響がないということでご理解いただきたい。
ごみの分別関係について、確かにプラスチック類のどれが燃やせるごみに該当するのか非常に分かりづらい部分がある。そういうことで、現在、どのごみがどの袋に該当するかを市民に理解してもらうため、ごみの分け方のチラシやごみの分別一覧表のチラシを作って周知、啓発を行っている。今回のごみの分別変更についても、市民に分かりやすく説明できるようなチラシを作る取組みをしたい。

【委員】
サーマルリサイクル(廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用すること。)を目的としてプラスチックを燃やすということであれば、結局、プラスチック製容器包装に入れているプラスチックも燃やしてもよいのではないか。

【事務局】
プラスチック製容器のリサイクル法で、リサイクルできるものはリサイクルすることになっており、黄色の袋に入れているごみについてはリサイクルしている。そのため、黄色の袋のごみについては継続してリサイクルしたい。

【委員】
生ごみ等を燃やすことで大量の油を使うのではないか。今回のごみの分別変更で、廃プラスチックごみ等を燃やせるごみに入れるということで、資料の下の方に分別変更品目が書いているが、これ以上にプラスチックを増やした方が油の軽減につながるのではないか。

【事務局】
現在の西工場や東工場は、炉の立上げ時に油を使うが、ごみが燃えだすとごみが自燃するため油を使うことはない。

【委員】
先程の説明によれば、間違ってトレイ等を入れても炉の問題はないと受け取れる。廃プラスチックごみ等を燃やすことになると、今までリサイクルに回していたトレイ等も一緒に赤い袋の燃やせるごみへ入れてしまうのではないか。

【事務局】
全てのごみ量と再資源化したごみ量との比率(リサイクル率)を向上したいと考えているので、トレイ等については、従来通りにリサイクルをしていく。今ある資源を有効に活用し、循環型社会を形成していく趣旨である。ごみの分別とは別にリサイクルの必要性を市民によく理解してもらうための取組みを強化していきたい。

【会長】
分別変更品目を市民への周知に1年半から2年はかかる。ゴム製品。例えば、ゴム手袋、おもちゃ。革製品。例えば、くつ、バック、ジャンパーが資料に書いてある。くつにもゴム製品は多々ある。我々が指導する立場としては、市民が理解するのに時間がかかる気がする。資料の中に、「指定袋に入る大きさのものに限る。指定袋に入らないものについては、従来通り粗大ごみ扱いとする。」とある。我々は、袋に入るように切断してごみ袋に入れることになる。ごみの分別変更については、やってみないと成果が分からない部分もある。これからは、循環型社会、欲を言えば持続可能な社会に舵を切っていかなければならない。

【事務局】
ごみの分別変更について少し補足をさせていただきたい。今回のごみの分別変更については、熱量が増えるので発電量が増えるというねらいもある。もう一つのねらいとして、三京クリーンランド埋立処分場があるが、埋立処分場は地元の方に了解を得て新たに作るのが難しい施設であるので、我々としては1年でも埋立処分場の延命化を図りたい。今まで、燃やせるごみや廃プラスチック製品等は全て埋め立てており、燃やすと灰になり容積が10%程度になるといわれている。灰は三京クリーンランドに埋めなければならないが、廃プラスチック製品等の量を少しでも減らして埋立処分場を長く持たせたいというねらいもあることをご理解いただきたい。このことについて、我々は非常に大きなことであると考えている。埋立処分場を持たない他の都市では、灰自体や埋めるもの自体をリサイクルしたり、他の都市へ持っていったりしなければならないためかなりのお金がかかる。長崎市は、埋立処分場を持っており、40年から50年は持つと言われている。それから、先程委員がおっしゃった通りリサイクルをするために黄色の袋に入れていたごみが、赤色の袋に入ってくる可能性があることを我々は心配している。このことについては、市民の理解を得ながら、自治会へ説明に行ったり、パンフレットを作成したりしながら、周知、啓発を図り、一生懸命やっていくしかない。今回のごみの分別変更については、清掃審議会の委員の意見を踏まえながら最終的に長崎市の意思決定をしていきたい。

【会長】
ごみの分別変更については、行政サイドとして、時間をかけて丁寧に市民に説明するしかない気がする。説明会では、パンフレットだけではなく現物を現場に持ってきて、「今まではこっちのごみ袋でした。しかし、今度からこっちのごみ袋にお願いします。」という形でやってもらった方が我々としては分かりやすいのでお願いしたい。

(3)その他
【会長】
環境問題というのは幅が広く奥が深い。我々地域住民、行政、企業、この3者が義務と責任をしっかり果たしていかなければならない。我々地域住民は、何をすればよいのか何ができるのかということをはっきり自覚する必要がある。行政は、法的な処置などをする必要がある。企業は、企業の義務として対応する必要がある。そうしなければ持続可能な循環型社会ということはまず形成されない。委員の皆様が環境という意識を深め、いろんなところでご指導していただきたい。

【事務局】
今後、資料の内容について質問事項や確認事項があれば連絡していただきたい。清掃審議会の委員意見を踏まえて、ごみの分別変更について考えていかなければいけないのでよろしくお願いしたい。それから、清掃審議会なのでごみの問題が主になるが、自然保護の問題や温暖化の問題も我々環境部として所管となっているので、意見があれば是非話を聞かせていただき、行政として責任を果たしていきたいと思っているのでよろしくお願いしたい。

【会長】
本日はこれをもって閉会とする。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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