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平成26年度第2回 長崎市スポーツ推進審議会

更新日:2014年12月2日 ページID:026340

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部 スポーツ振興課

会議名

平成26年度第2回 長崎市スポーツ推進審議会

日時

平成26年10月3日(金曜日) 13時58分~16時

場所

長崎市民会館2階 第4研修室

議題

長崎市スポーツ推進計画について

審議結果

<配付資料:別資料1(差替)「長崎市スポーツ推進計画(案)」>

【事務局】
別資料1(差替)の1ページの「1) 計画策定の背景」の文章の最後に、「長崎がんばらんば国体及び長崎がんばらんば大会の成果と課題を踏まえつつ、本計画期間の最終年度に開催される2020年度東京オリンピック・パラリンピックに繋げることを目指しています。」との文章を追加し、国体から東京オリンピックに繋げていくことを目標として示した。
次に5ページの計画策定の背景において、文章を追加したことに伴い、本計画の計画期間を示す表に、「長崎がんばらんば国体及び長崎がんばらんば大会」、「東京オリンピック・パラリンピック」の文言を追記した。本計画が始まる前の平成26年度に長崎国体が開催され、本計画の最終年度に東京オリンピックが開催されることとなり、この東京オリンピックを目指して本計画を進めていきたいと考えている。
次に7ページにおいて、前回配付した別資料1の、第3章の各項目のおける表の中で、「今後の具体的施策」と記載していた部分を、「今後の取組」という表現に変更した。これは各々の施策が予算を伴う場合、現段階で予算の裏付けがないため、本計画に記載するにあたって具体的に記載するのが困難であることから、「今後の取組」という表現に変更したものである。なお、次ページ以降の表についても、「今後の取組」という表現に変更している。
次に14ページの3「住民が主体的に参画する地域のスポーツ環境の整備」の目標欄の最後にて、「スポーツ施設の充実」と記載していた箇所を、「スポーツ施設の利用促進」という表現に変更した。これは、現在厳しい財政状況にある本市において、既存の公共施設を 有効活用することを基本的な考え方としていることから、このように変更したものである。
別紙1(差替)の変更点等についての説明は以上であるが、本日は本計画(案)に記載している内容について、委員の貴重な意見をいただきたい。
この計画案について、意見があれば意見をいただきたいとしているが、なかなか意見が出にくいようなので、項目ごとに検討する方法はどうか。例えば7ページの一番上に「第3章 目標及び今後の取組み」とあるが、その中の「1 子どものスポーツ機会の充実」について、まず検討し、終わった後に今度は11ページの「2 ライフステージに応じた運動・スポーツ活動の推進」の検討を行い、項目ごとに検討してもらいたい。

【委員】
今年8月の夏休みに小学生バレーボール大会の全国大会に行ってきた。そこで準優勝になった。子ども達が1回戦から頑張っていて、決勝まで行けたというのはすごいことだと思った。子どもはちょっと教えれば、すぐに飲み込んで、教えたことを次の試合で出すことができ、子どもの力はすごいと思った。私は小学生の頃に全国大会に行ったことがなかったので、今の子ども達はすごいと思って見ていた。
それは長崎市スポーツ振興課などいろいろなことを考えているから、全国大会でも活躍できると感謝している。

【委員】
小学校で部活動をやっている子ども達は、運動を一生懸命やっている。そして、いろいろな体力測定などで全国平均値より上の測定値を示している。しかし何もやっていない子ども達がいるので、部活動などに入れて小さい時に運動をしっかりやってくださいと、もう少し小学校の校長先生はじめ先生達の指導があれば、また違うだろうと思う。
子ども達は先生の言うことをよく聞く。特に小学生の場合はそうである。もう少し部活動に参加する子どもを増やすとよい。しかし部活をするのにはお金も要る。服装や遠征費、道具代などいろいろ必要なので、経済的な面も考慮してほしい。
私は、中学生の場合も全員が部活に入り、何らかの運動をやるような時代に早く持っていくべきではないかと思っている。

【事務局】
現状から言うと、長崎市内の中学校では約70%が部活動に入って活動している。小学校は部活動があるのは71校中39校で、あとは社会体育という形である。
学校教育、公共施設管理下に課外クラブというものがあって、あとは地域で作るスポーツクラブやソフトボールなどには自治会でできているのが多い。課外クラブについては、長崎県下で小学校の課外クラブとして位置付けているのは長崎市だけで、他自治体は社会体育となっている。
課外クラブに入ることによって先生も関わりやすいし、補助金を支出することもできるので、その辺りの底辺を広げていこうと、小学校の場合は指導者が先生の中にいないこともあるので、部活動については、子ども達がより良い環境で部活動ができるようになるべく支援する具体的な方策を取っているつもりであるが、ちょっと問題だと思っている。

【委員】
この前、テレビで子どものロコモ(ロコモティブシンドロームの略称。運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態になること。)予備軍が増えているのではないかという放送があった。これは腰痛や肩こりなど、大人が抱えている悩みを既に子どもが抱えていることが多い。解決するには「時間」「空間」「仲間」を作る、この3間が大事になる。そして、幼い時からの運動、体全体を動かすような、遊ぶことがとても大事である。教育でも何でもそうだが、幼児期が非常に大事だと思う。幼稚園とか保育所とかそういう所でも同じである。
昔は小学校の休み時間などに走ること、走れ走れ走れ運動や持久走大会をしていたが、時間が削られてきて、なかなかできない気がする。そういう運動を授業では無理かもしれないが、休み時間などに学校が推し進めるというようなことをしてほしい。
そして、いろいろクラブがあるが、そこでスポーツをしたというだけでは駄目だと思う。いろいろなところと連携しながら、どこでも一緒になってするということが大事なので、学校、保護者、課外クラブ、競技会などみんなで連携しながら、率先して子ども達を運動に走らせなきゃいけないという意識を高めないといけないと思う。

【事務局】
教育委員会としては、学校、家庭、地域、教育委員会が4つの柱になって、子ども達の運動能力の向上、そして基礎的習慣の拡張を進めている。
そういう中で基礎的体力の向上の部分について、まず登下校できちんと歩こう、あるいは休み時間には外で遊ぼうといった指導もしている。そして教師の指導力の向上として、研修等を行っている。さらに、運動部活動としては、課外クラブ振興会などと連携を取りながら、体を動かすことからスポーツへ繋げていこうといった動きをしている。
学習指導要領では、小学校1年生から4年生くらいまでは「体を動かすことを覚えましょう。」、小学校5年生から中学校2年生くらいまでは「いろいろな競技に触れてみましょう。」、中学校3年生から高校にかけては「1つ、自分がずっと続けていくような競技、生涯スポーツを進めていきましょう。」といった基本的な考え方になっている。その基本的な考え方があって、先ほど申し上げた地域、家庭、教育委員会、学校が連携しながらやっていくような方向性で私達も模索している。

【委員】
私はスポーツ少年団で地域の活動をやっている。現状を言うと課外クラブが39あり、それとスポーツ少年団が地域で子どもが減っているということで、子どもの取り合いになっている。
それと青少年育成協議会やスポーツ推進委員など、いろいろ活動をされていると話があるが、私は20数年間活動しているが、協議会や推進委員と一緒に話をしたという経緯は一つもない。皆さん独立してやっているような気がする。
課外クラブは4年生以上が入れるのが無理になって、地域の普通のクラブにして、いくつかの学校の児童と一緒にやっているというのもある。
所管課で分かれており、こういうのがあるからバラバラになっているのだと思う。だから、その辺をどうにかできないのかと思う。今から地域でやっていかないと子どもがいなくなる。いくらスポーツクラブ、課外クラブがあったとしても、大きな単位でやっていかないと、今後子どもはスポーツをやっていけないのかと思っている。その辺を考えてほしいと思う。

【事務局】
私は従前、市民生活部の自治振興課長をしていて、自治会を担当していた。その中で、よく自治会長から、子どもの数は減っていると言われた。元々子ども会があったのに、子ども会を解散せざるを得なくなったという現状もある。
そして学校現場の状況から言うと、各学校とも児童、生徒数は減少している。長崎市としては、そういった課外クラブの活動等ができるような規模の学校の適正化をどう進めていくべきかということで、検討を進めているところである。

【委員】
高校教諭をしているが、ソフトボールの授業が成り立たない。ボールがバットに当たらない。ボールを遠くに投げきれない。しかしサッカーは上手である。やはり小さい時にいろいろな動きを覚えている。以前は中学校くらいから自分の専門競技をしていたが、今は高校も中学もだが、もうカリキュラム自体も変わっているので、自分の好きなスポーツをやっている。自分はバレーボールしかできないからバレーボールをやる。バレーボールをすれば成績が5だが、バスケットボールをしたら3か2だというふうになっている。
小学校まではいろいろなスポーツをさせてないと、スポーツの充実を考えた時に、子ども達が運動する機会が減っているのは間違いないと思う。子ども達は塾に行くから遊ぶ時間がない。二極化しており、運動する子は、スイミングスクールに通ったり極端に練習に行く。以前は地域でソフトボール大会、ドッジボール大会、バレーボール大会を地域ごとにやっていたので、そこでいろいろな形でスポーツに親しめたが、それも今はあまりない。
そうなった時に、どこで主導権を握るかである。戦後の日本がここまできたのは学校体育からのスタートだと思う。今、学校体育の中で跳び箱や鉄棒などで身体の感覚を覚えるのが、小学校1年生から4年生ぐらいまでである。そこで転んだり、前回りをしてみたり、横の動きをしたり、ぶら下がったりなど、今は全然なってないのかと思う。体育の時間でも以前は逆上がりできるまで残されていたが、今はそれをするといろいろな問題が出てくるので、先生も一歩引いている。しかし、そういうことをやることによって達成感を味わい、また頑張ろうかとなる。一回できれば、ずっとできるようになる。
以前は、ある程度運動ができた先生だったが、今は頭が良くても運動したことのない先生もたくさんいるので、そういう人が教えるからピントがずれている。だから、小学校の体育でしっかり体育を教えることができる先生を受け入れる。小学校に体育のできる先生を配置して、まず体育の授業を充実させる。そして、その先生が中心となって、遊びの時間もうまく楽しい遊びをさせる。そうしていけば、どんどん変わってくるのではないかと思う。
また、今公園等の遊具がなくなっている。以前は遊具で危険なことをしながら運動能力が高まっていたが、今はそれを全部設置者である市に文句を言ってくる。それは親の責任だろうと思うが、我々はそれで覚えてきて今があると思うが、今からの子ども達はかわいそうだなと思う。持っている能力はたくさんあり、鍛えてやればいくらでも能力が上がるのに、今はみんながすぐ危ないからと言って何もできない状況である。その根本的なところが、どうにかならないかと思う。体育の授業のところからのスタートではないという感じがする。

【事務局】
委員からの意見はそうだと思う。体育の特典であるが、遊びや体を動かすことは、楽しいんだと、そういうことから運動に繋げていかないといけないのではないかと考えている。指摘の中に教師、指導者の資質向上の話もあったが、教育委員会としても極力、努力をして資質向上の場を設けていきたいと考えている。

【委員】
先ほどの話にもあったとおり、体育から始めていくことがとても大事であるということは、そうだと思うのだが、それがどのようにスポーツに繋がっていくのかということも考えないといけない。
「体育」イコール「競技スポーツに繋がる」ということに特化してしまっている。これからの時代に問題が出てくる。だからこそ、生涯スポーツという考え方をしていくのだが。その生涯スポーツは基本的に、ある特定のスポーツに親しもうということで動いている。
体育という考え方からすると、先ほどからの話のとおり、多様な動きの育成から体力の向上というものが生み出されていく。
しかし、あるスポーツが上手になると、それはそのスポーツに使える体力であり、人間全体の体力という部分にはなかなか繋がりきれないという現状がある。
そういうふうに考えていくと、例えば、この会はスポーツに関する会であるが、この会では逆の立場からスポーツはこういうふうにやっていけるのだから、体育はこういうふうにできるでしょうということに対する意見に持って行けるのではないかと思う。

【事務局】
前回の意見の中で出てきた、がんばらんば体操をどう繋げていくのかという話があって、それと、今回の「子どものスポーツ機会の充実」の中に入るのか事務局として検討したが、健康の問題じゃないかという意見もあった。もう一つラジオ体操をどう位置づけるのか。事務局でも議論していたが、なかなか入れきれなかったので委員の意見を参考にしたい。これはもういいよという話なのか、この「子どものスポーツ機会の充実」に入れるならば、どこなのかという意見をもらいたい。

【委員】
私達の時代はラジオ体操を運動会の前にみっちり鍛えられた。基本的なことを叩き込まれた世代である。今の子ども達のラジオ体操に参加してみると、どこの運動をしているのか、何の運動をしているのかというような動きである。だから学校教育の現場でラジオ体操を教えるという機会があるものかどうか不審に思っていた。
その中で、がんばらんば体操は曲が鳴り出すと、子ども達は結構楽しそうに動く。だから、まずは1週間に1回でも、がんばらんばの日を設けて、曲を昼休みにでも流して、子ども達が楽しく動くということから継続したらどうかと思っている。

【事務局】
前回も指摘がありましたがんばらんば体操について、今各学校で100%実施をしている。各学校にがんばらんば体操のDVDを配付している。せっかく始めたことなので、そういった教材等を利用しながら今後も体を動かす一つの手法として、学校で継続されていくように私達からも引き続き学校と相談していきたいと思っている

【委員】
がんばらんば体操は動きが早くて結構難しい。

【委員】
がんばらんば体操の中には3つの段階がある。健常者で立って動ける人は、がんばらんば編、げんきアップ編がある。立ってはできないけど、椅子に座ってだったら上半身動けるときは、すこやか編の3つのパターンがあるので、その方々に応じて私達も指導している。
子ども達は一番ハードな、がんばらんば編が大好きである。曲のノリや動きも好きである。今の子ども達は学校でもダンスを取り入れられるようになったので、そういう観念からいくと、いいのではないかと思う。

【委員】
私は、保育所や中学校の運動会に行くことが多い。この前、保育所に行ったら、体育の男性の先生が5歳児を教えていたが、結構子ども達は覚えてやっている。それが小学校に上がった時に、継続できるかということが大切だと思った。
中学校に行くと、先ほど言われたように数が少ないため中学校2年生の女の子がソフトボールをしていても人数が足りない。例えば横尾中学校と深堀中学校と合同で試合に出る。しかも長崎市はソフトボールのチームを合同で作っても3チームしかできない。そして県大会に出るとなったら、その3チームで、また合同する必要がある。
そのようなことを聞くので、お互いに助け合うとか、お互いに寄付をどういうふうにするのかと思う。日頃から一緒に合同で練習ができないから技術は伸びない。人数が少ないスポーツになっている。最近の状況はそうである。子ども達は動きたいのだろうと思う。そこをどういうふうに地域の中でしたらいいのかとたびたび思う。

【委員】
中学校ではNHKのラジオ体操は指導しないのか。

【事務局】
指導内容には入っていない。運動会でラジオ体操をする小中学校は、運動会の練習の中でする。体育の授業の中ではしない。

【委員】
私は山里中学校の運動会を観に行くが、NHKのラジオ体操を取り入れている。
それから、がんばらんば体操については、まだ小学生は覚えていない。中学生はうまい。中学生の場合は100%覚えている。山里小学生は育成協で運動会をするが、中学生を動員して、がんばらんば体操を準備体操としている。小学生はまだ覚えていないという状況である。がんばらんば体操が3種類あることも知っているが、高齢者向けのパターンをやってくれとは、なかなか言えない部分もある。通常のパターンは、ちょっとテンポが早い。

【委員】
この頃、ぶっつけ本番がよくある。例えば、県民体育祭でも国体でも入場行進があるが、わざわざ行進の練習をしなければ、分からないということがある。
昔は小学校の頃から、本番前に何回か練習をやって、こうあるべきだというようなことを私達はさせられてきた。それが普段からの常識としてそういうのが頭に入った。
例えば4列縦隊など、今の子どもや大きくなった人でも、身に付いていないように思う。どうしてかと思ったら、本番はやるのだが、本番をやる前に準備行動というのが、この頃の教育は少し欠けているのではないかというような気がしている。
それは、体育で使う時間がないと言えばそれまでなのだが、ほとんどぶっつけ本番でやっているような気がする。

【事務局】
昔に比べれば確かにそうだと思う。しかしカリキュラムの中にも集団行動の指導は位置付けとして、まだ残っている。だから、運動会前は行進の練習をするし、「前に習え」から始めて、並ぶことの練習をする。しかし実際問題として、そこを徹底をする時間がやはり減っているのも現実である。
結局、発達段階に応じて、1年生からきちんとできるかというと、1年生は元気よく手を振って歩こう、中学年になったら横の列が綺麗に揃うように意識して歩こうなど、それぞれの発達段階に合わせ、小学校については指導を行っている。
中学校については、ある程度指導を行っていて、中体連などできちんと歩くような練習をしているので、それが全く無くなっているということはないと思う。
しかしそういう機会は前と比べて減っているというのは現実であるというふうに考えている。

【委員】
先ほど幼児期が大切だと言っていたが、7ページから学校などいろいろなところがあるが、幼児課が関わっているのはこの3番で、保育所とか幼稚園と保育所の一元化などいろいろ連携をすごくしていると思う。幼稚園が小学校に来たり、保育所が小学校に来たり、一緒にしているところも増えてきているが、ここでは幼稚園や保育所の話が全然出てこない。
幼児期に家庭でもっともっと体を動かして、スポーツに結びつくようなものになればいいが、それが少し望めないような状況なので、幼稚園や保育所でもっともっと運動させるような、積極的に体を動かすような方策が必要と思う。この中に幼稚園、保育所という文言がないのはどうかと思う。

【事務局】
確かに7ページの「幼児期からの子どもの体力向上方策の推進」のところで、幼稚園、保育所での取り組みについては書かれていないので、事務局で表現の仕方等を変えて、そういった文言を入れるような形で修正をしたいと思う。
子どもが少なくなってきている。そういう現状で子どもがどういったスポーツをするかの選択、多ければいろいろなスポーツができるが、団体スポーツなどそういったものが非常に難しくなってきているという現状があると思う。
そういったものを解決するためにどうすればいいのか。今後の取り組みやそういうものの議論がどうなのかを踏まえて検討する必要がある。この前、スポーツ少年団に直接話を伺い、そういう現状と課題があって、今後どうすればいいのかというのがあった。

【委員】
スポーツ少年団で、例えばダイヤランドができた時に大人のソフトボールチームができて、その後、その子ども達のためにソフトボールのチームができた。そして学校ができて、小学校の子どもを入れて、小学校だけの地域のクラブということでやっていた。その時は、3クラスくらいあった。
その後、小学校の中でいろいろなクラブができた。サッカーやバレーボールなどのクラブができた。しかしそれとは逆に子どもが1クラスか2クラスに減っていった。そうなってくると子どもの取り合いになってしまっている。
それで私が思っているのは、中学校区などの大きさまで広げて、地域でやっていかないと、やれない現状になってきている。子どもが減って、クラブ活動がうまくできない状況にあるというのが一番大きな問題じゃないかと思う。子どもの取り合いになっている。

【事務局】
例えば、一つの中学校ではラグビーばかりしている。そういう形もあり、たくさんしていくと、まとまった数のクラブがなかなかできなくなってくる。ここの学校は何をするという形はできないのかと思う。

【委員】
そう思う。例えば、ここの小学校はサッカーをする、ここの小学校は野球、ソフトボールでもいい。どっちか選んですればいいとは思う。それができないならば地域でやる。普通の運動は学校でやってもらいたいと思う。

【委員】
8月30日に、ビッグNでスポーツをしましょうという会があった。私も4人ほどで出かけ780人くらいの参加者がいた。子ども達が走り回って、それが6時から8時まで。やめたくないけど、8時までと決まっていたが、それだけの人が動きたい、スポーツしたいって気持ちはあるので、まんざらじゃないのではないのかと私は思った。今年4回目で毎年8月の終わり頃にしている。
それからもう一つ。11月に松山公園で、子ども達のスポーツ教室をしている。それにも結構参加者がいるので、スポーツに関心がないということはないと思う。そういう機会があるので、そういう機会から、子ども達がスポーツに目覚めていくところが大事だと思う。

【事務局】
それは小さい子からということか。幼児期からも含めてということか。

【委員】
そうである。幼児期の子ども達もたくさん来ている。ラケットを持ったり、ボール持ったりさせないと興味を持たないので。そういう機会を狙っている。スポーツをさせたいという思いがある。

【委員】
もし情報を持っていたら教えてもらいたいが、民間スポーツクラブにどれくらいの子ども達が来ているのか。それがどれくらい影響して、それが取り合いになっているのかわかるか。

【委員】
小学生のソフトボールクラブは多いのか。

【委員】
市内で39くらいある。

【事務局】
スポーツ少年団の登録は110くらいある。

【委員】
アンケートで、スポーツ少年団の認知度が低いと書いてあるが、これはアンケートに答えている人は50、60歳代が多いから低いのではないかと思う。
スポーツ少年団で年に1回全競技の方が集まって、体育祭のようなものをしている。1月には体力測定をやっている。そういう機会や形で各地区行っている。

【委員】
幼児期でも頑張っているから、小学校に続くようにと思う。

【事務局】
スポーツをする子としない子、子ども達の二極化は好ましくないという話があったが、好ましくなければ、この次どうすればいいのかというところの取り組みについては、こういう形でいいのなどの意見はないか。

【委員】
基本的には学校体育を頑張らなくてはいけない。学校が支えるべきだという考えが私にはある。

【事務局】
先ほど幼稚園とか保育所という意見もあったがどうか。

【委員】
学校と園で考える。そうすると幼稚園や保育所も入り、そうなってくると外部指導者が増える。体育やスポーツを教えられる指導者が必要という話が出てくる。中学校、高校、大学がどうやって幼稚園などに関わっていくか、大学生をどう活用していくかについても考えなければいけない。
例えば、市でも小学校体育活動コーディネーターなどに取り組んでいると思うが、そこで大学生がどのくらい関係できるのか考えなくてはいけない。学生自体は動きたがったり、指導をしたがっている。大学の視点からすると授業があるので、その兼ね合いは考えなければいけない。
学校教員に頼っていると、とても大変な状況になると思うので。そこをどうやって住み分けをしていくかについて考えなければいけないと思っている。

【事務局】
トップアスリートと子ども達が触れ合うことはどうなのか。スポーツに対する親しみが出てくるのかどうか。

【委員】
バレーボール教室などでは小学生を集めて一緒にやったりはしている。

【委員】
トップアスリート育成教育をしていたが、バスケットボールの濱口選手や新体操の選手を呼んだりしている。やはり有名選手を呼ぶと、憧れの人なので子ども達はたくさん集まってきた。
総合計画の時も言ったが、そういうトップアスリートを呼ぶ予算がない。TVでしている「課外授業ようこそ先輩」を市で行えないかという話をして駄目だったが、トップアスリートを呼んだ時子ども達の目がきらきら輝いて良かった。

【事務局】
学校体育の中でも、文科省で「学校地域まるごと体力向上支援事業」というのがある。昨年、県のモデル校として市内5つの小学校を指定し、大学生や教員の資格を持っているが、まだ教員になっていない人を体育の授業の補助に入れ、専門的な担任の先生と、専門の先生と一緒になって体育の授業をするという試みをしている。
トップアスリートについては、昨年、体操の池谷選手とアジア大会で金メダルを取った右代選手の2人を呼ぶ5校を回り、子ども達に講演会、それと実技をちょっと教えたり、見せたりなどしている。
しかし市単独で実施するとなると予算がなかなかないので、なるべくそういう国の事業を活用しながら、全部とはいかないが、少しずつ進めているところである。

【委員】
今の話に関連して、文科省が総合型地域スポーツクラブに対して助成をしている。トップアスリートやスポーツクラブが、どこか中心になって頑張ってもらえれば、そこに巡回指導ということでトップアスリートだった人を含めて指導費を払える。そのような形で予算取りをしたらと思う。

【委員】
今、トップアスリートを呼んで、現にこうやっているということを言われたが、どこでやられたか知らない。呼んでいること自体私達は知らない。そういうのをもっとみんなに知らせてほしい。是非継続してほしい。
私の後輩でロンドンパラリンピックのフルマラソン4位の副島君は、福岡から諌早市に戻ってきて、何をしようかと相談に乗ったりしたが、結果的に諌早市の商工会議所のメンバーがバックアップをしてくれて、アスリートクラブを立ち上げた。そこに車椅子の高校生と22歳ぐらいの子が4人くらいの若い子が彼の下で日々、トレーニングしている。ジュニアの子が彼に憧れて入った。
そうやって、彼一人ではできなかったが、地元の商工会議所がバックアップしてくれたおかげで、若いアスリートが育ってくると思う。リオ、東京に続く。
私の息子は、子どもの時スポーツ少年団に入りソフトボールを始めて、野球をやり、高校に行ってバドミントンをやった。全然、関連性がないわけではないが、投げるというのと、ラケットを振るというような動作があるので、関連性はある。
私達は何をしたかというと、私はまだ現役でバドミントンをやっているので、車椅子だがちょっとした相手くらいできるが自分でできることは何かと思った時に、遠征の時の車出しやノックする時の球拾いなどをした。やはり常々思うが、非行の問題にしても同じだが、親がいかにして関わるかによって子ども達というのは変わってくる。ちゃんとと言ったらおかしいが、間違ったことをしたりもするが、そういう地域のスポーツクラブなど、親がいかに関わっていくかということが一番大事なのかと思う。
親が関わりやすいような小さい頃だったら、ある程度、親が指導すれば従う。なので地域の子ども達の体力を向上させるために、何かを目指す、この子が元気に育つためにという観点からでも、親がいかに関わっていくかっていうことが大事じゃないかと思う。

【委員】
小浦の里の人は元気がある。元気はあるけどちょっと大変な状態の人もいるが、そこで1年に1回スポーツ教室をしている。スポーツ推進計画の中にもっと障害者のスポーツも入れて欲しいと思う。

【事務局】
最初に意見がなかなか出なかったということで、事務局から項目ごとに意見を出してほしいとお願いしたが、いろいろなことについての意見が出てきているので、項目に関係なく意見を出してほしい。

【委員】
このスポーツ推進計画(案)を一つ一つ読んでいったら、私達高齢者としては答えることができるようなものじゃないと思ったが、生涯スポーツとしてただ私達が楽しむだけではなく、障害者、子ども達のために教室を作って、やっているということをグラウンド・ゴルフ協会の会長達と話し合って、意見としてスポーツ振興課に出した。
だから、そこのところを進めてもらえると、それは生涯スポーツとしても生きるのではないかと思った。幼児期から高齢者も障害を持っていても、スポーツは大事だというところを分かってもらえると思って言った。

【事務局】
長崎市体育協会に所属する各競技団体等に今回の推進計画の案について意見を出してほしいと照会をかけている。先ほど言われたように、グラウンド・ゴルフ協会からも意見をもらっているところであるが、まだ回答をもらっていない団体もあるので、それを全部集約してから、この計画案に反映して次回の審議会に示そうと思っている。そういう段階であるので、現在のスポーツ推進計画(案)にはグラウンド・ゴルフ協会の意見は反映していない状況である。

【委員】
ビッグNでの行事は三菱重工が主催者となり、ある子どもはバドミントンをやるし、ある子どもは他の競技をする。その中で一つ私が気に掛かっているのが、怪我をしたらどうするのかということが常にある。
特に幼児期の子どもの場合、ある程度フリーにさせたいというような時に、こういう問題がよく出てくる。それをどのように主催者の三菱重工としては解決していくのかと思う。特に行政はそこで問題があり、やろうと思っても怪我をしたらどうするとなり足踏みするようなことが多いと思う。

【事務局】
長崎市でもレクレーションスポーツ教室など、誰もができるニュースポーツなどの教室を年に1回行っている。あと、地域ごとに地域スポーツ教室というものを行っている。そういったイベントを行う場合、長崎市においては、スポーツ障害保険で、事故などがあった時のために保険に入って、実施するようにしている。

【委員】
何のイベントでも保険は大体入っている。しかし問題は保険で済むかということである。大きな怪我でなくても、バドミントンのラケットに子どもが走ってきて当たった場合、保険を使うのがベストだが、そういうことに対して、主催者がどこまで保険を使うのか、なかなか難しい。
私は特に幼児期のスポーツなどをする時にネックになっているのではないかと思う。どうしても親がいけないと教えることを子どもはやりたがる。

【委員】
指導する立場としては子どもから目を離せない。だから私は70代であるが走り回っている。子ども達を教える時の気の使い方は並大抵じゃない。
小浦の里にしても、打ちたい子は打たせないといけないと思っているので、私達が球拾いに行くのに走らないといけない。大変だが1年に1度講師ができるということは、私は元気をもらっていると思っているので、するからには責任があると思っている。気を使わなくてはいけない仕事だと思っている。

【委員】
行政として、どの辺で折り合いをつけるのか非常に難しいだろうが、そこは、ある程度乗り越えていく時期が来ているのではないかと思う。
子どものメタボリックの問題についても、親は痩せているのに、アンバランスな世の中になっている。全部は難しいがこれを解消してほしいと思う。

【事務局】
18ページのスポーツツーリズムという考え方について、スポーツ振興計画の中では「する、みる、支える」という3つの大きな方針があるが、「みる」というスポーツ、例えばプロ野球のフレッシュオールスターがあり、市民が応援に来た。そして県内からもたくさんの人が応援に来た。そういうスポーツと観光というのを組み合わせたような取り組みも長崎市としては、今後進めていきたい。
国体も大きなスポーツツーリズムの一つなので、国体から東京オリンピックに繋げるという意味で、今後、東京オリンピックのキャンプ地等でも手を挙げていきたい。そして、その前の2019年のラグビーワールドカップもある。そのキャンプ地にも手を挙げていきたい。
それと、来年、北京で世界陸上がある。それのキャンプ地にも手を挙げていきたいというところもあるし、そういったものも誘致しながら一流アスリートの練習を市民の人達に、小さい子どもから大人まで触れていくということに取り組んでいきたいと思っている。
そういうスポーツツーリズムの取り組みということで22ページにも記載しているが、アクションプログラムや東京オリンピック・パラリンピックに向けて繋げていくという取り組みも、大きなボリュームで書いているので、その点の考え方や委員の考え方など意見をもらいたい。

【委員】
今、言われたことは私も賛成である。そのためには施設の整備が必要である。国際的なアスリートが大きな大会の前の練習地として来て、長崎市は素晴らしいというような評価を受けないとなかなか来ないと思う。
そのためには、市民会館でしているように、MICEの中でもスポーツができるようにすればいいと思う。私は何回も言っているが、長崎市は中核市としては施設面でまだ十分とは言えない都市だと思う。

【委員】
確かに施設については、まだ不十分な点が多くある。MICEも大分お金を使うから、そういう意見が出ている。その辺をどう取り合わせるか、是非検討してほしい。
造ることとそれを利用するということの両方があり、私達が主に話しているのは利用するということだが、MICEのような話が出てくるとそれでいいのかというふうに考えるので検討してほしい。

【事務局】
MICEについては、スポーツコンベンション、スポーツツーリズムに利用できるというような形で考えられるのではないかと思う。

【委員】
長崎市で行っている長崎ベイサイドマラソン&ウオークについて、私達が受付業務をしていると、北海道から来た人もたくさん来ている。県外からどれくらいの人が来ているのか。

【事務局】
県外からの参加者は全体の2割ぐらいである。

【委員】
来た選手の話を聞いていると、長崎市の観光を兼ねて走りに来たと言われた。そういうランナーが結構いろいろなところの大会に積極的に参加しているので、ベイサイドマラソンも続けて長崎市の観光アピールをしてほしい。
選手や来られた人が長崎市は良かった、人が温かいと言われる。電車に乗って街を回っても、「いつ、どこから来たのか。」と声を掛けてもらう。そういう温かい心のおもてなしが非常に良かったという声を聞くので、是非続けることを願っている。

【事務局】
会長からフルマラソンを考えたらどうかという指摘もあっていたが、フルマラソンはなかなか長崎市の道路状況を見れば難しいが、検討しようと思う。
しかし、福岡市内から糸島市の海岸沿いを走る福岡マラソン、熊本城マラソンなどは申込みと同時にすぐ満員になる。東京マラソンは倍率何倍という状態である。
ベイサイドマラソンは人数的に多く走れない。1,700人くらいの規模でハーフマラソンをしているが、福岡や熊本城だと1万人は集める。1万人くらい集めて全部で3億円くらいかかる事業である。そういう大規模な人を走らせるコースがあれば、ある程度赤字を出さなくて済むような方向でできるのだろうが、多くの人を走らせるというのが難しいコースなので、どうしても規模が小さくなっている。
今後、観光とタイアップしながら、県外の人で宿泊されてベイサイドマラソンに出るという人もいる。
明日Vファーレンの試合が、かきどまり総合運動公園であるが、ファジアーノ岡山という対戦チームで、岡山から1,000人近くが応援に来る。そして、10月26日には、ロアッソ熊本というチームで、熊本から1,000人以上のファンが来る。
そういういろいろな観光交流、スポーツを通じての色んな交流が生まれてくるという、私達はこの中にもスポーツツーリズムという取り組みを入れていきたい。東京オリンピックに向けたスポーツツーリズムに取り組んでいきたい。

【委員】
長崎市は観光という面については、日本一の知名度があるから、これを生かさないという方法はない。スポーツもMICEも同じような考え方でやり、観光とタイアップしてやれば、採算の面にしても、継続性の問題にしても、十分長崎市はできるのではないかと考えている。

【事務局】
先ほど委員からも話があったが、長崎市のスポーツ施設が十分だという形で考えていないが、このスポーツ推進計画の中で16ページの(3)に書いているが、「スポーツ施設の充実」と最初は書いていたが、これについてはスポーツ施設の利用促進という形で、記載を変更している。
これは、どういうことかというと、まず公共施設のマネジメントにおいて、長崎市の公共施設をどれくらい持つかという話があり、MICEにも関わるのだが、そういう考え方の中で、利用する機会のない施設についてはスクラップという考え方もあるので、スポーツ施設であっても利用されなければならないという観点から、まずは利用促進ということを記載している。この点について委員も意見等があったら、意見を言ってほしい。
国体においても新しい施設を造れなくて、既存の施設を最高に生かしたコンパクト国体というような形でしているところもあり、前の国体の時に比べて新しい施設を造るということがなかった。

【委員】
現在ある施設をどのように利用して体力をつけていくのかということから始まって、施設がないということについては、また検討するというようなことになるのではないかと思う。
ブランコが公園からなくなっている。私は幼稚園の頃からブランコに乗るのが楽しみで、上がりすぎてブランコが逆になるほど振ったりした記憶があるのだが、近頃はブランコに当たるのが危ないと言われる。あまり親が危ないと言うのを解消できないものかと思っている。

【委員】
鉄棒もない。

【委員】
鉄棒くらいは欲しいと思う。うんていなども欲しい。

【委員】
ダイヤランドの中には、鉄棒もブランコもある。

【委員】
あんなおもしろい遊具はないと思う。

【事務局】
子どもが怪我したりするとすぐに訴訟になる。もう一つ砂場も昔公園にあったが、犬がおしっこしたり、糞をしたりと非常に汚い。衛生的によくないということで、砂場もほとんどなくなってのではないかと思う。

【委員】
しかし、そういうところをなんとか乗り切ってやらないと、子どもの体を動かしていくということができないのではないかと思う。
結局スポーツという段階の前段階になるのだが、もう親の考え方から変えていかざるを得ない。危ないからと言ったら、町を歩くことから危ないわけである。ずっと家にいることはできないので、やはり親の意識を変えるということが必要になってくる気がする。

【委員】
最近子どもは指導者を見ずに親を見ている。

【事務局】
私の知っている例では、親がなぜ自分の子どもが能力はあるのに出ないんだ、指導者を突き上げており、なかなか指導者のなり手がなくなっている。これは非常に問題なことである。

【委員】
練習試合をすると親が来ているが、子どもを試合に出して、親に実力を見せないと納得しない。そういう時代になっている。

【委員】
非常に難しい。しかし、これは何とか克服しなければいけない。国民的な大きな事柄だと思う。

【委員】
わが子中心になっている。

【委員】
わが子は大事だが、そういう親に限ってわが子のことを良く知らない。
私がもうちょっと若い時は時々外国に行く機会があった。今はグローバル化で他の国の子と一緒にいろいろやるが、そうなった時に日本の子どもは負ける。活発な意見が出ない。
しかし、他の国の子はみんな自分の意見、活発な意見を言うし、自分の意見を持っている。こういう点を、私は非常に危惧している。
これはスポーツじゃないが、大人になってからの行動に繋がっていくと私自身は感じている。是非もっとわいわい言えるような子どもを育てたいと思うが、そこで子どもが怪我したりすると、ついつい二の足を踏むので、そこをなんとかしたいと思う。

【委員】
私がよく言うのは、昔は親ばかがいたが、今はバカ親がいる。先ほども言われたように、子どもが意見できないのはなぜかというと、お母さんが上からずっと言っている。
だから今の子ども達は親に反抗するとか、昔みたいな不良はあまりいない。今の高校で荒れている学校はない。みんな親から言われて、自分も携帯で自分の満足することができるから、自分一人で生きていける。親から守られて、何かあれば怪我しても親が学校に言ってくれる。

【委員】
しかし親は子どもより先に亡くなるのではないか。

【委員】
だから、ずっと自分の家で歳を取っても一緒に生活しているところばかりである。そういう時代になっている。晩婚化がどんどん進んでいる。だから、それでいいのかなと思う。

【委員】
良くないと思う。何とかしてほしい。

【事務局】
今の問題は、子どもが少子化で少なくなっているということと、併せて親が子どもに掛かりっきりになっていることに伴って、親が子どものことに注文を付けてきている。そういう流れもきちんと認識して、今後のスポーツ推進計画の作り方に役立てたい。

【委員】
国がもう少し少子化対策を考えてくれないといけない。私達がいくら言っても一向に進まない。子ども達のためにお金をどんどんつぎ込んで、教育にお金をつぎ込んでもらわないといけない。先生を雇えないなど教育にお金を使わなくなったら終わりである。
どうしても壁があるなと思う。スポーツは余暇活動だから、お金がないとできない、場所がないとできない、時間がないとできないので、いかにそれを子ども達に提供してやるかといった時に、そこに行き着いてしまう。

【委員】
しかしこれは何とか打破していかないと、次の日本の時代というのはない。

【事務局】
先ほど委員が言われたが、トップアスリートの人達が長崎市に戻ってきても、なかなか仕事がないというのも一つある。
トップアスリートの人が根付いてほしいという気持ちもあるが、なかなか仕事がなく、トップアスリートの人達を受け入れるような、今は三菱とか十八銀行がスポーツに力を入れているが、そういった長崎の企業で、トップアスリートを受け入れてくれるような、そういう土壌みたいなものを作っていかないといけない。

【委員】
24ページに「現在、長崎市の職員においては、平成22年度から一般の採用枠とは別に、スポーツ実績者の採用枠を設け、全国大会経験者などを採用している。」とあるが、一般採用者とは別にスポーツ実績者が採用されて、そのスポーツ実績で採用された人が、市のスポーツにどう関わりを持っているのかについて伺いたい。

【事務局】
直接スポーツに関わっているわけではなくて、スポーツしてきた人のメンタルの強さを仕事に持ってきているという部分がある。そういう職員が増えて、地域に入っていければいいのかというのはある。
長崎市の職員は自治会に入り、地域に入っていきなさいというのは言われているので、そういう職員も地域に入っていくことによって、そういうのが上手くいけば一番いい。
枠として一芸に秀でた、私達も勉強ばかりできる職員ではなくて、いろいろなバリエーションを持った職員を採用しようという一つの狙いである。

【委員】
私は非常に大事だと思う。戦後の市職員の目線と、今の市職員の目線は違ってきているという意見が非常に強い。やはり、今後は市民と同じ目線に立てるような職員がよい。スポーツになるとみんな一緒だから、そういう経験をした職員の方が、非常に有能な職員になっていくのではないかと感じた。推進してほしい。

【事務局】
今、競技団体から意見を求めているところなので、この分について、今後の取り組みの中に盛り込めるものは盛り込んでいきたいと思っているので、それをある程度加えるかどうかというのを含めて、もう一度審議してほしいとに考えている。
次回の審議会は、11月15日、16日のベイサイドマラソン&ウオークの後に行いたいと考えている。次回の審議会の後、市民に意見を聞くパブリックコメントを実施する予定である。

【会長】
これをもって本日の議事を終了する。

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