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平成25年度第1回 長崎市清掃審議会

更新日:2014年5月12日 ページID:025500

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境総務課

会議名

平成25年度第1回 長崎市清掃審議会

日時

平成26年2月4日(火曜日) 14時~

場所

長崎県市町村会館4階 第1会議室(長崎市栄町4-9)

議題

1 一般廃棄物処理手数料の改定について(報告)
2 長崎市生活排水処理基本計画について(報告)
3 新西工場の建設について(報告)
4 その他

審議結果

1 一般廃棄物処理手数料の改定について(報告)
(説明後、質疑に入る)
【委員】
事業所が設置している汲取りについても、800円から822円になるのか。

【廃棄物対策課長】
事業所の場合も、このルールにより改定する。事業所の場合は、不特定多数の方が使用するので、従量制により18リットルまでごとに400円が411円になる。

【委員】
ひとつの事業所で、敷地の関係で2箇所、3箇所にタンクを埋めている場合がある。そのような場合も、1基ごとに加算されるのか。

【廃棄物対策課長】
無臭便槽の加算金については、家庭の便槽に水を流して、汲み取りをするケースであるため、事業所は適用しない。基本的には、従量制で行っている。

2 長崎市生活排水処理基本計画について(報告)
(説明後、質疑に入る)
【委員】
茂里町のクリーンセンターについて、平成27年度末で稼働が終わるとの説明があったが、後の予定は決まっているのか。

【環境整備課長】
茂里町のクリーンセンターについては、平成27年度末で閉鎖するが、機械の撤去に大変費用がかかる。その後の予定については、現時点では白紙の状態である。

3 新西工場の建設について(報告)
(説明後、質疑に入る)
【委員】
「長期的に安定かつ継続的なごみ処理」の「将来を見据えた施設設計」の中に、「廃プラごみや下水汚泥の混焼など」とあるが、現在、廃プラごみは燃やせないこととなっているが、新西工場では燃やせることとなるのか。

【環境整備課長】
現在、プラスチックは大きく分けて2種類ある。青の袋に入れている普通のプラスチック、黄色の袋に入れているプラスチック製容器包装である。このうち、現在青の袋に入れている、例えば、プラスチックのおもちゃやプラスチックのバケツなどについては、新西工場が稼働する平成28年度からは、赤の袋に入れることになる。その際、市民へのお知らせをする。

【委員】
食品が入ったプラスチック類については、燃やせないのか。

【環境整備課長】
本来は黄色の袋に入れるプラスチック製容器包装について、例えば、トマトケチャップの容器などは中をきれいにしにくいため、現在は青の袋に入れているが、平成28年度からは、赤の袋に入れてもらうことになる。

【委員】
評価書のあらましの最後のところに、平成25年4月から5月まで縦覧を行っているが、縦覧者の状況などを教えていただきたい。

【環境整備課長】
平成25年4月18日から5月17日までの縦覧については、評価書の縦覧であるが、この期間の縦覧はゼロである。ただし、評価書の1年くらい前に準備書の縦覧をしており、正確な人数は覚えていないが、7、8名が縦覧したと記憶している。

【委員】
(周知が)浸透してないのでは思い、質問した。また、この表を見た時に、難しい言葉が多い。「寄与濃度」や「閾値(いきち)」など、言葉の説明を注釈で入れてほしい。

【環境整備課長】
確かに難しい言葉が多いが、例えば、「寄与濃度」については、別の箇所に記載している。狭いスペースの中で、できる範囲で入れているが、例えば、巻末に言葉の定義を用語集という形で詳しく入れるなど工夫したい。

【委員】
資料の「自然エネルギーの活用」の中に「水力・太陽光・風力」とあるが、他県では焼却炉を設置した際、焼却による熱エネルギーを有効活用している。長崎市においては、プールの水に使おうとしているが、他県においては、焼却炉の工場の電気を全て賄っている事例がある。そのようなことは考えなかったのか。

【環境整備課長】
資料の「経済性の高い施設」のところで簡単に紹介したが、「高効率ごみ発電の導入」の中で、赤字で「発電効率21%超の高効率発電」と記載している。「21%超」というのは、発電機の出力で言うと、5,200キロワットの発電であり、現西工場の出力が2,000キロワットなので、3倍近い出力となる。また、大まかにいうと、5,200キロワットを1年間継続して発電するわけではなく、途中、ごみが少なくなれば、発電出力が小さくなるし、あるいは休炉のときもある。そのようなことも含めて、年間トータルで計算すると、約5,000世帯分の電力を九州電力に売電する計画をしている。これは、年間5,200キロワットの発電タービンで、年間2,700万キロワットアワーくらいの発電をする。そのうち、1,000万キロワットアワーは工場を動かすために使用し、残りの1,700万キロワットアワーを売電することとなる。ちなみに、売電収入は年間2億6,000万円程度になると予測している。

【委員】
煙突の高さが59メートルとあるが、低い場合はどれくらいから、高い場合はどれくらいまでというのがあるのか。

【環境整備課長】
全国的に一番多いのは59メートルである。なぜかというと、59メートル超えて例えば60メートルになると、航空障害灯を設置しなくてはならず、メンテナンスに非常に費用がかかる。低いものでは30メートル、40メートルからあり、私が確認できている中で、一番高いものでは東京の池袋に清掃工場があり、200メートルくらいと聞いている。

【委員】
新西工場整備運営事業の契約締結について、建設工事請負契約の契約金額を記載しているが、ストーカ炉まで含んだ金額か。

【環境整備課長】
契約金額の79億5,900万円は、焼却炉及び焼却炉の周りの建物すべてを含めた金額である。

4 その他
 (1) 合併地区におけるし尿料金の見直しについて
(説明後、質疑に入る)
質問なし。

 (2) 平成26年度における組織改正について
(説明後、質疑に入る)
質問なし。
 (3) その他
【委員】
私たちは事業所に対して、レジ袋やトレーの削減を何年も交渉をしてきた。今年度から来年度に至るまで交渉しなくていいということでいいのか。新西工場ができたら、交渉する必要がないように感じた。

【環境部長】
現在、レジ袋は黄色の袋に入れてリサイクルをしている。リサイクルをすることは良いことであるが、それよりもごみを減らしていただく。いわゆるレジ袋を受け取らない、あるいは買い物袋を持って買い物していただくことを市民にお願いしている。レジ袋に限らず、食品やトレーも同じで、ごみの発生を抑えることが第一にある。
いろんな声掛けをしているということだか、私たちも買い物袋を持って行ってくださいとお願いしている。また、事業者に対しては、よければレジ袋の有料化をお願いしている。有料化できなくても、買い物する方にレジ袋が必要かの声掛けをしてもらっている。あるいは、ポイントを与えることでごみの削減を図っている。
質問については、先程プラスチックを一部燃やすといったが、これは現在、黄色の袋に入れているレジ袋やお菓子の袋の容器包装は今まで通りリサイクルする必要があるため、レジ袋等の黄色の袋に入れているものを赤の袋に入れて燃やすわけではない。現在、青の袋に入れているバケツやプラスチックのおもちゃについては、三重の三京クリーンランドという埋立地に埋めている。地元の反対を受けるため、このような最終処分場は全国的にも少ない。私たちとしては最終処分場を少しでも延命化したいと考えており、三京クリーンランドはあと60年くらい持つのではないかと計算しているが、いつかは満杯になる。最終処分場がなくなったら、他県に出すようになり、コストがかかるため、三京クリーンランドの延命化を図りたい。青の袋に入れているバケツやプラスチックのおもちゃを直接埋めずに、一回燃やして灰にすれば容積が10%くらいになるので、それを埋めることとしている。申し訳ないが、レジ袋の削減という視点については、今まで通りやっていただきたい。私たちもそのような政策を打っていきたい。

【委員】
私たちは何十年もかけて運動をやってきた。三京クリーンランド、東、西工場も何回も見学し、レジ袋削減運動を進めてきて、やっとレジ袋の有料化など浸透してきた。今後ますます運動を進めていきたい。

【環境部長】
レジ袋については、西友だけだったが、ジャスコやダイエーでも有料化されるようになった。そのようなことも長崎県と話し合って進めてきた。「どうすればごみを減らせるか」「どうすればリサイクルができるようになるか」を肝に銘じて勉強したいと考えているので、ご協力をお願いしたい。

【委員】
医療廃棄物については、分別の仕方は変わらないのか。

【環境部長】
医療廃棄物は産業廃棄物になる。西工場、東工場、三京クリーンランドに搬入するのは、家庭から出るごみである一般廃棄物、事業活動で出るごみのうち、20種類限定されているのが産業廃棄物である。産業廃棄物は事業者の責任で、産業廃棄物を処理する業者に委託料を払って、処理する。そのような業者は長崎市内にもあるし、長崎市内で処理できないものは長崎県内で処理している。医療廃棄物については、産業廃棄物になるので、今まで通りの処理を行ってもらいたい。一般廃棄物と産業廃棄物の違いが分かりにくいので、今までも周知をしているが、一層市民や事業者への周知を図りたい。

【委員】
新西工場ができたら、「青の燃やせないごみ袋」に入れていたものが、「赤の燃やせるごみ袋」に入れるようになるとのことだが、現在の赤、青、黄、緑に入れることが頭に入っている。間違って入れたら、どうなるのか。

【環境部長】
長崎市では赤、青、黄、緑の4つの袋を作っている。これとは別に新聞、蛍光灯、乾電池は別に出すような仕組みになっている。「新西工場ができたら、青の袋から赤の袋に移る」と言ったのは、青の袋に入れているバケツなどのプラスチックを青の袋から赤の袋に移るということ。例えば、陶器類、ガラスについては、今まで通り、青の袋に入れて、三京クリーンランドに埋めることになるので、今のところ袋の種類を増やす予定はない。平成28年10月かもう少し前になるかもしれないが、きちんと制度設計し、市民にお知らせしたい。

【委員】
今、そのように分けているところが多いのか。大村市では前からそうなっていたと聞いた。間違って入れる場合、「燃やせないごみ袋」に入れるより「燃やせるごみ袋」に入れてくれと言われるらしい。分からなかったら、そのようにしていいのか。

【環境部長】
各都市によって、分別方法は異なる。長崎市ではリサイクルするために、黄色の袋を使っているが、都会ではプラスチック製容器包装を燃やしているところもある。大村市がどのような分別方法をしているか具体的に分からないが、長崎市内にお住まいであれば、長崎市のルールで分別していただきたい。

【会長】
本日はこれをもって閉会とする。
(15時16分 閉会)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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