ここから本文です。

平成25年度第1回 公民館運営審議会

更新日:2013年11月21日 ページID:025495

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 生涯学習課

会議名

平成25年度第1回 公民館運営審議会

日時

平成25年8月29日(木曜日) 10時~

場所

市民会館7階 中央青年の家 研修室1・2

議題

報告事項1 春の公民館講座及び夏休み子ども講座について
報告事項2 秋の公民館講座のラインナップについて
審議事項 自前主義講座から脱却して、ネットワーク型の公民館講座を展開していくために(協議)
その他

審議結果

1 報告事項1及び2への質疑応答
【会長】「春の公民館講座及び夏休み子ども講座について」、「秋の公民館講座のラインナップについて」という報告事項について事務局からご説明いただきましたが、委員の皆様から何かご質問はありませんか。

【委員】中央公民館の「公民館で熟議」に参加する受講生はどんな目的意識を持ってくるのでしょうか。また、どのような意識をもって参加しているのでしょうか。

【事務局】やはり「熟議」に関心があった方が参加されています。自己紹介から始まり、アイスブレーキング、そして、「長崎の課題や魅力」について話し合いました。受講者は各地域で活動されている方々が多くて、各自、持ち帰って地域で活かすと思います。

【委員】外海公民館では、地区外の受講生を取り込もうという趣旨で講座を企画している要素もあるということですが、実際、地区外の受講者はどのくらいいるのでしょうか。また、反対に地区内の受講者はどのくらいいるのでしょうか。

【事務局】申し訳ございません。今日は外海教育センターが欠席のため、具体的な数字はわかりません。ただ、外海町は黒崎、出津、池島といったようにそれぞれの集落が離れているので、集客がなかなか難しいと思います。

【公民館長】滑石公民館では受講者は市内優先ではありますが規制はしていません。人気の講座で抽選する場合はもちろん市内優先になりますが、その他の定員割れしている講座の場合は、長与町や時津町等、市外の人もなるべく受け入れるようにしています。なお、講師選びは、なるべく地元の方を選んでいます。

2 審議事項 自前主義から脱却して、ネットワーク型の公民館講座を展開していくために(協議)
【会長】審議事項「自前主義型講座から脱却して、ネットワーク型の公民館講座を展開していくために」について、事務局からご説明いただきましたが、委員の皆様から何かご意見はありませんか。

【委員】自前主義型からネットワーク型へと展開していくのは、予算面のことを考えているからなのでしょうか。ネットワーク型とは、主催講座の中にある共催講座や連携講座などのことをいうのでしょうか。外部との連携をしている南公民館や地域との連携をしている滑石公民館の実例等が、ネットワーク型の中に入っているのでしょうか。自前主義からの脱却とは、費用は自分で払うということでしょうか。それとも、予算面も含めた地域との連携なのでしょうか。平成25年度の秋の公民館講座の折込チラシの募集を見てみると、中央公民館の場合、法務局、長崎大学、市民病院等と共催しているようですが、これが自前主義の共催ということでしょうか。

【事務局】予算面もありますが、そればかりではなく、公民館講座はこれまで閉鎖的で、今まであまり地域と連携されていませんでしたし、地域とのふれあいが希薄であった反省があります。また、公民館講座は一方的に与えるばかりで、市民(地域住民)が受け身になっていた反省点もございます。これは、長崎市だけでなく、全国的な問題点でもあります。公民館側も当たり前のように講座を企画し開設してきたので、従来の公民館講座を改革する上で、ネットワーク型の公民館講座を展開していこうとしているところであります。

【事務局】補足ですが、学習の場は公民館だけではなく、学校、大学や施設等、ありとあらゆる場で可能ですが、単独では受講者を集めるのは大変難しいと思います。そこで公民館と共催・連携することで集約しやすくなるという利点があります。

【委員】ネットワーク型の公民館講座とは、共催や協働等を活かしたものだということがわかってきました。

【委員】西公民館の講座で長崎大学との連携・共催講座を考えているということですが、具体的なものがあったら教えてください。

【公民館長】具体的にはまだ決定はしていませんが、企画段階で、科学教室やもの作り教室などができないものか考えています。また、長崎涼スポットとしても利用していただきたい。そのことと関連して長崎大学落研に落語をしてもらっています。子ども講座に関しては、もう少し取り組めないか考えています。今、長崎大学からインターンシップ生が来ているので、柔らかい頭で一緒に考えたり情報をもらったりしています。

【公民館長】大学との連携は、その講座にあった大学の先生をインターネットなどで探し直接交渉することもできます。

【事務局】公民館講座の受講者は女性が大半で男性が少ないのが現状です。男性が参加しやすい講座にはどんなものがあるのかを考えて、秋の公民館講座で「自分史講座」を企画しました。「自分史」を書くことで、ぼけ防止にもなりますし、男性にも比較的受け入れやすいと思います。男性は定年退職後もどうしても会社等の社会に依存することが多い傾向になります。しかし、定年退職後は家で待っていても、ほとんど外からの電話もかかってきません。老人性アルコール依存症になる方もいます。認知症を予防するためには、「読み」・「書き」・「体操」・「ボランティア」の4つに集約されるそうです。人と「話す」よりも、「読み」・「書き」が効果的だそうで、そこで、「自分史講座」の登場となるわけです。高齢者の記憶や考えが「自分史」になって残っていけば、家族の記録、ひいては、まちの記録になっていくわけです。「自分史講座」は現在、定員オーバーしている状況です。

【委員】ネットワーク型の意味はわかりました。今さらですが、自前主義型講座の意味を教えて下さい。

【事務局】自前主義型講座とは、公民館側からの働きかけの講座で、公民館が企画し、講師を選び、謝礼金を払うといったものです。従来、趣味やお稽古ごと主体の講座が多く、講師も同じ人ばかり、受講者は趣味のスキルをあげることで満足してしまう。なんでも公民館が自前で講座を実施する、裏をかえせば、自前主義では公民館ができることしかできないということです。自前主義型講座から脱却して、ネットワーク型講座へ移行することで、従来の公民館では解決できなかった問題を解決することが可能になり、公民館の味方を増やすことにもつながるのです。

【委員】公民館講座の企画は、公民館職員だけでするのですか。それとも、外部からの公募や要望なども取り入れているのですか。

【事務局】地域に根差してこその公民館です。地域課題を考慮しながら、公民館で企画を考えています。

【委員】スマートフォンの使い方の講座も企画されているようですが、ユビキタス社会の実現に向けて、時代のニーズにあっていると思うので、誰でもインターネットが利用できるように積極的に開催してほしいです。

【委員】「自前主義」の「自前」がすごく気になります。ネットワーク型公民館講座のうたい文句である「ひらく・つながる・むすぶ」とは、ひらくが公民館の間口を広げ、つながるは公民館と地域が一体となり、むすぶは公民館が今までつながりがなかった民間や大学と地域の中間にたってむすぶ(つなぐ)役割があると認識してよいのでしょうか。

【事務局】これからの公民館職員には、コーディネーターとしての役割が求められてくると思います。いかにして地域とのコミュニケーションを図るか。公民館の内部から生み出すばかりではなく、外からのものを取り入れコーディネートして地域のニーズにあったものを公民館から発信していければと思います。例えば、スマートフォンは民間企業と連携して、使える人を増やしていくことはこれからの社会で大事なことです。企業も売ることよりも前に利用できる人が増える環境が必要となります。企業にもCSR(社会的責任)があります。したがって、企業と市民を公民館がつないでいくことも、これからは必要ではないでしょうか。確かに、「自前」の要素には予算削減の意味合いもありますが、公民館と手を結びたい民間企業・団体等には、謝礼金はいらないので、一緒にやりませんかというところが増えてきています。

【事務局】他団体と共同開催することによって、費用対効果も大きい。公民館は、自分で何でもすることに限界が出てきています。民間企業・団体等が持っているネットワークや技術を提供していただいています。

【会長】広報をみてみると、バラエティにとんでいて、行ってみたいと思うものが増えてきました。努力されているのがわかります。

【委員】社会に課せられる課題が増え、社会から求められる公民館の役割が増えてきており、 自前ではなかなか解決できなくなってきました。その一つとして、高齢者が増えてきていること。家に引きこもらず、社会に参加してもらう。また、学校に行っていない子どもたちをどうするのか。学校教育ではできない社会教育の場を公民館に求めているわけです。公民館講座での、興味を引く関心を持ってもらう対策は、もう出尽くしていると思います。高齢者には、現役世代とは違う生活スタイルを自ら作り出し、地域に根差し、地域で生きてもらうための高齢者教育をやっていかなければならない。自治会で男性料理教室をやっていたり、引きこもらない活動を連携してやっていかなければならない。団塊の世代が高齢者となっている。高齢者の新しい支援が必要です。講座の内容は以前に比べたら数段によくなっていると思います。これからは地域(自治会)との連携をはかることに重きをおき、考えていかなければなりません。

【会長】ありがとうございました。大体時間となりましたけど、言い残したということはございますか。

【委員】提案がありまして、私は自前型の講座も野菜作り講座とか地元に根差している講座でとてもすばらしいと思うので、そういう講座も残しつつ、ネットワーク型講座のアイデアもほしいということだったので、今、私がしているNPプログラムという、たぶん、お名前をご存じの方もいらっしゃると思いますが、それはとてもいいのでアイデアとして一つお伝えしたいのです。8回の連続講座なのですが、4回のパターンでもできます。それはお母さんが14人定員で集まって来るんですけれども、そのお母さんたちが今話したい内容やテーマを挙げていただきます。その参加したお母さん方が話したい内容で、今まで体験した内容でいいますと、子育ての悩み、夫とのいい家庭・夫婦のつくり方、嫁舅問題、近所のママとか自治会との付き合い方とか、子育てと同時に介護が始まる方もいらっしゃるので、介護の問題とか、それぞれが悩んでいることを出し合って、毎回、今日は夫との関係とか義理母との問題とか、よいアイデアがないか毎回テーマを持って話し合います。そうしている内に最後8回終わったら、ものすごい絆でつながっていきます。そのお母さんたちが、今まで6年しているんですけど、自主学習グループを開いて、もっと子育てについてアイデアを話しあいたいといって、公民館を借りて活動を続けたり、東公民館でいえば、その中で元パテシエといって、親子のお菓子づくり教室を開きたいという方がいらっしゃったので、そういう講座を自分たちで企画して場所を借りて続けていきます。介護のことも話したい。「興味のある方いませんか」と声かけて少人数だけれども、そこから話し合って仲間を広げていくというように、自分たちで巣立っていくので、今、いただいたお話にぴったりだと思います。私はフリーのファシリテーターをしているのですけど、今、子育て支援センター等では、そういう参加者中心、広がるネットワークづくりのプログラムがたくさん行われています。それを例えば高齢者の方でもよいですし、働いてる方で夜の部で、シングルの方もいらっしゃいますし、お父さん中心の講座でもいいと思っているのですけれども、「熟議」であるとかアイスブレーキングもされているということだったので、すごくよいアイデアだと思いましたが、その方々で集まって、話したいテーマはありますかというところから始まって、仲間づくりをして、その方々で出されたテーマで毎回、例えば4回なら4回分テーマをつくって、きっとつながっていくので、その後は自主学習グループで公民館を提供していきますよという形でつなげていって、春の講座で2回とか3回とか対象を分けて設けていくと、きっとどんどん広がっていくのではないかなあと思います。前回、小学生のお母さんの悩みが多いと聞いたので、私がチラシをつくって、公民館やふれあいセンターに足を運んで、こういう講座をさせてくださいとお願いしたら、15人くらい集まってくださって、そのお母さんたちで今の悩みといったら、携帯のメディアの悩み、塾の悩み、子どものいじめの悩み等が出てきました。また、そのお母さんたちでアイデアを出しあって、また、集まろうねといって新しいグループが出きているので、そういうことができないかなと思って意見を言わせていただきました。

【事務局】NPプログラムにつきましては、長崎市では子育て支援課の方が中心となっておりまして、公民館の講座の方には入ってはいないんですけれども、会場は公民館だったりします。PTAの講師の方へは家庭教育の支援ということもありまして長崎ファミリープログラムというものも実施しています。それはPTAの方が集まるとか、一応、学校の先生も入れてですね、単発で実施したりもしていますが、もし、公民館の方でもそういった講座を実施したい場合は各公民館の方へご相談ください。

【会長】どうもありがとうございました。皆様のご意見も出尽くしたかなと思いますが、時間も過ぎておりますけれども、審議を終了したいと思います。委員の皆様には活発なご意見をいただきありがとうございました。また、議事の振興にご協力いただきありがとうございました。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類