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平成25年度第3回市民力推進委員会

更新日:2013年11月21日 ページID:025353

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 市民協働推進室

会議名

平成25年度第3回 市民力推進委員会

日時

平成26年3月12日(水曜日) 18時30分~

場所

市民活動センター「ランタナ」会議室

議題

  1. 市民力の向上に関する今年度の事業報告
  2. 市民力の向上に関する来年度の事業計画
  3. その他

審議結果

1 市民力の向上に関する今年度の事業報告 

【委員】
市民活動センターにこられた方の相談内容はどんな内容が多いのか。

【事務局】
団体設立や具体的な事業についてのアドバイスや何かボランティアをしたいとか、ボランティア先を紹介してほしいという相談が多い。

【委員】
提案型協働事業の件数が少なくなってきているが、事業が出尽くしてしまった感じか、それともまだまだあるのに気付いてもらえないのか。 

【事務局】
出尽くしたとは思っていない。提案型協働事業自体をまだ知られていないと思っている。あとは、団体の企画力が弱い、自分たちの想いをうまく伝えられていないということを感じたので、そういう研修も考えている。行政提案型も全然出てこないので、全所属を対象とした説明会をして、あとは団体と行政側のお見合いの場みたいなものをセッティングしようと考えている。

【委員】
職員向けの市民協働研修の対象者はどのように選んでいるのか。

【事務局】
これまで色々な対象に実施してきた。それでわかったことは、係長や課長に昇格して、自分でやれることの力がついてきた中で、協働を学んだ方が実際に事業に活かせるということ。自分のポジションに慣れてきた3年目になったころに受講したほうが、効果が出るのではないか、協働に対する意識が芽生えてくるのではないかということで。今年度初めて3年次でやったが、ここが一番反応は良かったので、今後もこれでいこうと思っている。

【委員】
様々な事業の広報はどのようにされているのか。

【事務局】
例えば、提案型事業に関しては、ランタナの全登録団体に募集要項を郵送したり、メールアドレスを登録している場合はメールでも送信している。あとはホームページや広報ながさきで周知したり、個別に団体に紹介したり、持ちかけたりすることもある。

【委員】
ランタナへの団体登録数は200となっているが、長崎市内はもっと多くのボランティア団体が活動していると思う。未登録の団体を掘り起こすようなことをしてはどうか。各事業の広報ももっと枠を越えた形でした方がいい。

【委員】
事業の中で特に効果があったものや、課題が残ったものがあれば教えてほしい。

【事務局】
一番効果があったのは、協働クロストーーク。市民と行政に協働の体験をさせるには一番いいと思っている。しかし、これはまだ話し合っただけで、具体的な事業につながるところまでいっていないのが課題。この協働クロストーークを仕掛けとして使って、協働の体験をしていかないと、なかなか協働事業の行政提案型も出てこないと思っている。
事務局からの質問で、提案型協働事業は件数が減っており、また形になりそうなものがあまりない。どの辺りにポイントを絞って、仕掛けていけばいいか何か気づきがあれば教えてほしい。

【委員】
今年度の2件については、少しインパクトというか、説得力に欠けているような気がした。本当は良い提案だが、想いが伝わらず、もう少し突っ込みが足りなかったという印象はあった。

【委員】
個人的に協働はかなり盛んになってきた感じがする。今は種まきの時期で収穫を焦ると決して良い結果にはならない。行政と市民が協働するということは非常に新しいこと。今までにないことをやろうとするときに、成果を早く上げるためにあせってしまうとなかなか根付かない。協働という考え方は、日本の歴史にはなかった非常に画期的なことで、慣れるためには時間がいる。10年かかるかもしれない。でも、それをやればやるほど、長崎市が良くなっていく。だから、そういう将来に向けての希望をしっかり持って、根気強く努めてほしい。

【委員】
市民提案が少ないのはある程度仕方がない部分はあるが、行政提案については、強制的にでも良いので、テーマを出させていく必要があると思う。

【委員】
以前協働クロストーークに参加したが、そのときに市役所の方と市民の方がワークショップを通じて、理解し合ったような感じがあった。こういう場がたくさんあると広まっていくと思う。今も決まっているテーマや、どういう感じで進めていこうとしているのか決まっていれば教えてほしい。

【事務局】
来年も行う予定。この事業自体も始まったばかりということもあるし、参加してみないと、良さや、どういうものかというのが体験できないこともあって、なかなかテーマが出てこない。今、確実にこれでやるテーマは決まっていないが、色々な市役所の仕事の中から、こちらのほうから少しずつ仕掛けていくような形をとっていこうかなと考えている。

【委員】
ちゃんぽんミーティングは意識の高い人が集まるなという気がした。特製ちゃんぽんミーティングには仕事で行けなかったが、その場でもっと輪が広がっていくような仕掛けをするのもおもしろい。

2 市民力の向上に関する来年度の事業計画

【委員】
団塊シニア世代を対象とした新たな事業と団体対応のカルテをつくるということで、事務局の事業がどんどん増えているように見えるが、大丈夫か。

【事務局】
団塊シニア世代交流促進事業は、NBCが企画・運営し、その中に、ながさきダンカーズ倶楽部が入り込んで、一緒に運営をすることになる。事務局の関わり方としては、その場に色々な市民活動団体が関わるように仕掛けることが役割となる。直接この事業を長崎市がやるのではないので、時間や手が取られるということはない。市としては、イベント等々を告知するブースとして使うなどして活用しようと思っている。この事業は毎週行うため、マンネリ化することが不安。何かいい企画があったら委員の皆さんからも提供していただきたい。スクラップについては、数自体は本当に減っていないので、その中で、ルーチン化していこうと思っている。事業の立ち上げのときは生みの苦しみがものすごくあったが、運営自体はルーチン化できている。ただ、テーマがどんどん変わっていることと、だんだん年数が経つと成果が求められていくので、なかなかきつい部分はある。メンバーが変わって、運営がどうなるかということがあるので、その辺は委員の皆さんに相談しながらやっていきたい。

【委員】
団塊世代の人たちが、これまで知らなかったことや学ばなかったことに挑戦することも大事だと思うので、何か新しい、今まで経験しなかったことを知れる取り組みをされるといい。

【事務局】
16日に開催するランタナ大賞は、これから効果が出てくると思える事業。エントリーシートのやり取りで、多くの団体が活動していることをお互いが知ることができる。今回のやり取りで、もっと他団体とのつながりを作らないといけないとか、この団体とつながれるかもしれないと感じた団体もいた。これは、もっと多くの団体がエントリーシートを出して、投票する団体が増えてくると、お互いに興味を持ってきて、自分たちだけじゃなくて、周りと一緒にという気持ちが生まれてきそうな感じがする。団体同士の協働というのがいっぱい生まれてくることで、賑やかになってくるのではないかという可能性を感じている。

【委員】
これを上手くいかせるためには、多くの方に参加してもらうこと。将来的には、一般の人に多くきてもらえるようになるといい。

【事務局】
審査員特別賞を設けるなど、色々な団体が参加してもらえるように仕掛けをしている。先々は、個人的な意見でいうと、観光分野の活動に旅行会社が旅行券を出したり、食の分野だったら米を出したり、協賛社が自分たちで特別賞を出したりして楽しみながら奨励していければ良いかなと思う。

【委員】
今年がんばらんば国体がある。ボランティアの数がすごく必要だと聞いているが。

【事務局】
基本的には団体と個人で登録して、個人で動くような形になっている。ボランティアではないが、もってこい長崎レクリエーショングループお手玉の会が国体のデモンストレーション競技を担当することになっている。 

【委員】
国体を成功させるには小さな市民の力が必要だと思うので、色々な活動をされていて、慣れている方が多く参加されるといい。

【事務局】
国体のボランティアの登録のシステムがちょっと複雑になっていて、県と市という窓口が2つあったりする。市民活動団体が団体として関わるとなると、もしかしたら市民の広場みたいなものができるかもしれない。その市民の広場を開催期間中、運営しなければいけないので、それはもしかしたら個人ボランティアではなくて、一つ一つの団体にくるかもしれない。

【委員】
それは、私たちの研究室が提案したもの。国体の受け入れ態勢の調査で来場者にアンケートをとったら、やはり市民との交流がいるのではないかというのが多かった。長崎の人は本当にやさしくて、もっと交流したいというような意見がたくさんあったので、市民や市民団体の方とかも一緒に集まれるものがあるといいのかなということで提案した。

3 その他

【委員】
長崎の魅力として国際文化共存都市、長崎のように国際文化が多様なところはほかにない。民主主義というのは戦後米軍が日本に持ち込んだと思っているらしいが、日本には昔からそのような考え方はあり、生活になじんでいる。また、漢字や仏教などよそからの文化など良いものをどんどん取り入れていきた国。長崎は鎖国していた江戸時代に唯一の港であったこともあり、東洋と西洋の文化が共存し、融合している。国際文化都市として活躍してきたし、これからも日本の多彩な文化を海外に伝える窓口になっていくことが期待されている。別の話になるが現在、自治会が解散している。これは、世のため人のため、売り手良し買い手良し世間良しという考え方が薄くなってきているからだと考えている。その考え方は、子どもが親を信仰し、親が子どもを信仰することから生まれてくる。信仰というのは信じて尊ぶこと。市民力は、自分の利益のためじゃなく、“世のため人のため”に何かすることで、それが巡り巡って自分のためになる。そうすると、そういうふうな基本的な心をつくるためには、こういった子どもが親を信仰し、親が子どもを信仰することが大事。

【委員】
確かに協働を進めていく上で、人のことをいかに思いやるかということを考えた時に、家族の単位や友人の単位というのは非常に重要なこと。

【事務局】
本日欠席した委員から資料を預かっている。先日の委員会で自治会も崩壊しているという話を聞いて、多くの自治会が崩壊していることがわかって、自治振興課の地域づくり担い手育成講座のメンバーと一緒になって、こういう自治会をサポートして回ることとしたということだった。

4 最後に一言ずつ

【委員】
この委員会にはこんなに熱心に長崎市のことを考えている方々がいて、その思いが具現化していっているのを見て、これは良いと思った。委員みんなが色々なことを言い合える、それで認め合えているという1つのチームのようだった。

【委員】
この委員会は色々なすごく幅広い知識をもらえたし、協働ハンドブックなど色々なもののお手伝いをして、本当にいろいろと勉強になった。1つ提案。団体同士でコラボレーションしていこうとすると、お互いの団体を知らないとニーズなどもわからないことが多いので、もう少し事務局の方でコーディネイトなどをしてもらえるともうちょっと大きなつながりになってくるかなという感じもする。

【委員】
この委員会に参加して、色々なことを聞く中で、日本は大丈夫、長崎市も大丈夫という思いが強くなった。日本は世界の模範的な国で、長崎はそれを象徴している。なので、長崎の良さを自信を持って、どんどん広げていく。それがやはり協働だと思う。

【委員】
自治会が崩壊しているという話と、市民活動団体がこんなに活動しているということと、何か相反するような感じで、このアンバランスは何なのかなと考えながら話を聞いていた。市も色々考えていると思うが、まずは、がんばっている市民活動団体がいるというのは、本当に長崎がもっと良い町になるための大事な要素だと思うので、それをもっと伸ばしていけるような活動ができればと思う。

【委員】
私が所属している放送大学の同窓会の方に、同窓会の活動の一つとして、こういうものに参加したらどうかということで、市民力ネットの資料なども紹介しながら話をしたが、「公益に資する」という考え方を知られていなかったし、自分も十分な説明をできなかった。一般の市民には市の事業がほとんど知られていないので、その具体的な内容などの説明が必要なのではないかなと感じた。

【委員】
「公益」などはもう少しわかりやすい説明の仕方があってもいいかもしれない。

【委員】
私は、長崎で日本一のものをできないかなと考えている。それで視察に来てもらって、一泊してもらえればもっといいのになといつも思っている。それで今日参加してみておもしろいなと思ったのは、ランタナ大賞。ランタナ大賞は仕組みを大きくするのが一番いいが、今は徹底して持続することが大事。ランタナ大賞の一番良いのは、寄付を集めて、企業からお金を集めて、それを賞金にしているというところが最高に良いと思う。

【委員】
最初の頃はすごく緊張した。長崎の協働をもっと広げたり、深めたりするために何か貢献ができればいいなと思って参加していた。就職で長崎を離れるが、ずっと長崎のことは注目して、また何かあれば駆けつけたいと思う。今度のランタナ大賞が委員としての最後の仕事なので、心して臨みたい。

【委員】
皆さんからたくさん気づきをいただき、専門以外のことをたくさん学ばせてもらった。今それが役に立っているし、この委員会の縁で、講演の講師で呼んでいただいたり、人の輪というものが広がってきて、自分も成長させてもらっているような気がする。今度はやはりこれを、次の世代の人たちにバトンタッチするのではなく、一緒にやって汗をかきながら伝えていきたい。

【委員】
まだまだ長崎市のこういう市民の参加というのは、種まきの段階で、一部芽が出ているところあるが、まだ種がまかれていないような部分もある。委員会に残られる方、任期満了される方、いろいろいらっしゃると思うが、ぜひそれぞれのフィールドで、そういう種まきをしていきたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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