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平成25年度第1回 長崎市スポーツ推進審議会

更新日:2013年12月27日 ページID:024917

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部 スポーツ振興課

会議名

平成25年度第1回 長崎市スポーツ推進審議会

日時

平成25年8月21日(水曜日) 10時~11時48分

場所

長崎市民会館2階 第1会議室

議題

長崎市スポーツ推進計画について

審議結果

[(仮称)長崎市スポーツ推進計画の策定について]

【事務局】
長崎市においては、旧法のスポーツ振興法に基づいて国が策定したスポーツ振興基本計画に基づき、平成26年までの10年間を計画期間とした、長崎市スポーツ振興計画を平成16年12月に策定し、生涯スポーツ社会の実現に向け取り組んでいるところであるが、この計画の策定にあたっては、本審議会において計画の試案について審議いただいた経過がある。
スポーツ振興法においては、地方のスポーツ振興に関する計画は「定めるものとする」という義務規定とされており、必ず計画を策定しなければならないものとなっていたが、スポーツ基本法においては、スポーツ基本計画を参酌して、その地方の実情に即した地方スポーツ推進計画を定めるよう「努める」という努力規定に変更されており、必ず定めなければならない計画にはなっていないが、事務局としては、現在の長崎市スポーツ振興計画が平成26年までの計画期間となっていること、また、引き続き長崎市のスポーツ推進のための計画が必要であると考えていることから、スポーツ基本法及びスポーツ基本計画に基づく、新たな長崎市のスポーツ推進計画の策定を進めたいと考えている。
また、新たなスポーツ推進計画の策定にあたっては、現在の計画同様、この審議会において審議いただく予定としている。
長崎市スポーツ振興計画は、平成15年度に実施したスポーツに関する市民意識調査というアンケート調査の結果を受けて、平成15年度から平成16年度までの2年間にわたり、この審議会において計画の試案を審議している。
途中、学校体育を所管する教育委員会健康教育課をはじめ、乳幼児スポーツ、障害者スポーツ、高齢者スポーツなど、関係する市内部の調整を経て作成した試案を基に、パブリック・コメントの実施により、市民の意見を反映し、審議会において最終案として承認し、策定したものとなっている。
なお、長崎市スポーツ振興計画の冊子の32ページから51ページにかけて、平成15年12月に実施した、スポーツに関する市民アンケートの結果を掲載している。このアンケートは、満20歳以上の市民2,000名を無作為に抽出し、郵送アンケートにより実施したもので、有効回答数は544名となっている。 
アンケートの内容については、本人の健康状態をはじめとして、資料34ページからは「するスポーツ」として、スポーツ活動の実際と希望、スポーツクラブ、総合型地域スポーツクラブ及びスポーツ施設に関する内容を、資料44ページからは「みるスポーツ」として、スポーツ観戦の経験やスポーツに関する情報に係る内容を、資料47ページからは「支えるスポーツ」として、スポーツボランティアに関する内容について行ったほか、資料48ページ以降にあるように、「市のスポーツ施策」に関する内容を含めて、幅広い内容でアンケートを実施している。
現在の長崎市スポーツ振興計画は、平成16年12月に策定され、その後の10年間を計画期間としていたことから、平成26年の12月までが、現計画の計画期間となるが、新たなスポーツ推進計画は、現計画の計画期間が終了となる平成26年12月から引き続きではなく、次の年度の平成27年4月からの実施という形で、平成27年3月の策定を目標として、作業を進めて参りたいと考えている。
国のスポーツ基本計画は、今後10年間を見通した中での5年間の計画となっている。また、中核市等に国のスポーツ基本計画を参酌して策定した地方スポーツ推進計画の状況を調査したところ、5年後に見直しを予定した10年間を計画期間としたのが、盛岡市、岐阜市、奈良市、和歌山市、鹿児島市の5市、5年間を計画期間としたのが、青森市、豊中市の2市となっている。
今後、計画の策定を予定又は検討している自治体においても、どちらかの計画期間になっている。
長崎市においても、5年間又は5年後見直しの10年間をベースとして考えたところではあるが、長崎市第4次総合計画及び後期基本計画の終期が平成32年度末になっていることから、これに併せ、平成27年度から平成32年度までの6年間でどうかと考えている。というのも、平成33年度から長崎市第5次総合計画及びその前期基本計画が新しくスタートすることから、その期間と併せることで、施策の展開を図りやすくなるものと考えている。
今後、12月を目途に、運動・スポーツの実態に関する市民意識調査を実施し、その調査結果も踏まえて、本審議会における審議、庁内関係部局との調整を経た後、平成26年度にはパブリック・コメントを実施し、市民の意見を反映させ、最終案を作成する予定である。
今年度実施予定の「長崎市民の運動・スポーツの実態に関するアンケート調査(案)」であるが、先ほど説明した、本市で平成15年12月に実施したアンケートと同様に、満20歳以上の市民2,000名を無作為に抽出し、郵送アンケートによる実施を予定している。
まずは、【あなた自身のことについて】ということで、住んでいる場所、性別、職業等について、次に、6ページの【健康・日常生活】においては、健康状態や睡眠時間等について、7ページからの【スポーツ活動】においては、運動やスポーツの実施率、実施した種目や運動の内容、運動やスポーツを行う理由、行わない理由、また、運動やスポーツに係る費用等について、10ページでは、長崎市で開催される【スポーツイベント】への参加状況、【総合型地域スポーツクラブ】の認知度や加入状況について、11ページからは、【スポーツ団体等】への加入状況、実態等について、13ページからは、【スポーツ少年団】の認知度、【スポーツ施設】の利用状況、改善要望等について、14ページからは、【スポーツ観戦】の状況、15ページでは、【スポーツ情報】の内容や入手方法等について、16ページからは、【スポーツ振興】に対する要望や提案について、17ページからは、【スポーツボランティア】の実施状況や実施意欲について、18ページからは、【スポーツ指導】の実施意欲や望ましい指導者像について、また、【国民体育大会・全国障害者スポーツ大会】の認知度、観戦意欲等について、20ページでは、【プロスポーツ】等の観戦状況や観戦意欲、また、【スポーツ環境】に対する満足度等について、21及び22ページの【子供のスポーツ】の項目においては、子供の体力低下の原因、子供が運動やスポーツを行うメリット等について、また、最後の質問では、長崎市の運動やスポーツの普及・振興に関する意見についてのアンケート案を作成した。
これは、他都市のアンケート等も参考として、質問項目を列挙している訳であるが、本日、頂戴した意見等も踏まえた上で、今後、庁内の関係部局とも調整を行った上で、12月を目途に実際のアンケートを実施する予定である。

【委員】
前回、平成15年12月に無作為抽出で2,000名を対象にして、スポーツに関する市民アンケートがなされている。そして、結局、有効回答数が544名。4分の1強から回答があったということで、その内訳は男女別がどうなっていたのか。今度、2,000名を対象にというのは、男女別を考えているのか。その時も無作為で2,000名を抽出してやるのか。それから、今回は88問で、前回は26問。今回、大幅にアンケートの項目が多い。私はあまりアンケートの項目が多いと、回答してくださいというお願いの文章が来た時に、もうよかばい、誰かが出してくれるだろうというような、いわゆる他人まかせの傾向がありはしないかと思う。そうすると2,000名を無作為に抽出されても、実際、有効の回答というのがまた4分の1くらいになりはしないかと思う。できるだけ無作為に2,000名を抽出したならば、少なくとも半分くらいは回答をいただけるようなアンケートでなければいけないんじゃないかと思う。意味がないというのはおかしいが、できるだけより正確さというか、傾向を見るのにはやはり回答の数が多い方が良いわけで、その点でちょっと88項目というのは、今のお話では他都市の項目なんかも入れて案を作ったということで、今読んでみると確かにこういったことも必要だなと思うが、ちょっと多いんじゃないかなと。あまりにも多くて面倒くさがるんじゃないかと思う。

【事務局】
男女の比率については、冊子の方の32ページ、年代別男女の割合という形で、544名の内訳が、男246名、女298名という形で回答をいただいている。ただ、前回は抽出段階において、2,000名を男女1,000人ずつ抽出したわけでなく、無作為抽出になっているので、今回の調査に関しては、情報システム課が抽出する段階で、ある程度、比率を男性女性を同じようにと言う形でできないか協議させていただきたいと考えている。回答に関しては、今回、アンケートの部分を作るに当たっても、他都市を参考にしてどうしてもボリュームが出てしまっているが、今後、庁内の会議を含めて、精査していきたいと考えている。なかなか減らせない項目だけがどうしても残ってしまっているので、回答しやすい形で、丸を付けるだけという形にしていきたいと思っている。

【委員】
年齢、職業とその就業形態。このあたりは答えたくない。これを何に使うのか。使わないものはアンケートで聞くべきではない。答えにくいと思う。私だったら答えたくない。年齢については、1歳刻みで集計するわけでないのであれば、20~29歳というような幅で回答するような形にした方が良いと思う。
それから、アンケートのボリュームが多いと、網羅的にいろんなことが聞けるというのは分かるが、実際にそれが本当に役に立っているのか。面倒だというのが先に立つ。事務局の思いがどこまで市民に伝わるのか。実際、そこまで聞いてどこまでやれるのか。他の市を参考にされたというのは分かるが、できたら長崎市ならではの、どこに力を入れたいというところに絞ったアンケートをした方が現実的ではないかと思う。

【委員】
対象の抽出は、男女別だけでなく、子供がいる、いないについても分けて抽出をした方が良いのではないか。20歳以上を対象としたアンケートなので、家族構成も参考にしながら抽出をした方が良いと思う。

【委員】
資料の長崎市スポーツ振興計画の冊子32ページの年代別男女の割合について、8つの年代別になっているが、スポーツの現役世代、子供がいる世代の40~50代、生涯スポーツ世代の60代から後、このような見方をすると、単に無作為に抽出するより、世代を分けたうえで無作為に抽出した方が、市民の意識の状況が分かりやすいんじゃないかと思う。

【委員】
アンケートの88項目に回答するというのは至難の業である。経験的に言って、おそらく、ほとんどの方が回答しないと思う。だから、せいぜい前回の26問くらい。それでも、よく544名も回答してくださったなと私は感心する。よそから来るアンケート、せいぜい私たちは10項目をお願いだからやってと頼んで、やっと回答いただくという状況である。せめて、10年前の項目数でアンケートを実施すべきだと思う。
何に使うのか、何が知りたいのか、きちんとした方が良い。【あなた自身のことについて】というところは要らないと思う。どこに住んでいて、男子か女子か。どういう職業か。この3つくらいでいいと思う。質問は、こんなに必要ないと思う。住所、性別、職業ぐらいでいいと思う。
この項目の中から割愛する部分と必要な部分を残されることに努力したらどうかと思う。私もやってみたが、ものすごく時間がかかった。
それから、聞いている順番もここはっていうところがあるので、もう少し整理された方が良いと思う。
【スポーツ活動】、【スポーツイベント】などの項目を設定されるのはいいが、その項目について、できれば2つか3つくらいに抑えていただければと思う。もう少し練られた方が良いのではないかと思う。

【委員】
1項目から88項目まで回答しないといけないのか。

【事務局】
今回のものは案なので、今の意見を参考にスリム化していく必要があると考えている。

【委員】
私もやってみたが、20項目くらいしかできなかった。ちょっときついんじゃないかと思った。

【事務局】
今のご意見を参考に、内容についてできるだけ目的をはっきりとした形で、要らない部分を落としたという形で、精査していきたいと考えている。

【委員】
10ページの(29)スポーツイベントの項目では5つの選択肢があるが、選択肢の6番目に各種競技団体が主催する大会という選択肢を入れていただきたい。

【事務局】
今回、88項目と多いが、この中で特にこの部分については必ず残してほしいとか、これ以外にもこういう項目を聞いた方がいいんじゃないかというのがあれば、ご意見をいただきたいと考えている。

【委員】
資料9ページの(23)のスポーツに係る費用の部分は、スポーツジムに入っている方もいるから、そういうのも必要かと思う。スポーツというのは、手近にあるものから始めてもスポーツになると思う。費用をかけることと何か関わりがあるのかと思う。

【事務局】
この(23)でも聞きながら、13ページにもあるようにフィットネスクラブへの加入状況とか月会費はいくらかなど、内容的に重なっている部分もあるので、この辺も精査したい。

【委員】
私たちの意見を考慮していただき、できたら多くても30項目くらいに絞ってほしい。30項目でも多いなと思うが、30項目くらいまでなら、なんとか回答してもらえるんじゃないかと思う。確かに、1項目ずつ見ると必要だなと思う。できるだけ多くの方に回答していただけたら、長崎市のスポーツの傾向が分かっていくんじゃないだろうかと思うが、できたら30項目くらいに絞ってもらえたらと思う。

【委員】
8ページの質問の(18)は、選択肢が多くて、どれに丸をしようかと迷う。例えば、7の「趣味・楽しみのため」と18の「運動することが楽しい」とは似たような感じがする。他の項目の所も選択肢が多くて、選択してて嫌になる。選択肢を整理整頓されて少なくしたらアンケートがしやすいんじゃないかと思う。

【委員】
子を持つ親の子供の体力向上に向けての部分もあるが、項目数についてかなり負担だなと思う。前回のアンケートを基にいろんな施策をしてきて、手応えも持っているんじゃないかと思う。ただ、やってきたんだけども、どうもここのところが市民の意識が分からないとか、数字が上がらないのはどういうことをもっと要望してくるのだろうかという、その辺のところをもうちょっと突っ込んで、焦点化されたものであった方が良いのかなというふうに感じたところである。
子供の体力向上については、やっぱり学校でやってくれというところに陥ってしまうので、学校でも教育委員会でも、今年度にあじさいスタンダードの体力づくり編を出して、各学校で、市内全部で取り組んでいこうとしているところである。
ただ、ご存知のとおり、子供の体力は二極化されているので、クラブに入っている子はかなり高い、そうでない子が今、問題となっているところで、これを一緒に学校でやるのはかなり難しい。
この子達がどうにか集団になって、しかも動く楽しさを味わわせるためには、どうすればいいのかなというのは、今、小学校の校長会の方でも考えているが、一つの手立てとして、学童保育にはかなり子供達がいるなと思う。
この子達の中にスポーツから遠ざかっている子が多いなと思う。そういう部分を加味する項目があれば、親も選びやすいのかなと感じている。

【会長】
我々、スポーツ団体では、いかに若い時から、小さい時から専門的にさせるかというところを検討としているが、ますます小学校では二極化がひどくなる。

【委員】
88項目は確かにしんどいと思う。前回は26項目だが、先ほど言われていたとおり、30項目位が限界なのかなという気がしないでもない。複数、丸を付けられるようにはなっているみたいだが、回答の選択肢も多い気がするので、もう少し絞り込んでも良いのかなと思う。
今後、長崎市のスポーツを支えていくのは子供達なので、その辺をもう少し突っ込んでも良いのかという気がしないでもない。

【委員】
アンケートは目的が必要だと思う。10年前のものを参考にされて、10年前はこういう傾向だったとか、10年後の今はどうだろうかという思いなのか、全くこれとは違う視点で捉えられているのか。せっかく10年前のものをまとめられたので、そこから新しく違う視点で捉えてみようとか、全く10年前と同じような聞き方をするのかという、10年前のものを基にして今度新しくやるんですよという意識を持ってやるのか、随分変わってくると思う。
現在の市民のスポーツ意識を捉えるということになると、これからの長崎市の市民のスポーツ意識を捉えたいのか、いくつかの柱を建てられて、このことについてはこれだけの項目というふうに少し整理したら良いと思う。現状を聞く。そして、次の段階が見えない。やりっ放しという感じがする。10年前のものを見て、これからどういうことをまとめられたのかなと、今回のアンケートを見て思った。その辺を整理されて、少しアンケートの項目を減らした方が良いのではないかと思う。

【事務局】
今回、皆様のご意見を受けまして、先ほど言われた30項目を目標に絞り込みを行って、4ページのスケジュールにあるように、今回、皆様のご意見をお聞きした後に、庁内関係部局の意見も聴きながら、アンケートを12月を目途に出したいと考えている。もう一度、会議を開くのは難しいと思うので、アンケートについては、内容が固まったら皆様にもお知らせしたいと考えている。

【会長】
10年という年月が経ち、アンケートを出される行政の方も人が変わっている。こういうところを考えると、設問が多くなるのは分かるが、できればある程度絞り上げて、10年前も10年後もある程度、設問内容を同じにしないと一貫性がないように感じる。
長崎市スポーツ振興計画の冊子を見ると、伊藤市長が載っているが、市長も伊藤さんから田上さんに変わっている。それにつれて設問も変わってくると、アンケートの意味そのものがあるのかなと疑問に思う。だから、設問も今後をにらんで、一度、しっかり検討する。ここからがアンケートの始まりではないかと思う。設問を出すと、結局、世の中に付随するような変化が起こってくる。国民がみんな元気になるように。これに尽きる。そうした時に幼児から小学校、中学から高校、成人に至ってどのようにするか。全てのイベントにしても私はそのようなことだと思う。
また、見るスポーツというものをアンケートに盛り込むことは、果たして本来のアンケートの趣旨に沿っているのだろうか。スポーツ振興という目的では意義はあると思うが、コマーシャリズムに則ってというわけではないが、アンケートとなると焦点がばらけてる気がする。行政は見るスポーツにまで関与するのだろうか。そこまで手を広げて果たして責任を持ってやれるのか疑問だ。ある程度、ターゲットを絞り込むことにより、設問も絞られてくるのではないか。小中学生の体力向上をどうしたら良いか、そのあたりに焦点を絞った設問にするべきだ。
10年前も10年後も一貫した流れが分かれば、非常にこの審議会も意義があるんじゃないかと思う。毎年、毎年、全然違うことをやっていては、意味がないのではないかと思う。その辺を皆さんで練ってもらいたいと思う。

【委員】
このアンケート案は、一番広い範囲の案で作られたと思っている。配付資料23ページでスポーツ基本計画があるが、その第2章で「10年間を見通したスポーツ」と、この辺のからみからつながってきたと思うが、「1.子供のスポーツ機会の充実」、「2.ライフステージに応じたスポーツ活動の推進など」、この辺が大きなところだと思う。
アンケートの項目を見たところ、小中高生のアンケートの項目がかなり少ない。大人については、スポーツをやっているかどうかくらいでいいのではないかと思う。前回のアンケートで必要ないものは除いて、前回の部分からの流れが残るようにするのが一番良いのではないかと思う。

【委員】
10年前のアンケート結果を踏まえ、今回の結果はどうなのか、設問内容に統一性を持たせた方が良いと感じた。
先ほど、子供の体力について、二極化の問題が挙がっていたが、スポーツクラブに入る子は良くて、文科系クラブに入る子はだめなのかと考えてしまう。もしそうであれば、どうしたら良いのかと思う。

【会長】
小学校体育大会(小大会)で、クラブに入っている子は出場できないとなっているのはおかしい。疑問に思う。むしろ、リーダー的な立場になるのではないかと思う。その辺はもう少しご検討いただきたいと思う。

【委員】
小大会は全員参加となっており、どの子もスポーツに親しむ機会を持たせようと努めている。しかし、現実は課外クラブで活動している子とそうでない子を一緒に組ませても、どうもうまく機能しないということで、今は、専門種目以外のところでやろうということで落ち着いているところである。

【会長】
排除するような線引きをする必要はないのではないか。

【委員】
普段、運動をしていない子にも経験をさせようという趣旨で取り組んでいる。

【会長】
普段、運動をしていない子が、普段、運動をする子のプレーを見て、目標にするということは考えられないか。

【委員】
それについては、各学校の取組みで行っている。普段、運動している子をリーダーとして練習したり、ゲームを見せたりしている。
それから、文科系クラブに入る子が悪いということは決してない。生活の中で動く子供の割合が極端に少ない。歩数が少ないというデータがある。以前は1日あたり2万7千歩、少なくても1万3千歩くらいの運動量だったのが、今は、少ない子供が3千歩以下という子供が多く存在している。生活の中でどのように運動量を増やしていくかが課題である。特に田舎の子供の方が市街地の子供よりも運動量が少なくなっている。田舎では車での移動がほとんどである。

【会長】
時代が変われば、環境も変わるので、非常に難しい。

【委員】
もう少し視野を広げた設問にした方が良いのではないかと思う。
学童保育にスポーツ指導者が必要と考えている。スポーツをしない子供をいかにスポーツの場に群れさせるか、そのような場を作ること、そして適切な指導者を配置することが課題ではないかと思う。いきなり競技となると苦手意識を持って運動しない子供がいるので、その子達をどう群れさせ、動く楽しみを教えるか、そういう視点のアンケートが良い。

【会長】
現在の学校の先生方での指導は難しいか。

【委員】
努力しているところである。子供達みんなを束ねて、みんなで参加できるような遊び・ゲームを展開できるよう先生達を指導している。それは体育の授業の中のゲーム領域で行っているが、それをもとに子供達が、自由時間に遊びの場で運動を活用していかないとなかなか子供は自然に遊ぶようにならない。

【会長】
県の方になるかもしれないが、行政の方で職員の配置を検討していただきたい。それがスポーツ振興にもつながる。

【委員】
市のイベントのレクレーションスポーツ教室で学童保育などが参加しており、喜ばれている。
がんばらんば体操のインストラクターをして5年になるが、なかなか教育現場の方から要請がなかった。今年は運動会の準備体操で取り入れられた。
学童保育の指導員については、我々、スポーツ推進員を活用していただければどうかなと感じている。がんばらんば体操もぜひ取り入れてほしい。

【会長】
ぜひ、市民の体力向上のために頑張ってもらいたい。

【委員】
長崎市中学校体育連盟(中体連)の会長をやっているが、県の方でも毎年、中学校の部活道に関する調査を実施していて、体力向上と部活動の充実を目的としている。そういう情報が必要であれば、言ってもらいたい。
それから、部活動の存続が厳しいという学校がある。離島の学校に限ったことではない。他の学校との合同開催など救済処置もあるが、それでも近隣に学校がなければなかなか組めない。魅力ある部活動をつくらなければならないということで、中体連の立場でも頑張っている。
それから、文化部を統括する長崎市中学校文化連盟(中文連)というのもある。部活動は何も運動部ばかりではない。しかし、中学生は昔と比べて運動量が激減しているので、子供にとって、魅力がある場、遊べる場、施設を造ることである。広報活動、親の意識改革などは行政のスポーツ推進計画に当然必要になってくるものと思われる。
我々、教員もできるだけ部活動に積極的に関わっていくように努力したいと思う。施設の問題とか我々ができないことがあるので、ぜひ行政の立場で改善できることはやっていただき、教員の方でも頑張りたいと思う。


[報告事項 その他:尾戸小学校プールの事故について]
8月8日に発生した琴海地区尾戸小学校でのプール事故について報告する。
夏休み期間中に学校のプールを地域の児童に開放することにより、体力の向上と健康の増進を図ることを目的として、学校プールを開放するという事業をスポーツ振興課が窓口となり実施している。
市内の小学校56校で実施しているもので、夏休み期間中の各学校で、午前、午後の半日単位で20回程度の回数で実施しており、昨年度は約21,600人の利用があっている。
今回の事故もプール開放中に発生した事故であり、場所は琴海地区の尾戸小学校である。琴海地区のプールは、高学年用の通常の深さのプールと、ひと回り小さい低学年用の浅めのプールがあり、今回の事故は、浅い方のプール、事故当時の水位は60センチメートルで、プールの水をろ過するための循環口、ろ過機に対して水を循環させる仕組になっており、6センチメートルほどの循環口で、下から10センチメートルぐらいの所だが、小学2年生の女の子が正座した状態で、ももの部分が吸い付いた状態で圧が強くて取れなくなったことから、無理やり剥がすよりはということで、救急車を呼んで対応し、報道の方でも取り上げられたところである。
現在、調査中であるが、今回、事故が発生した部分について、調査の結果を踏まえて、事故対策を取る必要があると考えているが、スポーツ振興課でも学校でのスポーツ開放事業を行っているので、今後、事故防止の対策を考える必要があるのと、いろいろ指導する部分とか、使う側への説明等が必要であると考えているところである。

【委員】
すぐに点検したが山里中学校は大丈夫だった。疑問に思うのは、循環のためのポンプとのことだが、ポンプを停止すれば吸引力は落ちるはずだと思うが。

【事務局】
排水溝は6センチメートルの大きさだが、たまたまペタッとついて、真空状態になって剥げなかった。剥ごうと思えば、剥げたらしい。
教育委員会で全部調査したが、他は問題なかった。これと同型のプールはあと1つある。それも含め全ての学校のプールを調査し、安全確認済みである。どうして今回このような事故につながったか引き続き調査しているところである。

【会長】
私も電源を停めればいいんじゃないかと思った。

【事務局】
吸い込む圧がかかっていたので、ポンプ車で水を吸い出した。怪我の方も内出血だけで、1週間程度で痣も消えるとのことだった。

【会長】
何年か前にもあった。

【事務局】
それは、確か兵庫で起こった事件である。それ以降、大きな排水溝が全部、二重構造になり、毎年、プールを開く前に全部点検した後に水を張っている。こういう構造はここだけであり、新しいプールは底面にろ過機があり、古いプールについては、真ん中の排水溝がろ過機の役割を兼用し、そこで二重のセーフティーネットできれいにしているということで、何年か前にあった事故への対応は取れている。

【会長】
スポーツには必ずどこかに危険があるが、それによって使用制限を設ける傾向があるので、そのようなことがなるべくないようにしてもらいたい。

【事務局】
原因究明でき次第、対応策も作り、引き続き施設利用できるようにしたいと考えている。

【委員】
スポーツ振興計画をスポーツ推進計画に変更しようとする意図は、もっとスポーツに親しんで、スポーツを提供する場を増やそうという趣旨だと思うが、それに関して、施設を利用する場合、大きな大会などの開催時には、駐車場の割引、会場の使用料割引等ができるようにしてほしい。
佐世保市体育文化館では大きな九州大会以上の大会開催時には、駐車場の割引、会場使用料の割引をしてもらえた。長崎市もそのようなことをしてもらえると助かる。長崎市は駐車場の料金が高いという声を聞くので、ぜひ検討してもらいたい。各競技団体の願いである。
それから、学童保育の山里クラブの運営委員をしているが、山里では熱心に指導している。指導する先生が田植えをしてみたり、海に連れて行ったり、夏休みには合宿をしてみたり、いろいろしてくれている。非常に頭が下がる思いである。ドッジボールなども指導している。学童保育も、よくやっているということを認識してもらいたい。

【事務局】
大会によっては、会場使用料の減免を行っている。駐車場使用料の減免については、ご意見が出たということで、駐車場管理者と話をさせてもらいたい。

【委員】
国体のリハーサル大会でハンドボールの場合は、ジャパンオープンカップというのがあった。会場は、佐世保市で成年も少年も全部、佐世保市であった。佐世保市では、駅に国体ののぼりがたくさんある。長崎市にはない。国体推進部が自治会に来て説明したが、ボランティアもなかなか集まらない。国体に向けて頑張ってもらいたい。

【会長】
佐世保市と長崎市では差がある。来年、長崎市で国体があるという実感がない。市民一般の方に浸透していないのではないか。長崎駅前の交通会館に国体の垂れ幕を貼ったらどうかと、広報広聴課長に意見を申し出た。もう少し国体に向けての広報をやってもらえないか。県民、市民に国体という意識が浸透していない気がする。放送等も活用できないか。ぜひ行政で考えて、こういうことで我々に加勢してくれと言えば、やぶさかではないのでお願いしたい。

【事務局】
今のご意見を審議会のご意見として、所管部長に伝えたい。

【会長】
他に何かないか。
以上で、本日の議事を全て終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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