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平成23年度第2回市民力推進委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006717

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

総務局企画財政部市民協働推進室

会議名

平成23年度第2回市民力推進委員会

日時

平成24年3月19日(月曜日)午後6時30分~

場所

市民活動センター「ランタナ」会議室

議題

1 市民力向上に向けてのこれまでの施策について

2 市民力向上に向けてのこれからの施策について

審議結果

協議事項1市民力向上に向けてのこれまでの施策について

事務局
配布資料により、市民協働推進室ができた後、実施してきた各事業の実績等を説明。その後、新しい公共支援事業で実施しているプロボノ事業について委員が説明。

委員
ランタナ会議にはだいたい何人ぐらい参加して、どんな話をされているのか。

事務局
ランタナの入居団体が集まるので、多くて10人ぐらい。情報交換が主となる。

委員
このランタナの使いやすさについても話されているのか。

事務局
随時言ってもらうようにしているが、なかなか具体案が出てきていない。もっと使い勝手の部分についても話していきたい。

委員
市民活動に関する相談で、どういう内容があるのか教えてほしい。

事務局
個人は何かしたいけど何をしていいのかわからない、団体は補助金や団体設立についての質問やNPO法人の設立についての質問が多い。

事務局としては補助金についての質問に対し、一概に「今募集期間じゃない」というような回答はしないようにしている。活動内容や補助金が必要な経緯を聞いて団体が本当に相談したいのは、補助金についてではなく、もっとほかのことであることがわかってきた。例えば仲間がほしいとか。

委員
ダンカーズを2,000部増刷した背景とそのアンケートの返答率を知りたい。

事務局
配布先を見越して印刷をしていたが問い合わせがすごかった。すぐに無くなってしまって、とにかく増刷しないと間に合わない状況になった。
アンケートの戻りはあまり良くない。回収方法については考えていく必要があると思う。

委員
ちゃんぽんミーティングではどのようなことを話し合われているのか?

事務局
ちゃんぽんミーティングは、毎回テーマを定め、15人を目安に集めて、1時間半の中でちゃんぽんを食べながらリラックスした雰囲気の中で市長と話すもの。みんなで意見交換し、知らない団体同士がつながることに大きな意味があるという風にして始めた。
ちゃんぽんミーティングは今過渡期で、どうすればより効果がでるのかを考えているところ。いい方策があったら一緒に考えてほしい。

委員
長崎県のNPO法人の数が全国平均を下回っている。以前は平均を上回っていたが。人口一万人あたりの数は全国28位ぐらいで九州では一番下。
私たちの団体はNPO法人になりたい団体を支援して、法人を増やしていこうとしている。NPO法人設立のために相談にのるなど、NPO法人を作りやすい環境を整えるのは市や町の役割と思っているので、NPO法人の数を増やすこともどこかで取り上げてもらいたい。

委員
ボランティア体験事業はどのように広報しているのか。受け入れ希望団体の方は毎年同じか、ずっと変わってきているのか。

事務局
ガイダンスなど受け入れ希望団体と体験希望者のマッチングの場の提供や、チラシの配布をしている。
体験者は増えているが、体験してみてその団体に入っている人が少ないので、23年度まででやめようと思っている。
この事業が悪かったわけではないが、普段から体験者の受け入れを団体がしてくれるよう事務局が促して、受け入れの窓口を担当すれば事業として組み立てる必要もないので。

委員
学生は卵。市民活動をすることになった時に実際に自分たちで活動できるような学生を育てていくというのは非常に大事だと思う。

委員
今長崎県にはどのぐらいのNPO法人がいて、どのぐらい活動しているのか。

委員
今大体430ぐらい。活動報告書もあまり出ていない。休眠しているところが2、3割はあると思う。

委員
数を増やすことも大切だが、続けていけるような環境をつくるのも大切だと思う。

委員長
この3年間に色々な相談を受けてきたと思うが、答えるのが難しかった相談事例などを教えてほしい。

事務局
こちらに寄せられる相談は基本的な相談が多い。
「何かやりたい」や、やりたいことが何かよくわからないのに「NPO法人を作りたい」という相談はよくある。
力のある団体にはNPO法人を取ることを勧めたいが、相談にこられるのは前の段階の方が多い。
NPO法人になると一気に信用が上がって、委託事業がもらえるとか、そういった誤解がまだあると思う。

委員
ボランティアは、自分の意思でやるというものであって、NPOはそこをめざしたものであるべきと思う。そうでないとお金をもらうための手段になってしまう。
今市民と行政との間で、公共についての倫理感がずれているような気がする。市民の公共の考え方、行政の公共の考え方をすり合わせて、公共というものはどうあるべきか議論する必要があると思う。

協議事項2市民力向上に向けてのこれからの施策について

事務局
配布資料によりこれからの施策について説明。
新規事業として、庁外向けの情報誌作成、登録団体カルテの作成、(仮称)100人ワークショップの開催、市民協働推進委員の設置。23年度から新たに始めた、意見交換会を24年度は充実させる旨説明。

委員長
事業について色々な助言をいただき、次回以降、大きな方向性を決めていきたい。

委員
市民向けなど色々な研修会を開催しているが、どういう風にして協働を普及していくかが大事で、協働の意義などをしっかり伝えていってほしい。
地域担い手育成講座の受講生を集めて協働について話し合うとか、焦点を絞って進むといいと思う。

事務局
協働について詳しく説明したハンドブックが今年度中にできあがるので、できあがったものを見てもらって、協働の普及、ハンドブックの使用法なども次回の委員会で話しあってもらいたいと思う。

委員
私は庁内に市民協働推進委員を設置することは非常に意義のあることだと思う。
委員には事前にしっかり説明して、使命や意識をしっかりと持って積極的に関わってもらいたい。委員が市民との間の協働をうまくすすめていく中心になると思う。

委員長
協働推進委員については、自治体の中ではうまくいっていない自治体もあるので、そういうところの教訓なども参考にしていいと思う。

委員
推進委員については委員同士仲良くなり、情報の共有などをしっかりやってもらいたいと思います。
ツイッターやフェイスブックなどを組み合わせて電子的なやり取りができるといいのではと思う。

委員長
協働推進委員が孤立しないように、その人たちが何かやろうとする時に、応援できるような仕組みがあるといいかもしれない。

委員
市民との協働の視点はすごく大事だが、庁内での協働の体制を整えるのも大事じゃないかと思う。例えばいくつかの所属で協働の事業をやるとか、事務的な情報やスキルを共有するとか、対市民じゃなくて庁内の協働の視点がいると思う。
地域が抱えている問題は多岐にわたって複合化しているのでそれを改善していくためには庁内の垣根を取っ払って、庁内の協働体を作っていく必要があると思う。

事務局
推進委員は委員同士がつながることで色々な情報が共有できることも目的の一つ。
しごと改革室と連携して、そういう職員を応援する環境を整えていく必要があると思っている。

委員
長崎市では同じ似たような事業をやっている課が多く、地域は市役所の別々の所属から呼ばれて何回も市役所に通って、同じ様な話を聞くことになってしまう。

事務局
コミュニティを考える時には関係部局が固まって方向性を合わせないといけないと思う。

委員
庁内の市民協働の一つの考え方として新しい公共のあり方をどう考えていくのかをよく検討する必要があると思う。
公共を介して市民と長崎市が一体になる。公共のあり方を市の立場、市民の立場で眺めていって、その公共で町をおこしていく。
そういうことで公共という考え方が庁内にも、市民の中にも広がって、徹底されていくのではないでは。

委員
委員が言われたことは大事なところで、色々なものがこの委員会だけの話じゃなくて庁内全体にかかわってくると思う。
今、別の委員会で、情報統括管理という考え方を持つことを提案している。市には広報広聴課があるが、情報を集めて発信しているだけになっていて、庁内の色々な部署がやっていることをマッチングさせる、分析するということが抜けている。
それがないので同じ日に別々の部署が場所も離れていることで事業をやってしまう。情報統括管理というのは、それを事前に察知することで、内容を分析して事業の調整をしたりする考え方。場所や日程の変更は難しいだろうが、そういうことをやることが大事と思う。
全然関係ないものと思っていても、実は関連が出てくる。情報統括管理という考え方で一つ独立した部署があるとマッチングなどができるのでは。
今議論していることをやりながらも、今度は庁内に向かって、情報統括管理という考え方を紹介できれば、ゆくゆくはつながっていくと思う。

委員
行政が縦割りになってしまっているので、地域も縦割りになっている。私は地区の受け皿となる組織を作っていきたい。活動している人はたくさんいるけど、その人たちがつながっていないので、みんなが忙しそうにしている。
小学校の子どもを守るネットワークに色々な人が入っているので、それを中心にして集約してみて、重なったものを整理していければいいと思っている。

委員
行政には縦割りだけでなく、しっかりした横通しをする必要がある。長崎市の横通しには、ぜひここのセンターが中心となって動いてもらいたい。

委員
ランタナへの視察や見学は多いか

事務局
他の自治体の議員の視察が多い。視察内容は思い長崎伝習所と市民との協働の2つが多い。一か月に三回とかある月もあるが、平均したら一か月一回ぐらい。

委員
視察にきた方をランタナカフェに呼んでみたり、長崎のNPOと意見交換させたりしたら面白いかなと思う。

委員
私たちは市民力の推進委員なので、ボランティアの手助けとか育成とかNPOの法人化を促進するとかそういうのが目的じゃなくて、団体さんの活動と行政の活動を、うまくマッチングできればいいと思う。
マッチングっていうのは言い換えればニーズで、それらをマッチングができれば、目標が決まってくる。だからニーズをどういう風に探していくかが重要だと思う。

委員
ちゃんぽんミーティングに私も参加したことがあり、その時のメンバーと、地域の中で一人ひとりがもう少し自覚しながら生きていたいという話をしている。ちゃんとした団体とはせずに、その時その時動ける時に動いていこうと思っていたが、もう少し気持ちがきちんとまとまったらちゃんとした団体にしたいと思う。上は80歳ぐらいの方もいるが、気持ちが前向きなみんなが集まっているので、想いを共有して、一人ひとりが確かに生きて、地域でしっかり生きていきたいという風に思っている。

委員
市民活動支援補助金は来年度も継続するのか。ぜひ続けてほしい。

事務局
継続する。色々な団体に使ってもらえるように周知の方法をもっと考えていきたいと思う。

委員長
今日出た意見等を事務局と取りまとめていきたいと思うので、今日以降も気づいた点があったら事務局の方へ連絡してほしい。

報告事項1協働ハンドブックについて

委員
ワーキンググループ委員と事務局とでがんばって、なんとか形になった。
内容については、表紙を開けるとすばらしい詩があって、このハンドブックの想いを少し紐解いて、そのあとは協働を恋愛で例えたりして、どうやったら読んでもらえるのかっていうのをかなり悩んで作った。
色々な想いが詰まった分、表現も二転三転したので、皆さんに読んでもらって気づいた点があったら事務局へ連絡してほしい。それを踏まえて第2版、第3版はもっともっといいものにしていきたいと思っている。

委員長
以上をもちまして、23年度の市民力推進委員会を終了します。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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