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平成23年度第2回男女共同参画審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006641

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民局市民生活部男女共同参画室

会議名

平成23年度第2回男女共同参画審議会

日時

平成23年8月31日(水曜日)午後2時~

場所

男女共同参画推進センターアマランス研修室

議題

  • 長崎市男女共同参画計画実施結果について
  • 調査研究について ほか

審議結果

事務局
ただいまより、長崎市男女共同参画審議会を開催する。
本日は委員14人のうち、13人の出席であり、「長崎市男女共同参画推進条例」第26条第2項の規定により、本日の審議会が成立していることを報告する。
まず、委員の方に交代があったので、紹介する。
(新たな委員挨拶)
また、平成23年8月1日付の人事異動にて、市民生活部長が交代したので、紹介する。
(部長挨拶)
それでは、審議の前に資料の確認をお願いしたい。
(資料の確認、説明、配布等)
それでは、これからの議事進行を会長にお願いしたい。

会長
それでは、3長崎市男女共同参画計画の達成状況について、事務局に説明を求める。
(事務局より計画達成状況について、資料に沿って説明)

会長
事務局の説明について、何か質問、意見はないか。

委員
平成22年度の計画達成状況を見てみると、C評価の事業が多々あるが、それらについて、過去の評価を見てみると18年度からC評価のまま、変化が見られないものがある。これらについて、これまでどのような対策や働きかけを行ってきたのか、1つか2つでもいいので、説明がほしい。

事務局
No.6のDV実態調査については、毎年1回の実施を目標としていたが、この調査は単独の事業として実施しているものではなく、年1回実施している市民意識調査のテーマの1つとして実施しているのが実情である。自己評価は単純に数値で判定することからDVを市民意識調査のテーマに選択した年は目標達成、それ以外の年は未達となるため、DVをテーマとした18年度、21年度以外は未達となり、自動的にC評価となっている。
また、No.3の講座開催回数については、計画策定当初に年間60回の目標を掲げていたが、男女共同参画という問題を真正面から捉えた講座では、集客が困難であり、また、時代の変遷とともに男女共同参画に関連したさまざまな分野の講座へのニーズが高まったことから、講座の方向性をシフトした経緯がある。それらについて、例を挙げると、女性の就業を通じて社会参画を推し進めるためのパソコン技能を取得する講座や就業支援のための講座、ワーク・ライフ・バランスや男性の子育てなどの講座であり、その目的は身近な問題を通じて男女共同参画を考えてもらいたいということであった。これらの講座も実際のところは男女共同参画の要素を相応に含んでいるが、60回という数値目標を掲げていた男女共同参画講座とは種類が異なるとの判断から、講座開催回数としては計上されていないため、結果として低い評価となっている。年間に開催可能な講座の総数としては、予算や貸室の運営、それに伴う業務量を鑑みると必然的に一定の数量で頭打ちとならざるを得ない状況であり、その中で市民のニーズに沿った形で男女共同参画を推進しようと努めた結果、数字として表れる実績値や自己評価が不本意ながら今回の資料のような形になってしまったものである。

委員
この表に掲載された事業は、すべて男女共同参画室の事業なのか。

事務局
男女共同参画室、推進センターの事業もあるが、他の部局の所管事業も含めて主要な事業を抜粋して表にまとめて説明した。計画に掲載されたすべての事業については、A4サイズの横長の冊子になった資料に5年間の年度ごとの実績値、自己評価やコメントなどを掲載しているので参照されたい。

委員
先ほどの委員の意見と同様に目標値が設定されながら、C評価がずっと続いているという状態は疑問がある。目標値が実態と合っていない、見直しが必要であったなどの事務局の説明があったが、そういう状況であれば必要に応じて目標値を見直すべきではなかったか。事業の効果を確保しつつ、刻々と変わっていく情勢や実態に合わせて適切かつ丁寧に目標値を修正することで、計画の実効性を担保し、さらに、適正な目標設定であればA評価、B評価とされるべき事業が、いつまでもC評価のまま、ということも避けられたのではないか。
また、A3サイズ1枚ものの資料は主要な事業を抜粋して分かりやすくはあるが、A4サイズの冊子の方に記載されているコメントが省略されている。事業の実態、成果を把握するにはこの部分が重要なので、枚数は増えるだろうがこの部分も一緒に掲載してほしい。

委員
基本目標3)、No.50に子育て支援センターの設置という事業を平成18年度に新設しているが、目標値を15箇所としながら、昨年度は1か所が閉鎖され、毎年C評価が続いている。市として、必要なセンターの数を想定していると思うが、その想定数がこの目標値なのか。

事務局
子育て支援課の事業であるが、施設を市全域にバランスよく整備することは容易ではなく、今後も情勢によって必要と考えるセンターの数は変わっていく可能性はある。ただし、設置数に関わらず、継続的に利用者数の増に努めたいとのことである。

委員
例えば10箇所で足りていると考えているのであれば、センターを閉鎖せずに継続的に運営していく、多くの方に利用していただくというような目標でもよいのではないかと感じた。

事務局
子育て支援センターの設置数は、計画策定当初6箇所としていた目標値を社会情勢等を踏まえて平成20年度に15箇所に上方修正したものと捉えている。しかし、現在計画中の子育て支援センターは、東長崎支所跡地に建設中の東部地区公共施設と上長崎地区のふれあいセンター内に設置予定の2箇所のみである。よって、他の事業にも共通することだが、情勢に応じて新たに適正な指標や目標値を設定することは計画を推進する上で重要な課題であり、今後精査させていただきたい。

委員
目標値については、例えば、審議会の女性の登用率については、国においても目標が設定されており、ただ達成が難しいからという理由で変更するということは妥当性を欠くのではないか。むしろ、目標を達成するための手立てが十分に尽くされているのか、という点に疑問を感じる。

事務局
単に達成が難しいからという理由で、むやみに指標や目標値を修正するということではなく、委員ご指摘のとおり、この計画には審議会の女性の登用率のように当然目標値を修正すべきでないものも多いと考えている。
しかし、先ほど説明したような啓発講座の開催回数の件は、市民に望まれる事業の形態が時代に即して変化しているにもかかわらず、目標や指標の定義が当初のままであるために、事業の目的に見合う講座は多数開催されている実態がありながら、実績値が不当に少なく計上され、そのために表面上、進捗状況が実態と見合わない低いものになっているケースである。このようなケースでは、実施回数の計上方法等を実態に合わせて工夫し、見直すことなどで、より正確に事業の進捗状況や目標の達成状況を評価できると考えている。

委員
5年間を総括しての評価はないのか。23年度からの行動計画とは内容が異なる部分があるとしても、今後の比較のためにも必要ではないか。

事務局
A4サイズの冊子の資料には、文章形式ではあるが、各所管課が5年間の達成状況を総括した評価を掲載している。
計画が一新されたこともあり、24年度に23年度の進捗状況の評価を行う際には、比較対象がないことになるが、5年後には必要に応じて計画を見直すことになっているので、まずは今後5年間の評価をしっかりと行いたい。

委員
計画では目標が数値として挙げられているが、この目標値の算定根拠や算定理由が明らかになっていないので、設定された目標値が妥当なのか判断が難しい。これについても、何らかの資料があればもっと分かりやすいのではないか。
例えば、男女平等になっている意識を持つ市民の割合については、目標値が22%となっているが、なぜ半端な22%という数字が算定されたのか情報がないので、これが意欲的な目標なのか、慎重な目標なのか判断ができない。進捗状況の評価は目標値に対しての達成状況であるから、例えば国の計画等で22%を目標としているからこれに合わせた目標値としているなどといった具体的な根拠や理由が分かれば、審議をやりやすい。

事務局
目標値は、長崎市が目指すべき都市像を描いた施策のグランドデザインともいうべき長崎市総合計画という計画があり、男女共同参画計画における事業や目標値はこの総合計画の内容に基づいたものとなっている。この総合計画を男女共同参画の分野に特化し、具現化したものが男女共同参画計画であり、そこに掲載された事業や目標値である。また、ほかの分野、例えば子育ての分野においても、その分野に特化した計画があり、その目標はそれら計画に掲載された事業や目標値とも整合性が取れたものになっている。
委員のご指摘の件については、各所管課に対して、目標値の算定根拠を含めて確認したうえで、次回の資料作成時には検討したい。

委員
ホームページのアクセス件数について、目標の2万件を大幅に超過しているが、この要因としては、最近はほとんどの人がパソコンを持っているということもあるが、アマランスの事業について調べる目的よりも講座の申し込みなどの目的でアクセスが増えているのだろうか。いずれにしてもアクセスさえしてもらえれば、アマランスの他の事業についても目を通す機会にもなるだろうから好ましいことである。

会長
今回の意見を踏まえて、事務局には次回から進捗状況報告の書式を審議を行う上で分かりやすいように改めてほしい。
次に、次第4男女共同参画に関する調査研究の結果について、事務局に説明を求める。
(事務局が調査結果について、資料に沿って説明)

会長
事務局の説明について、何か質問、意見はないか。

委員
調査結果によると学校教育の場においては、男女平等に近い状態であるとの説明であった。設問では男性または女性が優遇されているといった選択肢から選ぶ形式になっているが、その優遇されているという言葉が学校教育においてはどういう状態を指しているのかが不明であり、疑問である。回答者によって異なる解釈のもとで回答してしまうことにもなりかねないので、次回の調査の際にはこの言葉の意味や定義をもう少し考えてほしい。
多くの親の指向として、子の高等教育に対して、男女ともに高等教育を受けさせたいという結果であったとの報告であるが、経済的な事情で全ての子の学費の工面が困難な場合は、4年制の大学に進学させるのは、女よりも男、次男よりも長男というふうな選択をしているのが現実ではないだろうか。この希望と現実の差は今後も注意を要すると考える。
それぞれの設問について、結果が文章でまとめられているが、結果を文章形式に改めただけのものになっている。まとめであれば、その調査結果を受けて、今後、長崎市としてどうすべきなのかについても踏み込んでほしい。

会長
今回の調査については、前回の調査結果との比較を行うために、あえて可能な限り前回と同じ設問にした経過がある。今年から男女共同参画計画が一新されたので、次回の調査の際には設問の内容、表現の見直しを検討してほしい。

事務局
委員の3点目のご意見については、本日の報告はあくまでも純粋な調査結果、集計結果についてのものであり、まとめもそのような考えで作ったものである。長崎市としての今後の施策については、今回の調査結果を生かして、各所管課に働きかけ、横断的に取り組みたい。

会長
今回のまとめでは、男性と女性との比較で終わっている。すべての設問でとは言わないが、重要な設問では世代などを加えたクロス集計を行い、もう少し詳細に分析すれば今後の施策を行う上で注力すべき点が見つかるのではないか。

委員
36ページ、問20に地域活動などについての設問があり、自治会や青年団などの地域活動、保護者会やPTAなどの学校・青少年育成活動については、参加実績は高いが、参加意欲が低い傾向にあり、一方で、これら以外の自分の役に立つ活動や関心のある活動については、総じて低い参加実績に比べて、参加意欲が高い傾向にある。市民は内容によっては、さまざまな活動に参加することに意欲的であるというこの調査結果を今後の施策に生かしてほしい。

事務局
委員ご指摘のとおりであり、特に地域の防災などについては、東日本最震災の発生を受けてそのような機運が高まっている時期でもあり、今後の施策に生かす努力をしたい。

会長
他にないか。なければ、今回の調査結果を今後の施策に役立てるよう事務局に要望して、審議のまとめとしたい。
以上で本日予定していた議題についての審議は終了する。
他に委員から意見などないか。

委員
昨日、テレビで学童保育のドッジボール大会のニュースが流れたが、そのニュースのコメントは不景気で働く女性が増えたので、学童保育に通う子どもが増えているといった表現であった。このような表現では、女性が働いて子どもを学童保育に通わせるのは、女性の社会参画ではなく、経済的に困っているから仕方なく働きに出ているのだと非常に後ろ向きの印象を一般の視聴者に与えかねない。テレビというメディアでこのような報道をされると非常に影響が大きいので、報道の現場に携わる人が男女共同参画のことを少しでも理解していれば、このような表現にならなかったのではないかと思い、残念に感じた。

委員
2点要望したい。
1点目は、第2次長崎市男女共同参画計画について、これはとても重要なものだが、その存在自体を知らない方も多いと思われる。計画の冊子が、手元にあれば目にする機会もできるかと思うので、啓発の意味を込めて1冊ずつでいいので各自治会にも送ってほしい。
もう1点は、時折、男女共同参画に関する講座として、不適切と思われる講師、講演内容であることがあるので、講師の選任は慎重に行ってほしい。

事務局
1点目の冊子の配付について、自治会は1000程度あるが、冊子版、ダイジェスト版ともに必要最小限の部数しか作成していない。配付するとなれば、ダイジェスト版のコピーということになるが、月1回は自治振興課を通じて発送する機会があるので、検討したい。
2点目の講師の選任はとても難しい面があるが、男女共同参画に関心がない、あるいは関心が希薄な市民にアマランスの講座に足を運んでもらうための動機づけ、男女共同参画の導入部分を理解してもらうためのきっかけづくりとしては、男女共同参画の要素を市民にとって身近なさまざまな例や分野と絡めて、さまざまな切り口からある程度面白く、分かりやすく話すことができる講師が必要であると考えている。

会長
他にないか。
なければ、平成23年度第2回長崎市男女共同参画審議会を終了する。
長時間にわたるご審議、ありがとうございました。

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