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平成22年度第3回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006552

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

環境保全課

会議名

平成22年度第3回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

  • 日時:平成22年11月17日(水曜日)午前10時~
  • 場所:長崎市民会館 6階第2・3会議室

議題

温室効果ガス排出削減に係る中期目標について

審議結果

会長
それではただいまから協議を始めます。本年度、第3回目の実行計画協議会です。
今日は資料7について皆さんの知恵を出し合っていただくことが主要な議題です。これに先立ちまして、配布資料の説明をしていただいて、資料7について議論したいと思っています。資料2から資料6については、前回議論したことについて、説明があったことについてのおさらいと思ってください。参考のために資料2から資料6について説明していただいた後、資料7について議論したいと思っております。
それでは今日の進め方ですが、資料1から資料7について事務局から説明していただきます。その後、資料7の「長崎市の将来ビジョン(案)」に基づいて、将来ビジョンを達成していくための具体的な方策、施策について皆さんのアイデアを集約していきたいと思っております。それでは、事務局から資料の説明をお願いします。
事務局
資料1から順番に説明させていただきます。実行計画協議会第2回の協議結果ということで、前回の協議事項の結果の確認をさせていただきます。
今年度(平成22年度)、中長期目標のロードマップの策定ということで、中長期目標の基準年について1990年(平成2年)若しくは現状からという協議をいただき、現状から考えて行くということで、基準年を2007年(平成19年)で決めていただいております。2番目につきましては、長期目標の年次ということで、長期、ある程度皆さんの想像が及ばない程度の50年先、2050年(平成)を長期目標の年次ということで決めさせていただきます。3番目、長期目標値につきましては、前回ご議論いただきましたが、情報、資料等がもう少し必要ということで、60から80の中で考えていくということで、持ち越しをさせていただいております。以上3点が前回の協議会の協議内容ということで確認させていただきます。
続きまして資料2の説明にはいらせていただきます。1番、中期目標の設定手順で、本年度第1回のときからお示しさせていただきましたが、長期目標を考えて中期目標のレベルを設定することが第1段階の手順で、その後、排出削減ポテンシャル、潜在可能量の試算ということで、削減ポテンシャルとは、技術的、物理的に最大限投入するということを想定して、あらゆる施策を総投入してどれだけ減らせるかということで、実際の施策の内容を無視して最大限で計算した値で、その試算を言います。実際にどれだけ施策を投入していくかの積み上げの試算が手順の2番目になっております。それらの情報を併せまして3番目に、積み上げ量と中期目標のレベル等を比較検討して、中期目標の年次と目標値を決めて行く手順になっております。
2番目、長期目標から中期目標レベルの設定で、これは後ほど資料3でご説明させていただきます。2ページ目をご覧下さい。先ほどの手順2番目の削減ポテンシャルにつきましては、黒丸の一個目のまん中に書いていますけど、「公共交通機関の利用促進等の対策について、単純に技術的、物理的に最大限導入して場合を想定し、削減可能量を算定したもので、中期目標を設定する目安となる数値である。」ということです。二つ目の黒丸以降はポテンシャルの算定の前提条件ということで、これは環境省のマニュアルを前提として計算していくという項目を掲げていますので、後ほどご参照ください。
3ページ目の下のその他ですけど、環境省のマニュアルについては森林吸収量やCO2(二酸化炭素)の排出量取引等については含まれておりません。これらについては、今後、長崎市の中長期、温室効果ガスの削減等勘案した時に有効な手段であることから、今後のロードマップ等作成の段階において検討を行っていくことで、今回の試算については除いて作業をさせていただいております。
続いて4ページをご覧下さい。ここは手順の3番目のところの中身になりますけど、一つ目の黒点、「策定マニュアルでは2020年(平成32年)から2030年(平成42年)の間で、いずれかの年に設定するとされている。」ということで中期目標の年次をまだ決定しておりませんが、2020年から2030年、中期目標については今後施策を実行していくにあたって、フォアキャスティング、積み上げが可能な10年若しくは20年先ぐらいの年次において目標値を設定することで、2020年から2030年の間でお願いしたいと思っております。
黒点の4つ目で「国の目標値との関係はどうなっているのか。」というご質問がありましたが、これについては、3つ目の黒点と4つ目の黒点ですが、国の方が今また「地球温暖化対策基本法案」を、前年国会に提出されて廃案になった分ですが、再び今国会に法案が閣議決定されて提出の予定となっておりますけど、その中で、中期目標2020年までに1990年比で25%削減、また長期目標2050年までに1990年比で80%削減とういうことが掲げてありまして、それについて地方公共団体の削減量との関係はどうだということで、3つ目の黒ポチに書いてありますが、基本的に国の目標値というのは地方公共団体の積み上げから求めているものではないので、地方公共団体の目標値については、それぞれの地域にあった野心的な削減戦略等を考えて行くことで、基本的に長崎市独自で考えて行くことで進めて行きたいと思っております。
下の方の表につきましては、日本の環境モデル都市等の中長期目標の一覧を示しております。モデル都市の基準年、中期目標値、中期目標年、長期目標値等を示しております。中期目標の基準年につきましては、2020年から2030年とありますけど、2030年とされている都市が少し多いのかと思います。資料2につきましては手順のおさらいということで説明させていただきました。
続きまして資料3のイメージ図の説明に移らせていただきます。先ほど、手順1で長期目標から中期目標レベルへの作業のイメージ図を示したものです。ケース1ですと、下の方の年度、2007年の現状から2020年、2030年、2050年の長期目標までの値を棒グラフで示しておりますが、それぞれ、ケース1が長期目標2050年の60%削減、ケース2が70%削減、ケース3が80%削減でそれぞれ書かせていただいておりますが、まず一番上の横に引っ張った線が、だいだい色で現状趨勢ケースと書いております。これが、今後の長崎市の人口の推移等を推計しまして、何も対策を取らなかった場合の値、2007年が2,269千トン、2020年が2,236千トン、少し減って2030年が2,069千トン、2050年が2,008千トンということで書いております。現状から60%削減していく中で、2020年と2030年を仮に直線で結んだ場合のおおよそのレベルということで、そこに先ほど申しました、技術的、物理的削減ポテンシャルがどの程度、達成見込みがあるかどうかのイメージを持っていただくために計算したものです。2020年でいきますと、削減ポテンシャル量989千トンで、直線で結んでいる線は超えていますので、最大限物理的に導入した場合は、目標は達成できるというイメージで見ることができます。2030年につきましても削減ポテンシャルは900千トンで、これも緑の線を越えておりますので削減ポテンシャルとしては達しています。それぞれケース1、ケース2、ケース3を試算して、イメージとして示しておりますので、議論の参考にしていただければと思います。
続きまして、資料4、資料5でありますけれども、削減ポテンシャルの算定の基礎資料となっております。資料4が2020年までの削減ポテンシャル、資料5が2030年までの削減ポテンシャルの算定資料となっております。先ほど資料3で、2020年で989千トンと申しました削減ポテンシャルが、資料4のまん中に書いてあります988,813トン、この値を使って先ほどのグラフを管理させていきます。あと詳細については、分野別あるいは部門別等で中身について算定の根拠等を入れておりますので、こちらも後ほどご参照いただければと思います。
資料6の説明に入らせていただきます。資料6につきましては、後ほど長崎市の将来ビジョンからそれを実現するための方策等を考えていただく参考で付けさせていただいております。先ほどまでの話が削減ポテンシャルということで、あくまで技術的、物理的に最大限投入した場合ということで試算しておりましたが、資料6につきましては、それを踏まえて、例えば1.長期目標60%、2.70%、3.80%の時に実際に実施する事業や対策、取組みがどれぐらいの割合で投入すれば、先ほどの緑の点線の部分を達成できるかというイメージとして、あくまで参考として事務局で作成させていただいておりますので、後ほどの議論の取組内容あるいは施策の投入量等の参考にしていただければと思います。上半分の表がそれぞれの個別の施策で、下の表は部門別に並べ替えて示させていただいております。2枚目、同様に2030年の値ということで資料として提出させていただいております。
最後に資料7、今日の議論の本題になりますけど、今年(平成22年)の7月23日に市民ネットワークと合同で「長崎市2050年将来あるべき姿」というワークショップを開催しました。並びに8月31日の当第2回協議会で議論いただきました「将来ビジョン」について、もう少し上の段で大きくくくったイメージ、ビジョンを作った方がわかりやすいのではないかとのご意見をいただいておりましたので、今回4つのビジョンに大きく分けまして、その中に前回の文言、意図が反映できますように事務局の方で整理させていただいております。前回、長崎市らしさというところをもう少し分かるようにとご意見をいただいておりましたけが、ここはまだ完全に整理できていないので、今日のご意見等を踏まえながら、さらに長崎市らしいビジョンということに次回までに整理をさせていただきたいと思っております。
右側の方にもう一つ四角をそれぞれ付けておりますけれど、ここが今日の皆さんのご意見をいただくところです。今掲げました4つのビジョンにつきまして、それぞれそのビジョンを2050年に達成するために今後どういった施策、方策等を取組んでいったがいいかということで項目を参考として掲げさせていただきました。この取組等のアイデアが今回策定を予定しております、2050年のビジョンを達成するための削減戦略、ロードマップの項目等につながっていく一番大切なところと考えておりますのでよろしくお願いします。
会長
ありがとうございました。非常に膨大な数字が並べられた資料を短時間での説明ですので、中身まで全て理解していただくことはとても難しかったのではないかと思いますが、今までの説明の中でさらに再度説明していただきたいようなこと、あるいは質問事項がありましたら自由に発言していただきたいと思います。
委員
資料3で、グラフの中に現状趨勢ケースの直線がありますが、2050年の値が前々回の説明の時に長崎市での人口推計が2035年(平成47年)までのデータしかないので2050年にそれをやめますと話があったのですが、日本全国の人口推計のグラフを見ますとほぼ直線的に減ると推測されています。このように寝たカーブになるのは特異な感じを受けられると思いますので、例えば、2020年と2035年をそのまま結んで止まった、2030年と2035年の値を結んで2050年まで伸ばす。こうゆうふうにした方が後々困らないのではないだろうか。
事務局
人口の問題ですが、第2回目の資料の中では、2035年以降については国の2050年までの人口の減少比が出ておりますので、それに合わせた形で修正させていただいております。今言われました削減の落ちるカーブですが、なりゆき曲線が全て世帯数、人口で左右されるわけではなく、産業部門やいろんな部門については国の成長率、そういうもののデータを使っている関係上、カーブの角度が言われるようにはならない。国の活動指標、産業部門については人口ではなくそうゆうものを使いながら推計を行っていますのでこうゆう結果になっております。
会長
ありがとうございます。そうすると2020年から2030年が少し急カーブになっていてその後カーブが緩むが、これは人口以外の要因である産業部門などの動向や現状の施策が勘案されていると理解していいですね。
事務局
そうです。
会長
それでは質問だけではなく、具体的な議論にはいっていきたい、皆さんのアイデアを募っていきたいと思いますが、基本的にこの温暖化対策、バックキャスティングという手法で皆さんと一緒に将来目標、施策を考えさせていただいています。バックキャスティングという手法を使うのは、今までの施策の延長線上では60%とか80%という大幅な削減を選ぶということはなかなか難しいから、今後の社会はこうなればならないという将来のあるべき姿、60%、80%削減した社会はこうなければならないという将来のあるべき姿をまず皆さんと描いて、出来るか出来ないかという議論ではなしに、それに向かって私たちはどうゆう道筋でこれから歩んでいくのかというのを考えて行こうということで、革新的な施策なり手法なりを考えるための一つの手順として、バックキャスティングという手法を使いました。
今日も、出来るか出来ないかの議論とこうあるべきという議論が両方入ってくると混乱しますので、こうあるべきということについてアイデアを出していただきたいと思います。皆さんから出していただいたアイデアをまた事務局の方で取り込んでいただいて、削減量の試算をしていただきたいと思います。その結果を基に、次回、皆さんと一緒に考えた、最終的に市民の皆さんと一緒に考えた長期目標、中期目標について設定する手順で進めたいと思っています。
今日は、皆さんからこの資料7、これが2050年に6割ないし8割削減するとした場合に、長崎市が2050年にこうあらねばならないというビジョンとして描かれた、私たちの共通の将来像だというふうに考えております。そして、この将来像を実現するために私たちがしなければならないこと、やるべきこと、それについて皆さんの知恵を吐き出していただきたい、こうゆう方策もあるのではないか、こうゆう施策もあるのではないか、そうゆうことをできるだけ広く皆さんと一緒にブレーンストーミング的に政策を出していきたい。ですから、その段階で出来る出来ないの議論と混乱しないように皆さんで、またアイデア出しですから個人的な批判だとかそういうことは「なし」ということをルールにしながら、アイデアを皆さんと一緒にできるだけ出していきたいと思っています。
それでは、資料7にビジョン1、ビジョン2、ビジョン3、ビジョン4とございます。将来ビジョン1「公共交通機関が充実し、徒歩や自転車で行動できるコンパクトなまち」を作るという目標に対して、私たちの世代がやらなければならないことを議論させていただきたいと思います。議論を助けるために事務局の方で右の方に「使いやすい公共交通の整備やネットワーク化を進めるために私たちは何をすべきでしょうか。まち歩きを楽しめるような魅力を向上させるために私たちは何をすべきでしょうか。エコカーを増やすには私たちは何をすべきでしょうか。都市機能が集約し環境に配慮したコンパクト、無秩序に拡大するまちじゃなしにコンパクトなまちをつくるためには私たちは何をすべきでしょうか。まちなかに緑を増やすためには私たちは何をすべきでしょうか。」というふうな、問いかけがなされていますけれど、こういったことを参考にしながら、ご意見を順番に発言していただく形でよろしいでしょうか。もし思いつくことがなければパスしていただいて結構です。
参考のために少し付け加えたいと思います。資料2の2ページ、3ページあたりに事務局の方が排出削減ポテンシャル量を算定する前提として取り上げた政策、施策というものがリストアップされて紹介されています。真ん中より下のところですが、再生可能エネルギーの関係では、「建物の100%に太陽光発電システムが設置されている。」、「戸建て住宅の100%に太陽熱温水器が設置されている。」の100%にあまりこだわらなくていいですから、「太陽光発電システムが普及している。」、「太陽熱温水器が普及している。」、「高効率のヒートポンプ給湯器や潜熱回収型の給湯器が普及している。」、「バイオマスエネルギーを全て熱源として使用している。」、「廃棄物の焼却熱は全て発電や熱源として使用している。」、「風力発電は含みません。」。ここに書いてある政策というのは、すでに排出削減ポテンシャルを算定する時に考慮しています。事業者・住民の活動の部分、ここが大切だと思いますけど、「家電製品は全てトップランナー基準適合の機器に変わっている。」、「待機時消費電力がゼロに。」、「住宅は次世代基準適合の断熱化が進んでいる。」、「既存の建物についても断熱化が進んでいる。」、「工場や業務施設等は省エネルギー化が進んでいる。」、「自動車の3割はクリーンエネルギー自動車になっている。」、「上記以外の自動車は、トップランナー基準適合の自動車に置き換わっている。7割ですね。」、「公共交通利用増加が進んで、自動車の旅客部門の活動量が3割程度減少している。」。これは長崎市の市民の移動量を自動車や公共交通機関や徒歩などに配分していると思いますが、そのうち自動車に配分する移動量を3割程度減少させて計算しているということです。ですので、マイカーの利用量が2050年には3割は削減しているだろうということです。
「地域冷暖房が導入され、緑地が保全される。」、「ごみ分別が進んで廃棄物が2割程度減少している。」。このようなことがすでに政策として長崎市の方で前提として考えておられる。これも参考にしていただいて、これについてコメントがあれば頂戴してよろしいですが、これに付け加えるようなことについてアイデアを頂戴できたらと思っております。
委員
ビジョン1に関して、ほぼそうかと思いますが都市計画に関することになると思います。その中で、私は都市ガス事業に携わっていますが長崎の高いところのお客様というのはどんどん減ってきていることは現実ではありますが、こういった動きは加速するのかと思います。そうなるとコンパクトなまちを作るということであれば、山、坂があるところではなくて平坦なところ、おそらく路面電車が走っているところが中心的に開発を行うことがコンパクトになるのかなと。
どうゆう都市計画的なものを持ってきた方がよいのかというところで頭が非常に廻っているところではありますが、少子高齢化は進んでいくでしょうから、病気になっても住みやすいまちを作るためには、このまま続けば地価が高騰して住みにくくなるといけない、地価が高いから郊外に家を買うという図式を一回見直せるようにしていかなくてはならない。そうなると住宅等の施策等を市の補助があるのかどうかも含めた、民間レベルもそうですがそういってことをみんなで取り組むことが一つのきっかけになりはしないかと今考えているところでございます。
会長
今のご発言の中では、路面電車が走っているところを中心としたという話が一つと、もうひとつは、斜面を今後どうゆうふうにしていくのかが大きな課題だとの指摘でした。
委員
ビジョン1で徒歩や自転車で行動できるコンパクトなまちですので、長崎市の地域性を活かすということで、路面電車はぜひ有効に開発したいと思います。路面電車に徒歩や自転車で移動できるように、乗せられるようになればいいじゃないかと。公共交通機関のネットワークでバスにも乗れたらいいじゃないかと思います。車両の開発や改良が必要ですので、10年どうかというのは心配ですが、そういった問題が一つ。坂のまちということで、坂にいるということはエネルギーを持っていますので、下りは自転車で下って帰りはバスで上げてもらうとか、その線の道筋を変えるというのもあるのかなと思います。
会長
ありがとうございます。公共交通機関と自転車とのシームレス化ですね。
委員
各論に入る前に総論的な話ですが、事務局にスタンスの確認をさせていただきたい。大幅にCO2等の削減に向かうにあたって、いわゆる排出枠の国内、国外取引、緑化に対する基本的なスタンス、前にも説明をもらったと思いますけど、ぜひこの段階で皆さんに共有していただいたほうがいいと思いますので、それについてスタンスを再度示していただきたいと思います。
事務局
森林によるCO2の吸収源対策と京都議定書の排出量取引、今、国内で施行されています国内排出量取引等についての考え方ということですが、現在作っています中長期目標、ロードマップにつきましては国等あるいは県のいろんな動きがあり、そのなかで、例えば、国の方の削減目標等についてはいわゆるそういったものを含まない真水の対策というところで、目標値を設定しているところもありますし、まだ、国の目標に地方公共団体がどれくらい役割を持っているかも基本的に関係ないというなかで、なかなか全体が見えない。ただ、真水でやっていくところも必要ですけど、吸収源については、長崎はすり鉢の外は緑がありますし、手入れが行き届いていない状況もありますので、森林の機能等の維持というのも大切なところですので、今後状況を把握しながら、あるいは施策の積み上げ等を見ながら検討をさせていただきたいと思っております。排出量取引についは、今年度から経済産業省、環境省のモデル事業が長崎県内で動いておりますので、それらの実施状況を精査し、長崎県と協議しながら検討していきたいと、方向性としてははっきりしてないが、きちんと情報収集しながら真水の積み上げと併せてカードとして持っていたいと考えております。
委員
ありがとうございます。そこでビジョン1の中で「5.まちのなかに緑を増やすためには」に注目したのですが、これについては里親制度、アダプトを導入したらどうかなと思っております。あとは1.の公共交通の整備は先ほど出ましたけど、電気軌道の北部、西部延伸ということを具体的に進めたらどうかと思っております。
会長
西部延伸というのは。
委員
旭町とか飽の浦です。
会長
ありがとうございます。次、よろしくお願いします。
委員
1.使いやすい公共交通の整備やネットワークというところで、数字や目標年次というのはかなりスケールが大きいので考えが及ばないとこがあるんですけど、具体的な部分で申し上げれば、例えば使いやすい公共交通の整備ということで、パークアンドライドとか利用機関の分離ということでまちなかに持ち込まないなど、公共交通機関を利用する面からいけば、意図的に分離して、まちなかにマイカーを持ちこまない。バス、電車にしても公共交通機関の利便性をソフト面で充実させる意識を掲げるのもスケールは小さいですが必要でなはないのかと思います。
会長
ありがとうございます。物流の関係は長崎市だけで考えるのは難しいのかと思いますが、物流の関係について何か特別に提案はございませんか。
委員
国と一体となって国土交通省からの助成事業もございまして、低公害車の導入ということです。トラックにおいてはNOx、PM法、このあたりの汚染防止ということで重点的に努力しています。
会長
次、お願いします。
委員
仕事柄、観光の側面から話をしたいと思います。人口が減ること、経済力が落ちることが想定になっておりますけど、そのままほっといていいことではないので、交流人口を増やすことで経済力を高めるとか、ビジョンの2に絡むかもしれませんが、そのために市外から観光客を呼び込む施策が必要になると思います。そこで、使いやすい公共交通とかありますけど、すべて、観光で来たお客さんが住みやすいというか歩きやすいまちを作るというとこでは、こういったことは整備されているということは必要だと思います。さきほどの委員からもありましたとおり、パークアンドライドにしても、特に県外からの人については、車で来るかどうかもありますけど、どこかに泊めてまち歩きを楽しんでもらうのが長崎の特徴的な、モデル的な観光スタイルになっておりますので、そういったことでは、市内の標識と言いますが自分が今どこにいるのかというのが分かる仕組みづくりをきちっとすることが大事。
それと先ほども出ておりましたけど、坂に住んでいらっしゃる方、山手に住んでいらっしゃる方、この方がどうなっていくかということがありますけど、長崎の夜景の魅力は、坂に住んでらっしゃる民家の光が長崎の夜景の原点となっているわけです。その方々がみんな下に降りてきますと長崎に夜景は消えてしまうわけですから、逆に言うと、そういうとこに住んでらっしゃる方に優しい、先ほどもありましたけど自転車を使った時上りをどうするのかという問題もありますが、そういったことに展開をして、そういうものを維持しないと長崎の魅力が落ちていきます。
それから、平地を十分に使おうとすると、東長崎の平地と中心部の平地をどうやって結んでいくか、そこを十分に配慮した公共交通機関、ゾーンとゾーンを結ぶ公共交通を配慮する中に入れていく必要があるのではないでしょうか。
会長
続きましてお願いします。
委員
今の委員の意見につながるんですけど、長崎の場合平地が少なくて、コンパクトシティと書いてありますけど、一つの大きなコンパクトシティにまとめるのはなかなか難しい。私がイメージしたのは、中心のまとまった市街地があって、その周囲に、高台にある程度まとまったコンパクタウンがあって、それを公共交通機関が効率よく結んで、全体としてコンパクトな長崎を作るのが現実的ではないのかなと。さっきの土地代が上がるからどんどん山の上に行くのであって、これを全部下のほうにするというのは、なかなか学校も山の上にいっぱいありますので難しい気がします。それも都市計画の面で検討されて、そういうビジョンを作らないといけないと思います。
会長
ありがとうございます。続いてお願いします。
委員
中長期の高い目標をお聞きしましてびっくりしております。他の委員からもありましたけど、将来の長崎のビジョンを明確に立てた上で具体的な一つひとつのことを達成していくようなロードマップを作っていくことが必要だと思う。今、いろいろマスコミでもスマート式とかスマートハウスとか言っています。私はスマートコミュニティといいますか、長崎の将来イメージを作り上げることが必要だと思います。そこで長崎の地域特性といいますか、海があり山があり非常に坂があり、そして観光ロマンという地域特性を考慮した上で、将来的に省エネとか新エネを導入したうえでのスマートコミュニティ、そういうものを早く作りあげていくのも一つのやり方だと思います。
その中で、電車を中心としてというイメージが非常に強いですけど、平坦地で終了する電車のクロスできる交通手段としての輸送手段を考えなければならないと思います。例えば、ご老人がなかなか坂から降りてこられないという昇降の手段を考えるとか。あるいは、私が長崎に来た頃には対岸から大波止や戸町にポンポン船が渡っていましたけど、これは非常に便利ですね。それを連動化することによってコンパクトな連絡船を発せられるイメージも一つあるかなと思います。
それともう一つは電車の延長というのが先ほどありましたけど、私はずっと三菱に勤めていましたけど、やはり朝と夕方の渋滞ですね、非常にガソリンの消費も渋滞のおかげで高いとなりますと、やはり電車を飽の浦前まで延長させれば、非常にCO2削減という意味では効果があるのではないかと思います。
それからもう一つ先ほど観光の話がありましたが、やはり夜間のイメージアップというのもありますが、坂道の中に街灯がなく怪我をしたりかいろいろ聞きます。エネルギーを使わない製品ということで、長崎県が支援して波佐見町で蓄光製品を作っています。波佐見で開発したのは、少しコストは高いですが、非常に評価が高いものでございます。こういうものを導入することによって、安全面からも観光面を展開できますので一考していただければと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
まず、車を利用しなくても簡単に買い物ができるようにということで、スーパー、ある程度の規模の商店をコンパクトなまちに必ず一つ置くようにすること。買い物をした後の荷物は、階段などはきついので宅配とか。
環境に配慮して私たち一人ひとりが環境行動に取り組むには、電気とかガスとかの月に一度の明細だけでは意識できないということ。アラームが鳴るとか色が変わるとか注意してくださいとか出来るのではないでしょうか。毎週でも毎日でも個々人が、例えば子どもでもチェックできるようにメーターみたいなのが導入できればと思います。
会長
ありがとうございます。女性ならではの買い物ですよね。私も買い物したときの重たいものを持つと1キログラム15分歩くと苦痛かなと気がします。続きましてお願いします。
委員
この資料を見させていただいておりますけど、やはり長崎市も民生部門と運輸部門の排出の割合が非常に高いようにみられますので、多いところから効果的に減らすということが重要ではないかと考えております。
まず、市民の皆さまがどうゆうふうに減らすかということは、割合を知ること。それから民生部門においては効果的に省エネをやって効果的に減らすことが非常に大事なのではないかと思います。
温暖化防止センターでも特に省エネに関しては省エネの相談員を育成しておりまして、今後、民生の部門でも積極的に省エネを家庭で行っていただくように自治会単位等で勉強会に参加していただいたりとか、知ることから初めていただければ効果的にも、先ほどご意見もございましたけど、昨年(平成21年)との比較であったりとかもっと意識を高く持っていけるのではないかと考えております。
それから、先ほどの委員などのお話しにもありましたけど、運輸部門が多いということは通勤時に非常に渋滞し、なかなか解消できないことがありますので、渋滞しないまちづくりであったり公共交通機関の利用ということでコンパクトシティを作るためには、積極的に斜面を行うことだと考えております。
会長
ありがとうございます。続きましてお願いします。
委員
私、タクシー協会におりますので、3番目のエコカーを増やすためにはということでお話しをさせていただきたいのですが、資料の2の3ページ目のポチ3番目の「事業者(事業者を含む)の3割は、クリーンエネルギー自動車になっている。」というのがございます。現在の取組をご紹介いたしますと、だいたい長崎市内にタクシーが1,800台ほどおります。そのうちハイブリッド車を7事業者が導入しております。それから、(平成22年)10月の長崎新聞を見られた方いらっしゃると思いますけど、電気自動車を2台導入しております。電気自動車につきましては、県の事業がバックアップをしてくれておりまして、補助事業みたいにして長崎県全体で取り組みをされておるようです。
上五島、下五島に電気自動車がだいぶ普及していまして、非常にいいことだと思いますけど、ただ一つ心配なのがまだ出たばっかりなので、充電所、電池をいかに確保するかということです。今出ています三菱の車につきましては、だいたい満タン充電して160キロメートル程度の走行になります。坂道の場合であるとかエアコンを付けた場合であるとか電気を使った場合とかは走行距離がかなり減ってくる状況ですので、こういった状況が中長期的に考えればクリアされるのかなと、そうするとこのクリーンエネルギー車というのはかなり普及してくるのではないかと思いますので、このところにもできれば電池のコンパクト化とか充電所の拡充とかを入れていただければ助かります。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
私としては、住民ができるだけ動かないで生活できること。家庭で人がなぜ動くかというと、お買い物、病院通い、介護のための車が朝夕には行ったり来たりですね。しかも、近くならいいですけど、なかなか入所できないとか、介護施設の地理的なこともあって、ものすごく、外海の方から迎えに来るとか、北の方の方でも三和町とか南の方まで連れて行くとか、車が行ったり来たりしています。小学校や中学校みたいに区割りをしてできるだけ近くで移動ができることを考えないと勝手気ままに利用している。
もう一つは、地域でもひとり暮らしの家庭というのはすごく問題になっています。これを集合住宅みたいにして共同生活をすることを推進すれば、一軒一軒それぞれが釜戸で煮炊きをしたりしないで、共同でできれば、都会の方では共同生活がはやっている感じです。博多では転勤族の男性が何人かで一つの屋根の下で寮みたいに生活してすごく便利だって聞いたことがあるので、そういうことを考えていけたらいいなと思います。
それと、先ほど委員がおっしゃられたように、生活のための必要なお買い物の場所が、商店街が潰れてしまって遠くに行かないといけないので、大型スーパーにはたくさんの車がぎゅうぎゅう詰めで繁盛しています。近くで買い物ができる市場、マーケットみたいなものができないと、徒歩とか自転車というのは無理だと思います。そういうことができる施設を大切にして使えるようにしたい。
それから、各地域に医療機関や介護施設がないとどうしてもあちこち行きます。それがなくてすむような、近くにできたらなと思います。
次が緑化ですけれども、うちの自治会でも花いっぱいにしましょうと考えて始めていますけど、私が希望するのは伐採林、建築に使えない材料でポットを作って、市が地元に配布して各町内で使う。結構、観光のために花をあちこち植えています。それを見ているととても不経済ですね。わーっと植えて水をやらないと根元まで枯れてしまう。観光のためにとシーズン毎に植え替えられる。そんなのをやめて各町内で管理できるような、そして、樹木のように長年観賞できるようなものを使うのもどうでしょう。
あと、流通のことですか、この間諫早干拓を見学に行きました。広い農場で安全な食品が生産されているのがわかりました。土地も豊かでそんなに薬も肥料も撒かなくても、虫も来ないおいしい野菜がたくさんできているのがわかったのですが、長崎なんかにもって行きませんよと、ちっちゃいところ相手に商売しません、大型の企業に売りますよと。いったんどこか遠くの大きな企業に持っていかれてしまって、一部はそこで消費するけど、残りは全部、冷凍して保存して徐々に学校給食などに配ると。だから、行ったり来たりしているのがわかったので、大型じゃなく小分けして作らせてあげるとか、たくさん作ったら流通させるシステムとか部署とかを作って、一箇所ではなく各地に分配できる流通システムを使えば、もっと活用できると思いました。埋立地の土地半分は草ぼうぼうでほったらかしで半分しか使っていない状況でした。
会長
地産池消はある意味フェアトレードですね。次、お願いします。
委員
公共交通の整備とネットワークということでは、長崎新幹線の話と絡みがありますけど、今のところ諫早までしか認可されていない。将来的には長崎駅まで整備された場合、長崎駅での結節機能の強化ですね。現在は駅の西側と東側にターミナル的なバス乗り場がありますが、そういったものの集約化というのもやはり考えていかないといけなくなるようなことになるのではないかと思います。長崎駅の近くに県庁が移転するような話もございますけど、その辺も含めて駅周辺の交通結節機能について将来的にターミナルを作るとか、そういった部分でのことが使いやすさ、観光客への案内の充実等を図ればいいのかなと思います。
まちなかの緑については、長崎市は平地については限られた土地利用というものに尽くされると思いますけど、東側、西側、南側には結構山が迫っていて山自体が緑があると思いますけど、平地ではやはりオフィスビルあたりでの緑化、あるいは街路樹をもう少し低木ではなく高木にしてできればいいかなと思います。それはやはり、住民の方の理解も必要だろうと思いますけど、長崎市の街路樹はどちらかといえば少ないですよね。道路の幅とかもあるので大きな木を植えられないとかあると思いますけど、街路樹とオフィスビルでの緑化の推進をしていければいいのではと思います。
会長
ありがとうございます。続いてお願いします。
委員
回答になるかどうか分かりませんけれども、温暖化という言葉は皆さんご存知だと思いますけど、それではどういうことかと言うとなかなか地域住民はそこまで分かっていないのではないかと私はそう思います。だから、長崎市の将来ビジョンが決まってから、さあ今からということではなく、今からこうゆうことだと事前の啓蒙というのは早くからやってもいい気がします。そうしないとなかなか実行できないのではないかと。今いろいろ言われていますけれども、これは地域住民が一人ひとり実行するわけです。決められたことをこうしなさいああしなさいではなくて、普段の通常の生活の中で、これをどう減らしていくのかを考えてやらないと難しい問題ではないのかなという気がします。
それと、公共交通機関の問題でございますが、ノーマイカーデーをやってもなかなか実効が上がらないと。いろいろ考えてみますと、私は野母崎からですか、乗用車で来ると40分くらいで来るのですが、バスを利用しますと1時間ちょっとかかります。あまりにも時間がかかりすぎます。通勤者なんかにバスを利用してと言っておりますが、時間がかかりすぎと言っておりますので、そこらへんも十分考えた上で対策をしていただきたいと考えております。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
皆様の発言と重複するかと思いますが、温暖化の話をしているのですが、この温暖化が未来のことではっきり分かることではないので、なかなか難しいことだと思います。
長崎では年配者の方ができるだけ下の方に住んで、若い人は、高校生や大学生は学校に行くだけなのでどんどん斜面を登る。長崎市の学力が上がれば、大学とかを上にやっても、親は子どもにお金を使いますので、県外からも学生が斜面に住んで、市外からのお金も入ってくる。景気が悪いとできることもできないと思う。そこから考えると、住みたいまちにするためには長崎で言えば手っ取り早いのが、家賃が収入の割には高い。市営住宅でも、市が下の平地にがんがん建ててもらって、家賃が半分ぐらいまで下げることによって、家賃が下がれば遠くに住んでいる人もまちなかがいいと戻ってくると思うので、それが一番効率がいいのではないのかなと思っています。
会長
ありがとうございました。ビジョン2「エネルギーの有効利用が進み、環境と経済が好循環しているまち」、「クリーンエネルギーの利活用を増やすためにどうすればいいか。」、「地場企業が環境分野に進出し、成長するためにはどうすればいいか。」、「地産地消を進めるためにはどうすればいいか。」、森林の維持保全を進めるためにはどうすればいいか。」続きましてビジョンの3ですけれども「日常生活や事業活動からごみを減らすためにはどうすればいいか。」、ビジョン4です。「環境に配慮した行動を実践するまち」、「市民の環境行動を促すためには。」、「事業者の環境経営を促すためには。」、「環境教育・学習を進めるためには。」、「市民力・地域力を向上させるには。」、ながさきエコネットを発展させるにはと書いてありますけど、市の方では環境活動を市民の方と進めていこうということで、エコネットというネットワークづくりに力を入れ始めています。これについては、次回に少し内容を皆さんにご紹介したいと思いますけど、そういうことも含めて2、3、4についてお願いします。
委員
ビジョン2の4の森林の維持保全ですが、私は長崎市として全体で森林の維持さえあれば、下手にまち並みを無理して置くほうが逆に効率が下がると思いますので、その辺もよく考えていったほうがいいと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
先ほどの委員か言ったように、森林の維持保全はすぐできる問題だと考えておりますので、この分野から進めていくべきだと。それと、地産地消の問題ですけど、これはスーパーを一つ地区に持っていくことはなかなか難しい問題だと思いますけど、地産地消というのは、進めればそう難しい問題ではないかと考えております。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン4は、今もされているようですけど、将来の長崎市を背負っていく子どもたちの環境教育を充実させるということで、環境政策に精通した人が行かれている出前講座の充実。
ビジョン3では、今日の会議でもそうとうの資料が紙で出ていますけど、オフィスのペーパレス化を進めることが必要ではなかろうかと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
もう節約しかない。使わなければいい。使う量を減らすことがCO2削減にどんなに大切かということをもっと気づかせないといけないと思います。
それと各家庭で作っている食事を学校給食のように食べられる所を作ったらすごく無駄がなくなると思います。
それと、バス賃を安くしてそのマイナス分を、長期的にCO2削減量、よその国から買うお金とか、新しいエコの製品を開発したり。どんどん買い換えたりする費用に比べたら安くしてもいいと思います。
それから安全安心の食事をすることによって医療費や薬代、ひいては保健料が不足するということも解消すると思うのでそのこともしっかりやっていただきたいと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン2の2.の「地場企業が環境分野に進出し、成長するためには。」とございますけど、環境学部との合同による起業、行政からの補助、そういったところが積極的に推進していただければ、地場産業としても進出できるのではなかろうかと思いますので、そこの点をよろしくお願いします。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン4にあります市民力・地域力を向上させるためには、エコネットを発展させるためにはというとこですけど、環境省でこどもエコクラブの廃止というのもありますけど、ネットワークを作るだけでは意味がないので、エコネットをどうゆうふうに活用するのかとの具合的なことがすごく必要なのではないのかと思います。
それと自治会の活用や学校とPTAの連携、100名ほどいる推進員の活動する場の提供がなかなかないということで、連携して学習会を開催することを具体的に実践していけばいいのではないのかと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
集合住宅の例えば太陽光発電システムなどの導入ですが、集合住宅は住民全体の集約などにすごく時間がかかるようなのでこのあたりを組合なり管理会社なりに働きかけて啓蒙していくことと、あと、費用を管理費などで強制的に積み立てるような制度にしていただければと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン2のエネルギー関係ですけど、エネルギーの地産地消を進めていく必要があると思います。幸い長崎には三菱とかもありまして、総科大もバイオマスとかもやっておられますので、そうゆう技術をたくさん持っておりますので長崎発信のそうゆうことをどんどん進めていただければと思っております。
もう一つは、CO2の排出の比率を見ますと、産業界の理解が得られないとなかなか、総合的には逓減が難しいと思います。コストの話になるとなりますので、今後、行政としてどう進めていくかということを具体的に提示していく必要があると思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン2の地場企業が環境分野に進出というところですけど、地場企業に限らず企業誘致によって雇用を創出するチャンスだと思います。長崎は人口がどんどん減って若い人の仕事場が県外に毎年出ておりますけど、仕事を増やすという意味からも地場企業及び誘致して環境分野の進出、ある程度、行政が募集したり先方と話し合ったりして動かないと進まないと思います。
長崎は特に海に囲まれていますので、自然エネルギーの洋上風車が考えられます。これを九州電力と一緒に国から補助をもらって、将来のための基礎研究を始めるとか。今年から東京電力が千葉沖で国から30数億の補助をもらって洋上風力の研究を始めましたけど、長崎でもチャンスがあったら検討していただきたい。
3番目のところでごみを減らすことなんですけど、使い捨てのパック、梱包、牛乳パック、紙パックとかいっぱいありますが、リユースできる容器にするということを条例で決めるとか強制的に進める必要があるのではないでしょうか。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
地産地消というのがありますが非常に大事なことですし、循環しますので第一にすべきだと思いますけど、経済の拡大を考えると、地産他消といいますか外に出さないと活力が出ませんので、流通の仕組みを考える、個々に運んでいると思いますけど、それを大型化して環境に配慮して一緒に運ぶ方法を考えることが長崎にとって必要ではないかと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
はじめにPRを少し。長崎県のトラック協会ではトラックのごみと称しましてCO2と地球温暖化防止ということで森に樹を植えるという植樹祭を今年で5回目になりますけど催しを行っています。これは各県のトラック協会、全国規模で行っております。
ビジョン2の「4.森林の維持保全を進めるために」というとこに関連して申しますと、団体企業が樹を植えるということはかなり行われていますけど、維持していく、管理していくということが費用の面、手間の面でなかなか難しい。将来ビジョンでハード部分はかなり出てきていますけど、人件費などの日常の活動、ソフトの面での推進、充実、グリーン活動を行っている団体、ボランティア団体、そういうものをネットワークしていって活動を充実させていく。これを行政がやるものなのか、その他の法人がやるものなのか手法はあると思います、いずれにしてもそのあたりを活性化していくことが大切だと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン2については新エネルギー化、クリーンエネルギー化というのにあわせてもう一つ大事な視点として、先ほども出ましたけど省エネルギー化というのを行動しながら進めていく必要があると思いますけど、そのために省エネが日常化するように指標作りを行ったらどうかと思っております。
ビジョン3については、長崎市は10分別をお願いしていますけど、まだまだ不十分なとこがあります。メニューではなく内容ですけど、平成21年度でリサイクル率が17.2%です。これを徹底的にやれば30%を超えるだろうという見通しを持っています。その点で分別の徹底です。それと、家庭から排出される可燃ごみの31.4%は生ごみです。事業所から出されるごみも含めれば約40%が生ごみです。この生ごみをどうするかということによって減量化につなげていけるというふうに思っております。水切りを十分に行って出していただくとかの啓発を含めて力をいれていく必要があるのではないかと思います。
ビジョン4については、王道はないと思っておりますので、学校や地域、職場で意識して環境行動を行う。この間のエコライフフェスタじゃないですけど、学校の教育の取り組みではないですけど、意識した環境行動を行うことがまずは大事ではないでしょうか。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
ビジョン4ですけど、ビジョン4だけでは完結することはなくて継続していかなければいけないというとても難しいところです。継続するためにどうすればいいかは市民のモチベーションを上げることと、モチベーションを上げるためにも目標を設定することになります。目標としては20年の25%というも目標はありますけれど、それを一般市民レベルではモチベーションがあがらない話ですね。目標を別なものに置き換えて市民の環境配慮行動を促すような仕組みを作るのがいいのではないのかなと思います。一つの例としてエコポイントがありまして、いいテレビを買ったらたくさんポイントが貰えるように、環境行動を行う市民に国から報酬とかインセンティブを与えるということで、市民の方はそういうことを使えるということでモチベーションを上げていく。貯まったものは環境の面だけに使うのではなく福祉の面に使ったり、コミュニティで集めて何かするとか、ベルマークみたいな使い方もあると思うんですけど、環境の活動を別のとこに振り向けてやっていく仕組みを作ってやると市民の持続していく気持ちと、目標設定というのをうまくやっていけるのではないかと思います。
会長
ありがとうございます。次、お願いします。
委員
都市ガス事業に携わっていますのでビジョン2でありますけど、天然ガスで言うクリーンエネルギーの有効活用というのが大事なのではないかと頭をよぎります。別紙2の3ページにも出ておりますけど地域冷暖房とか九電あたりへの助成等を期待したいと思いますが、一個人としましては、ビジョン4の先ほどの委員からありましたけど、環境教育に関するところをいかに正しい知識を理解していただくか啓発が大事であろうと思っております。
会長
ありがとうございました。皆さんから出された将来施策、将来ビジョンを達成するための施策につきましては、次回の会議までに事務局の方で整理していただいて、ロードマップ作りに反映させていく方向で整理をしたいと思います。次回はその結果を元に、中期目標、長期目標の数字についても皆さんと確認したいと思っております。次回もよろしくお願いします。皆さんの方から今日の議論に関連して追加で発言、ご質問ございませんか。なければ事務局の方から何か。
事務局
お疲れ様でした。事務局の方からお礼を申し上げたいと思います。今年(平成22年)の10月16日、長崎水辺の森公園で開催いたしました、ながさきエコライフフェスタでございますが、みなさまのご協力をいただきまして3万7千人を超える市民の方々にご来場いただきました。本当にありがとうございました。この場をお借りしましてお礼申し上げます。このエコライフフェスタと同時に開催しておりますばってんリサイクルは来年もやりたいということで予算を検討しております。
このイベントで、長崎市地球温暖化対策実行計画、昨年検討しました重点アクションプラン、いわゆるアクション9の2番目にあります、地球環境を守る市民運動の展開ということで、参加者が温暖化対策のきっかけを作れるよう環境イベントを通してわかりやすく取り組みやすい実践行動の啓発ということでエコライフウィークの中でエコチャックシートを市民の皆様におくばりしまして、行動をチェックしていただくことを実証しまして、目的は達成しましてその結果につきましては、後日市民のみなさまの方に公表するということでございます。今後とも皆様方のご協力をよろしくお願いします。
次回、第4回目の実行計画協議会でございますが、来年(平成23年)1月中旬ごろに開催をさせていただきたいと考えております。本日、協議をしていただきました将来ビジョンを達成するための施策を整理しまして、次回は中期目標にかかるロードマップ、それに関連する資料等を提出させていただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
会長
以上を持ちまして本日の協議会を終了いたします。

お問い合わせ先

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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