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平成21年度第2回 長崎市立学校通学区域審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006426

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会学校教育課

会議名

平成21年度第2回 長崎市立学校通学区域審議会

  • 日時:平成21年9月3日(木曜日)午前10時~午後12時5分
  • 場所:市民体育館第3会議室(市民会館6階)

議題

  1. 学校選択制の見直し案について
  2. 市立小中学校適正配置計画について

審議結果

1 出席者

委員14名(欠席1名)
教育長、教育総務部長、総務課長、施設課長、同課副主幹、学校教育部長、健康教育課長、学校教育課長、学校教育課学務係長ほか 計13名

2 委員及び事務局の発言内容等

  • 教育長あいさつ
  • 議題1「学校選択制の見直し案について」資料に基づき説明

会長
絵を切り取るだけでなく、審議の真実、心を伝えるよう報道にお願いしたい。
委員
学校選択制の改善について、「学校の特色に応じた教職員の配置を行った。」とあるが、具体的にどのような配置を行ったのか。
事務局
教職員の配置については、各学校の校長先生方の意見を聞いている。規模が小さな中学校の場合、全教科を配置するのは難しいが、免外解消非常勤等を活用している。
委員
複式支援非常勤配置数が昨年に比べて少なくなっているような印象があるが、どうなっているのか。
事務局
全体の数は変わっていないと思う。
委員
複式支援の教師は引き続き配置をお願いしたいと思う。
もう一つ別の意見だが、「PTA連合会をはじめ各種団体会合において、積極的に学校選択制を話題にして学校選択制への周知を図った。」ということだが、いつ話をされたのか。
事務局
昨年(平成20年)、市P連の会長や役員の方と長崎市の教育に関することで意見交換したときに、お話しをさせていただいたと考えている。
委員
幼稚園に子どもを通わせているが、通学路に関しては、近い、遠いということ、危険の無いところに通わせたいということ、通学路が安全な所に通わせたいということを考えている親もいる。
事務局
5年間のことを踏まえ、審議を踏まえ、子どもに関する施策の整合性はどうかという視点で事務局で見直し案を考え、最終的には5人の委員で見直しを決定することになる。原則、指定校でいくということは大きな転換で、その中で、指定校以外の学校を選択できる理由をいくつか考えているので、そこにご意見をいただきたい。
委員
親としては、学校選択制はいけないのかという疑問がある。子どもの数が偏った、PTA・部活が偏ったので見直し案を作ったというが、200の自治体で選択制を実施しており、廃止した自治体はほとんどないのに、長崎は選択制でなくなるという。
通学区域自体を見直すことを考えてほしい。保護者側としてはすっきりしない。
会長
今回の選択制の見直し手続きは異例で、今まで、教育委員会からの諮問を受けて、審議してきたという経緯がある。教育委員会が我々に意見を聞くと言うが、教育委員会事務局で案を作って、これまでと違った形で進めようとする理由は何なのか。
教育長
答申については、一つ一つ真摯に答えている。市長は、地域で子どもを育てたいと言い、子どもを地域で育てようとしているのに、学校選択制は逆の方向を向いているのではないかという意見がある。
また、1割の児童・生徒しか使っていない選択制とは言うものの、ある学校では5割~6割に影響が出ており、再度見直しを行う必要があった。
現行制度の良さを選択制で残すのか、就学校変更で残すのかが課題だったが、2つを合わせたような形の案をつくった。この案についてご意見を伺いたい。
会長
市議会で通学区域の弾力化が取り上げられたのはいつ頃からか。
事務局
議会で最初に出たのは平成9年で、13年、14年、15年と継続し、選択の自由を与えるのが良いのではないかという方向になった経緯がある。
会長
平成14年に議会で通学区域制度全般の見直しを行うことを表明し、審議会の諮問・答申を経て、17年度から実施された。8年もかかって慎重に審議してきた。教育の流れはどうなのか、就学校変更でも対応できるのではないかなど、審議を重ねてきた。今まで、80%以上の方が選択制に賛成し、制度も浸透しているのに、事務局は例年とは違う方法で、児童・生徒数の増減が多い学校にだけ絞ってデーターをとっている。行政の思いと合わないから変えるのでは審議会の意味がない。導入時には、就学校変更でも対応できる、児童数が偏る学校も出てくるかもしれないといった意見が出されたが、慎重に審議を重ね、委員の皆さんの理解の中で導入に踏み切った。
8年かけて作ってきた選択制をわずか1年で変えるのか。
委員
会長が言うように、年数をかけてきた。当時私は反対していたが、選択制の良い面を聞いて、考えが変った。弊害があることは分っていたのに、それが大きくなったからといって止めるのはどうか。選択制という名前は変えずに、その中でどうしていくのかという方向で進めるのが良いのではないか。
委員
小中は義務教育。どんな学校でも、必要最低限の教育環境を整えるべきだと考える。
児童数が減っている学校では、選択制があるないにかかわらず、各学校で工夫すべきである。どこへいっても同じレベルの教育を受けることができるようにすべきである。
委員
見直しについて、良いと思う。今はどんな状況か、審議員としてどう思うか、と考えていくのは良いことである。私の地域の子ども会は、無くなりそうな危機にある。私は、もともと選択するときのルールは簡潔に厳しくすべきものだと思っていた。子どもを見て考えるのか、地域を見て考えるのかで話は違ってくる。
教育委員会は市全体の変動をとらえて行動していると思う。
委員
選べる学校があるのは良いが、安易に親が選んでしまうというのが良くない。
高台より平地が良いとか、PTAに行きやすい方が良いとか、階段が嫌など、親の都合での選択になってしまっている。PTA活動は主に小学校を中心とした活動が多いのだが、現在児童数が減少することで活動ができなくなっている。遠くから来る子の安全をどう守るのかなど、大変困っているので、教育委員会の案に賛成である。学校としては平等でなければならないはず。校長先生も替り、先生も替り、PTAも替る中で、果たして、特色のある学校づくりができるのか疑問である。特色ある学校づくりは、選択制と関係なく、やらなければならないことである。
委員
地域づくりのために子どもは必要。周辺の子どもが減って中心部へいってしまう。
子どもを中心とした地域づくりができなくなってしまう。
委員
事務局の案は、選ぶ側からばかりの考えなので、選ばれる側の学校から考えを言うこととする。これまで、受入可能人数は、あくまでも校長に聞いて、この人数ならできるだろうという数字を提示し、学校を運営することになっているが、実際は、その受入人数を大幅に超える人数を受け入れている。その理由は余裕教室があるからということだが、学校には、通常教室の他に特別教室など空き教室も必要なのに満杯状態である。受入可能人数を超えた場合の抽選の実施についても話し合ってほしい。
委員
保護者に対する説明不足である。安易な選択をして賛成と言った保護者が80%だったのではないか。「選択制はこうこうこういう場合にしか使えないのですよ」ときちんと説明していれば、安易な学校選択は防げたのではないか。
委員
教育委員会の説明の中で、1年たらずで変った理由として「軸足が変わった」という説明は納得できた。
会長
審議会の意見を欲しいというが、審議会としての意見が欲しいのか、それとも、審議会委員の各々の意見を聞きたいのか。
教育長
今回は委員皆様のご意見をいただきたい。
委員
今日の議事録を確認する必要があるのではないか。
委員
現在、地域は子どもや、家庭を把握できない。この案はありがたいが、案の中の、部活動で学校を選べるというのは児童の偏りが生じるという点で現在と同じ事だと思う。兄弟関係での選択も可能なので、部活で兄姉がその学校を選べば、その弟や妹は選択できることになる。また、隣接小学校に入学しても、校区の中学校に行くときは遠くなるのではないか。
表現についても、曖昧な表現はやめて、明確な表現にすべきと考える。
会長
地域で育てるのであれば、どんなに学校の児童・生徒数が少なくなっても学校を残すということではないか。
教育長
クラス替えができるのが適正な規模と考える。もう一点、地域性というのもある。
野母崎地区の統合の場合は、地域の方から、統廃合して小中一貫教育をしたいという意見があがってきた。適正な規模と地域性を平等に考えていきたい。
委員
野母崎のエリアの児童数はどんどん減っている。ある程度の規模がないとむずかしい。
小中でも寄宿舎をつくるとか、スクールバスを運行するとか努力をしてほしい。
委員
見直さないといけないというのはみんな同じ意見。もっと細かく見直すのはよいことだ。
委員
希望する部活動で選択できる、とあるが、難しいのではないか。入るときはそのクラブを選択しても、3年やり通すとは限らない。やめたときはどうなるのか、形だけの条件になっていくのではないか。
かなり前の質疑にあったが、特色ある学校づくりは、選択制の有無に関わらず、日常的にやっていくべきだと思っている。

  • 議題2「市立小中学校適正配置計画について」資料に基づき説明

委員
適正規模の「適正」とは児童の数だけでは言えないと思う。地域性や環境を考えてほしい。過小規模校は、最初は複式学校ということで心配だったが、他の学校に比べて遜色ない。かえって、思いやりをもった子に育つ。中学校に行ったとき、クラスの中で良い存在になっている。先頭に立つことが身についているため、中学校で先頭に立つ人がいないときは「自分が先頭に立たないとだめだ」と思いがんばる。児童数が少ないことはむしろ、強くて優しい子が育つということもある。
会長
地域で育てるならば、適正配置ということで、簡単に統廃合はできない。十分に住民の感情を勘案して決めてほしい。
委員
議題とは直接関係ないが、ある小学校では、子どものことを考慮していない施設状況も見られたので、改善をお願いしたい。
会長
以上をもって、本日の審議会を終了する。
(午後12時5分終了)

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