ここから本文です。

平成21年度第1回 長崎市立学校通学区域審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006425

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会学校教育課

会議名

平成21年度第1回 長崎市立学校通学区域審議会

  • 日時:平成21年8月24日(月曜日)午前10時~正午
  • 場所:市役所地下1階 議会第4会議室

議題

  1. 樺島小学校、高浜小学校、野母小学校、脇岬小学校の統廃合に伴い、新たに設置する野母崎小学校の通学区域の設定について
  2. 樺島小学校、高浜小学校、野母小学校、脇岬小学校の統廃合に伴う選択可能な隣接校の変更について
  3. 学校選択制に関する調査結果について

審議結果

1 出席者

委員14名(欠席1名)
教育長、教育総務部長、総務課長、施設課長、施設課副主幹、学校教育部長、健康教育課長、学校教育課長、学校教育課学務係長ほか 計10名

2 委員及び事務局の発言内容等

  • 新任委員、事務局員紹介
  • 教育長あいさつ
  • 諮問「樺島小学校、高浜小学校、野母小学校、脇岬小学校の統廃合に伴い、新たに設置する
    野母崎小学校の通学区域の設定について」資料に基づき説明

会長
4小学校の統廃合について、地元の方々との話し合いは、いつ頃から始まって、どういうふうな方向で進んでいるのかということを教えてほしい。
事務局
野母崎の4小学校の統廃合の計画・検討については、旧野母崎町時代から検討が始められている。合併後は、平成19年5月に野母崎地区4小学校統廃合検討協議会が設置され、4回ほど協議を行い、平成20年6月に地元協議会で4小学校統廃合の基本合意をいただき、現在、来年4月に向けての開校準備、あるいは閉校準備について作業を進めているところである。
本年(平成21年)3月27日には、地区内に住民アンケートの結果、野母崎小学校という名称が圧倒的に多いということで、統合校の校名は野母崎小学校とし、併せて、通学路の安全確保や、来年4月に向けて統合校間で学校間の交流事業を活発に行ってスムース、円滑にその統合がすすむようにというような報告を教育長あてにいただいている。
会長
通学路の安全確保ということは、地元から要望があったということだが、それに対してどのような方針があるかを示ししていただきたい。
事務局
地元の協議会の中で、開校に向けて作業部会を設けており、実際に作業部会の方で歩いて、危険箇所、交通の信号機とか横断歩道、危険な道路がないかどうか調査を行っている。危険な箇所あるいは、その信号機、横断歩道については、具体的な箇所、改善要望もあっている。
横断歩道とか信号機については所轄の警察署、国道などの危険箇所については長崎振興局、長崎市道に関することについては、長崎市役所の道路担当課へ改善要望を行っている。
また、児童の通学手段については、検討協議会の中でも協議を重ね、現在の野母小学校の校区とその境界付近までは徒歩ということで求められている。野母小学校の校区の徒歩範囲を超える校区については、民間の路線バスにより通学すると提案されている。教育委員会としても、その地域の意向を尊重するということでバス通学を認めるということになろうかと思う。
会長
路線バスということであれば、登下校時の適切なバスの配置というのは可能なのか。
事務局
バスが、始業、終業時に適切に運行されるのかどうかは、地元の協議会の中で大きな協議事項になり、既存のバス路線、時間帯を調べたところ、樺島小学校に近接した部分が民間のバス事業者の起点・終点になっており、行き帰りに、現在の野母小学校の近くを通るので、バス通学になったとしても、子どもが始業に間に合わないという事例はないということだった。ただし、安全性の確保ということがあるので、バスの時間帯の改善、発着の時間帯の改善、こういったものは、引き続きバス事業者の方にお願いしたいと考えている。
会長
通学路等に関しては、現在の路線バスを利用しての通学ということでの説明だったが、長崎市としては、通学バス等は全く考えていないということなのか。
事務局
路線バスの運行は朝の始業時、終業時は、いわゆるスクールバス対応という形で、その始業時間に合わせた形でバスが運行されているので、それを利用したいと思っている。長崎市直営のスクールバスの運行までは考えていない。
会長
小学校1年生から6年生まで、かなり成長の度合いが違うかと思う。また、統合された学校から遠くなればなるほど子どもたちに負担がかかる。そういう面では、学業に支障が出ることも考えられる。これからの統廃合では、子どもたちに負担がかからない形での通学路の確保というのが前提になるのではないかと思う。子どもたちのいわゆる学ぶ権利というものをきちんと保障するという観点から、行政の方で、全ての通学路の確保は必要であると思っている。
委員
バスでの通学は大変だと思うが、自家用車での送り迎えに関しては、絶対に認めないとか、時と場合によっては認めるとかいうような取り決めはなされているのか。
事務局
自家用車等での通学につきましては、体調不良や怪我をした場合は別だが、原則禁止をしたい。
委員
高浜小学校の生徒数が74名と載っているが、全員の通学に路線バスだけで対応できるのか。
事務局
現時点でのバス路線と乗車児童数、バスに乗るであろう児童数を学校通じて調査をしている。現状のバスダイヤで見たところ、高浜小学校方面からは黒浜、高浜経由のバス2便と、高浜発便を加えると3便という事になる。また、岬木場発の脇岬経由の1便と、樺島発の脇岬経由の1便もある。下校の対応便は現在でも20分に1本程度の間隔で運行されており、乗車数も分散化されるため、登校に比べ下校時は問題が少ないと思われる。今後もバス事業者の方へもきめ細やかな運行ができないか要望を行っていきたい。
委員
広域に設定された最近の通学距離は長くなり、バス等が利用されている。今回の場合、費用は利用者負担なのか、援助があるのか。
事務局
通学に伴う遠距離通学の補助制度だが、現在の、旧野母崎町地区の場合、2キロメートル~4キロメートルについては運賃の2分の1を補助している。4キロメートル以上になると運賃の4分の3ということである。今回の統廃合に関しては、具体的には、旧脇岬小、樺島小、高浜小学校の通学区域から統合後の学校に通学する場合で、かつ、通学路の非常等により公共交通機関を使うことが適当である場合は、距離にかかわらず4分の3の助成をしたいと考えている。ただ、最終的には予算が伴うので、2月議会で最終的な決定となる。
会長
安全面や、3分の1であれ、4分の1であれ生じる経費負担があり、なおかつ、子どもの心身の負担がかかる通学を認めていくという点から見ると、教育の平等に受ける権利においてどうなのか疑問。せめて、行政の中で遠くの場合にはきちんとバスを確保していいのではないかという気がする。
委員
保護者の経済的な負担には、補助があるということだが、全額負担をお願いしたい。通学距離が遠いから、通学にかかる費用を保護者の方で負担しなくてはならない、これは子どもを育てる親の立場として不公平であると感じる。
もう一つは、先生方が子どもの下校時間、何時位に自宅に帰るのかということをしっかり把握したうえで、放課後の学校運営活動を進めていってほしい。
会長
広域で統廃合する場合、近くの学校はいいけれども、遠くは本当に大変だということが広まれば、なかなか統廃合が進まないのではないかと思う。そういう面で、学ぶ権利というものを子どもたちに一様に保障するという観点から言えば、やはり負担なく学校に来て、そして疲れた体を癒しながら帰るというような通学の手段を考えてほしい。そういう要望を付けた形での審議でよろしいか。
では、諮問事項については、通学区域審議会としては認めるという形で進める。
会長
(答申案を読み上げる。)
ただ、答申内容については、児童生徒及び保護者の負担の軽減を図るということを前提にして、答申内容を妥当と認めるという形でいかがか。案文については、事務局と詰めて、会長一任としていただければいいかなと思う。

  • 報告1「樺島小学校、高浜小学校、野母小学校、脇岬小学校の統廃合に伴う選択可能な隣接校の変更」説明
  • 報告2「学校選択制に関する調査結果について」説明

会長
事務局にお尋ねするが、審議会として、この報告をどのように扱えばいいのか。
事務局
もし、ご質問等があったら、お答えしたい。
会長
昨年(平成20年)8月の答申では、こういう改善案があるのではないかと提示したが、結果としてどのような改善をしたのかという報告がない。市議会でかなり問題になっているということだが、その市議会の内容も我々の中には全く伝わっていない。我々で検討すべき事があるのではないかと思っても、審議会がなかなか開催されず、新聞報道で学校選択制の廃止を知った。既定の方針あれば審議会はいらないと思う。審議会で議論して制度を導入した以上、審議会が責任を持って考えるという立場だった思うが、それが審議会を素通りしてしまっている。
教育長
新聞報道が先になって、話が後になって本当に失礼していると思っている。どうして、この提案になったのか、見直しになったのかを含めて、是非、ご説明をさせていただきたい。審議会への諮問というのは昨年させていただいたので、その答申をしっかりと受け止めながら、もう一つ施策の方向性との整合性という形で改めての見直し案を出したということである。これは決定事項ではなく、教育委員会の中で十分議論していきたいと思っているし、この提案についても、通学審議会からの意見もきちんとお聞きしたいと考えている。
会長
報告事項の中で、審議会の意見を求めるのは、会議の形態としておかしい。意見を求めるということであれば、議題として取り上げていただかないといけないのではないか。
教育長
その他の中の論議の中で、是非、今、教育委員会の見直し案を提示したいきさつをお話しさせていただいて、ご意見を賜りたい。
会長
一般的には、重要事項から順番にきちんと議題に載せるのではないか。この審議会の長年の経緯から見れば、当然、各界の方々が真剣に議論をして、そして、お返しをするというのがこの審議会の役割であると思っている。
委員
(平成21年)8月の20日の新聞で学校選択制廃止という記事を読み、私は何のために審議をしてきたのだろうと思った。
委員
見直すにあたっても、たくさんの方の意見を聞きながら見直して、保護者、子どもにとっていい方向にいくような制度になってもらえればいいと思う。
事務局
どういう経緯でこういうふうになったのかということを説明する時間をいただければと思う。
会長
方向性について、意見を言う余地があるのであれば、当然、堂々と審議会の議題として入っていていい。もう決定していて意見は聞きますでは、審議会の場で議論しても仕方がない。
事務局
今ここに提案している案については、これで固まったわけではなく、今やっと土台が出来上がったところである。
会長
まず、教育委員会の方でどんな方向性になっているかということを聞きたい。それが決まっているのであれば、もうここで議論することはないと思う。だから、教育委員会の方でどういう方向性なのかということをまずご説明してほしい。
教育長
今回の見直し案についは、先ほどから申し上げているように、昨年(平成20年)からの審議会からの答申、それと施策との整合性、その2つを基に再度見直し案を作ったという形で、定例教育委員会の中に提出している。審議会からのご意見を是非参考としたいということで、教育委員の要望も伺っているので、この場で是非、考え方を説明する時間をいただければと思う。
会長
手続的にこの審議会を尊重してもらえるのであれば、きちんとした手続きを踏んで、議題としてあげていただきたい。そうでなければ、議論はできないと思う。きちんとした議論をお願いしたいのであれば、審議会の委員の皆さんに諮って、近々審議会を開くということにしたい。
教育長
今度、議題という形で説明をし、またご意見をいただく機会を新たに設けていただくということではいかがか。
教育長
改めて、議題として取り上げさせていただき、是非近いうちに、委員の皆さんに、ご意見をお伺いしたいと思っている。
会長
学校選択制について、改めて議題としてもう一度会議を開くという形で進めさせていただくことでよいか。
最後に、重要事項があればあるほど、審議会の開催回数を多くすることを要望して閉会する。
(正午終了)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ