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第5回 長崎駅周辺まちづくり委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006417

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

都市計画部 長崎駅周辺整備室

会議名

第5回 長崎駅周辺まちづくり委員会

  • 日時:平成21年10月20日(火曜日)午後3時~午後5時30分
  • 場所:長崎市役所 本館地下1階 議会第1・第2会議室

議題

  1. まちづくりの基本方針等について(前回資料の修正内容の確認)
  2. 今年度の委員会の進め方について
  3. まちづくりの誘導方針について
  4. その他

審議結果

議事

1 まちづくりの基本方針等について(前回資料の修正内容の確認)

委員長
それでは、事務局から資料の説明をお願いしたい。
事務局
まちづくりの基本方針等について、前回資料の修正内容について資料に基づき説明。
委員長
前回の会議で頂いた意見により資料が修正されているが、内容についてご意見等はないか。
A委員
前回の会議の後に、政権交代があり、予算の削減や凍結といった声も聞こえてきている。長崎駅周辺のまちづくりは、新幹線が整備されることを前提としたものと考えているが、今後の本委員会での新幹線の取り扱いについて、スタンスを明確にして欲しい。
委員長
議論の前提となることであるが、事務局で何か情報があれば提供して欲しい。
事務局
政権が交代し、長崎駅部の整備を含めた昨年12月の政府・与党合意が白紙となり、新たな政権の下で整備の必要性から議論をすることとなった。
長崎駅周辺では、国による新幹線計画と県による連続立体交差事業、市による土地区画整理事業を三位一体となって進めているが、新幹線はその基本となるものであることから、早期に着工認可を頂いて3事業が並行して進められるように、今後も県、市が一体となって国に要望をしていきたいと考えている。
今回配布した資料の中の図面のとおり、本委員会では新幹線が整備され、在来線が高架化されることを前提に議論を進めていきたいと考えている。
委員長
本委員会では、新幹線が整備されるという見通しの中で議論をするということでよろしいか。
B委員
この委員会とは別に、都市再生委員会においても長崎駅周辺を含めた計画策定が進められていると思うが、ここでの新幹線の取り扱いについて確認をしたい。
事務局
都市再生委員会においても、新幹線の整備を前提に都市をどのように再生していくのかといった議論が行われている。しかし、仮に新幹線が整備されなくても、都市の再生は必要なものと捉えている。
新政権においても、新幹線そのものを否定したものではなく、着工済みの武雄温泉~諫早間については予算が認められており、白紙となったのは新規着工となる諫早~長崎間である。
我々としては、新幹線については、少し時間がかかるとしても整備されるものと考えていることから、本委員会及び都市再生委員会のいずれにおいても、整備を前提とした議論を今後も進めていただきたいと考えている。
委員長
現段階では、本委員会の当初の前提条件のもとで議論を進め、何か事態が動くようであれば、その時に改めて議論をしたい。
それでは、まちづくりの基本方針等について何かご意見等はないか。
(意見なし)

2 今年度の委員会の進め方について

委員長
それでは、事務局から資料の説明をお願いしたい。
事務局
今年度の委員会の進め方について資料に基づき説明。
委員長
今年度の委員会の進め方について、ご質問やご意見等はないか。
(意見なし)
委員長
それでは、この内容で今後の委員会の議論を進めていきたい。

3 まちづくりの誘導方針について

委員長
次にまちづくりの誘導方針のうち、地区別土地利用の方針、都市施設整備の方針等の具体的な議論に進みたい。
都市施設については、道路や交通広場などについては既に都市計画決定されており、大きな枠組みとしては決まっているところはあるが、整備にあたっての基本となる方針については本委員会で議論することとなる。
それでは、事務局より説明をお願いしたい。
事務局
まちづくりの誘導方針のうち、地区別土地利用の方針、都市施設整備の方針について、資料に基づき説明。
委員長
それでは、地区別土地利用の方針、都市施設整備の方針について意見を伺いたいが、本日欠席の委員から事前に意見の提出があっているので、事務局より内容を紹介して欲しい。
事務局
欠席委員から事前に提出があった意見を紹介したい。
居住機能について、人口減少の中でこの地区にそれが必要なのか。また、その内容や配置等について再検討をして欲しいとの事である。
また、コンベンション施設について、大規模な施設を設ける場合に用地が不足するようであれば、行政側がその手当て(取得、賃貸等)を行うことも検討して欲しいとの事である。
さらに、土地利用の方針については、将来の環境変化に対応して変更が可能となるような仕組みを入れてはどうかということであった。
委員長
それでは、各委員から意見を伺いたい。
先ほどの説明にあったとおり、現在の準工業地域から商業地域に用途地域を変更するということが大きな土地利用の変更点であり、その中で今回は各ゾーンの使い方について、事務局よりたたき台が示されている。この内容について、幅広くご意見を頂きたい。
C委員
トランジットモール線について、事業者とはどの程度話が進んでいるのか。
事務局
トランジットモール線については、既に都市計画決定をしているが、決定されているのは位置と幅員のみであり、幅員構成等の内容については今後議論することとなる。
この都市計画決定にあたっては、電鉄やバス事業者等と協議をしながら進めてきた。今後のまちづくり委員会での議論を踏まえながら、電鉄側との具体的な協議についても再開したいと考えている。
なお、このトランジットモール線も含めて、長崎駅周辺における交通結節機能のあり方については、平成22年度以降の本委員会のテーマとして捉えており、電鉄やバス、JR等の交通事業者との協議も行いながら、具体的な考え方を整理したい。
C委員
了解した。なお、交通結節機能の中で、タクシー乗り場等についても考慮して欲しい。
委員長
具体的な交通結節機能については、平成22年度以降に、交通事業者等の関係者による協議の中でたたき台を作成しながら、本委員会にも意見も伺いたいとの事である。
交通結節機能を強化するという基本方針は、本委員会において確認をしたところであるが、具体的な内容については、関係者の意見を伺いながら、もう少し整理したいということである。
D委員
前回の会議では、旭大橋先線の整備について説明があったが、今回の図面には位置づけがないようである。これについての考え方を教えて欲しい。
事務局
旭大橋先線については、その整備の必要性については十分に認識しており、魚市跡地や旭大橋低床化の動きを見ながら、検討をしていきたい。
土地区画整理事業の区域外の問題であるが、本委員会で「整備すべき」との意見でまとまれば、都市施設整備の方針の中に「地区外道路の整備」という名目で位置づけをすることも考えていきたい。
委員長
委員会で意見を頂きながら、次回内容を詰めていきたい。
E委員
中央橋をはじめとして、最近は歩道橋を撤去する動きが見られる。その中で、駅周辺については、例えば北部方面からバスで来た場合、交通会館の前で降りて、駅まで相当な距離を歩かなければならなくなる。この間の歩行者動線について、どのように考えているのか。高齢者に配慮した計画が必要ではないか。
委員長
重要な指摘であると思う。将来、駅舎が西へ150メートル移設されるとなると、そこまでの歩行者動線については十分に考えておく必要がある。他の委員の考えはどうか。
D委員
トランジットモール線の歩道部分は、動く歩道などを設置することも考えられる。また、北部方面からバスで来た場合の国道横断の方法についても、考え方が示されていない。
F委員
地区内はJRの土地が大部分を占める中で、JR側の意向が示されていないため議論が進みにくいのではないか。JR側としても、開発までまだ時間があることから、具体的な方針を示すことは難しいかもしれないが、現時点での考え方を聞かせて欲しい。
また、駅周辺のまちづくりにあたっては、市民の憩いの場として、緑のある空間が欲しいと考える。
G委員
連続立体交差事業が今年度認可となったとしても、鉄道の高架化が完成するのは平成30年頃が見込まれている。したがって、その後、土地区画整理事業による換地指定がなされ、会社として開発が出来るようになるものと捉えている。
現在のアミュプラザの活性化については社内で議論をすることもあるが、将来の長崎駅周辺の開発にあたっては、より良いものを作っていきたいという思いはあるが、現時点では何も検討していないのが実情である。
なお、歩行者動線について、東西方向は充実しているように思われるが、茂里町から長崎駅方面へ歩いてくる場合、高架の西側には都市計画道路が配置されており、ここが歩行者動線となりうるが、東側には側道が無いため、何らかの工夫が必要ではないか。
H委員
JR貨物は西側の土地の大部分を所有しており、現在ここで、コンテナ輸送を行っている。将来の長崎駅周辺のまちづくりを考える上では、この貨物施設を無くすということが皆さんの希望であると思うし、我々もこの一等地でコンテナ輸送を継続する気持ちはない。
会社としては、連続立体交差事業と土地区画整理事業は一体で進められるものと考えており、換地先が決まれば、本委員会で議論頂いた方針に基づきながら、より良い長崎の街になるような土地利用を進めていきたいと考えている。
I委員
将来の長崎駅については、北部方面からのバスが直接、駅前交通広場の中に入る可能性はあるのか。
また、国道を横断する場合は、高架となるのか、地下となるのかについては検討されているのか。
D委員
将来の東口の駅前交通広場に全てのバスが乗り入れると時間ロスが生じるため、市内路線と遠隔路線とを切り離して考える必要がある。トランジットモール線も含め、駅前交通広場の利用の仕方を検討していく中で、具体的に決めていく必要があることから、現時点で入る、入らないという話をすることは難しい。
事務局
将来の国道横断の方法としては、デッキによる横断、平面横断、地下による横断の3種類が想定されるが、可能であれば平面横断としたいと考えている。ただし、例えば、急ぐ方にはデッキによる横断、上下移動が困難な方には平面横断といったように、歩行者に対して多様な横断方法を確保するという考え方もある。
なお、地下横断については、国道には下水道の幹線が2本入っていることや、安全面、防犯面から難しいと考えている。
国道横断の方法についても、鉄道駅を中心とした交通結節機能を検討する中で、具体的に議論していきたい。
委員長
都市施設に関する意見を多く頂いているが、土地利用の方針についても併せて議論を頂きたい。
A委員
土地利用を考える上で、トランジットモール線の位置づけやバス路線のあり方が関係してくるように思う。
本委員会での議論を伺っていると、トランジットモール線の形態にも若干無理があるようであり、都市計画決定済みの施設について変更することが出来るのかどうか。駅前広場の形態や、トランジットモール線の位置や形態については、動かすことが出来ないということを前提に議論を進めていくのか確認させていただきたい。
事務局
交通結節機能のあり方については本委員会で議論を頂きたいと考えているが、既に都市計画決定された施設については、地区の骨格を成すものであり、これを前提に議論を進めていただきたい。
なお、トランジットモール線と国道との接続部については、現在市内を走っているような電車であれば、物理的に曲がることは可能と考えている。
委員長
交通結節機能のあり方については今後議論したいが、トランジットモール線や駅前交通広場等については、余程の理由がない限りはこれを前提に議論を進めて欲しいとのことである。ただし、その中身については柔軟に議論の幅があるとのことである。
B委員
トランジットモール線により、駅利用者が路面電車やバス等に円滑に乗り換えることは出来るということはメリットがあると思うが、利用者にとって乗りやすい接続形態となっているかを考える必要がある。また、鹿児島の例を参考にしながら、路線バスと路面電車の動線が交錯しないような工夫も必要である。
駅舎や軌道が高架となることから、国道横断の方法としてはデッキによる方法は良いが、周辺の道路はいずれも交通量が多いことから、平面横断については動線をしっかりと考える必要がある。
委員長
これまでの委員会の中で、国道202号の交通量を浦上川線へシフトさせることにより、平面横断の可能性が出てくるという説明があった。そういう意味では、旭大橋先線の整備が図られないと、多様な横断方法は検討できないということになる。
土地利用の方針については、トランジットモール線の南北、長崎駅中央通り線の南北でゾーンが区分されているが、この点についてはいかがか。
J委員
トランジットモール線については、将来、トランジットモールとして使うのか別の使い方があるのかは別として、この場所に、この程度の道路が入るということについては賛成である。
鉄道高架や道路、駅前広場等が固定ということで考えれば、ゾーニングは結果的にこのような区分けになり、これをどのように使うかが、今後の課題であると考える。
駅前広場に面したAゾーンについては、たたき台に記載された方針でよいと思うが、Bゾーンの中2.街区は、鉄道高架に挟まれ、接道も悪いため、中1.街区と一体的な土地利用を図る必要があるのではないか。また、中2.街区の高さ規制について、鉄道高架に挟まれた谷状の形態とするのか、むしろ高さをあげるのかについて検討が必要ではないか。
Cゾーンの北2.街区については、既に鉄塔がありガスタンクにも近接していることから、慎重な取り扱いが必要ではないか。むしろ、河川沿いや準工業地域との境界部分にあたる所は、緑を意識させるという方法もあるのではないか。
トランジットモール線から歩行者専用道路を結び、浦上川から西坂公園を結ぶ大きな人の動線というものが、まちづくりの基軸となるのではないか。そのイメージをしっかりと打ち出したほうが良いのではないか。
東西自由通路の東口から多目的広場にかけて人の主要な動線が出来てくると思われ、それを延長した先に駅前商店街や交通会館があるという形で繋がっていくのではないか。また、西口から駅前広場を経て、南2.街区を貫く動線をイメージするのであれば、ここを分割するイメージを入れたほうが、浦上川や稲佐山を見通すことが出来るようになるのではないか。これら2つの動線を、ゾーニングや土地利用計画の中に位置付けるのかどうかを検討いただきたい。
多目的広場や電停、駅前商店街を繋ぐ方法としては、現状と同じく立体で繋ぐ方法が良いと思われる。新たな建物が建つときに、現在のアミュプラザのようにデッキを作ってもらえれば、2階レベルで全て繋げることが出来るようになる。2階と1階の動線の作り方を少しイメージしていただきたい。
駅周辺は多様な交通手段が集中するところであるので、歩行者動線を考える上では、電停やバス停のイメージをある程度は示した上で、議論を進めたほうが良いのではないか。例えば、バス停については、現在の高架広場の1階部分をバス停として整備し、現在のバス停部分については一般車両に供するという考え方もあるのではないか。さらに、タクシープールの位置や、駐車場や駐輪場を地区内のどこに設けるのかについても考え方を整理しながら、議論を進めたほうが良いのではないか。
浦上川の川沿いをプロムナードとして整備するのかどうか、地区の西側との連絡をどうするのかについても考える必要があるのではないか。浦上川と長崎港という水面があるということは長崎駅の特長であり性格だと思われるので、これを意識したレイアウトを整理すると、より良いものになるのではないか。
C委員
国道202号は現状でも交通が輻輳しているが、現在のレイアウトでは、バスの動線にかなり無理が生じ、輻輳が激しくなるのではないか。
事務局
本日配布した資料では、車線数等が分かりづらくイメージがしづらいかと思うが、都市計画決定された施設については、バスの動線なども勘案しながら位置等を決めてきた経緯があり、今のレイアウトでは駅前広場への入りと出を集約したような形を想定している。
なお、交通結節機能を整理する上での基本的な考え方については、次回以降の委員会で提示したい。
C委員
よろしくお願いしたい。
委員長
現在の国道202号の交通状況を勘案すると、東口駅前交通広場と隣接する多目的広場と一体的に捉えた交通結節機能という考え方もある。都市計画決定済みの施設については、その分の空間が確保されているということで捉えて、本委員会においては一番良い方法を考えるということで進めていきたい。
本日は、建築物整備の方針、都市景観形成の方針についても説明を頂き、建物の用途については皆様にアンケートをお願いする形で、次回以降の議論を深めていきたい。
それでは、建築物整備の方針、都市景観形成の方針について事務局より説明をお願いしたい。
事務局
まちづくりの誘導方針のうち、建築物整備の方針、都市景観形成の方針について、資料に基づき説明。
委員長
本日の議論において、土地利用に関してはゾーンを3つに分割して議論することについては特に意見はなかったが、これを議論するにあたって、交通結節機能や歩行者動線確保の面から、いくつかの課題があるのではないかという指摘を頂いた。
また、土地利用については、建物の使い方や見え方などを相互に考えながら議論をしなければならないが、本日の会議ではそれらの課題があることについて確認した。
なお、商業地域の場合、あらゆる用途の建物が建築可能となるが、望ましい土地利用や建物利用を考えていく中で、地区にふさわしくないもの用途や今後検討すべき課題等について、配布したアンケートで皆様のご意見を伺いたい。
本日の会議は以上とし、アンケート結果を踏まえ、次回の議論につなげたい。
(閉会)

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