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ペーロン

更新日:2018年7月1日 ページID:031425

ホッとトーク長崎の夏の風物詩の一つ「ペーロン」は今、シーズン真っ盛り。6月から市内各地でペーロン大会が開かれています。
ペーロンはもともと中国のものでした。江戸時代に、長崎の人たちが気に入って、自分たちでもするようになったといわれています。長崎には、お墓に「土神様」を置く風習のように、中国から伝わって根付いたものがたくさんありますが、ペーロンもその一つです。

一口にペーロンといっても、地域によって個性があります。
「足洗いペーロン大会」は、田植えが終わった時期に泥が付いた足を洗う、という意味のネーミングで、この名前を使う地域はいくつもあります。端午の節句の行事として、舳先に初節句の赤ちゃんを乗せて海に出る地域もあります。ペーロンの日に家庭でごちそうを用意してお客さまをもてなす風習がある地域もあります。
コースの長さも地域によって違っていて、7月の最終土日に長崎港で行われる長崎ペーロン選手権大会は往復1,150メートルですが、深堀地区の大会では往復2,000メートルもの距離を漕ぎます。土井首では、全部の船が一つにつながって漕ぎ始める「回りうち」という伝統のスタート方式もあります。
雰囲気もそれぞれです。長崎ペーロン選手権大会の予選会として、練習を重ねたチーム同士が激しいデッドヒートを繰り広げる地域もあれば、親睦に重きを置いた地域もあります。子どもたちにペーロンを体験させたり、よその地域のペーロンチームと交流したり、親睦の中身もさまざま。地域のペーロンは、本当に個性豊かなのです。

地域ごとに違いがある一方、共通点もあります。何よりも、地域の人たちの心を一つにする催しとして引き継がれてきた伝統行事であることです。
最近は、地域の中で選手を集めるのが難しくなって、地域外の選手も参加するのが普通になっています。「昔は、漕ぎたい希望者が多くて、なかなか船に乗れなかったもんだよ」とベテランの皆さんは懐かしそうに話します。「これも時代の流れで、交流の場になってるよ」という人もいます。いずれにしても、選手の確保が難しい中でも、なんとか伝統のペーロンを続けていこう、という思いを持った皆さんに支えられて、長崎のペーロンは今も健在なのです。

ペーロン画像

昨年の選手権大会の様子。地域の力や気持ちを

合わせて、船が進みます。

毎年この季節に地域のペーロン大会を回りながら、どの地域のペーロン大会もそれぞれにいいな、と思います。準備したり運営したりする皆さんのご苦労を感じながらも、こんな伝統行事を持っているのは幸せなことだな、と感じます。
今年も7月28日と29日に長崎港で長崎ペーロン選手権大会が開かれます。昨年、兵庫県相生市のチームに奪われた優勝旗を何としても長崎のチームに奪還してほしいと思います。長崎港はこの夏もペーロンで熱くなりそうです。

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