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夫婦岩(めおといわ)

更新日:2017年4月1日 ページID:029627

ホッとトーク

  野母崎地区の入口に「夫婦岩」という珍しい形の岩があります。
 この岩は、地質学的には「野母変はんれい岩複合岩体」というそうで、なんと4億8千万年も前にできたものだそうです。
 最近、野母崎で相次いで恐竜の化石が発見されていますが、その恐竜は8千万年ほど前のものだそうですから、それを考えても夫婦岩がいかに古いものかが分かります。
 37年前、二つのとがった岩が仲良く対になって立っているこの場所を観光名所にしようと、地元の人たちが二つの岩の間に綱をかけました。その思いが実って、夫婦岩は長い間、野母崎の観光スポットになってきました。
 二つの岩の間に夕日が沈む光景は息をのむほど美しく、よくカメラマンたちが撮影をしにやって来ます。「夫婦仲良く」のシンボルとしてか、古い岩が自然の神秘を感じさせるのか、流行の言葉でいうと、最近は「パワースポット」としても人気があります。
 そこに加わったのが軍艦島の人気です。夫婦岩の目の前にある「以下宿」のバス停付近は、道路を少し広くしてあるので、車が停めやすくなっていて、バス停待合所の屋上には望遠鏡もあります。今では、夫婦岩と軍艦島が同時に見える場所として、車を停めて見物する人が多くなりました。
 その夫婦岩の二つの岩を結ぶ綱が長い間風雪にさらされて、かなり古くなっていることに気づいた地元の若者が、新しい綱に架け替えようと提案しました。
 綱の素材は漁業のまちらしく魚をとる漁網です。地元の水産会社の人が漁網を寄付してくれました。地域おこし協力隊員が地域のみなさんをつなげ、青年団やペーロンクラブの若者たちが主体となって新しい綱をつくりあげました。地元の自治会や行政にも協力の輪が広がり、多くの人たちの地区への愛情がこもった新しい綱が、3月12日に二つの岩の間に架けられました。
 お祝いの場には、子どもたちから長老格の自治会長さんたちまで集まりました。その中心にいたのは若い世代です。私は、新しくなった赤い綱を見て、地元への思いのバトンが、次の世代にもしっかり引き継がれていることを感じ、とても頼もしく、すがすがしい気持ちになりました。
   *  *  *
 その前日、土曜日に開かれている「会議をよくするための研修会」をちょっとのぞいてみました。とても明るい雰囲気の研修で、会場は前向きのエネルギーにあふれていました。
 研修に参加しているのは、地域で活動している人たちと個人参加の市職員。年齢層はさまざまで、自治会から参加した人の中には90歳のかたもいます。いろいろな意見を引き出しながらいい会議にしていく方法を学んでいる皆さんの前向きな様子を見て、本当に頭の下がる思いがしました。
 地域に一番必要なのは「当事者」です。人口が少し減っても“当事者人口”が増えればまちは元気になります。自治会をはじめ、地域を支えている多くの皆さんが長崎にはいます。そういう皆さんを支え、応援し、自分も、微力だけど、できることをしよう……そんな当事者の輪が広がれば、まちは必ず元気になると思います。

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