ここから本文です。

ケネディ大使

更新日:2017年2月1日 ページID:029367

ホッとトーク

 キャロライン・ケネディ前駐日米国大使が、3年あまりの任期を終え、帰国されました。在任中、長崎に来られたのは四度。毎年一度ずつ、長崎を訪れてくれたことになります。
   *  *  *
 ケネディ大使(当時)の最初の長崎訪問は平成25年12月。友好の木として米国政府から贈られたハナミズキの植樹式で、就任からひと月もたたない時期でした。その時のエピソードを一つご紹介します。
 平和祈念像前で献花した後、大使はそのまま平和公園内の記念植樹会場に移動する予定でした。でも、歓迎する市民の列を見た大使が「あちらに行ってもいいですか?」と列の方を指さされ、列に沿って市民のみなさんとあいさつや握手をしながらの移動になりました。笑顔で握手をしながら歩く大使を見ながら、親しみやすい人柄を感じました。
 もう一つ印象的だったのは、その時、市民のみなさんからかけられた言葉です。圧倒的に多かったのが「ありがとう」でした。大使の訪問と献花を受けて市民のみなさんがかけてくれた言葉は、きっと大使の心に届いたと思います。長崎らしくていい光景だなと、とてもうれしく感じたのを覚えています。
   *  *  *
 二度目と三度目は平和祈念式典への参列でした。前任のルース大使が駐日米国大使として初めて参列して以来、二人目の参列でした。この時は多くの来賓が見えるので、ゆっくりお話をする時間はありませんでした。少し控えめに参列しておられる姿が印象的でした。
 そして四度目は、昨年の秋です。長崎東高校を訪問した後、公会堂前広場で「くんちの夕べ」を観てもらいました。滞在予定は1時間。2カ町の奉納踊りをご覧になる予定でしたが、途中で「次の上町の出し物は今年初めて登場するものです。とても観どころのある出し物なので、ここまで観ていきませんか?」と勧めたところ、「そうしましょう」と滞在時間を延ばしてくれました。「もってこ~い」の掛け声も何度もかけてくれ、会場の盛り上がりは最高潮。帰りにはまた、観客の求めに応じて握手をしてくれました。
 ケネディ大使と最後にお会いしたのは、今年の1月6日です。くんちの思い出を語った後、「実はこれを渡したかったのです」と手渡してくれたのは、オバマ大統領(当時)が自ら折った2羽の折り鶴でした。「大統領から長崎のみなさんに」と。
 昨年、オバマ大統領が、米国の現職大統領として初めて被爆地・広島を訪問しました。この歴史的な訪問が実現した背景には、ケネディ大使の存在がありました。長崎への訪問についても、ケネディ大使は勧めてくれたと思います。残念ながら実現しませんでしたが、被爆地・長崎に寄せる思いを折り鶴が運んできてくれました。近い将来、オバマ前大統領の長崎訪問が実現することを願っています。
 駐日米国大使は難しいポジションです。私は大使と会うたびに、立場を超えて、人としての平和への思いとともに、長崎に寄せてくれる温かい気持ちを感じました。感謝とともに、キャロライン・ケネディさんの帰国後のご健康とご活躍をお祈りします。

お問い合わせ先

広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市桜町2-22(本館3階)

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く