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世界遺産、再挑戦

更新日:2016年2月29日 ページID:028144

ホッとトーク 今年夏の世界遺産登録を目指してきた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、政府がユネスコへの登録申請をいったん取り下げたことは、もうご存じだと思います。これは、ユネスコの調査機関であるイコモスによる中間報告の評価が厳しかったことを受けたものです。
 中間報告の際にイコモスから、「もし今の推薦書のままで7月に開かれる世界遺産委員会に臨んだ場合は、登録は難しい。ただし、ここでいったん取り下げて再挑戦を目指すなら、登録に向けてアドバイスをしてもいいですよ」という提案がありました。
 イコモスの提案のとおり、再挑戦に向けた準備に切り替えれば、今後のさまざまなスケジュールから考えて、早ければ平成30年に登録できる可能性があります。一方、判断が遅れると、登録時期は何年も遅くなってしまいます。そういう状況の中で、今回の判断は冷静なものだったと思います。
 これまで多くの人が力を合わせて登録に向けて準備を進めてきたことを思うと、今年登録できなかったことは本当に残念です。でもここは気持ちを切り替えて、世界が納得する世界遺産を目指して、登録に向けて準備を進めていきたいと思います。
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 長崎とキリスト教に関する話題は、世界遺産だけではありません。今はまだ大きな話題にはなっていませんが、マーティン・スコセッシ監督による「沈黙」の映画化も、これから大きな話題になると思います。
 スコセッシ監督は「タクシードライバー」でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞して以来、多くの名作を残し、10年前に「ディパーテッド」でアカデミー監督賞を受賞した映画界の巨匠です。
 そして「沈黙」は、言うまでもなく遠藤周作先生の代表作。その舞台は長崎であり、そのご縁で、外海に遠藤周作文学館が建てられました。
被爆者歌う会「ひまわり」の合唱 台湾で行われた映画の撮影は既にクランクアップしたようです。いつ作品が完成し一般公開されるのか、まだ分かりませんが、決定すれば世界にその情報は流れることでしょう。
 「沈黙」は、多くの人の心に強い印象を残してきた作品です。だからこそスコセッシ監督も、長い構想の時期を経て、満を持して映画化に臨んだのだと思います。二人の巨匠の組み合わせがどんな映画を生むのか、とても楽しみです。映画の出来だけでなく、監督の視点が日本人の感性と重なるのか、何かが違うのか、といった点も含めて興味は尽きません。今年は遠藤周作没後20年にあたります。
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 教会群の登録まで少し時間ができました。この時間を意味のあるものにすることが大切です。地元にいるからこそゆっくり尋ねられる特典を活かして、遠藤周作文学館や、外海、大浦天主堂界隈をはじめ長崎の教会をゆっくり訪ねてみませんか?

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電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

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