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ネットワークの力

更新日:2015年5月27日 ページID:027073

ホッとトーク 4月の下旬から5月の初めにかけて訪米しました。5年に一度開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に出席するためです。長崎からは総勢百名近くの皆さんがニューヨークに向かいました。
 5年前の会議にも参加しましたが、その時よりも確実に強くなっていると感じたことがあります。それは長崎につながるネットワークの力です。
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 ニューヨークに「ヒバクシャ・ストーリーズ」という活動があります。ロバート・クローンキストとキャサリン・サリバンの2人を中心に、高校生などの若者に被爆者の体験を伝えるボランティア活動をしています。彼らの活動はとても活発で、活動を開始した2008年からこれまでに、3万人ものアメリカの若者たちに、核兵器について考える機会を提供してきました。
 今回は、高齢化で被爆者自身の訪米が最後かもしれないということもあり、被爆者たちが被爆体験を語る場をいくつも用意してくれました。そして、その一つとして、「広島・長崎に愛を込めて」と題するコンサートを開いてくれました。
被爆者歌う会「ひまわり」の合唱 音楽と映像と言葉とを織り交ぜながら進むコンサートの進行役は、クリフトン・トルーマン・ダニエルさん。彼はトルーマン大統領の孫で、ヒバクシャ・ストーリーズの活動にも参加してくれています。進行とともに、「核兵器をなくそう」のメッセージが会場に浸透していく中、最後を飾ったのは長崎から参加した被爆者歌う会「ひまわり」でした。
 「ひまわり」の皆さんにとっては、今回の訪米で最後の合唱です。気持ちがこもった、とても素晴らしい合唱でした。最後の地元の高校生たちとの合唱は、会場も一緒になっての大合唱へと広がっていき、とても感動的なフィナーレになりました。大変な苦労をしてコンサートの準備をしてくれた皆さんに本当に感謝です。
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 応援してくれたのはヒバクシャ・ストーリーズだけではありません。NGO「ピースボート」もそうです。ニューヨーク在住の長崎人、九州人を中心とする集まりの「ニューヨークばってん会」の皆さんは、訪米の疲れを癒してくれる交流の時間をつくってくれました。5年前の訪米の後につくった「長崎平和特派員」という制度があるのですが、ニューヨーク在住の平和特派員の皆さんもいろいろな準備をして待っていてくれました。続けて訪問したワシントンで多くの専門家の皆さんと話すことができたのも、仲介をしてくれた人がいたからです。
 このほかにも本当に多くの皆さんの協力と参加がありました。彼らの力がなければ、米国での長崎の活動はもっと小さなものになっていたと思います。
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 一人の人の力は小さくても、つながれば大きな力になります。長崎だけの力は小さくても、ネットワークを広げることで核兵器廃絶の力を大きくすることができます。これからも身の丈に合った、そして長崎らしいあたたかいネットワークを世界に広げていこうと思います。

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