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すでに起こった未来

更新日:2014年12月26日 ページID:026430

 新しい年の始まりです。 ホッとトーク
 これから始まる一年のことを考えるときに、「どんな一年になるだろう?」という考え方と、「どんな一年にしよう?」という考え方があるような気がします。
 「どんな一年にしよう?」は、周囲の環境にかかわらず、自分のありようを定める感じです。例えば、希望の学校に合格するとか、仕事で何かを達成するとかもあるでしょうし、「思いやりを忘れない」など心のありようを決める目標もあるでしょう。
 これは周りがどうあれ自分で決める目標なので、「よし!」とエネルギーが湧き、体に満ちてくる感じがします。今年の自分のキャッチフレーズを決めたり、書初めにしたりするのも楽しいかもしれません。「正月」にはそんなことを自然にできる力があります。
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 わたしの尊敬する人の言葉に「すでに起こった未来」があります。未来は突然やってくるのではなく、最初に小さな変化として表れ、やがて大きな影響を及ぼすようになる。だからこそ、「すでに起こった未来」を探せ、というわけです。
 「すでに起こった未来」を探すときに、一番最初に挙げられるのは人口構造の変化です。
 平成26年5月、「日本創成会議」が、独自の人口推計に基づいて、日本の消滅可能性都市896のリストを発表し、大きな反響を呼びました。2010年からの30年間で、20歳から39歳までの女性が半数以下に減少する自治体は、消滅の可能性があるという指摘です。長崎市はかろうじて「半数以下」ではありませんでしたが、減少率は48%台でかなり近い数字でした。
 長崎市は、昭和60年以降の30年間で約7万人、人口が減少しました。これからの30年間では、さらに10万人以上が減少すると推計されています。人口の減り方を抑え、活力を増していくまちづくりを、これまで以上にしっかりと進めていく必要があります。そのときにも「すでに起こった未来」から可能性を見つけることができます。観光形態は“団体”から“個人”へ
 10年ほど前に長崎の観光のあり方を検討している中で、「まち歩き」にたどり着きました。それは観光形態の変化を観察し、その変化が長崎に大きな影響を与えることを考える中で生まれたアイデアでした。その時、もう一つ検討の対象になったのが「国際観光の活発化」という変化です。
 今、まち歩きは全国に広がり、長崎はまち歩きのトップランナーといわれるようになりました。そしてもう一つの変化、国際観光客も年々増加しています。それは長崎に交流人口の増加をもたらし、世界に貢献できる機会を増やし、長崎のブランドを高める可能性を大いに持っている変化です。2014年は多くのクルーズ船が入港こういった変化にしっかりと対応することで、長崎の未来が広がります。
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 「すでに起こった未来」は、あらゆる分野でとても大切な視点です。それが「明日をつくるために今日何をなすべきか」を考えることにつながります。新しい一年を、わたしたちのまち長崎の可能性を大いに広げ、未来に向かって力強く歩む一年にしたいものです。

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