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世界都市と人間都市(後編)

更新日:2014年10月31日 ページID:026220

 ホッとトーク先月ご紹介した長崎市の目指す都市ビジョン「世界都市」に続いて、今月はもう一つの都市ビジョン「人間都市」について
ご紹介しましょう。
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  「人間都市」は、聞きなれない言葉だと思います。 だれもが人間らしく暮らせるまち、それも“長崎に合った暮らしやすさ”を、自分たちでつくっていけるまちになろう、という意味です。
 雪おろしが必要な北国と、台風に備えなければならない南国では、家々の屋根の形が違うように、暮らしやすさの工夫は、まちによって、地域によって違います。全国標準スタイルと長崎スタイルを上手に使い分けることができるまちになることが大切です。
 具体例をいくつかご紹介しましょう。「車みち」整備事業(整備後)
 狭い道が多い長崎の斜面地…。すべての道を基本ルールどおりに4メートル幅でつくるのはとても無理です。そこで、今ある道の幅をもう少しだけ広げて、車が通れる道にすることで生活しやすくしようという「車みち」整備事業を始めました。もちろん、どの道でもできるわけではありませんが、救急車が通れることで安心度を高くする効果もあります。
 赤ちゃんに本をプレゼントする「はじめまして絵本事業」も、長崎らしいユニークな方法を採用しています。4カ月児健診の時にプレゼントするのですが、そこで本を渡すのではなく、引換券を渡すのです。そして、自宅近くのふれあいセンターや公民館などに行っていただいて本と引き換える仕組みにしました。こうすることで、近所に子どもの本を貸してくれる施設があることや、読み聞かせなどの活動があることを知ってもらうことができます。1冊でなく何千冊もの本のプレゼントにもなります。
 このやり方が長崎らしいのは、図書ネットワークを活用している点です。実は長崎市は、全国の県庁所在地の中で一番最後に市立図書館ができたため、市立図書館がなかった期間が長く、その間に公民館などを結んで本をやりとりするネットワークが発達しました。このネットワークは今も日本一で、それをこの事業に応用したというわけです。“ 塞翁が馬 (さいおうがうま)”の発想ですね。
 防災にも長崎スタイルがあります。「防災士」という民間資格がありますが、この長崎市版である「市民防災リーダー」制度をつくったのは5年前。受講費なしにして、防災に詳しい人を増やし、地域の防災力を強くしようという長崎市独自のシステムです。
 今すでに600人以上のかたが市民防災リーダーとして認定されていて、地域ごとに行っている防災マップづくりにも活躍してくれています。
 そのほかにも、ソーラーパネルを市民、企業、市役所がそれぞれに役割分担しながら増やす「ソーラーネットプロジェクト」も、全国的にみてもユニークな事業です。
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  「人間都市」は、市民の暮らしのすべての分野に及んでいるので、とてもここには書ききれません。難しい課題もたくさんあります。でも、力を合わせ、知恵を出しながら、一つずつ解決したり、前進させたりしていけば、だんだん解決上手になれます。長崎スタイルや地域スタイルの解決法をたくさん持っているまちを目指したいと思います。  

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