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ダイヤモンドとサファイア

更新日:2014年5月27日 ページID:025558

 ホッとトーク

 5月4日、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」の歓迎式が松が枝ふ頭でありました。前日には姉妹船「サファイア・プリンセス」も長崎港に寄港していました。2隻とも三菱重工長崎造船所で造られ、就航10周年を迎えた長崎生まれの船です。
 いつもなら「ようこそ長崎へ」というあいさつをするのですが、この日は「お帰りなさい」とあいさつをしました。多くの市民の皆さんとともに、この美しい船を迎え、見送るのは、とてもうれしい体験でした。ダイヤモンド・プリンセス
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 この美しい2隻の船は、長崎にとって忘れられない船です。
 2002年10月1日、建造中のダイヤモンド・プリンセスで火災が発生、翌日まで燃え続けました。私は観光部の職員として仕事中でした。翌朝、大波止まで様子を見に行ったのを覚えています。
 この時の火災は、船の床面積の約40%を焼失するという大火災でしたが、幸い作業中の従業員は全員避難して無事でした。
 その後、全国から作業員を動員して、懸命の修復工事が行われました。企業の威信をかけた懸命の修復作業は、本来の納期から数か月遅れで完了。姉妹船は名前を入れ替え、ダイヤモンドがサファイアに、サファイアがダイヤモンドになりました。
 船が無事完成し、長崎港を出る日、どこからともなく多くの市民が港周辺に集まり、手を振って見送りました。多くの人たちが、工事が無事終わることを祈るような気持ちで見守っていたのでした。ホッとする気持ち、世界で活躍してほしいと願う気持ち、困難な事態を乗り越えた造船所への賞賛と感謝…さまざまな思いに包まれて、船は長崎港を出港しました。そして今、願いどおり多くの人を乗せて、世界の海で活躍してくれています。
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 ダイヤモンドやサファイアより前に建造された「飛鳥2」も時折、長崎港に美しい姿を見せてくれます。飛鳥2)は、当初は「クリスタル・ハーモニー」という船名でした。今も日本船籍では最大の客船として活躍中です。
 こうして長崎で生まれた船が、世界中のお客様を乗せて、世界の海を走り、数々の港に立ち寄り、楽しい旅のお手伝いをしてくれている…そう考えるだけでとてもうれしい気持ちになります。
 でもそれだけではありません。ヨーロッパ以外で豪華客船の建造ができるのは、なんと三菱重工長崎造船所だけなのでまたの寄港が楽しみです!
す。本当に誇らしいことですね。
 今、新たに2隻の豪華客船が建造中です。一隻は来年の春、もう一隻はその翌年の春に引き渡される予定です。今回もさまざまな困難を乗り越えながら、最高の技術を駆使した船を造ろうと、多くの技術者たちが全力で取り組んでいます。
 ダイヤモンド・プリンセスやサファイア・プリンセスと同じように、この船が無事完成し、多くの皆さんの努力が報われることを、そして世界中の人に喜びを届ける船として活躍してくれることを、皆さんとともに願い、見守りたいと思います。

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