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世界遺産

更新日:2013年11月1日 ページID:024626

ホッとトーク

 「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地域」が世界文化遺産に推薦されることに決まりました。毎年、一つの国からは一件しか推薦できないルールになっていて、長崎市が含まれるもう一つの世界遺産候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」とどちらが選ばれるか注目されました。長崎市は、推薦の準備が整っている「教会群」を先に推薦してほしいと政府に要望しましたが、結果は「産業革命遺産」が先行することになりました。
 いうまでもなく長崎市にとっては、どちらも大切なたからものです。産業革命遺産の登録に必要な準備をしっかりと進め、来年の「教会群」の推薦につなげ、“2つの世界遺産があるまち”を確実に実現したいと思います。
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 世界には千近くの世界遺産があります。一番多いのはイタリアで49の世界遺産を持っています。日本には17の世界遺産があり、世界で13番目に多い国になっています。
 とはいえ、複数の世界遺産を持つまちはそう多くありません。長崎市が2つの候補を持っているのは、長崎の持つ歴史が世界の中でも特別なものであることを示しています。
 しかし住んでいると、すべてが当たり前に存在するものになり、意外にその価値に気づかないものです。「産業革命遺産」の推薦を入口にして、長崎の歴史の奥深さや面白さを知る…世界遺産登録の動きを、そのきっかけにしたいと思います。
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 例を挙げてみましょう。今月号の特集にあるように、「産業革命遺産」の中には炭鉱の歴史を示すものが多く含まれています。そのつながりから、たとえば「池島」にたどり着くことができます。池島1池島2
 池島は旧外海町にある島で、平成13年に閉山した“九州最後の炭鉱”の島。炭鉱の歴史を示すものがまだ島全体に残っています。特に炭鉱の中に入る坑道の一部が残されており、ヘルメットをかぶりトロッコ人車でゴトガタと坑道に入っていく「炭鉱さるく」は迫力満点。炭鉱つながりで、軍艦島や高島とセットで訪れる人も増えています。
 「教会群」の方も同じです。 日本で最初のキリスト教の殉教者である26聖人の殉教の地・西坂の丘には記念館や記念碑がつくられています。ここは世界遺産の構成資産ではありませんが、長崎とキリスト教の歴史をたどるときにはストーリーとして欠かせない場所です。
 ところが、26聖人のことを知る人は多いのですが、16人の聖人のことはあまり知られていません。「聖トマス西と15殉教者」と呼ばれ、26聖人より後の弾圧がより厳しい時代に殉教した人々です。その記念碑が中町教会の中庭にありましたが、今、「信徒発見」から150年に当たる再来年に向けて、同じ中町教会の中に新しい記念庭園をつくり始めています。完成すれば、長崎とキリスト教の歴史を示す大切な場所になります。
 世界遺産は、市民が知り、支え、守り、伝えるところに意義の一つがあります。まずは、2つの候補のことを知るところから始めましょう。

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ファックス番号:095-829-1115

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