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松尾敏男画伯

更新日:2013年5月1日 ページID:023835

ホッとトーク

 毎年4月1日に、長崎ブリックホール国際会議場で「長崎市表彰式」を行っています。
 今年も「ありがとうございます」と「おめでとうございます」の思いを込めて、お一人おひとりに表彰状や感謝状をお渡ししました。
 表彰の種類には3つあります。「市政功労表彰」は、さまざまな分野で市政に貢献された方々に贈るもので、32名と6団体。「市政協力表彰」は、地道な活動を地域などで行ってきた方々に贈るもので、3名と2団体。「特別表彰」は、芸術文化やスポーツなどの全国大会や世界大会で優秀な成績を収めた方々に贈るもので、31名と9団体の皆さんでした。
 特別表彰を受けるかたの中にはスポーツ関係の小中学生もいるので、会場には世代や活動分野が違う市民が大勢集(つど)います。私にとっては、長崎を支えている大勢の皆さんとお会いできる、とてもうれしい日です。
   *  *  *
 今年の表彰式は、例年と違うところが一つありました。「特別栄誉表彰」という新しい賞を初めてお渡ししたのです。
 この賞は、長崎の誇りとなる顕著な功績があり長崎の名声を高めてくれたかたに贈るもので、その最初の受賞者として、昨年の秋に文化勲章を受章された松尾敏男画伯が選ばれました。
 松尾画伯は長崎市出身の日本画家で、日本芸術院会員、日本美術院理事長。わが国の日本画の第一人者です。現在87歳になられますが、ふるさと長崎への愛情を強く持ち続けてくださっています。
 私が初めてお会いしたのは3年ほど前ですが、その時にお聞きしたとても印象的なエピソードがあります。長崎と松尾画伯のつながりを語るときには欠かせないほど有名な“猫”の話です。
 画伯は3歳まで長崎で過ごされましたが、住んでいたのは崇福寺の近所でした。ある時、幼い画伯が猫のしっぽにいたずらしたところ、その猫がとびかかってきたそうです。それを見たお兄さんが猫を捕まえ、一緒にいた友達と外に出て、空に放り上げました。青い空と崇福寺の赤い門、そこに浮かぶ猫。その映像が、今もはっきりと画伯の記憶に残っているそうです。
 3歳のころの記憶はほかにもあるそうで、「記憶も夢も全部カラーなんです」と笑いながら話してくれました。
 3歳の記憶が残っていることに驚き、それが映像として焼き付けられていることに“天賦の才”を感じると同時に、そのお話をされる時の松尾画伯の言葉に深い長崎への愛情が溢あふれていることに感動しました。
   *  *  *にほんがしどうのようす
 表彰式で挨あ いさつ拶された松尾画伯は「長く長崎を離れていたのにもかかわらず、帰ってくると温かく迎えていただきます。今回この賞をいただいたことで、私は本当の長崎人になったんだという喜びを感じています」と話されました。その時も言葉ににじみ出るお人柄にとても感動しました。
 先日は大浦小学校の子どもたちに直接、日本画を教えていただきました。そういう機会をこれからもっと多くつくれるといいなと思います。

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